1998年 本波 隆(ほんなみ たかし)福祉関係ニュース

1998年(平成10年)10月23日(金)KNBTV 10:30〜11:00 富山県内放送
平成10年度国立高岡短期大学放送公開講座
インターネット
1998年(平成10年)9月3日(木)KNBラジオ9:00〜11:00 富山県内放送
防災特番
大地震その時あなたは
考えよう、富山の防災
1998年(平成10年)6月23日(火)NHKBS2 15:46〜15:54 全国放送
BSなんでもかんでもテレビ
NHKボランティアネット情報
キャスター NHKボランティアネット事務局長 宮崎 経生
出演者 富山県宇奈月町社会福祉協議会事務局長 本 波 隆
(インターネットを利用し、宇奈月町社会福祉協議会事務所から生中継)
1998年(平成10年)6月9日(火)NHK総合TV 18:30〜 富山県内放送
とやまイブニングワイド
1998年(平成10年)5月26日(火)北日本新聞 富山県版
災害時も情報素早く
宇奈月56団体 ネットワークを発足
宇奈月町社会福祉協議会は二十五日、町内の企業、小中学校、役場など五十六団体による「災害情報ネットワーク」を発足した。町福祉センターで開いた説明会には各団体代表者ら約三十人が参加し、災害時にお互いに情報交換することなどを確認し合った。
地震、土砂崩れ、火事などの災害時にいち早く情報を集め、福祉面からバックアップするのが狙い。メンバーから電話で寄せられた災害の発生や状況などの情報をもとに、同社協がボランティアや救援物資などの手配を行う。同社協からほかのメンバーに情報を伝達することはないが、メンバーに寄せられた情報の内容を問い合わせることができる。
同社協では、阪神大震災や日本海重油流出事故をきっかけに小冊子「福祉災害マニュアル」も作成し、災害時に備えている。本波隆事務局長は、「万が一の事態に備え、町内の協力態勢は整えておきたい」と話している。
説明会では大坂吉郎同社協会長のあいさつの後、本波事務局長がネットワークの概要について説明。災害に備えてお互い協力し合うことを申し合わせた。
白黒写真(省略)
災害時に情報交換することなどを確認し合った「災害情報ネットワーク」説明会
1998年(平成10年)5月26日(火)北陸中日新聞 富山県版
災害情報 的確に提供
金融機関やタクシー会社 ”情報ネット”設立会 宇奈月
宇奈月町社会福祉協議会の呼び掛けによる「宇奈月町災害情報ネットワーク」の設立会が二十五日、同町福祉センターで開かれ、関係者約三十人が出席、災害時の活動内容などを話し合った。
ネットワークには、同協議会の呼び掛けに応じた町内の金融機関や輸送機関、タクシー会社、建設業などの企業・事務所、ボランティア友の会、町民生委員児童委員協議会などの団体から計五十六機関が参加する。
会合では▽災害発生を確認した機関は、入手した情報を同協議会へ連絡▽同協議会では入手した情報をもとにボランティア募集や援助物資の手配などを行う▽状況に応じて同協議会はネットワーク参加者に情報を提供する−などの活動内容を確認した。
同協議会の本波隆事務局長は「万一の災害発生時に住民に必要な情報をスムーズに伝えるためにも、ネットワークのしっかりした運用を図りたい」としている。
白黒写真(省略)
活動内容などが話し合われた設立会=宇奈月町福祉センターで
1998年(平成10年)5月23日(土)北陸中日新聞 富山県版
お年寄りに優しさ届いた
善意のはがき1000枚超す
宇奈月町社福協の『お便りネット』
ボランティアの輪 もっと広がれ!
