ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.2,164「畑の青いトマトと麦畑の大豆の芽と温泉と」    2021(令和3)年 6月29日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路から少し高いところにある畑、大人のこぶし大ほどもある、青いトマトがなっているのに気がつきました。どうやら、トマトは順調に生育しているようで、晴れの日が続けば真っ赤に熟し食べごろになるはず。すぐ横に、小さなトマトが何個か見えており、もうしばらくで、食卓は取り立ての新鮮な野菜たちが揃って賑わうことに。

 職場近くにある、刈り取りの終わった麦畑に、指先ぐらいの長さの、緑色した小さな芽が出ているのが目に入りました。麦畑の隅から隅まで全体にわたって、びっしりとです。芽は左右に二つ丸い葉なので、おそらく大豆でしょう。転作のため麦の収穫が終わってからすぐに大豆の植え付けをしたので、来年は、いよいよ元の稲作へ戻るかな。

 さて、川の水がきれいに透んでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、きちんと手入れをしていれば、農作物はきちんと育ってくれるもの、ところが面倒だからと少しでも手を抜いた途端、病気になったり虫にやられたりの被害にあうから不思議、人も同じで忙しさにかまけ、自分の体の手入れを怠るようなことはなかったか、考えるのも。。。



No.2,163「電柱支線に伸びたツルと田んぼの畔の草刈りと温泉と」    2021(令和3)年 6月28日掲載
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 今朝は、晴れ。
 緩い坂道の途中、道路の崖側に立つ電柱斜めの支線に、ツルが下の方から伸びているのに気がつきました。濃い緑色した大きな葉ですが、先端部分だけが黄緑色。それが、2mほどの高さまで伸びているのです。あのツル、巻きつくための木を探しているはずだけど、近くには1本も見当たらず。なので、やむを得ず、目指すは電柱のてっぺんか。

 職場へ近づいた時、車の窓の外から、ブーンという草刈り機の音が聞こえてきました。見ると、男性が、ヘルメットに顔を覆うネット、長いエプロン等の完全装備で、田んぼの畔の草刈りをしているところ。既に、5mほど刈り終わっており、刈る前と刈った後では、違いが一目瞭然です。今日は暑くなるようだから、くれぐれも水分補給は忘れずに。

 さて、窓から入る風がとても爽やかに感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、ただ漠然と歩みを進めるより、目標があれば動きやすいもの、どうすればそこに到達できるだろうかと考えるし、どこまで達成できたか等の確認だってするはず、自分自身の目標を明確にし、その進捗状況などについて水分を補給しながら、考えるのも。。。



No.2,162「紺色スーツ姿の中年男性と安全パトロールベストの男性と温泉と」    2021(令和3)年 6月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、前方から、紺色スーツ姿の中年男性が、こちらの方へ向かって歩いて来るのが目に入りました。衣替えになってから随分経つのに、今どきスーツを着ているのは珍しいなと、顔を見たら知っている人。あの人だったら、服装はいつもきちんとしているし、スーツ姿の理由も納得できます。職業柄というのも、大いに影響してるので。

 緩い坂道の手前、安全パトロールの文字が入った緑色ベストを着た男性が、横断中の旗を肩に背負い、一人でゆっくり歩いているのに気がつきました。手持無沙汰のため、旗を下げて歩くより、肩へ置いた方が気分的にいいのかも知れません。登下校児童の付き添いを続けているため、きれいで新鮮な空気は、たっぷり吸っているはずだけど。

 さて、街路樹の枝にとまって花をついばんでいる鳥を見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、大勢の人たちと接する職業の人たちは、身なりに相当気を遣っているよう、きちんとした服装でいつも髪形までピシッとしてるから、いくら人と会うことが少ない身とは言え、日頃からだらしのない服装で過ごしていなかったか、考えるのも。。。



No.2,161「白ワイシャツ男子高校生の立ち話と麦わら帽での草取りと温泉と」    2021(令和3)年 6月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、下り坂の途中、白ワイシャツに紺色バッグを背負った男子高校生が、道路の反対側にいる高齢女性と、立ったまま話をしているのが目に入りました。あの二人は、どうやら顔なじみのようです。あの時間だと、学校の始業時間には間に合わないはずで、女性がその理由などを尋ねていたのかも知れません。声をかけあえる地域社会って、いいな。

