ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.2,352「顎の下にひっかけたマスクと取り外された雪囲いと温泉と」    2022(令和4)年 3月31日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、紺色のスーツを着て、水色マスクを顎の下にひっかけた男性が、黒い傘をさしながら、こちらの方へ向かって歩いて来るのが目に入りました。右手の指先に見えたのが、白い煙草です。あの男性、車を降りてから勤務先へ向かう途中が、朝の喫煙タイムなのかも。家の中は、家族に嫌われて、もちろんだめ。車も臭いがつくからと、ましてや職場は禁煙のはずだし。

 坂道の途中、道路沿いにある家の前、雪囲いが取りはずされているのに気がつきました。太い柱を使ったとても頑丈な雪囲いで、あれなら少々の雪ぐらいだとびくともせず、安心して冬を過ごせたはずです。昨年12月に入る前、男性が二人がかりで組み立てていたのを覚えているけど、片付けもやはり二人だったのでしょう。遅い春が、ようやくあの家にもやって来たようで。

 さて、あたり一面が白い雲で覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、その場ではどうにもならないと思っても、夜休んでいるとき、ふと解決策に思い至ることってあるもの、集中して検討するのは大切なことだけど、一旦頭の中を空っぽにする時間が解決への道につながることだってあるよう、休み時間ばかりは論外、だけどたまには頭にも休憩を、と考えるもの。。。



No.2,351「茶色いプランターの伸びた葉と側面デコボコの軽四車と温泉と」    2022(令和4)年 3月29日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家の前に置かれている、茶色いプランターの中に、緑色の大きな葉がいくつも伸びているのが目に入りました。あの葉の形は、確かチューリップ。蕾は、まだ影も形もないので、花が咲くのはもう少し先。プランターは計6個あり、どうやら余程の花好きと見た。花好きに悪い人はいないというから、きっと優しい心の持ち主のはずで。

 東屋の近くに、水色の軽四車が止めてあり、側面がデコボコになっているのに気がつきました。それが、助手席側のドア2枚ともにです。ただ、大ケガにつながったような事故だったのではなく、軽くぶつかったもののよう。ペンキの剥げた跡は見えず、塗装だけを応急的に済ませた可能性が。だけど、あのままだとジロジロ見られるから、ちょっと恥ずかしいかな。

 さて、鍬を使って畑を起こしている高齢の男性がいたこんな日は、あったかい温泉に入り、普段からの立ち居振る舞いを見たり、話し方を聞いたりしだけで、その人がどんな人なのか大よそ検討がつくもの、いつだって細かいところまで気のつかないがさつなこの身とすれば、誰かが育てた春の花を見て我が心にも優しさの種を根付かせることなど、考えるのも。。。



No.2,350「玄関先の紅梅・白梅盆栽と斜面のフキノトウと温泉と」    2022(令和4)年 3月28日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路沿いにある家の玄関先、紅梅と白梅の盆栽が置かれているのが目に入りました。紅梅は、薄いピンク色をしており、まるで桜のような色。どちらも小ぶりな盆栽なのですが、太い幹とその枝ぶりなどから、日々しっかり手入れをしている様子が伝わってきます。寒い時期は、家の中で大切にして保管。暖かくなってきたので、満を持していよいよ表舞台へ登場か。

 坂道の途中、道路山側斜面の下の方に、黄緑色のフキノトウが顔を出しているのに、気がつきました。それも、群生してです。あの場所は、フキノトウが育ちやすい土壌なのか、あるいは日射しなど諸条件に恵まれているのでしょう。道路すぐ横で、誰にでもすぐ目につくため、運転の途中に車を止め、採っていく人がいるかも。ほろ苦いフキノトウは、待望の春の味だから。