寄贈されたはがきを活用して、独り暮らしのお年寄りを対象に「お便りネットワーク」事業を展開する宇奈月町社会福祉協議会に届けられる善意のはがきが、このほど一千枚を超えた。寄贈はがきの伸びは、事業の趣旨が次第に住民に認知されたあかしでもあり、同協議会では「住民のボランティア意識がより高まり、もっともっと多くの善意のはがきが寄せられてほしい」と期待している。
同事業は、昨年春から実施。町内に百七十人いる独り暮らし高齢者の日々の生活に異変がないか察知する高齢者見守りネットワークの一事業として導入した。社会福祉協議会だよりなどで、家庭に眠っている未使用はがきを募集。町内の保育所に協力を依頼し、寄せられたはがきで園児たちに便りを書いてもらう。
園児たちは、高齢者を気遣う言葉や絵、自分の好きな遊びなどを記し、高齢者あてに投かん。郵便局員は配達先の高齢者の様子を確認しながら、はがきを手渡すことになっている。これまでに七百枚近くの便りが出され、受け取る高齢者にも好評を得ている。
同協議会では最初、はがきの集まり具合を心配したが、町内はもとより県内各地、はては県外からもはがきの寄贈が相次いだ。事業をスタートして丸一年を経過、今月二十一日に寄贈はがきが一千枚を超え、二十二日現在一千八枚となった。
同協議会の本波隆事務局長は「はがきの寄贈者も、はがきを書く園児たちもボランティア。経費をかければ何枚でも便りは出せるが心がこもっていない。皆さんのボランティア精神に支えられ、心の伝わるお便りネットをされに活発に展開したい」と話している。
白黒写真(省略)
次々と寄せられた善意のはがき−宇奈月町社会福祉協議会で
1998年(平成10年)5月9日(月)KNBラジオ 10:25〜 富山県内放送
ラジオで茶ちゃチャ
ビタミンわいど
1998年(平成10年)4月14日(火)NHKBS2 15:53〜16:00 全国放送
BSなんでもかんでもテレビ
NHKボランティアネット情報(第一回放送)
キャスター NHKボランティアネット事務局長 宮崎 経生
出演者 富山県宇奈月町社会福祉協議会事務局長 本 波 隆
(インターネットを利用し、宇奈月町社会福祉協議会事務所から生中継)
1998年(平成10年)2月6日(金)北日本新聞 富山県版
メーリングリストで全国仲間と情報交換
宇奈月町社福協
宇奈月町社会福祉協議会は五日、電子メールで情報交換するインターネットのメーリングリスト「Unasorce」(うなそーす)を開設した。
メーリングリストは、共通の関心を持つ人が登録会員となり、一対一ではなく会員全員に対して電子メールを一斉配信することで、情報交換する仕組み。
全国の福祉関係者で連携を取り、福祉情報や災害時のボランティア情報などをやり取りするのが目的。同社協のホームページなどで呼びかけたところ、既に県社協のほか全国各地の社協など十七団体、二十七人から申し込みがあった。
同社協によると、社協がメーリングリストを設けるのは全国初。本波隆事務局長は「福祉関係者で興味のある人はぜひ参加してほしい」と話している。
ホームページのアドレスは、http://www.vcnet.toyama.toyama.jp/~welfare/unasorce.html。電子メールはwelfare@vcnet.toyama.toyama.jp。問い合わせは電話0765(62)1006
1998年(平成10年)1月29日(木)讀賣新聞 富山県版
宇奈月
お話宅配サービスにボランティアも協力
宇奈月町社会福祉協議会が行っているお話の宅配サービス「聞いてみんけ」に、二十八日から、同町教委が開いている「朗読ボランティア研修会」に参加しているメンバーが協力することになった。
「聞いてみんけサービス」は、視覚障害者や寝たきり老人などを対象に、その人が聞きたいと思っている物語などをテープに録音し、自宅まで届けるサービス。
昨年十一月にスタートし、これまでは、宇奈月町の言い伝えなどに詳しい同町農村文化研修館「山本家」の山本恵通館長が話す言い伝えなどを録音し、視覚障害者三人の自宅へテープを届けてきた。
視覚障害者の女性から、「宇奈月町史」などの町関係の書籍に掲載されている民話を聞きたい−という要望があり、同社協の本波隆宇奈月町社会福祉協議会事務局長が二十八日、朗読ボランティア研修会に協力を依頼し、同ボランティア研修会のメンバーが快諾した。
朗読ボランティア研修会は、視覚障害者のための朗読ボランティアをやってみたいという宇奈月町内の主婦ら五、六人が参加し、発声、発音などの録音や町広報の録音などを行うなどしている。メンバーたちは「朗読の技術はまだまだだけど協力したい」などと張り切っている。
1998年(平成10年)1月28日(水)北陸中日新聞 富山県版
お年寄り宅一目で発見
宇奈月町社会福祉協”地図入りデータ管理”
災害時に効力を発揮
宇奈月町社会福祉協議会は町内の独り暮らし、寝たきりの高齢者らの自宅周辺の地図入り福祉データ管理システムを導入、二十七日から運用を開始した。万一の災害などの場合、地元の地理に疎い町外からのボランティアでも、即座に独り暮らし暮らし高齢者宅へ安否を確認に行けるなどのメリットがある。同様のシステムは黒部市が昨年春から導入しているが、自治体以外での導入は県内初となる。
