2000年 本波 隆(ほんなみ たかし)福祉関係ニュース






2000年 本波 隆(ほんなみ たかし)が、新聞の全国版で、紹介されました・・・・



本波 隆が、紹介された回数




2000年(平成12年)5月8日(月)KNBラジオ 10:25〜富山県内放送
かずいえなおき朝市ラジオ
あったか福祉アラカルト
ふくし情報BOX


2000年(平成12年)4月28(金)讀賣新聞 富山県版
福祉の情報
医療費、各種証明、介護保険・・・・・
パソコンで
検索ファイル運用開始
宇奈月町社会福祉協 相談、手軽にスムーズ
 宇奈月町社会福祉協議会は、介護保険などの福祉関連情報をまとめ、パソコン上で検索できるファイル「ふくし情報BOX」を作成し、ノートパソコンに入力して運用を始めた。これまでボランティアや町、県によって異なった福祉情報を一括し、「どの窓口に行けばいいか分からない」などの問い合わせにスムーズに対応するのが目的だ。民生委員が各家庭などにパソコンを持ち込んで相談に乗ることも計画している。
 「ふくし情報BOX」は、同社協が県社会福祉協議会の情報化促進事業の助成を受け、本波隆事務局長(49)が約二か月かけて作成した。町内の情報を「医療費」「日常生活」「貸付金」「各種証明」「介護保険」など十項目に分類している。情報件数は計二百六十五件で、インターネットのホームページのように、知りたい項目をクリックするだけで簡単に検索できる。内容を細かくせず、「どういった制度なのか」「どこに問い合わせればいいのか」などがすぐに分かるため、電話などで相談を受けながら対応できる。
 今月二十六日には、宇奈月町社会福祉協議会の中谷恵さん(26)がこのノートパソコンを持参し、宇奈月温泉街で独り暮らしをしている高橋かつ枝さん(76)宅を訪ねた。ひざが悪いという高橋さんが「役場まで相談に行くのはちょっとおっくう」と話すと、中谷さんは「こんなサービスもありますよ」と情報BOXを検索しながら説明した。  本波事務局長は「”垣根のない”情報源として、これまで十分利用されていない福祉サービスを知らせ、利用してもらうことができるのでは」と期待している。
 今後は、毎月一回各地区で開かれる「巡回心配ごと相談会」などで活用するほか、同社協にあるデスクトップ型パソコンにも入力し、相談に応じられるようにする計画だ。また、要望に応じて情報を増やしていくという。
カラー写真(省略)
「ふくし情報BOX」が入力されたパソコンでサービス説明する中谷さん(右)


2000年(平成12年)4月25(火)北陸中日新聞 富山県版
福祉の情報を一括
『情報BOX』始動
宇奈月町社福協
 宇奈月町社会福祉協議会は二十四日から、同町や県などが行っている福祉に関する情報、ボランティア情報をノートパソコンに入力した「ふくし情報BOX]をスタートさせた。
 同協議会の本波隆事務局長が以前、住民からの福祉関係の問い合わせに困ったことがあり、その反省から約二カ月かけて自分で福祉情報をまとめた。
 掲載内容は、医療費、施設、貸付金、生活保護、介護保険など十分類で、細分化して二百六十五件の説明を掲載している。同協議会が行う心配ごと相談会、訪問調査・相談、電話問い合わせなどの際に、必要に応じて検索し、各種制度やサービス情報、問い合わせ、申込先などを回答する。
 この日は、同町民生委員児童委員協議会の沖村武志副会長が、本波隆事務局長の指導でBOX操作を体験した。
 情報内容は宇奈月町限定のため一般公開はしないが、今後、ほかのパソコンにも入力して職員や福祉関係者が使えるよう整備を進める。本波事務局長は「行政や福祉関係者でも知らない細かい情報を掲載した。町民に広く情報提供したい」と話している。


