「えっ地図」市内全域運用開始 




 2011(平成23)年2月 地図情報システム「えっ地図」、黒部市内全域で運用を始めました。
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 2011(平成23)年2月に、地図情報システム「えっ地図」黒部市全域の運用を開始しました。


 地図情報システム「えっ地図」は、1999(平成11)年3月に、旧宇奈月町全域を対象に、運用を行っていました。

 「えっ地図」の内容や、運用に至った経緯などは、1999(平成11)年 3月 をご覧ください。


 市町合併後、市内全域での運用を検討していたのですが、基本となるデータ更新がなされていないため、中断状態になっていたのです。


 2010(平成22)年8月5日に、黒部市民生委員児童委員協議会理事会で「福祉調査異動届」の提出依頼を行い、その了承を得られたことから、「えっ地図」の更新も可能になり、市内全域運用が出来るようになりました。


 地図情報システムソフトについては、1999(平成11)年3月に運用を開始した時、各種設定や登録など、その全てを行っていましたので、当時の資料などを参考にすることが出来ました。

 私が、「えっ地図」の、新たな項目の設定、データ変換、地図登録などの、基本部分について担当。入力作業は、担当職員が行うことになりました。


 それまで使用していた「えっ地図」は、地図情報部分について、旧宇奈月町の住宅地図をスキャナで読み込み、それを貼り付けた形で管理していました。

 それを、黒部市全域管理にするため、地図については、市販されている地図ソフトに変更することにしたのです。


 地図ソフト変更に伴い、地図登録は、それ以前より、簡単に行うことができるようになりました。


 しかし、登録データについては、旧宇奈月町で使用していたものと、内容が異なることになりました。


 既存のデータを、地図情報システムのデータへ変換する際、旧黒部市のデータ入力に問題があったため、それを解決するのに頭を悩ませることになったのです。

 コンピューター業者や元技術者の協力を得て、なんとか、その問題を解決することができ、いよいよ、黒部市全域での「えっ地図」運用の道が開けてきたのです。


 そして、旧黒部市の登録が完了した後、旧宇奈月町のデータも、全て新しく入力し直し、市内全域同一内容で「えっ地図」の運用を始めることが出来ました。


 「えっ地図」のデータは、民生委員・児童委員の「福祉調査異動届」に基づいており、その内容に変更が生じた場合、速やかに更新されてます。


 「えっ地図」の運用に至った流れ

 平成7年 2月 阪神・淡路大震災で災害弱者家庭の地図情報把握の必要性を認識。

 平成7年 6月 宇奈月民生委員・児童委員の協力で、災害弱者家庭の「福祉地図」事業を開始。

 平成7年 7月 パソコン業者に、地図情報システムソフトの入手調査等を依頼するが、購入に最低千万単位必要が判明、継続して調査を依頼。

 平成9年12月 本波が、データーベースソフトDBProに住宅地図を1枚ずつ貼りつけ作業開始。(地図情報システムのソフトが、入手困難と考えたため)

 平成10年 2月 データーベースDBProに地図貼りつけ作業完了。

 平成10年 3月 現在使用中の地図情報システムソフト販売情報を入手し購入。

 平成10年 7月 本波が、全ての項目、地図情報、データーなどの入力作業を開始。

 平成11年 3月 旧宇奈月区域の地図情報システム「えっ地図」が完成、運用開始。

 平成22年 3月 旧黒部市区域のデータ入力作業を、担当職員が開始。

 平成22年 8月 民生委員児童委員から、「福祉調査異動届」提出の了承を得る。

 平成22年 9月 旧黒部市区域の地図入力作業が、一部地域を除き完了。

 平成22年 9月 旧宇奈月区域の地図について、黒部市全域地図への変更入力作業開始。

 平成22年12月 旧宇奈月区域の地図、黒部市全域地図への変更入力作業完了。

 平成22年12月 旧黒部市区域で残っていた地域の、地図入力作業開始。

 平成23年 1月 旧黒部市区域で残っていた地域の、地図入力作業が全て完了。

 平成23年2月4日 関係者(社協会長、民児協会長、福祉課長)に、「えっ地図」黒部市全域完成披露。


 地図情報システム「えっ地図」のモデルなどはなく、本波が独自に考えて取り組み、運用を始めたものです。







本波 隆(ほんなみ たかし)

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