ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.2,311「大きな荷物を持った女性を待つ男性と右手を上げた運転手さんと温泉と」    2022(令和4)年 1月31日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、歩道の手前側に、防寒着のポケットへ両手を入れて立っている高齢の男性がいるのに気がつきました。5mほど後ろから、傘を杖代わりにし、もう片方の手で大きな袋を持った高齢の女性が、よたよたしながらやってくるでは。あの二人、どうやら夫婦らしく、男性が妻を待っている様子なのです。でも、どうして、女性の荷物を持ってあげないのかな。

 坂道の前方同じ車線、非常灯を点滅させながら停車している、紺色の軽四車があるのが目に入りました。車の後ろ側に高齢の男性がいて、運転席へ戻ろうとしているところ。反対側車線から、ちょうど車が来たため、車を止めて待っていたら、青色野球帽をかぶった軽四車の運転手さんが右片手を上げて、こちらへ向かってごめんなさいの合図。あれで許せるぞ。

 さて、遠くに水色の空が見えていたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分が困っていた時、誰かに助けてもらった嬉しさは忘れられないのに、困っている人を見かけて何とかしてあげたいと思うことがあっても、それを実行するのはなかなかできないもの、どこかで困っている人が目に入ったら、少し勇気を出して声をかけるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,310「チェックマフラーの女子高生と茶色いフタのヤカンを持った女性と温泉と」    2022(令和4)年 1月28日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、黒白のチェックマフラーを首に巻き、道路路沿いにある家の玄関から出て、車庫の中に止めてある車の助手席へ乗り込もうとしている女子高校生がいるのに気がつきました。そのマフラー、あれならさぞ暖かいだろうと思える、まるで毛布をそのまま首に巻いたような重量感です。下は、緑色のチェックスカートだったけど、あれだと足元がちょっと寒いかな。

 緩い曲がり角、ガードレールのすぐ横に、茶色いフタのついたアルミ製ヤカンを持った、高齢の女性が立っているのが目に入りました。おそらく、ヤカンの中にはお湯が入っており、それで、何かを融かそうとしていたのでしょう。ただ、冷え込みはあるけど、凍ってはおらず、雪も降り始めたばかりで、それほど積もっていません。あの女性、いったいお湯で何を融かそうと。

 さて、小さな雪だけど積もることを予感させるこんな日は、あったかい温泉に入り、若いうちはファッションが最優先で、少々の寒さなんてどれだけでも我慢できるもの、ところが、年を重ねると、逆に実用ばかりが最優先で、ファッションなんて後回し、そのどちらにも一長一短があり、思い切って自分の年代とは全く別のことを試してみることなど、考えるのも。。。



No.2,309「透明ビニール傘を持った男性と角の雪が融けた田んぼと温泉と」    2022(令和4)年 1月27日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、透明なビニール傘を片手に、紺色の大きなバッグを肩からさげた高齢の男性が、道路すぐ横を歩いているのが目に入りました。あのビニール傘は、コンビニなどで売られており、手軽に手へ入れることができるもの。ただ、このあたりでは、あまり使っている人を見かけることがなく、ほとんどが色が付いた頑丈なやつです。さてはあの男性、傘を持たずに、出先で降られたな。

 坂道の先、道路に面している田んぼの角の雪が融け、土がはっきりと見えているのに気がつきました。それほど広い場所ではなく、何かの理由で、あそこだけ水が多くなり、積もっていた雪が融けてしまったようです。薄茶色になった稲の切り株がたくさん見えているけど、緑色の草はまだ影も形もなし。雪が降らず、あのままの状態が続けば、他の所より早く芽を出してくるはずだけど。

 さて、昨日からの雨で雪が随分融けてしまっているこんな日は、あったかい温泉に入り、出先で足りない物などがあることに気づいたときは、頭を抱えて右往左往、全く同じ物ではなく代用品でもいいからと、ようやく探して見つけ出したときにはホッと胸をなでおろすもの、今、あちこちにコンビニ等があり、とても便利な社会環境になっていることに感謝していたか、考えるのも。。。



