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2009(平成21)年2月、児童向けに、16ミリ映画「キッズヤンバイ映画館」事業を始めました。
16ミリ映画フィルムは、魚津市に住む女性から、使ってもらいたいと、寄付されたものです。
その方の亡くなったご主人は、亡くなる前まで、小学校や保育所などへ出向き、巡回映画を行っていたそうです。
ご主人が亡くなった後、残された16ミリフィルムを、どこへ寄付するか考えられた結果、「来て見てヤンバイ映画館」を実施していた、私どもの所へ連絡をくださいました。
もちろん、喜んで、16ミリ映画285巻の寄付を受けることになりました。
連絡を受けた後、所有していた16ミリ映写機の状態を見たのですが、修理をすれば、使用することが出来ると分かったのです。
その16ミリ映写機は、名古屋へ送った後、修理されて戻って来ました。
しかし、16ミリ映画フィルムの題名は分かったのですが、上映時間や、内容が分かりませんでした。
その後、寄付してくださった方のお宅を訪ねる機会があり、部屋の隅に処分される寸前になっていた、チラシの山を見つけたのです。
そのチラシについて、譲っていただくようお願いをし、全て引き取って来ました。
映画チラシは、800枚ほどあり、それを一枚ずつ整理した結果、16ミリ映画フィルム285巻の内、233巻の映画フィルムと付け合わせることできたのです。
残りの52巻のほとんどは、題名から、インターネットで、上映時間や内容などを調査することが出来ました。
どうしても分からなかった映画は、実際に上映し、その時間や内容などを調べたのです。
その結果、少々時間はかかりましたが、上映時間と内容などを記した、映画フィルム一覧を作成することができました。
映画フィルムは、児童向けのものが236巻、自然・ドキュメントが22巻、娯楽が4巻の計285巻です。
285巻の16ミリ映画フィルムと、約800枚の映画チラシは、データベース化し、簡単に検索できるようにしました。
この16ミリ映画上映事業を、「キッズヤンバイ映画館」と名付け、児童センターや保育所などへ出かけ、上映することになったのです。
「キッズヤンバイ映画館」は、もちろん無料。ただ、映画を見るには、一つだけ条件が。それは、参加者が、一人暮らし高齢者への「お便りネット」を書くなど、ボランティア活動を行うこと。
16ミリ映画とチラシの整理、データベース化は、全て本波が行いました。また、上映に際し、16ミリ映写機の操作も本波が行っていました。
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