 さて、山が雲ですっかり覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、その日を目指して努力していても、それがしっかりと実ることもあれば、あえなく残念な結果になることだって、地に足をつけ苦しい時期を乗り越えてこそ、きっと明るい光が飛び込んでくるはず、何事も中途半端なこの身とすれば、継続することの大切さを忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.2,349「田んぼに掘られた四角い溝と紅白ポールに掛けられたどてらと温泉と」    2022(令和4)年 3月25日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路近くにある小さい田んぼ、溝らしきものが大きくロの字形で四角く掘られているのに気がつきました。掘った後の土が溝の横に連なって置かれているため、機械を使ったものではなく、手作業で行ったもの。あれは、水はけをよくするためで、溝の中にはもう水が満々と。たまった水が気になったけど、まだ作業の途中で、排水はこれからかやるのかも。

 左折してすぐ、茶色い大きなものが、目へ飛び込んできました。見ると、外側が茶色、中が紺と白色格子柄のどてらが、高い紅白ポールの上から掛けてあったのです。あそこは、中央分離帯なので、歩く人は絶対に行かない場所。そんな所のポールへ、わざわざ掛けた理由が、どうしても理解できません。それに、今、どてらなんて旅館などでしか使わないはずだけど。

 さて、やわらかな陽射しが春を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、最初に手をつけるところを見ただけでも、その人の性格がおおよそ窺えるもの、結論部分から着手するか、それとも、最初のとっかかりから一つずつ詰めていこうとするのか、いずれにしても、場当たりではなく頭の中できちんと整理をしてから取り組むようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,348「編み込みカゴ型バックの女性と斜めになった危険防止看板と温泉と」    2022(令和4)年 3月24日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、白と灰色チェック柄のゆったりとしたタートルネックセーターを着た白髪交じりの女性が、こちらの方へ向かって歩いてくるのが目に入りました。左手に持っていたのが、濃い茶と薄い茶色で、色が異なるツルのような物を、交互に編み込んだカゴ型バッグです。初夏に使えば、とても似合うバッグのような気はするけど、春先だっておしゃれな感じが伝わって。

 坂道の手前、道路横に設置してある交通標識近く、危険防止の看板が斜めになり、角が大きくが曲がっているのに気がつきました。あれは、ブルドーザーで除雪をしていたときに、大量の雪と一緒に押され、その力に耐え切れずあんなふうに曲がってしまったもの。交通標識が壊れた場合は警察署の責任になるはずだけど、あの看板は地域のためなので、県か市町村かな。

 さて、山の麓近くから白い湯気のようなものが立ち上っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、気温が上がり、暖かい春を迎えるようになると特別な理由もないのに、なんだか心がワクワクしてくるもの、暗くて寒い冬を乗り越えてきた反動もあり、身に着ける衣類の色も自然に明るいものが多くなってくるよう、この春服装も含めちょっと冒険をなどと、考えるのも。。。



No.2,347「骨組みだけの手押し車と腰を180度折り曲げた女性と温泉と」    2022(令和4)年 3月23日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ゴミ置き場の前、骨組みだけの手押し車の横に、高齢の女性がいるのが目に入りました。出すゴミを、あの手押し車に積んでやってきたもの。全体が錆びて茶色くなっているけど、手で持って運んでくるより、どれだけ楽か。多分、普段使用している手押し車と、ゴミ捨て用等の2台を、用途に応じて使い分けしているのかも。おそらく、それが、長持ちの秘訣だな。

 緩い曲がり角の手前、道路のすぐ横で腰を折り曲げながら、膝をまっすぐ伸ばして、草を取っている高齢の女性がいるのに気がつきました。その腰の角度は、ほぼ180度。まるで体が足に、べったりとくっつくほどです。年齢にすると、すごくやわらかい体だけど、膝を曲げてしゃがまないのには、なにか理由があるはず。もしかすると、働きすぎて膝を悪くしてしまったのかも。