2000年(平成12年)3月14日(火)北日本新聞 富山県版
宇奈月 寝たきり90歳女性焼死
住宅全焼 出火当時は1人
 一部省略
”昼間独居”で犠牲に
福祉関係者ら「制度にすき間」
 犠牲になった立野さんは、日中一人で過ごしていた。宇奈月町は高齢者の暮らしを支えるための体制を整えていたが、同居人がいるお年寄りは対象外。同町の福祉関係者は「制度にすき間があった」と、ショックを受けている。
 近所の人の話などによると、立野さんは痴ほうとみられる振る舞いがあり、娘が外出する時は、玄関にかぎが掛かっていた、という。近所との付き合いもほとんどなかったた。
 同町社会福祉協議会は、六十五歳以上の独り暮らしや、お年寄りだけの二人暮らし世帯、寝たきり、重度障害を持つお年寄りらを対象に「見守りネットワーク」などの声掛け運動を行っている。しかし、立野さんの場合は健康な家族と同居しているため、対象から外れていた。
 町は宇奈月福祉会に委託してホームヘルプサービスも行っているが、立野さんの場合は家族からの申請がなく、ホームヘルパーは派遣されていなかった。
 同町社会福祉協議会の本波隆事務局長は「家族と同居しているとはいえ、日中独り暮らしと同じ状態だったと聞いてショックだ。制度にすき間があったとしか言いようがない。すぐに見直していかなければ・・・」と肩を落とす。
 地区区長で民生委員の立野義弘さん(五一)は「何度か福祉サービスを受けたらどうかと家族に勧め、町内会の総会でもお年寄りに声を掛けていこうと話し合っていた矢先だった」と残念そうに語った。


2000年(平成12年)3月8日(水)讀賣新聞 富山県版
「懐メロ」6099点届く
Iネット見て「お年寄りらに」
宇奈月町社協
 「お年寄りらに懐かしのメロディーを提供して」−黒部峡谷と温泉で知られる富山県宇奈月町社会福祉協議会(大坂吉郎会長)がインターネットなどで呼びかけたところ、全国から不用のレコードやCDが次々と届けられ、その数は六千点を超えた=写真−。ボランティアの協力で町内の目の不自由な人や寝たきりのお年寄りたちに貸し出され喜ばれている。
 同協議会は、町内の民話や伝承の録音テープをを、寝たきり老人や視覚障害者宅に届ける「聞いてみんけサービス」を二年ほど前に開始。その際、「昔聞いた歌謡曲を聞きたい」との要望が多く出され、ボランティア関係のホームページなどで懐メロの寄付を呼びかけていた。
 反響は大きく、三重県の男性が歌謡曲のレコード千百五十三枚、CD五百四十一枚などを提供したのをはじめ、これまでに十六都府県から、計六千九十九点(レコード五千百六十九枚、CD五百七十枚、カセットテープ三百六十本)が寄せられた。レコードプレーヤー十台やレコード針も送られてきた。同封の手紙には「亡夫の形見です」と記したものもあった。
 集まったレコード類は歌謡曲からクラシック、軍歌、歌謡曲までさまざま。貸し出しや、町内の独り暮らし老人の集いなどで約四百人に活用された。
 視覚障害者の同町愛本新、新崎英子さん(64)は、「ほとんど外へ出ないので、楽しみにしています」と話し、すでに三回、貸し出しサービスを利用した。
 同協議会の本波隆事務局長(49)は「捨てるに忍びなく、どこかで生かしてもらおうと届けてくれるのでしょう。一枚一枚に、持っていた人の心と歴史が詰まっています」と感謝している。
白黒写真(省略)
ボランティアとともに懐メロレコードを楽しむ視覚障害者(奥)−青山謙太郎撮影


2000年(平成12年)3月7日(火)讀賣新聞 全国版 夕刊
「お年寄りにプレゼントして」
懐メロレコード6000点
富山宇奈月町 提供呼びかけに全国から
 「お年寄りらに懐かしのメロディーを提供して」−黒部峡谷と温泉で知られる富山県宇奈月町社会福祉協議会(大坂吉郎会長)がインターネットなどで呼びかけたところ、全国から不用のレコードやCDが次々と届けられ、その数は六千点を超えた=写真−。ボランティアの協力で町内の目の不自由な人や寝たきりのお年寄りたちに貸し出され喜ばれている。
 同協議会は、町内の民話や伝承の録音テープをを、寝たきり老人や視覚障害者宅に届ける「聞いてみんけサービス」を二年ほど前に開始。その際、「昔聞いた歌謡曲を聞きたい」との要望が多く出され、ボランティア関係のホームページなどで懐メロの寄付を呼びかけていた。
 反響は大きく、三重県の男性が歌謡曲のレコード千百五十三枚、CD五百四十一枚などを提供したのをはじめ、これまでに十六都府県から、計六千九十九点(レコード五千百六十九枚、CD五百七十枚、カセットテープ三百六十本)が寄せられた。レコードプレーヤー十台やレコード針も送られてきた。同封の手紙には「亡夫の形見です」と記したものもあった。
 集まったレコード類は歌謡曲からクラシック、軍歌、歌謡曲までさまざま。貸し出しや、町内の独り暮らし老人の集いなどで約四百人に活用された。同協議会の本波隆事務局長(49)は「一枚一枚に、持っていた人の心と歴史が詰まっています」と感謝している。
カラー写真(省略)


