ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.2,480「黒いランドセルを背負ったかかしと積まれた薪と温泉と」    2022(令和4)年 9月29日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある大きな畑の中、大きな葉に隠れるようにして黄色い帽子をかぶり、黒いランドセルを背負っているようなかかしが立っているのが目に入りました。大人ほどの背丈があるため、どう見てもあのランドセルは不釣り合い。だけど、害鳥とっては人間の服装などは関係ないはずで、そこにあるだけで怖いものに見えるのかも。

 緩い坂道の途中、道路から下の方に見える家のすぐ近くに、ストーブ用らしき薪がたくさん積まれているのに気がつきました。屋根のある薪置き場とそのすぐ横に、まるで薪の山です。朝晩冷えるようになってきており、家の中でストーブを使うのも、それほど遠くないはず。寒い冬に備えての準備、あの家は、もうしっかり済ませたようで。

 さて、青空にいわし雲が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、勘違いは誰にだってあるもの、それに気づいてまるで鬼の首でもとったかのように大きな声で騒ぎ立てるのは、いささか大人げないというもの、どんな間違いであっても全て許せというつもりはないけど、うっかりぐらい笑って済ますようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,479「紺色カッパズボンの高齢男性と軽四トラック荷台のブルーシートと温泉と」    2022(令和4)年 9月28日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにあるリサイクルセンター横で、紺色のカッパズボンを履いている最中の、高齢の男性がいるのが目に入りました。その後ろには、男性2人がいて、既にどちらもカッパ着用済みです。近くに止めてある軽四トラックを使って、外作業のため仲間と一緒に出かけるのでしょう。土砂降りにならねばいいけれど。

 坂道の先、道路横にある空地の奥、荷台にグレーのシートをかけた軽四トラックが止めてあるのに気がつきました。あれは、コンバインで刈り取った籾を集め、乾燥場まで運搬するための専用車のはずです。昨日からの雨で田んぼの土が軟らかくなり、晴れたとしても稲刈りは到底無理。だから、今日は完全休業日になったかな。

 さて、山が雲ですっかりと覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、待ちに待って前から楽しみにしていたのに、そんな日に限って雨、傘を持って降る雨を見上げながらぶつぶつと、日頃の行いのせいだと言うけれど、それもあながち間違いではなさそう、悪天候を嘆く前、己の身をただすことなど、考えるのも。。。



No.2,478「バックで横道へのトラックとほつれた軒先のよしずと温泉と」    2022(令和4)年 9月27日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の前方、大きなトラックが道をふさぎ、バックで細い横道へ入ろうとしているのが目に入りました。運転席の上に黄色いクレーンがついており、荷台には紫色の大きな箱のようなものが置いてある車です。それにしても、道幅ほぼいっぱいのトラックを、バックで普通に行けるなんて、やはりプロの運転は違うな。

 緩い坂道の途中、道路に面している家の軒先に立てかけてあるよしずが、太陽の光で焼けたせいか、全体が白っぽくなっているのに気がつきました。ところどころ、ほつれているようにも見え、そろそろ寿命が近くなっているのかも知れません。だけど、雨戸がぴったり閉めてあり、その前によしずがあったけど、あれはどうして。

 さて、どんよりした空のこんな日は、あったかい温泉に入り、その道に卓越している人を見ると、まるで神業のようにさえ感じられるもの、だけど、誰でも最初は素人のはず、それが努力と経験を積んだ結果、普通の人より優れた段階へと進むことに、この身、達人は無理でも努力だけは続けるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,477「2階屋根までの長いはしごと口元の小さな箱と温泉と」    2022(令和4)年 9月26日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いの家の2階屋根まで、長いアルミ製のはしごのようなものが立てかけられているのが目に入りました。あれは人間が使うはしごではなく、瓦を下から載せて上げる、エレベーターのようなもの。屋根にある瓦は、半端な数ではありません。手で上げると時間はかかるし、そのための労力だって生半可なものではないから。

 緩い曲がり角の先、紺色半袖ポロシャツを着て道路横に立っている男性が、口元にある手に、小さな箱のようなものを持っているのに気がつきました。確かあれは、煙の出ない煙草のはず。家の中で煙草を吸うと、家族からひんしゅくを買うし、ましてや職場は禁煙なので場所を探すのに一苦労する時代。だから、外へ出て遠慮せずに。