 さて、道路設置の温度計が-1度を表示していたこんな日は、あったかい温泉に入り、これが大好きだからと、つい同じものを使いっぱなしになることが、そのため当然傷みも早くなり、比例して使えなくなるのも早くなるという結果につながるのは当たり前、大事なものなら余計、長持ちさせることを頭に入れながら、優しく計画的に扱うようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,346「迎えに来た自動車学校の車と屋根の上の太陽光パネルと温泉と」    2022(令和4)年 3月22日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、横断歩道の向こう側、黒い長袖を着た若い男性が、車道側を向いて立っているのが目に入りました。すると、前方からやってきたワゴン車が、その男性の横へすーっと止まったでは。車の横には、自動車学校の文字が大きく。免許取得を目指し、学校へ通う人の送迎車です。若者たちは、卒業、入学、入社時期を迎え、休みの間に免許をとろうと、頑張っているな。

 道路横にある小屋の前、鉄パイプで足場が組んであるのに気がつきました。改修でもするのかなと屋根の方を見上げると、黒い太陽光パネルが、もう何枚も設置されているでは。太陽光パネルだったら、地震等の災害時、電気が止まっても使えるはずです。あそこは、確か屋根に積もった雪が遅くまで残っているところだけど、その点も考慮して設置したはずだと思うけど。

 さて、空気がとてもヒンヤリ感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いくつになっても試験は嫌なもの、必ず合格するという保証があればいいけど、いつだって結果は蓋を開けてみないと分からないし、ましてや、怠け癖が身に染みついているこの身とすれば、ハラハラの連続ばかり、合格後は、学んだことをしっかり生かしながら役立てていたかを、考えるのも。。。



No.2,345「軒下しゃがんで読む新聞と黒いバッグを背負ったジョギングと温泉と」    2022(令和4)年 3月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある小屋の軒下、しゃがんで新聞を見ている男性がいるのに気がつきました。そこは、太陽の光が当たる明るい場所。薄暗い家の中にいるより、日当たりのいい外で読もうという、気持ちになったのでしょう。昨日は、近くの山の中腹まで雪が積もり、そのため冷え込んだとても寒い一日。それに引き換え、今日はカラッと晴れて気持ちいいから。

 職場へ近づいた時、赤い日除け帽に、上下の水色ジャージ、黄色いスニーカーを履いた男性が、軽やかに走っているのが目に入りました。そして、ジョギングには似合わないような、通勤等に使う黒いおしゃれなバッグを背負ってです。あのバッグの中には、おそらく飲み物や食べ物などが入っているはず。だとすると、どうやら長距離を走る計画があるとみた。

 さて、2匹の猿が畑でうろうろしているのが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、外が暗いと、気持ちまでなんだか滅入ってくるもの、それに引き換え、今日のように朝からお日様が目へ飛びこんでくると、どうしてだか、いいことがありそうな気分になり、元気が沸いてくるもの、命を支えるお日様に、たまには両手を合わせて感謝をなどと、考えるのも。。。



No.2,344「真っ白いスニーカーの女子中学生と雪の上のコンクリートブロックと温泉と」    2022(令和4)年 3月18日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、黒い傘をさしながら、駅の方へ向かって歩いている、女子中学生がいるのが目に入りました。足元を見ると、買ったばかりのような、真っ白いスニーカーです。歩道に雪が残っているときは、もちろんブーツや長靴など。雪がとけてなくなった今は、軽くて歩きやすいスニーカーに選手交代したよう。目に染みるようなあの白色は、女子中学生らしい。おしゃれの証だ。

 職場へ近づいた時、道路横に積み上げられた雪の上に、灰色のコンクリートブロックがあるのに気がつきました。あそこは、これまで道路に積もった雪の捨て場だったところです。コンクリートブロックは、斜めになり雪の中へ半分埋もれるようにして。おそらく、道端にでも落ちていたのを、ブルドーザーが運んできたのでしょう。まだ使えるはずだから、どこかで生かせないか。