地図情報の導入は、阪神大震災の被災地でのボランティア活動がきっかけ。同協議会の本波隆事務局長は「神戸には多くのボランティアが集まったが、援助を必要とする人の多くが、どこに住んでいるのか分からないままだった」と語る。
これを教訓に、同協議会では一九九一(平成三)年から導入していたパソコンでの福祉データ管理システムへ地図情報の付加を検討。職員自らが試行錯誤を重ね、自前で地図情報の取り込みを実現させた。
同協議会では、町内の福祉サービス対象者を▽独り暮らし高齢者▽二人暮らし高齢者▽寝たきり高齢者▽母子家庭▽身体障害者−など十二項目に分けて、パソコンに入力、データ管理してきた。データは各地区の民生委員が毎月調査、報告する情報に基づき逐次、更新されている。
地図情報は、このシステムに新たに追加。福祉サービス対象者のうち、自宅把握の必要のない長期入院者を除く約六百七十件のデータに、それぞれ自宅周辺の地図を機械で読み取り付加した。本波事務局長は「地図情報が本当に効力を発揮するのは五十年か百年に一度かも知れない。しかし、災害が起きてから後悔しても遅い」と必要性を説く。
同協議会では、災害時のボランティア訪問に活用する以外にも、個人のプライバシーに配慮しながら、活用方法を検討していく。
白黒写真(省略)
地図情報が付加された福祉データ管理システムを点検する職員−宇奈月町社会福祉協議会事務局で
1998年(平成10年)1月28日(水)讀賣本新聞 富山県版
独居老人や障害者の自宅地図
パソコン検索OK
宇奈月町社福協 データベースが完成
宇奈月町社会福祉協議会(大坂吉郎会長)は二十七日、町内の一人暮らしのお年寄りや障害者の自宅地図をパソコンで検索できるデータベースを完成させた。
”災害弱者”となりがちな一人暮らしのお年寄りらの自宅の把握を容易にし、災害発生時のボランティア活動などに役立てるのが目的。
データベースをつくり上げたのは、阪神大震災の際に、ボランティアに参加した本波隆・宇奈月町社会福祉協議会事務局長が、「一人暮らしのお年寄りなどボランティアを必要とする人たちがどこにいるかといった情報が被災地で不足していた」と感じたのがきっかけ。各地区の民生委員に白地図にかき込んでもらった一人暮らしのお年寄りらの自宅を、昨年十二月から宇奈月町社協の職員がデータベースに入力してきた。
今回完成したデータベースで把握できるのは、宇奈月町内に住む一人暮らしのお年寄りや身障者などの自宅地図、さらに、それぞれの緊急連作先、担当の民生委員の名前など。一人暮らしのお年寄りたちの名前や生年月日を入力すれば、パソコンのモニターに、住宅地図が表示される。これにより、災害時に、同町の地理に疎いボランティアがやってきても、対象者宅を素早く訪問することが可能となる。
現在は二人暮らしのお年寄り世帯であっても、うち一人の入院などで新たに一人暮らし世帯となるケースもあり、同社協では、民生委員らの協力を得て、今後もデータを毎月更新してゆく。
1998年(平成10年)1月6日(火)北日本新聞 富山県版
パソコンで福祉地図製作
宇奈月町社福協
緊急時の援助に活用
データは毎月更新
宇奈月町社会福祉協議会は、パソコンデータと連動させた福祉地図の製作に取り組んでいる。災害などの緊急時に役立てるのが目的で、職員が手作りで作成。七年前からパソコンで管理している寝たきり老人や障害者などの情報は、担当医師や給食サービスの有無など四十八項目にわたる情報を網羅しており、民生委員の協力で毎月更新を行うほどのきめ細かさだ。
きっかけは阪神大震災の被災地で、生活に密着した情報が最も不足していたこと。高齢化が進む宇奈月町では人口約六千八百人のうち一人暮らし老人ら要援護者が一割の約七百人にも上ることもあり、本波隆事務局長が「今から不測の事態に備えた準備を進めておく」と始めた。
制作は昨年十二月から初め、一人ひとりの自宅の地図を、緊急連絡先、訪問保健婦名、給食サービス配達者などの福祉データとともに入力。紙に書いた地図はすでに備えてあるが、いずれはパソコンで一元化できるよう整える計画だ。
データは、民生委員が一カ月ごとに調査を行い、最新の状況を把握。住民登録してない人や、老夫婦の一人が入院して実質的に一人暮らしになっている人たちも対象に加えるなど、実態を重視した柔軟さで対応している。
同社協は福祉データの情報化に積極的に取り組んでおり、八年六月に全国の社協に先駆けてインターネットホームページを開設。今年二月に神奈川県で開かれる全国社会福祉情報セミナー(全社協主催)で先進地として発表する。本波事務局長は「多くのデータが必要な福祉分野こそ情報化は不可欠。パソコンを活用し、社協だからできるきめ細かい福祉を実践したい」と話している。
白黒写真(省略)
パソコンデータと連動させた福祉地図の製作に取り組む本波隆宇奈月町社会福祉協議会事務局長
本波 隆(ほんなみ たかし)