 さて、山の中腹から白い煙上がっているのが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、大変な思いをしながら、時間をかけてやるのが当たり前、そんな時代もあったけど、関係者が負担を軽くしたいと知恵と汗を絞り、数多の改善を加えて現在の形に、そのための費用負担は素直に認め、有意義に活用していたか、考えるのも。。。



No.2,476「群生のススキと花壇の周りの女性たちと温泉と」    2022(令和4)年 9月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある空地に、薄く黄色味を帯びたススキが、群生しているのに気がつきました。先日までは、そこに生えていたことさえ、全く目に入らなかったのにです。これで夜になり、暗くなって月が顔を出してから、お供えの団子などが出て来て、そこにあのススキが見えていれば、役者は勢揃い。いよいよ、本格的な秋へ突入だ。

 緩い坂道の先、道路沿いにある小さな花壇の周り、5人の高齢女性が揃ってしゃがんでいるのが目に入りました。だけど、まだ手を動かすと言うよりは、口を動かす方が主だった様子。そのすぐ先の方でも、同じような人たちが固まってしゃがんでおり、どうやら地区関係者により草取り作業なのかも。朝の時間帯は暑くないから、まだいいはず。

 さて、日影に入ると寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、物事を行うとき、そのなかでも要の部分を任せられる人が何人かいれば順調に進むもの、ところがその内の一人でも欠けると、全体の動きが止まりお手上げ状態に、己は大向こうから待ってましたと声のかかるような責任ある仲間の一員だったかなと、考えるのも。。。。



No.2,475「黄色い横断中小旗と道路の上の青い電線と温泉と」    2022(令和4)年 9月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、緩い坂道の途中、信号機のない横断歩道の両端に、黄色い帽子に黄色いベストを着た男性が立っているのが目に入りました。それぞれ、片手に黄色い横断中の小旗も持っており、児童の登校を見守る安全パトロールの人たちです。ガードレールにも交通安全の幟が並んで立てられており、秋の交通安全運動が始まったようで。

 地域の交流センターを過ぎたあたりで、道路の真上を青い電線が渡っているのに気がつきました。そこまで他はどれも黒なのに、中に青が混じっており信号機まで続いて何本もです。色を分けたということは特別な意味があり、それは電線の工事関係者だけが知っていることのはず。それが何か、少々ではなくだいぶ気になってきたぞ。

 さて、黒い雲が空いっぱいに広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、一人だけでやるには限りがあるけど、それを二人でやれば、倍どころか3倍近くも出来たりして、ましてや、それに広報が絡めば威力はより大きくなってくるのは必然、普段から己だけの力に頼らずより大勢の協力を得るために努力をしていたか、考えるのも。。。



No.2,474「横から見えた小さなエプロンと黄緑色の柿の実と温泉と」    2022(令和4)年 9月21日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横に設置してあるゴミ置き場の中へ、まるで身を乗り出すようにしている女性がいるのが目に入りました。ちょうどゴミを出しているところだったようで、膝上までの小さなエプロンが横から見えます。物を運ぶだけなので、長いエプロンをすることは不要。汚れのつきやすい、お腹あたりさえきちんとカバーしておけば。

 坂道の先、家の前庭に植えてある大きな柿の木に、黄緑色した柿の実がいくつもなっているのに気がつきました。どれも、まだ小ぶりで、ほとんどが濃い緑色です。なので、熟すまでは、もうしばらく時間がかかりそう。そういえば、今年、柿の実は、ほとんど見かけないような気がするけど。もしかすると、不作の年に当たったのかな。

 さて、道路沿いにある温度計が14度を表示していたこんな日は、あったかい温泉に入り、最初から全て完璧にやろうと思ってもそれは土台無理な話、所詮人のやれることなんてたかが知れているのだから、だけど核になる部分さえちゃんと押さえておけば大丈夫、何ごとも芯はどこにあるのかを探るようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,473「盛り上がった水流と道路に落ちた街路樹の赤い実と温泉と」    2022(令和4)年 9月20日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、橋へさしかかったときに下の方を覗くと、白っぽく波打った水が、ゴウゴウと流れているのが目に入りました。川の中央付近で、1か所やけに盛り上がっているところがあり、そこだけは1メートル以上の高さになっています。水は薄い緑色なので、今のところ上流での大きな土砂崩れはなさそうだから、まずは一安心だ。