No.2,308「車道へ出ようとしていた高齢者と雪に踏み跡のない家と温泉と」    2022(令和4)年 1月26日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、黒白チェック模様の割烹着で、手押し車の上に大きなごみ袋を載せた高齢の女性が、雪の間から車道へ出てこようとしているのが目に入りました。反対車線の方は見ているのに、こちら側へは顔を向けようともしません。腰が曲がり、ゆっくりとした歩みなので、車の運転をしている者にとっては目立つからいいけど、左右の確認はきちんとしなければ。

 坂道の手前、道路沿いある家の前、雪が積もったままになっており、人の踏み跡が全くないのに気がつきました。外見からそれほど古い家ではなく、建ってから30年ぐらいでしょうか。見た目からは空き家だと感じられないけど、雪が積もったとき、人の住んでないことがすぐに分かってしまいます。家主さん、新鮮な空気入れ替えのため、たまには戻って来てよ。

 さて、空気がやわらかく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、仮にこちらは気がつかなくても、相手の方が分かってくれるだろう、そんな自分勝手な楽観論がいつまでも通用すると思ったら大間違い、いつか手ひどい目にあってからでは遅いのだから、我が身を守られるのは他の誰でもないこの自分だけだったことを忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.2,307「黒いマスクの運転手と一定の幅で黒ずんだ雪と温泉と」    2022(令和4)年 1月25日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約25センチです。
 出勤途中、公共施設を通り過ぎたあたり、前の方からやってきた軽四車の運転手が、黒いマスクをしているのが目に入りました。白っぽいマスクを使っている人が多いなか、最近黒いのも増えているなと思いながら、はたと気がついたのが、私自身マスクをしていなかったこと。感染を防ぐためにと、あれだけ注意をしていたはずなのに、気の緩みが出てしまったか。

 緩い坂道の途中、道路すぐ横、大人の背丈ほどの高さにある雪が、一定の幅で黒ずんでいるのに気がつきました。それが、横にずっと続いています。あれは、道路に積もった雪を、噴き飛ばすタイプの除雪機を使って、片付けた名残のはず。除雪されたため、道路はとてもきれいになっているけど、その分、周囲が汚れるはめに。雪が融ければ、見えなくなるのだけど。

 さて、正面から射す太陽の光がとても眩しかったこんな日は、あったかい温泉に入り、毎日のことだからそんなこと言わなくても大丈夫、と強がりを言えるうちはいいけど、人間だからうっかりは誰にだってあるもの、私は他の人と違うからと変な自慢などせず、つい忘れて大失敗する前、いつでも誰にでも教えを乞う姿勢を貫くようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,306「用水へ雪を運んでいた男性と目と鼻だけが出た帽子と温泉と」    2022(令和4)年 1月24日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、緩い曲がり角で、紺色の帽子をかぶった男性が、緑色の鉄製スノーダンプを使い、すぐ近くにある用水へ雪を運んでいるのに気がつきました。帽子は短いつばがあり、耳まで隠れるようになっているもの。昨日から今日にかけて雪は降っておらず、除雪をしなくてもいいはずなのですが、積もっているのが気になり、きっと朝一番の仕事にしたのでしょう。

 坂道の先、会社で働いている人が使っているような紺色の暖房着に、焦げ茶色の帽子をかぶった男性が、こちらの方へ向かって歩いてくるのが目に入りました。その帽子、目と鼻だけが出ているもので、頭からすっぽりかぶるタイプのです。あれなら、耳当てだけの帽子より、顔は何倍もポカポカと暖かいはず。手ぶらだったけれど、どこへ行こうとしていたのかな。

 さて、山の中腹に白い雲が浮かんでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、ささいなことでも、なんだか気になることってあるもの、それが胸の底に引っかかり、解決するまでモヤモヤ状態がずっと続いてすっきりせず、そうすると他のことにも影響が出たりして、ほんの少しでも気になることから先に片付けていく、そんな風に心掛けていたか、考えるのも。。。