 さて、寒さがまたぶり返してきたようなこんな日は、あったかい温泉に入り、若者はどうしてこんなことにこだわるのか、と疑問に感じることもあるけど、それが若さというもの。自分だって若い頃は、目立ちたいとか、他の人とは違っていたいなどと思っていたのに、年を重ねていくうちすっかり丸くなって。いい意味で、角ばった心まで忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.2,343「花壇に咲いたパンジーとマウンテンパーカーの中高年男性と温泉と」    2022(令和4)年 3月17日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある家の花壇に、赤、橙、黄、白色等の小さな花がたくさん咲いているのが目に入りました。あの花は、どうやらパンジー。苗を購入して植えたのか、それとも種から準備したのか分からないけれど、とても可憐な花が目を引きます。他の家では、まだ植えているのを見かけることはなく、あの家が一番乗りのよう。やはり、なんでも一番が目立つな。

 緩い坂道の手前、灰色のマウンテンパーカーを着た、白髪混じりの中高年男性が、黒いバッグを背負い、道路を横断しているのに気がつきました。形式ぶらない格好なので、出勤のため会社へ向かうのではなく、遊びにでも出かけるところか。それに、手提げではなく、背負うバッグだし。いやいや。知らなかったけど、今、あれが一般的な通勤スタイルになっていたりして。

 さて、白い雲が山の中腹まで下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも誰かの後塵を拝し、目にしていたのは大きな背中だけ。ある意味、その方が楽で、真似さえしていれば無難だから、これまで結果的に選んでいたのはついついその道ばかり。でも、誰かにどう思われようとも、どうせやるのだったら他人がやってない新たなことに挑戦を、などと考えるのも。。。



No.2,342「屋根瓦、扉と窓が取り払われた家と灰色大好き女性と温泉と」    2022(令和4)年 3月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路近くの空き地奥で、木造の家屋が壊されている途中なのに気がつきました。屋根瓦、扉や窓等は取り払われてしまい、壁と柱が残っています。屋根を含め家全体がなんだか茶色く見え、相当年月を経過していたことは一目瞭然。2階建ての家だけど、人が住んでいたのではなく、どうやら納屋などとして使っていたもののよう。使わなくなり、それで壊すことにしたのかな。

 緩い坂道の先、灰色のニット帽に、灰色のウィンドブレーカー、灰色のマスクをつけた女性が、道路のすぐ横を歩いているのが目に入りました。手に、緑色の手袋をしてです。手ぶらだし、何か用事があって出かけたのではなく、暖かい陽気に誘われて、散歩へ出かけている途中だったのかも。人には、それぞれ好みの色があり、あの女性の一番好きな色は、もちろん灰色のようで。

 さて、チ、チッと鳥のさえずりが聞こえているこんな日は、あったかい温泉に入り、必要に迫られて作ったのはいいけど、使わなくなりいつしか無用の長物になり果ててしまい、代が変わると受け継いだ者がその始末をしなければならず、頭となけなしの懐を悩ませることにも。次代へ残すもので、その候補から外さねばならぬやっかいな物はそろそろ処分を、などと考えるのも。。。



No.2,341「北側の屋根に残った雪と堤防に止まっていた電力会社の車と温泉と」    2022(令和4)年 3月15日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、山に近い所にある家の屋根の上、まだ雪が残っているのに気がつきました。途中、見渡す限り、どの家の屋根にも雪は見当たらず、すっかり消えたものだと思っていたのに。ただ、雪があったのは、北向きの屋根の上だけにです。お日様の関係があって、などというのは分かるけど、あれだけはっきり目にすると、改めて太陽の恵みに感謝しようという気持ちに。

 堤防の上、灰色のワゴン車が、下流側を向いて止まっているのが目に入りました。あれは電力会社のもので、河川に異常がないかなどを、定期的に巡回しながら見回りをしている車です。堤防に雪が積もっているときは、道がないためもちろん通れず、それがようやく消えたので、何か月ぶりかで復活したよう。これから、雪どけで流れる水量が、日毎に多くなるかな。

 さて、川の水が茶色く濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、普段は気にとめることもないけど、何かあった時ようやくその恩恵に気づくことってあるもの。あまりにも当たり前すぎるけど、無くなると大変。それは、自然、電気・ガス・水道、家庭など森羅万象に渡っており、いつもでなくとも、たまに「ありがとう」と感謝の言葉を口にすることなど、考えるのも。。。