 職場へ近づいたとき、街路樹になっていた赤い実が、バラバラと道路へ落ちているのに気がつきました。大きさは、サクランボより一回り小さいのですが、色は真っ赤。それが、誰かが撒いたかのように、車道へ散らばっています。それも、あちこちにある街路樹の下に。あの落ち方から察するに、海方向からの風だったのかな。

 さて、寒いくらいにヒンヤリした空気が秋を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、実際より大きく見えることってあり、それは、その人の醸し出す雰囲気等が関係しているようで、それまでの経験の深さや自信などに加えて外見も、内容が乏しく外見も貧弱なこの身、せめて知識を追求する努力をしていたか、考えるのも。。。



No.2,472「掲げられた小さな日の丸と祠の前に供えられた紫色の花と温泉と」    2022(令和4)年 9月19日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から横に入った手前にある家の玄関先、小さな日の丸の旗が掲げられているのに気がつきました。今日は、敬老の日で国民の祝日。そのため、家の人が国旗の掲揚をしたものです。我が家から職場までの通勤範囲で、日の丸を上げていたのはあの一軒だけ。昔だったら国旗はどの家にもあり、こぞって上げていたものだけど。

 緩い坂道の手前、道路沿いにある小さな祠の前に、薄い緑色の長袖を着た高齢の女性が、立っているのが目に入りました。祠の前には花瓶が置いてあり、そこにはきれいな紫色の花が供えられています。今朝、あの女性が、自分の家の庭先などから摘んで持ってきたのでしょう。心ある人が誰かいれば、しっかりと守り続けられるはずで。

 さて、刈り取りの済んだ田んぼの上を赤トンボが群れをなして飛び回っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、個人はもちろん大事、だけど、人間は家族や社会等の支えがなければ一人では生きてはいけず、ましてや、その社会の集合体である自分たちの国を大切に思う心をどこかへ置き忘れてなどしていなかったか、考えるのも。。。



No.2,471「回覧板を持った女性とホウキを振り回す男性と温泉と」    2022(令和4)年 9月18日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、左手に回覧板を持ちながら、家の前の生け垣の枝に手をかけている高齢の女性がいるのに気がつきました。回覧板は、広告機企業関係のところから無償提供されたもので、枠の中にいくつかの企業名が印刷されているもの。厚手のボール紙なので、しっかりしていて持ちやすくなっているけど、雨には弱く濡れると困ったことに。

 緩い坂道の先、白い半袖下着を着た男性が、先がシュロの小さなホウキを、ブンブンと振り回しているのが目に入りました。場所は花壇のところで、どうやらハチなどの虫がいて、それを追い払うため。ただ、ハチを相手に半袖姿で戦うと、むき出しの腕を刺される可能性があり、逃げるが勝ちという戦略を最優先で使った方がいいのでは。

 さて、田んぼが日毎に広がって見えてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、何でもいいところがあれば、悪いところだって、ただ、悪いところ分かればそれを重点的に改良していけばいいだけのことだから欠点を嘆く必要はなし、気がついた己の欠点はそのままにせず、いい方へ磨き上げるように努めてしていたか、考えるのも。。。



No.2,470「錆びた台車を押す高齢男性と狐の嫁入りと温泉と」    2022(令和4)年 9月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにあるゴミ置き場で、空っぽの台車を押している高齢の男性がいるのが目に入りました。上に着ていたのが白い半袖シャツ1枚だけだったので、家はすぐ近くなのでしょう。台車の台部分は、錆びてすっかり茶色くなっています。少々錆びていても、ゴミを捨てに行くぐらいなら十分使えるし、まだまだ現役続投できるはず。

 公共施設に近づいた頃、フロントガラスにポツポツと小さな雨粒が落ちてくるのに気がつきました。そのとき見上げた空は青くて、明るいのにです。しばらくすると、ワイパーを動かさなければならないほどの量が空から。ところが、ワイパーを作動させると、すぐに止んだでは。あの近辺の地面は黒っぽく濡れていたけど、朝から狐の嫁入りだ。