2000年(平成12年)3月3日(金)北日本新聞 富山県版
メモ帳
地域の支えあってこそ
 地域住民が助け合い、そこに住む一人暮らしのお年寄りや高齢の夫婦に手を差し伸べ、見守っていく。ひと昔なら、当たり前だたたことが、最近ニュースになった。
 宇奈月町の「見守りネットワーク」事業は、平成五年に始まった。郵便物の配達や検診の機会を利用し、お年寄りに声を掛ける試みだ。「どうけ、元気にしとられっけ」。そんな一言は高齢でなくても、一人暮らしの身に染みる。”仕掛け人”の一人、同町社会福祉協議会の本波隆さんは、民生委員と協力し、高齢者の身の回りの情報を聞き、声掛け運動に生かしている。
 魚津市経田のボランティアグループ「はまぐりの会」も頑張っている。一人暮らしのお年寄りに手作り弁当を宅配し、喜ばれている。町社福協の事業の一環で取り組みはまもなく、当初の予定期間を終えるが、メンバーの主婦らは「せっかく根づいた活動、何とか続けたい」と知恵を絞っているのだ。
 「老いはみんなにくる。近くにおるもんが、困ったら助け合うのは、当たり前のことだちゃ」本波さんは言う。
 介護保険の導入に代表される、行政の手当の充実は、もちろん必要だ。そこにもう一つ、近くに暮らす人たちの支えが加わってこそ、老後が光り輝くのだと思う。
文化部・佐藤 俊弘


2000年(平成12年)2月23日(金)北日本新聞 富山県版
宇奈月町社福協
1日100通のメール交換
ネット利用2周年記念 ホームページも開設
 宇奈月町社会福祉協議会(大坂吉郎会長)が十年に開設したインターネットの「うなそーすメーリングリスト」が、会員百八十人を超え、介護保険の相談など一日百通前後の電子メールがやりとりされている。開設二周年を記念し、記念ホームページも開設された。
 「うなそーす」は、全国で地域福祉やボランティアに携わる人たちの情報交換の場にしようと、同社協の本波隆事務局長が中心となって開設した。阪神大震災や日本海での重油流失事故などを教訓に、災害時に必要な物資や救助をリアルタイムで呼びかけ、全国の仲間が応援できる体制づくりを目的にしている。
 会員二十七人でスタートしたが、現在は三十五都道府県から百八十一人が加入。一人がメールを出すと、県内のサーバーを通して会員全員に送られる仕組みで、質問に対するアドバイスや感想などを全員が読むことができる。最近は、導入が目前に迫った介護保険のケアプラン作成方法や介護報酬の試算の仕方など実務的なやりとりも多く、「各地域の先進事例など参考になります」と本波事務局長は言う。
 二周年を記念して会員を対象にしたホームページも作成され、懇親会の写真を掲載するなどしてコミュニケーションを深めている。
 会員になるには登録が必要。welfare@vcnet.toyama.toyama.jpにメールを送り申し込む。 カラー写真(省略)
2周年を記念して開設された「うなそーすメーリングリスト」のホームページ


2000年(平成12年)2月22日(木)北日本新聞 富山県版
町ぐるみで見守る
地域ネットワークで 緊急時も迅速対応
宇奈月社福協
 宇奈月町社会福祉協議会は、郵便物の配達や電気・水道などの検針の機会を利用して一人暮らしのお年寄りや高齢者の夫婦に声を掛ける試みを続けている。同協議会の本波隆事務局長(四九)は「地域に暮らす者同士が普段から助け合うのは当たり前。災害などの緊急時にも、迅速に対応できる」と話す。
 「見守りネットワーク」と呼ばれ、平成五年に始まった。郵便や新聞、牛乳の配達者に依頼し、高齢者宅に郵便物がたまっていたり、様子に異常が見られたら、すぐに町社協へ連絡してもらう。
 本波事務局長が町の民生委員らと協力し、町内の高齢者情報を入力・整理したデータベースが役立った。転居などの変動は毎月更新し、町民六千七百人のうち七百五十人の高齢者情報を管理している。
 九年からは地元の警察にも協力してもらうなどネットワークを拡大、お年寄りを気遣う回数は少しずつ増えている。
 さらに同社福協は、はがきや手紙を出すことで郵便配達人が高齢者宅を訪れる機会を増やす「お便りネット」に取り組んでいる。
 未使用のはがきや書き損じはがきを集め、園児や児童、生徒らに行事や活動案内を知らせてもらう。だれでも気軽に参加できるボランティアで、平成九年以来、延べ二千通が町内のお年寄りに出された。
 町社福協のケースは行政や地元企業、住民を巻き込み、地域ぐるみで高齢者を見守る全国でも珍しい試みだ。詳細に管理された情報は、給食や介護など各種サービスを実施する上でも役立つと期待されている。
 「お便りネット」の協力申込みは〒938−0282宇奈月町宇奈月六四三、宇奈月町社会福祉協議会、電話0765(62)1006。