No.2,305「ゴミ箱を蹴飛ばしていた男性と雪を積んだ大型ダンプカーと温泉と」    2022(令和4)年 1月21日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、道路沿いにあるアルミ製のゴミ箱を、白い野球帽をかぶった男性が、右足で何度も蹴飛ばしているのに気がつきました。何が憎くて蹴っているのだろうと思ったけど、ゴミ箱の前にくっついた氷や雪などを落としていたようです。道路すぐ横に置かれているため、車のはねた水がくっついて、前面がバリバリ状態。だから、少々手荒なことでもしなければかな。

 赤信号で止まったとき、濃い緑色した大型ダンプカーが、坂道の上の方からやってくるのが目に入りました。荷台に積まれていたのが、土砂交じりの黒っぽい雪。どうやら、降り積もった雪の捨て場がいっぱいになり、それを海の方へと運んでいるようです。反対側車線から、荷台が空っぽになった別のダンプカーが、山の方へ。捨てる雪の量が多く、ピストン輸送のようで。

 さて、雲の間から水色の空がほんの少しだけ見えていたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつだって優しい言葉は必要だけど、悪いことをしたときや、約束を破ったときなどは、その理由を説明しながら叱ることで、二度とそんなことはやってはいけないと理解できるもの、最近、周りの誰かを真剣に怒らせるようなことなどしていなかったか、考えるのも。。。



No.2,304「落ちてきた細長い雪とバックで道路へ出たブルドーザーと温泉と」    2022(令和4)年 1月20日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、道路の前、真上から長さ1mほどもある細い雪の固まりが、揺れながらゆっくりと落ちてくるのに気がつきました。あれは、道路を横切る電線にくっついていた雪で、その重みに耐えきれず落ちてきたもの。湿り気の多くない雪が、まとまって降り、冷え込みのそれほど強くない日などに見られるような気がします。仲間と連れだってが、好きな雪だったかな。

 職場へ近づいた頃、大きな除雪用のブルドーザーが、バックで道路へ出てこようとしているのが目に入りました。ブルドーザーの前方には、雪が小山のようになって積まれています。あそこは、確か田んぼ道のはずで、広い道路に積もった雪の捨て場がなく、冬期間使用しない所を選んで積み上げたのでしょう。すぐ近くに、雪の捨て場があるとなしでは、大違いで。

 さて、雪のため100m先が真っ白で見えなかったこんな日は、あったかい温泉に入り、一人だけが好きな人もいれば、いつも誰かと一緒にくっついていたい人も、ただ、余程でない限り大きな力を発揮できるのは一人より大勢一緒の方に分があるよう、烏合の衆は決していただけないけど、仲間と力を合わせ前に立ちはだかる難局へと向かっていくことなど、考えるのも。。。



No.2,303「雪の下の柚子の実と新しくなったガードレールと温泉と」    2022(令和4)年 1月19日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、道路に面している家の庭、雪をかぶった葉の下へ隠れるように、黄色い柚子の実があるのに気がつきました。家の人が採らず、鳥などの被害にもあわなかったからなのでしょう。ここのところ厳しい寒さの日が続いており、朝晩の冷え込みで実が凍ってしまう可能性もあるような気がします。果実等を長持ちさせるには、冷たい所がいいというけど、寒すぎるのも。

 緩い坂道の途中、道路沿いにある白いガードレールの一部が、新しくなっているのが目に入りました。あそこは、ガードレールが途中で切れており、人などが下へ落ちないようにと、確か白と黄色の紐テープでしばってあったところ。あのままでは危険だと、地域からの修繕要望を受け、道路の関係者が新しく設置したのでしょう。同じ白色でも、隣とは違ってきれいな色。