 さて、葉がまだ青いのにたくさん倒伏している田んぼが気になったこんな日は、あったかい温泉に入り、外見は少々ではなく相当くたびれており、若い頃に比べ頑固さが増し続けているのがいささか難点、自分ではそこまで自覚しているけれど、他から見ると大いなる問題児で、周りの誰かに迷惑などかけてなかったか、考えるのも。。。



No.2,469「白ヘルメットの工事関係者と窓から漂って来た懐かしい香りと温泉と」    2022(令和4)年 9月15日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、緩い下り坂の途中、白いヘルメットに青いシャツ、灰色のズボンを履いた男性が、横道へ行こうとしているのが目に入りました。近くに止められた車の手前には赤地に白色で矢印の書かれた小さな看板が置かれ、非常灯信号も点滅。他に、白ヘルメットをかぶった工事関係者らしき人たちが何人もいて、電線等で問題が発生したのかな。

 職場へ近づいた頃、開けた車の窓の外から、懐かしい香りがプーンと漂ってくるのに気がつきました。あれは、稲刈りをした後だけに嗅ぐことのできる匂いです。道路横にある田んぼの数枚刈り取りが終わっており、そのためなのか。昔なら鎌を使っての稲刈りで1日がかりだったけど、今はコンバインであっという間。でも、匂いは全く同じだ。

 さて、窓からとても涼しい風が入ってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、ライフラインである、電気、ガス、水道は、24時間いつでも使えるのが当たり前、地域ごとに計画停電なんていう時代もあったけど、それは遠い昔のこと、いつだって我々の生活のため日夜頑張っている人たちへの感謝の気持ちを忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.2,468「胸あたりの太い緑色の紐とフレコンバッグを積んだ2台のトラックと温泉と」    2022(令和4)年 9月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、灰色の長袖シャツに緑色のズボンを履いた高齢の男性が、山側崖の下に止めた車の扉へ、手をかけているのが目に入りました。胸あたりに、房のようなものがついた緑色の編み込んだ太い紐も見えます。外見からして工事現場等で車の通行指示をする人のようですが、どうして、あんな草だらけのところに駐車したのかな。

 職場へ近づいたとき、大型トラックと小型トラックの2台が、道路の前を連れ立つように横断していくのに気がつきました。荷台には3個と2個ずつベージュ色の大きなフレコンバッグ積まれており、側面には大きく「富山米」の文字。コンバインで収穫した籾を、乾燥場まで運んでいく途中のようで、いよいよ新米が口へと近づいて。

 さて、稲刈りの済んだ田んぼがあちこちに目立ってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、緊急事態のためやむにやまれず、普段はしない対応を取らねばならないことってあるもの、誰かに迷惑をかけるのは論外だけど、ときには非常時なら許されることもあり、その時と場において最善の対応に心がけていたか、考えるのも。。。



No.2,467「もんぺズボンでの電動四輪車とやけに大きなTシャツ男性と温泉と」    2022(令和4)年 9月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、青い電動四輪車に乗った高齢の女性が、緩い坂道をゆっくり進んでいるのが目に入りました。履いていたのが、裾の部分が絞ってある紺色絣(かすり)模様の、今風に作られたもんぺズボンです。長い紐のついた本物のもんぺを目にしていたのは、古い家にあるかまどからモクモクと白い煙が上がっていた、あの頃までだったかな。

 広い歩道を、やけに大きめの白いTシャツを着た男性が、こちらへ向かって歩いて来るのに気がつきました。どうやら、アメリカ野球チームのユニフォームを模したもののようで、胸の部分に大きく2桁の数字が書かれています。若者向けに作られたはずだと思うけど、着用していたのは高齢者。そんなもの似合えば、誰だっていいのだから。

 さて、薄い雲が空を覆っているこんな日は、あったかい温泉に入り、そっくりそのまま全部継承したいのはやまやまだけど、それがいろんな事情などから無理なことってあるもの、だけどいいものだと一部形を変えてでも後世に伝えられるはずだし、身近にはそんないい見本がたくさん、我は後世に何を残せるかなと、考えるのも。。。