No.2,340「振り返りながら横断したジョギング男性と坂道に咲いていた白梅と温泉と」    2022(令和4)年 3月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、緩い坂道の途中、青いニット帽に、袖と背中が紺色でお腹部分が赤色のジャージを着た男性が、走っているのが目に入りました。道路の右側を山の方へ向かっており、後ろを振り返りながら横断し、左側へとゆっくり移動です。通勤車が多い時間帯なので、車には気をつけねば。昨日からとても暖かくなっており、走っていてさぞ気持ちがいいはずだけれど。

 坂道の途中、道路横にある枝に、小さな白い花が咲いているのに気がつきました。杉林の側なので、日当たりがとても悪い所。あれは、誰かがわざわざ植えたのではなく、自生した木のような気がします。あちこちの庭で手入れされている木と違い、花にあまり元気がないのと、木の育つ場所等から。それでも、健気に咲こうとしている可憐な梅の花、元気に育てよと。

 さて、霧が田んぼの上をすっと横切っていったこんな日は、あったかい温泉に入り、体にいいことだと分かっていても、汗をかくのは嫌で面倒だしコロナもあるからと、ここのところ巣籠状態、雪の時は止むを得ないとして、これだけ暖かくなれば軽い運動などをやって、体と心をリフレッシュするのも悪くは、もちろん交通規則をきちんと守って、などと考えるのも。。。



No.2,339「高齢者を連れた白い小型犬と田んぼの隅にたまったたくさんの水と温泉と」    2022(令和4)年 3月11日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、道路沿いにある生け垣前、腰の大きく曲がった男性が、紺色のベストを着た白い小型犬を連れて、歩道を散歩しているが目に入りました。ただ、男性が犬を連れているのではなく、あんな小さな犬だけど、逆に人間を引き連れているように、足をちょこちょこ前へ進めています。実のところ散歩させてもらっているのが犬ではなく、人間の方のだったのかも知れないけど。

 街道沿いある大きな松の木側の田んぼ、隅の方の雪が融け、たくさん水がたまっているのに気がつきました。黒っぽい水は、大きな三角形になっており、風のため表面が小刻みに波を打っています。水のたまっている田んぼは他どこにもなく、あの1か所だけ。雪が融けただけならあんなに水はたまらないし、用水等からの水が進入したのか、それともわざわざ入れたかな。

 さて、吹く風が木の小枝を揺らしているこんな日は、あったかい温泉に入り、自分が上だとばかり思っていたのに、気がついた時にはいつの間にか形勢逆転してしまった後、頭の中では、時代交替も止むを得ないことだと分かっていたつもりでも、変なプライドがそれを許さず、心底無念かと思うが他人の実力はそのまま素直に認めるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,338「空き地のパワーシャベルと捨てられたトタン円形の米びつと温泉と」    2022(令和4)年 3月10日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、道路に面している空地に大きな鉄板が2枚敷かれており、その横に黄色いパワーシャベルが止まっているのが目に入りました。あそこは、随分前に家を壊してから、ずっと空き地になっていたところです。重機が入ったということは、これから土地の造成等が始まるのでしょう。雪が融けたので、屋外での仕事が、いよいよ本格的に動き始まったようで。

 ゴミ置き場の横、トタンで作られた大きな丸い米びつが置かれているのに気がつきました。あれは玄米を保存するもので、高さは子供の背丈ほどあり、直径が60cmぐらいの円形です。今は、玄米保存用の大型冷蔵庫も出回っており、1年中新鮮でおいしい米を口にすることが可能。さっき見たのは玄米を上から入れ、下から取り出して使うものだけど、今は昔だ。

 さて、冷たい風が頬をかすめていったこんな日は、あったかい温泉に入り、懸命に培ってきた力を発揮できる時期というものがあり、それがずっと持続する人もいれば、残念ながら一定の期間だけでとどまってしまう人も、誰しも一生輝き続けたいものだけどそれはかなわぬ夢、この春を契機に惰性で動くのはやめ、一つだけでも新しいことに挑戦を、と考えるのも。。。