 さて、除雪車が大きな音を立ててこちらの方へやって来たこんな日は、あったかい温泉に入り、過ぎたるはなんとやらで、あまりにも度を超すと逆効果になることがあるもの、暖房が効いてぬくぬくとした場所にいるのは悪くないけど、動かずに休んでばかりだと体が弱ってしまうことに、適度に寒暖差のある環境と運動は欠かさないようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,302「速度を落とさない軽ワゴン車とバックで入る除雪機と温泉と」    2022(令和4)年 1月18日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、緩い坂道の途中、白い軽ワゴン車が、速度を落とさないまま、前の方からこちらへ向かってくるのに気がつきました。雪のため、道幅が狭くなっており、そのままの速度だと危険にさえ感じます。その上、すれ違う時、道路にたまっていた雪交じりの水を、思いっきりバシャッとこちらの車へとばすなんて。朝、急いでいるとはいえ、そんな車が今朝は4台だ。

 信号の先、道路すぐ横にある、大きな建物に、黄色い除雪機らしきものが、バックでゆっくりと入ろうとしているのが目に入りました。あの建物は、除雪機を保管しておくための倉庫のよう。朝の除雪作業が終わり、元の場所へと戻ってきたのでしょう。普通なら、しばらくしてから出勤時間帯に入るのに、除雪機の運転手さん、もう仕事を全部終えての帰宅なのかな。

 さて、公園の中の橙色の街灯がとても明るく見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、他の人が困らないよう普段から気を配ることなんて、誰かに言われなくても分かること、自分がされて嫌だなと感じることを周りの人たちにしなければいいのだから、もし自分の車に大量の雪交じりの水をかけられた時、あの4台の車の運転手ならどう思うかな、と考えるのも。。。



No.2,301「溶剤箱前のスコップと斜めになった目印紅白ポールと温泉と」    2022(令和4)年 1月17日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、左の横道近くにある、緑色したすべり止め溶剤箱の前、角型スコップがまるで寝るように置かれているのに気がつきました。あのスコップは溶剤袋と一緒に、箱の中へ斜めにして入れられていたはずです。誰かが、斜面に溶剤を撒いた後、スコップを箱の中へきちんと入れなかったのかも知れません。あのままにしておくと、間違いなく雪で埋もれてしまうのに。

 坂道の手前、崖の下に積もっている雪の間から、紅白の目印ポールが斜めになって、車道側へ身を乗り出すようにしているのが目に入りました。その長さは、他のものより随分短いようで、前を通る車に折られてしまった可能性があります。上から降った雪に加え、除雪車に押されて、棒が斜めに曲がったところへ車が接触したのだとしたら、まさに、踏んだり蹴ったりで。

 さて、雪が降り始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、廊下や道路などにゴミが1個落ちているのに気づいても、私には関係ないことだし、誰かがやってくれるだろうと見て見ぬ振り、もし周りがそんな人ばかりだと、そこはきっとギスギスした住みづらい社会のはず、他の人はどうあれ、それに気づいたら黙って手を伸ばすようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,300「剃髪の若い僧侶と旧体育館に点いていた天井ライトと温泉と」    2022(令和4)年 1月15日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家の玄関から、黒い着物のうえに薄い緑色の袈裟をつけた、若い僧侶が出てくるのが目に入りました。袈裟は右肩を出すように、左肩から掛けており、黒い着物の下から白衣が少しだけ覗いています。頭は、剃ったばかりとおぼしき青々とした剃髪で、僧侶になってそれほど年月が経っていないような若い面立ち。あの家が、きっと今日一番のお勤めのはずで。

 道路のすぐ横にある旧小学校の体育館、上の方にある窓越しに天井の白い電気が点いているのに気がつきました。夜だと灯りが点くのは分かるけど、あんな朝の早い時間に見たのは初めてです。今日、あの体育館で地域の行事等が行われるため、関係者がその準備を始めていたのかも知れません。今の時期、大きな地域の行事といって、頭に浮かんでくるのは、左義長ぐらいしかないけど。

 さて、雲の間からきれいな青空が見え始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、年配者は経験に裏打ちされた余裕が感じられ、ただ座っているだけで重厚な感じがするもの、それに引き換え、若い人だと初々しく、こちらまで活力や元気さが伝わってくるよう、同時にその両方を兼ね備えるのは無理だとしても、今持つ力を最大限に生かすように努めていたか、考えるのも。。。