No.2,466「黒いポロシャツの若い男性2人と腰とベルトの間に挟んだ稗と温泉と」    2022(令和4)年 9月12日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある東屋で、黒いポロシャツを着た2人の若い男性が、立ってスマホを見ているのに気がつきました。そのうちの1人は、薄い色の茶髪。外見からすると、高校生ぐらいの年齢にも見え、どうやら知人など迎えの車を待っているようです。先週末に運動会などが開催され、それで、今日学校は休みになったのかな。

 坂道の先、道路沿いにある田んぼの前に止めた自転車の横、黒っぽい野球帽をかぶった高齢の男性がいるのが目に入りました。自転車の前かごは、取ったばかりらしい稗が山のように。そして、腰のズボンとベルトの間にも稗が何本も挟まれており、稲刈り前に稗を全部取ってしまわねば、と気になって朝早くから動いていたことが。

 さて、田んぼの稲の色が日毎に黄色味を増しているこんな日は、あったかい温泉に入り、働きっぱなしだと休みが欲しくなるのは誰だって当然のこと、逆に、休みが長く続くと、そろそろ働きたいなと思い始めるから不思議なもの、適度な休みが体にいいようで、休みはしっかり体と心の休息のために使っていたか、考えるのも。。。



No.2,465「荷台に積んだ黄色いパワーシャベルと赤い紐を持った女性と温泉と」    2022(令和4)年 9月 9日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、黄色いパワーシャベルを積んだ大型トラックが、前の方をゆっくり進んでいるのが目に入りました。キャタピラー式のパワーシャベルで、足元が悪い所でも、そのまま動けるものです。山側へ右折して行ったので、山林関係の工事のためなのかも知れません。足元がしっかりしてなければ、きちんとした仕事は出来ないから。

 緩い坂道の先、片方の手に白い傘、もう片方の手に赤くて太い紐を持った女性が、白い犬を連れて散歩しているのに気がつきました。犬には、紫色の服のようなものが着せられており、きっと雨で体が濡れるのを防ぐためなのでしょう。だとしたら、あれはカッパの類。もしかして、人間の物とそれほど変わらぬ価格だったりして。

 さて、山の麓にある家の近くまで白い雲が下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、基本をおろそかにしていると、途中で躓き倒れることがあるもの、そうするとまた一から出直さねばならないことにもなりかねず、基本である自分の足元は、常にしっかりと押さえてから物事を進めるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,464「はずされた畑の赤いネットと信号機の赤と温泉と」    2022(令和4)年 9月 8日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある大きな畑、上からすっぽり覆っていた赤いネットが、全部はずされているのに気がつきました。畑にはいなきびらしき穀物が植えられ、たくさんの実がついており、まるで稲とどちらが先に収穫されるかを、競争するようにしてです。奥に見えるまるで人間そっくりのかかし2体も、もうすぐ卒業の時期になるよう。

 前方の押しボタン式信号機が赤になったため、その手前で停車。右から、ゆっくりと横断歩道を渡っていったのが、野球帽に長袖白いワイシャツを着た中年の男性です。あの信号機が赤のため止まることなんて滅多になく、1年に1回あればいい方。それだけ珍しいことに出会った朝だけど、今日は、もしかして何かいいことがあるかな。

 さて、雲が山の中腹まで広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、まだ先のことだと思っていても、いつかやって来るのが卒業の日、その日を悔いなく迎えられればいいけど、我が身を振り返ると冷や汗があちこちから噴き出てくるような卒業ばかり、次の卒業の日に向け、悔いのない毎日を過ごすようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,463「小屋の窓から伸びた丸い筒とコンバインの上に立った男性と温泉と」    2022(令和4)年 9月 6日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある小屋の窓から、帆布製とおぼしき白っぽくて太い筒が、側溝の中へ伸びているのに気がつきました。あれは、収穫したモミを乾燥させるための機械に使われているもの。毎年、同じ所に出ていたのを覚えているけど、いよいよその時期になったようです。排気のためのあの丸い筒、これから24時間休みなしで働くことに。

 坂道の先、道路に面している田んぼで、麦わら帽をかぶった男性が、コンバインの上に立ちながら、稲の刈り取りをしているのが目に入りました。最初から椅子のついてないコンバインか。それとも、前方を確認するため、敢えて座らず立っての運転なのか。大型コンバインではないため、刈り取りの株数は少ないようだけど、まずは順調のようで。