No.2,337「駐車場前の白いロープとゴミ置き場の側に立つ男性と温泉と」    2022(令和4)年 3月 9日掲載
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 今朝は、快晴。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、道路沿いにある屋根つき駐車場の前、一本の白いロープが張られているのに気がつきました。いつもあそこに止めてある軽四車は、家の玄関先へと移動です。駐車場の地面が四角く掘られており、中に格子状に組まれた棒のようなものが置かれています。あれは、コンクリートの基礎になる部分の鉄骨。この冬、大雪を経験し、土からコンクリートへ変更するか。

 緩い坂道の先、ゴミ置き場の側で、上を閉じてない大きなビニール袋を3つ横に置いて立っている、高齢の男性がいるのが目に入りました。今日は、プラスチック類のリサイクル日のようです。しかし、箱が満杯になっており、どうしようかと思案をしている最中の様子。家でためていたゴミを、まとめて出しに来たようだけど、みんなの思いがたまたま同じになったようで。

 さて、雲一つない青い空を見ると心が洗われるように感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、基礎になることを軽んじていると、いつか屋台骨が揺らぐことにつながり兼ねないもの、建築物等はもちろんだけど、それって勉強や仕事だって同じことのはず、中途半端な知識で物事を進めるのではなく、基本をしっかり押さえながらやるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,336「スコップを背負うように持った女性と斜めになった屋根のアンテナと温泉と」    2022(令和4)年 3月 8日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、ゴミ置き場の方から、スコップを右手で肩へ背負うようにして持ち、横道へ向かおうとしている高齢の女性がいるのが目に入りました。スコップは軽いアルミ製なので、あんな持ち方をしているようです。今、除雪が必要なのは、日陰や吹き溜まりなど限定の場所だけ。あの女性、ゴミ置き場の周辺が気になり、家からスコップを持参したのかな。

 道路沿いにある事務所2階屋根の上、アンテナが斜めになっているのに気がつきました。まさか、最初から斜めに設置したはずはなく、この冬積もった雪の影響で右へ大きく曲がった可能性が大。アンテナについての詳しい知識はないけれど、少々曲がったぐらいでは、それほど画像に影響がないのかも。昔ならアンテナの向きって、とても重要だったのに。

 さて、日毎に道路の幅が広くなっている気がするこんな日は、あったかい温泉に入り、楽観的でどうにかなるだろうと、出たとこ勝負で世の中すんなりと渡っていければいいけれど、そんなうまくいくことなんてそうそうあるものでは、たとえあの人は慎重居士だと揶揄されようが、日頃から先を見越した準備を怠らないようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,335「所在なげに立つ交通指導男性と街路樹の上の大きな白い猛禽類と温泉と」    2022(令和4)年 3月 7日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、道路の横、フード付き紺色防寒具の上に、黄色い安全ベストをつけた若い男性が、立っているのが目に入りました。だらっと下げた右手には赤い交通指示棒を持って、なんだか所在なげな感じ。すぐ前には、ちょうど車1台通れるほどの山道がついており、そこへの出入り口を担当しているよう。様子からして、あの仕事にはあまり慣れていないようで、初心者なのかな。

 職場へ近づいた頃、街路樹の上に、白い雪の固まりのようなものがあるのに気がつきました。まさか雪が残っているはずは、と思ってよく見ると胸のあたり全体に白いふわふわの毛をした猛禽類。白の間に、ほんの少しだけ黒い毛も見えており、鶏ぐらいの大きさです。胸を張りながら、まるでにらみつけるようにして見ていたのが、東南の方角。見つけたのは、いったい何だろう。