No.2,299「車庫の前のゴザと除雪ブルドーザー転手さんの技量と温泉と」    2022(令和4)年 1月14日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、緩い坂道の手前、道路沿いにある車庫の前、横にしたゴザが斜めに置いてあるのに気がつきました。黒い縁のついたゴザで、道路を通る車がたまった水をはね、車庫にくっついて凍ってしまうのを防ぐためです。車庫が道路の横にあって便利でいいけど、冬季間はあれで困るよう。その昔、家でゴザを使う機会はあったけど、今はあんな使い方なのか。

 信号の先、道路の除雪が、ガードレールギリギリまでしてあるのが、目に入りました。ガードレールから積もった雪を10センチほどだけ残し、上から包丁で切ったかのようにです。ガードレールはペンキで白く塗られており、雪のなかその姿を見つけるのは困難な状況。加えて、朝早く薄暗い中での除雪作業のはずで、ブルドーザーの運転手さんのその技量に敬意を。

 さて、駐車場が凍り始めていたこんな日は、あったかい温泉に入り、特別なときだけ使っていたから大事にしていたのは、そのことを知っている人たちだけ、ところが、時代が移り変わって使う機会がなくなると、いつしか忘れ去られどこかの隅で埃をかぶったままに、朽ち果ててゴミとして処分する前、使う目的は違ってでももう一度復活させることを、考えるのも。。。



No.2,298「雪のなか帽子なしでの雪かきとヤカンを持った女性と温泉と」    2022(令和4)年 1月12日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、家の前で緑色のスノープッシャーを使いながら、雪かきをしている女性がいるのが目に入りました。髪の毛は肩につくほどの長さなのですが、帽子などはかぶらずそのまま。降る雪の量が、それほど多くないとはいえ、髪の毛を濡れたままにしておくと、風邪を引く可能性もあるのに。若いし少々の寒さぐらいなら耐えられるとの勘違いは、改めねば。

 緩い曲がり角の手前、道沿いにある車庫で、灰色のヤカンを持ちながら、閉めたシャッターの角の方に水を注いでいる、高齢の女性がいるのに気がつきました。水かと思ったけど、どうやら、注いでいたのはお湯。シャッターが、雪と寒さで凍って開かなくなり、お湯を注いでで融かしてしていたようです。降る雪の量だけではなく、シャッターには冷え込みも大いに影響が。

 さて、細かい雪が舞うこんな日は、あったかい温泉に入り、元気がある若いとき、年配者はどうしてこんなことも出来ないのかと不思議に感じていたことが、だけど年を重ねるにつれようやく体力の衰えを実感、ただ若いからと無理を続けているといつかその反動が出てくるものだし、たとえいくつであっても健康には注意を払うようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,297「並んだスノーダンプとスノープッシャーと側溝で汲んだ水と温泉と」    2022(令和4)年 1月11日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家の前、スノーダンプ2台とスノープッシャーが2個、立てかけてあるのに気がつきました。スノーダンプは赤と緑色、スノープッシャーは、黄と橙色で、どうしてだか全て色が異なっています。雪の予報が出ており、そのために準備をしたのかも知れません。家族4人同時に使うことができるし、もしかすると色は使う人によって決めているのかも。

 職場へ近づいた頃、反対側の車線で、非常灯を点滅させ停車している軽四トラックの運転席から、男性が出てくるのが目に入りました。会社支給らしき、青色の防寒具を着てです。あんなところで止めるのは何故かと思ったら、手にした丸いバケツを横の側溝の中へ。水が必要になったため、車を止めて、側溝の水を汲んでいたのでしょう。でも、どうしてあそこで。

 さて、空気が妙に暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、間違えないよう使っている物にしっかりと名前を書いておくのは、小さな頃からやっていたこと、大人になって同じことを大っぴらにはできないけど、見えない所へ隠すようにだったら覚えあり、身の回りの品など、誰が見てもその所有者であることが分かるようしていたか、考えるのも。。。