 さて、日影に入ったときの風が涼しく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、そうではなさそうなのに、よく忙しくて大変だと口にする人が、本当に大変な時は寸暇を惜しんで取り組まねばならず口を動かしている余裕なんてないはず、口を慎むことが出来ないのなら、きっとそれは、我は手と口どちらを動かしていたか、考えるのも。。。



No.2,462「非常灯点滅しながら走行の軽四車と塀の横に座っている猫と温泉と」    2022(令和4)年 9月 5日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、黒い軽四車が前方から、非常灯を点滅させながら、やってくるのが目に入りました。だけど、緊急事態等が生じために、点滅させているのではなさそうです。あの運転手さん、発車する際に間違えてあの赤いボタンに、ちょっと触れてしまったのでしょう。周囲の車は、点滅しているのを見て驚いているはずだけど、本人いつ気づくのか。

 緩い坂道の先、コンクリート塀の横、白黒模様の猫が、地べたに座っているのに気がつきました。太陽の光が当たっている場所で、日向ぼっこをしているのでしょう。そういえば、最近町なかで猫の姿を見かけることは、ほとんどありません。野良猫は姿を消し、家の猫たち、飼い主のしつけを守り、散歩や食べ物を探しに外へは出なくなったかな。

 さて、橋の上、強い風が車の開いている窓を通り抜けたこんな日は、あったかい温泉に入り、迷惑をかけられている訳ではないけれど、どうしてあんなことを、と思うことってあるもの、本人気づいているならまだしも、うっかりしているのだとしたらそのままに、それに気がついたら少々おせっかいでも、一声かけるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,461「伸ばした手の使い捨てビニール手袋とジョギング男性と温泉と」    2022(令和4)年 9月 2日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、首に白いタオルをかけ、右手に大きなごみ袋を持った女性がいるのが目に入りました。バランスをとるためか、肘を曲げながら左手を横の方へ出してです。その手に透明の使い捨てビニール手袋をしているのが見え、汚れないようにと使っているもの。以前は軍手だったものけど、今は、使い勝手や衛生面等から多くの種類が。

 公共施設の近く、紺色帽子をかぶり、半袖白いTシャツに黒い半ズボンを履いた男性が、ジョギングしながら早いスピードでこちらへ向かって来るのに気がつきました。あの時間帯に走っている人を見かけるのは、土曜か休日だけで平日は滅多にいません。今日、仕事が休みだったのか、それとも、リモートワークとやらで自宅組なのかな。

 さて、道路の温度計が19度を表示していたこんな日は、あったかい温泉に入り、使う物がそれだけだと受け入れるしかないけど、それが複数あれば比較してより良い物を選ぶことが可能に、売り手とすれば一社独占がいいとは思うけど買い手側とすれば選択できた方がいいし、我は選ばれるためにどんな努力をしていたか、考えるのも。。。。



No.2,460「黒い半袖ポロシャツを着た男性と稲刈りの終わった小さな田んぼと温泉と」    2022(令和4)年 9月 1日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、黒い野球帽をかぶり、灰色長袖の上に黒い半袖ポロシャツを着た中年の男性が、ゴミ袋を持って歩いているのが目に入りました。細身で見るからに精悍な感じがする、男性です。もし、あの服装のまま職場へ行くのだとしたら、仕事は内勤ではなく外勤なのかも知れません。まさか、着替えてからの出勤ではなさそうだけど。

 道路沿いにある小さな田んぼの稲刈りが、すっかり終わっているのに気がつきました。田植えをしたのは他の田んぼに比べて遅く、今年は転作かなと思ったほどのところなのに。コンバインで刈り取られ、田んぼに残されていた葉は緑色の部分が多く、やはり。ここのところ雨の日が続き、朝から晴れたのは昨日だけだったからかな。

 さて、白い雲が麓まで下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、着るものひとつで気分も変わってくるから不思議、よれよれのTシャツを着ていた時に来客などがあると慌てふためき、逆に真新しい服のときは背筋が伸びて気分もシャキッ、誰かに見られると恥ずかく感じるような物はそろそろ処分を、などと考えるもの。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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