2018年 本波 隆(ほんなみ たかし)福祉関係ニュース

2018年(平成28年)11月11日(日)北日本新聞 富山県版
記者ぶろぐ
朝日・入善支局長 吉本 佑介
日常題材に1500回”出稿”
この記者ぶろぐを書くのは1〜2カ月に1回なので、1500回と聞いて驚いた。入善町の社会福祉法人・舟見寿楽苑の生活相談員、本波隆さん(67)は出勤日の朝、ブログ記事をその”出稿”し続け、今月6日にその数字に到達した。
タイトルは「ふなみの湯 ふれあい温泉(地域交流ホーム)ブログ」。黒部市宇奈月町浦山の自宅から通勤する際に目に見える景色や人物、耳に入ってくる音といった何気ない日常を題材とする。特別養護老人ホーム ・舟見寿楽苑に着くまでの10分間、ちょっとした気付きや変化を大切にしている。
ブログを書くことで、同ホームと隣接するふれあい温泉の利用客が増えたかといえばそうでもないらしいが、身近なところにファンもいる。本波さんと同じ道路を通る女性職員は毎朝、ブログのネタ合わせをして盛り上がるそうだ。
これまで全ての回を「温泉に入って考えよう。。。」で締めくくってきた。相手に心から感謝していたかなど、誰もが思い当たる内容を自戒を込めて記すという。本波さんのブログを読み、自身の日々の行動や姿勢について考えてみるのもいいかもしれない。
本波 隆(ほんなみ たかし)