2000年(平成12年)2月7日(月)北日本新聞 富山県版
一人暮らし老人励ます「お便りネット」
寄付はがき2000枚突破
宇奈月町社福協
広がる善意の輪
園児、児童らが書き込んで郵送
 宇奈月町社会福祉協議会(大坂吉郎会長)が九年から続けている「お便りネット」へのはがき寄付が、通算で二千枚を超えた。一人暮らし老人に二カ月に一度便りを出すため使うはがきで、同協議会は善意の広がりを喜んでいる。
 同協議会は老人の孤独死をなくすため五年から、「見守りネットワーク」として郵便や新聞の配達員、電気、ガス、水道などのメーター確認に各家を回る人たちに積極的に声をかけてもらうよう依頼している。
 九年からは地域の人がお年寄りと心を通い合わせる手段として、「お便りネット」を始めた。同協議会がはがきを募集し、町内の保育園児や児童、企業のボランティアの人たちに、かわいい絵や季節のあいさつを書いてもらい、郵送している。
 インターネットなどで募集を知った県内外の人からはがきが寄せられるようになり、年賀はがきを大量に購入したものの不幸があって使えなくなったために百枚以上をそっくり送ってくれた人や、募集開始時から毎月定期的に持参してくれる人もいる。書き損じはがきも、一枚五円で新しいものと交換できる。
 本波隆事務局長は「はがきを書くボランティアに協力してくれる企業も増え、本当にありがたい」と話している。
白黒写真(省略)
宇奈月町社会福祉協議会に寄せられた書き損じのはがき


2000年(平成12年)2月2日(水)朝日新聞 富山県版
メーリングリスト
開設2年 全国に波及
災害情報収集 迅速な支援ねらい
宇奈月町社協
35都道府県の181人が加入
 阪神大震災で、情報不足から支援態勢をとれなかった宇奈月町の社会福祉協議会(社協)。苦い経験をきっかけに生まれた同社協のメーリングリストが一日で、丸二年を迎えた。インターネットで被災地の情報を知り、迅速な支援をするのが狙いだ。その目的は、幸い果たされていないが、県外メンバーも増え、最近は介護保険の情報交換が活発だ。神奈川、大分両県では、これを参考に独自のメーリングリストをつくろうという動きも出ている。
 メーリングリストは、登録者全員にパソコンなどで同じ電子メールを送れ、その返事も全員が見られる仕組み。「傍聴」メンバーの飛び入り参加も可能だ。同社協のものは「うなそーす」と名付けられ、メンバーは当初の十一都県二十七人から、他の社協職員や消防署員など三十五都道府県の百八十一人に広がった。
 宇奈月町社協は五年前の阪神大震災で、物資や人材の派遣を検討したが、県や国を通じての情報収集に手間取り、支援のタイミングを逸してしまった。この反省から、翌年にはインターネットのホームページを開き、情報を直接受け入れる態勢を作った。さらに、情報交換の必要性を感じ、九八年二月一日、「うなそーす」をつくった。
 リストによるメールは、これまで約二万八千通に上った。まだ本格的な災害情報はないが、九州の人が台風情報を発信したり、地震があるとその地域のメンバーに「大丈夫か」と安否を気遣うメールが流れたりする。四月からの介護保険を控え、昨年からはケアプランの作成法や介護報酬試算などの情報交換も増えているという。
 メンバーのいる神奈川県藤沢市や大分県宇目町の社協は、県内版のメーリングリストづくりも検討しており、宇奈月町社協の試みが全国に普及しつつある。
 問い合わせは同社協(〇七六五−六五−一〇〇六)へ。
白黒写真(省略)
メールをチェックする宇奈月町社会福祉協議会の本波隆事務局長=同協議会で




本波 隆(ほんなみ たかし)

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