No.2,296「坂道の先湯気のようなものと紺色毛糸帽の男性と温泉と」    2022(令和4)年 1月10日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、緩い坂道の先に、もくもくとした白い湯気のようなものが、立ち上っているのに気がつきました。凍っている所へ、誰かがお湯でも撒いているのかと思って近づくと、白かったのは車の排気口からのガス。どこかへ出かけるため、暖機運転をしていたようで、運転席に人影はなし。気温の暖かい時は見えないのに、冷え込んでいる時は、あんなにはっきりと。

 信号に近づいたとき、前方から、紺色の丸い毛糸帽に、紺色のトレーナー上下、白いスニーカーを履いた男性が、ゆっくりと走ってくるのが目に入りました。祝日で仕事は休みのはず、だからマラソンをしているよう。普通だと、炬燵にでも入ってのんびりしている時間だけど、身体を鍛えるため寒い中わざわざ外へ。あの男性だったら、おそらく三日坊主ではないはずで。

 さて、山の中腹に白い霧のようなものが浮かんでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分では分からないけど、他人からだとはっきり見えていることってあるもの、悪い点などだったら特に、それを口にするのがはばかられると誰も指摘しないから、いつまで経っても本人気づかない状態が続き、自分の周りに高い垣根など作っていなかったか、考えるのも。。。



No.2,295「消防団と書かれた背中の文字と地面をはくような地吹雪と温泉と」    2022(令和4)年 1月 8日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、坂道で、紺色制帽に、紺色の長いコートを着た男性が、玄関から家の中へ入ろうとしているのに気がつきました。コートの背中には、白文字で大きく消防団と書かれています。午前中、消防関係者の集まりがあり、それで出かける支度をしていたのかも知れません。火事が発生したときなど、消防団の人たちの支えによって、地域が守られることに感謝せねば。

 職場へ近づいた頃、道路の前方を細かな雪が、右から左へ、まるで地面をはくように舞っていくのが目に入りました。地表にある雪が、風に吹かれて運ばれてきたもので、冷え込みが強く、晴天のときに見られるもの。地吹雪の一種なのでしょうが、青空の下なので、きれいさが余計に際立ちます。いつもは迷惑ばかりの雪も、たまには目を楽しませてくれることがあるようで。

 さて、眩しい太陽の光を車の真正面に受けながらやってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の力だけでできるから誰の世話にもなりたくない、などと強がりを言っても、それには所詮限度があるもの、誰もが地域社会の一員であり、周りの人たちに支えられながら社会生活が営めることに感謝の念を抱きつつ、己も地域のために役に立つ何かをと、考えるのも。。。



No.2,294「車庫前棒の先ピンク色のテープと屋根に伸ばしたはしごと温泉と」    2022(令和4)年 1月 7日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、緩い曲がり角の先にある車庫の前、先端に蛍光色のピンク色テープをつけた棒が、立っているのが目に入りました。手前に元々1本あり、その向こう側に新しいのがもう1本です。棒と棒の間は、きれいに除雪がなされており、そこはちょうど車庫の出入り口。積った雪で道路が狭くなっており、車をガードレールなどへぶつけないようにとの安全策だ。

 坂道の手前、道路沿いにある家の屋根に、伸ばしたアルミのはしごが、立てかけてあるのに気がつきました。そのすぐ横に軽四トラックが止められており、フロントガラスには雪が積もったまま状態です。屋根雪は、まだ下ろすほどの量が積もってはおらず、その形跡もなし。まさか、はしごを出したことを忘れてしまい、そのままにして、などということは。

