社協職員などの「うなそーす メーリングリスト」開始 




 1998(平成10)年2月  社協職員などを対象にした「うなそーす メーリングリスト」開始しました 
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 1998(平成10)年 2月 「うなそーす メーリングリスト」を開始しました。

 うなそーす メーリングリスト のページは、こちらから。

 正式名称は、UNAzuki Social welfare ORganization CEnter メーリングリスト(Mailing List)です。

 略して(頭文字)、unasorceとなり、「うなそーす」と発音します。

 会員は、「うなそーす」を省略して、「うな」と呼んでいます。


 メーリングリストの開設が必要だと考えるようになったのは、1995(平成7)年の阪神・淡路大震災が、きっかけです。


 1995(平成7)年2月初旬、阪神・淡路大震災の爪痕が色濃く残っていた神戸を、ボランティアとして訪れました。

 そこで、災害が発生した後ではなく、普段から横の連携が必要だと感じたのです。


 普段から連携がとれていれば、知っている人が困った時に、助けて上げたいと思うものです。そして、助けてくださいと、言うことができます。その関係が、大切なのだと。


 また、災害発生時、物資などが必要になりますが、時間と共に、その内容が変わっていきます。

 災害時、必要な物などを、関係者に発信できるような、全国的な組織を作ることができれば、と考えるようになりました。


 普段から、会員とのやりとりがあれば、顔の見える関係をつくることができます。何か、困った時に、助け合うことができるような関係です。

 そのような場を、作ることができないだろうかと、考えていました。


 1997(平成9)年1月の、福井県三国沖で発生した、ロシア船籍ナホトカ号による、日本海重油災害で、その思いは、より強いものになったのです。

 そこで、全国各地にいて福祉の専門家である、社会福祉協議会の職員などに呼びかけ、メーリングリストを作ることにつながっていきました。


 メーリングリストを主宰したのは、「うなそーす」が初めてではなく、宇奈月町の関係者を対象にした「うなどん」メーリングリストを、1997(平成9)年の春に開設し、管理人を務めていました。

 その経験がありましたから、「うなそーす」を始める前、メーリングリストとは、どのようなものか、おおよそ分かっていたつもりです。


 また、「うなどん」メーリングリストの前に、パソコン通信「ボランティアおしゃべり炒め」で、副管理人を務めていた経験もありました。

 それらの経験が、「うなそーす」の開設と運営に役立ったのは、言うまでもありません。


 1996(平成8)年6月に開設していた、宇奈月町社会福祉協議会のホームページを見て、全国からメールを届けてくださった方が、数多くいらっしゃいました。

 その方々などに、「うなそーす」開設の案内メールを送り、参加を呼びかけたのです。


 その結果、全国から17団体、27人の参加を得て、管理人を務める「うなそーす」が始まりました。

 それが、1998(平成10)年2月のことです。


 「うなそーす」開設時の会員を、「うな27人衆」と呼んでいます。

 「うなそーす」への参加は、最多で200人ぐらいでしたが、途中から、発言することを参加条件に加えて、現在に至っています。


 開設以来、1日平均25通のメールが流れ続けています。

 福祉関係のメーリングリストで、長年にわたり、これだけ多くのメールが流れているのは、全国的に例がないと耳にしています。


 2003(平成15)年2月に、「うなそーす」開設5周年の「福祉情報化フォーラム2003 in 宇奈月」を、宇奈月温泉で開催しました。

 「福祉情報化フォーラム2003 in 宇奈月」では、「うなそーす」の会員が、企画から運営まで、役割分担を決めて担当しました。

 また、2008(平成20)年2月に、「うなそーす」開設10周年の集いを、沖縄県で開催しました。


 「うなそーす」は、開設時から、本名を名乗ることが条件になっています。誰かに話しかける場合、まず、自分のことを名乗るのが、礼儀だと考えたからです。







本波 隆(ほんなみ たかし)

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