 さて、冷え込みがとても強いこんな日は、あったかい温泉に入り、外見や動きを見ただけで、その人が初心者かどうか分かることってあるもの、とてもぎこちなく無駄な動きが多いなどから、ただ、初心者ならではの新鮮な発想は参考になることがあり、どんな人であっても学ばねばならないものの一つ、集団のなか新旧互いに切磋琢磨するようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,334「咲き始めた小さな紅梅とびっしりついた杉の雄花と温泉と」    2022(令和4)年 3月 4日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、緩い曲がり角の先、道路沿いにある小屋の横、大きな木に小さな紅い花が、たくさん咲いているのが目に入りました。あれは、紛れもなく梅の花。ようやく開き始めたばかりのようで、とても初々しい感じが、こちらへ伝わってきます。3月の声を聞き、暦の上だけではなく、自然界でも春を迎える準備が、あちこちで整ってきたよう。花を目にして、なんだか、気分もうきうきと。

 坂道の途中、道路横にある大きな杉の木、太陽の当たっているところが、まるで火で焦がしたように茶色くなっているのに気がつきました。それが、たくさん植えてあるどの木もなのです。枝の先端には、小さな実のようなものがついており、それが全体にびっしりと。あれは杉の雄花で、春先に悩む人が多い花粉症の元凶。木1本であんなにだから、被害が広がるのもよくわかる。

 さて、水色の空が目にとても優しく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、冬期間曇りの日や雪などの日が多く、太陽を見ることが少なかった分、朝から太陽の光を浴びると、不思議なもので、知らず知らずのうちに元気が沸いてくるよう、春は新しい生活が始まることも多く、気分一新するにはとてもいい機会、この春何か新しいことに挑戦を、と考えるのも。。。



No.2,333「突然開いた運転席ドアと河岸段丘のように見えた雪と温泉と」    2022(令和4)年 3月 2日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、道路沿いにあるゴミ置き場前に非常灯を点滅しながら止められた軽四車運転席側のドアが開き、黒いジャンパーを着た男性が出て来るのが目に入りました。両手に大きなゴミ袋を持った、白髪の男性です。そこは、片側一車線。そのため、こちらは反対側車線に大きくはみ出して、その車の前へと。突然ドアが開き、驚いただけで済んだけど、あれは危ないぞ。

 緩い坂道の途中、道路横にたくさん積もっている雪が、まるで河岸段丘のようになって見えるのに気がつきました。真っ白い雪と茶色い土などの混じった雪が、交互に重なっており、その色で融け方も違うようです。雪の断面を見ると、降った時期の異なることが一目で。この冬、どれだけの雪が降ったかはっきりとは覚えてはいないけど、目で見るとあんなにだったか。

 さて、雲が山の麓近くまで下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、悪気はなくて何気なくやっていることが、大きな事故へつながることってあるもの、過去の経験などからして、このくらいなら大丈夫だろうとの自分にとって都合のいい判断は、どこかへ捨て去らねば、ましてや、道路は常に危険と隣り合わせであることを肝に銘じていたか、考えるのも。。。



No.2,332「枝の先端に見えた小さな芽と釣り竿を持った男性と温泉と」    2022(令和4)年 3月 1日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、公共施設の近くにある家の庭先、植えてある木の枝の先端に、とても小さな芽が、いくつも出ているのに気がつきました。木肌とほぼ同じような色をしており、目を凝らさないと見逃してしまいます。1階屋根ほどの高さがあるあの木は、年の暮れ近くに、桜に似た薄いピンク色の花を咲かせてくれるもの。今日から弥生、暦に合わせて芽を出してくれたのかな。

 用水にかかっている橋の先、帽子をかぶってベストを着た男性が、こちらへ背中を向けて立っているのが目に入りました。近づくと、細い棒のような物を持っており、よく見るとそれは長い竿。ぶらさがった釣り糸の先には、疑似餌のようなものがついているのも見えます。水がぬるんで、魚たちの活動が活発になることを見越して、釣り好きがいよいよ動き始めたようで。

 さて、山の色が白から黒へと変わりつつあるこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かに言われた訳でもないのに、その時が来ると忘れずに動き出したのを見て、ああもうそんな時期になったのかと感じることがあるもの、毎年ほぼ決まった仕事をやっているのだとしたら、他の人から言われる前、1年を通し計画的に物事を進めるよう努めていたか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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