 さて、細かな雪が舞い始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、安全安心は何にも増していつでも最優先だけど、そんなことはきっと他の誰かがやってくれるはずだと勘違いをしがち、だけど己の身は己にしか守れないことを肝に銘じ、甘い幻想などかなぐり捨てて、安全については少々臆病なくらいの気持ちで策を講じるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,293「紫色のタオルを頭にのせた女性と橋の手すり2頭の猿と温泉と」    2022(令和4)年 1月 6日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、頭に紫色のタオルをのせた女性が、ゴミ置き場へ身を乗り出すようにしているのが目に入りました。冷え込みがやけに強いため、頭を寒さから守ろうとしているのは分かるけど、タオルを横にして、ただ頭にのせているだけなのです。あれだと、あまりにも見栄えがよくないから、せめて姉さんかぶりのようにして後ろで結べば、それなりに格好がつくはずなのに。

 橋へさしかかったとき、2頭の猿が手すりの上で両手を抱え、体を丸めるようにしているのに気がつきました。それほど大きくないため、青年ぐらいの猿かも。赤ら顔で、毛は長くふさふさしており、見る限りとても暖かそうです。ただ、近くに餌になるようなものはないけれど、見晴らしがいいので、遠くにある物などを探すには絶好の場所。まずは、目視で確認をしてか。

 さて、駐車場が凍っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、もう少しで完璧なのに、途中で、このくらいやればいいだろうと手を引いてしまうのは、よく思い当たること、でも、そこで一歩前へ出るか、退くかの違いが、後々結果として大きな差につながることは間違いなし、完璧は無理でも、常にそこへ近づくための努力を怠らないようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,292「雪の中に立てられたアルミ製脚立と一歩退いた女性と温泉と」    2022(令和4)年 1月 5日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約25センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家のすぐ横に、組み立てたアルミ製の脚立が、立ててあるのに気がつきました。それが、雪の積もっている場所にです。あのあたりでは、まだどの家にも、屋根雪を落とすほど積もってはおらず、違う用途に使ったよう。ただ、外へ置いたままにしておくと雪に埋もれてしまい、必要な時にその役目を果たせなくなるから、早く片づけた方がいいのに。

 緩い曲がり角の手前、右側の細い道から出ようとした女性が、こちらの車を見てから立ち止まり、一歩退くのが目に入りました。左手に大きな袋を持っており、どうやらゴミを持って出て来た様子。後ろへ下がったのは、消雪装置の水が道路にたまっており、通る車がそれをはね、身体が濡れないようにとの理由です。制限速度をほんの少し超えており、ちょっとはねたかな。

 さて、空気がとても冷たく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、やっている時は大なり小なり気を遣うのは誰だって同じはず、ただ、人間性が現れるのは、それが終わってから、まさかとは思うけど知らんぷりなどしていると、二度と声はかけられないことになるのだから、やっている時はもちろんのこと、その後も気を抜かないようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,291「3台連なった車と2階に干した大根と温泉と」    2022(令和4)年 1月 4日掲載
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 今朝は、雨。 積雪は、約30センチです。
 出勤途中、車の前照灯を点けた車が、前からこちらの方へ向かって、ゆっくりと進んで来るのが目に入りました。その車の後ろに、3台連なってです。仕事始めの初出勤日、どの車もライトを点け、制限速度を大幅に下回る安全運転。スリップ事故などを起こさないようにと、気を配っていることが運転の様子から、こちらにも伝わってくるよう。冬の時期は、とにかく安全運転が一番で。

 地区公民館の近く、道路沿いにある家の2階軒先に干してある大根が、いい具合にしなびてきているのに気がつきました。真っ白だった色は、薄茶色になり始めており、大きさは以前見たときに比べ、一回り以上も小さくなっています。あれぐらいになれば、漬物としておいしく口にできるはず。干してあったはずの大根の本数が少なくなっており、端から順番に取って漬けているのかな。

 さて、道路に薄っすらと積もった雪を車のタイヤで蹴散らしながらやって来たこんな日は、あったかい温泉に入り、時間もあるし、好きな物だからと無茶な飲み食いをし、一時的なメタボになるくらいなら、まだいいけれど、もし体を壊すようなことになったりすると大変、自分の身は自分で守るしかなく、誘惑に負けないよう少しの我慢と辛抱するようにしていたか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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