 職場へ近づいたとき、道路近くにある田んぼの中、麦わら帽をかぶった女性が、しゃがんで草取りをしているのに気がつきました。膝は伸ばし気味、腰には青い田植えかごで、体を腰から折るようにして。除草剤の効果があり、草はあまり見あたたらないようだけど、伸びている所もあるのでしょう。草取りの後はすごく疲れるはずだから、どうかゆっくり休んで。

 さて、風がひんやりと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、知っている人だと簡単に声をかけやすいもの、ところが見たことのない顔だと余程のことがない限りそれは無理というもの、声をかけあうことで互いに親近感が増し、より親密になって地域社会も円滑に進むはず、だったら誰とでもせめて挨拶ぐらい気楽に交わすようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,160「植えたばかりの田んぼの苗と紫色の紫陽花と温泉と」    2021(令和3)年 6月23日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路へ面している田んぼに、植えられたばかりの苗があるのに気がつきました。道路の左右側にある小さな田んぼで、水がいっぱい湛えられており、そこから黄緑色の苗が少しだけ頭を出しています。苗の根を強くするため、水を落としている田んぼが多いのに、たっぷりの水量。でも、今頃よく植える苗があったもので。

 信号で止まった時、左側の窓の外に、紫色の大きな紫陽花が咲いているのが目に入りました。色は、濃い紫と、薄紫色の2種類です。ほとんどが濃い紫色だけど、うち何輪かは薄紫色したやつ。紫陽花を見ると梅雨になったことを実感できるけど、あそこは、誰も手入れをしてないところのはず。それでも、あんなにきれいに育つのか。

 さて、車のすぐ前を燕が超低空で飛んでいったこんな日は、あったかい温泉に入り、何でもそれぞれ旬の時期と言うものがあるもの、それを逸したから悪いというものではないけど、どうせなら旬のうちに大きく花開かせられれば最高、しかし、少々の遅れぐらいなら、やる気と努力さえあれば取り返されるはずだと、考えるのも。。。



No.2,159「透明ビニール手袋の女性と白い傘を杖代わりにした高齢者と温泉と」    2021(令和3)年 6月22日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館の近く、両手に透明のビニール手袋をした女性が、こちらへ方へ向かって歩いて来るのに気がつきました。ゴミ出しなどをした後の、帰りなのかも知れません。あの手袋は、1回きりの使い捨てで、どちらかといえば破れやすいもの。でも、1回だけでは、もったいないと、破れるまで何度も使う人が、どこぞにいるとかいないとか。

 緩い坂の先、高齢の男女二人が、連れ立ってゆっくり駅の方へ向かっているのが目に入りました。二人とも白い帽子に、白いスニーカー姿。女性は、紫色ちょっと大きめのバッグを背負い、杖代わりに白いビニール傘を持ってです。どこかへ遠出をするような様子に見えるけど、今日は、午後から雨の予報。なので、傘や雨具は必需品だから。

 さて、田んぼの緑が濃くなっているように見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、コロナとやらのため、いつの間にか手洗い等の習慣が身につき、近所への外出時でさえマスクがないと罪悪感さえ感じるようになっており、感染への意識は高まっているようだけど、長期にわたる心の緩みで感染に加担するようなことはなかったか、考えるのも。。。



No.2,158「ガラス戸前に張られたネットと上の部分が消えた鉄塔と温泉と」    2021(令和3)年 6月21日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側にある郵便局ガラス戸の前、網目の広いネットが張られており、そこに、緑色のツルが下から20センチ程伸びているのが目に入りました。歩いて前を通る人たちなどの目を楽しませようと、アサガオの苗を植えたもの。誰だってアサガオを見ると心が安らぐ上に、事務所の中は強い太陽の日差しを遮られるので、いいことずくめだ。

 公民館を過ぎて間もなく、道路の近くに設置してある送電線用鉄塔が、7〜8mを残して上の部分がなくなっているのに気がつきました。すぐ横に新しい鉄塔が出来上がったので、古い方の撤去が始まったようです。古い鉄塔といっても、その外見からは新しいのと、ほとんど変わらず。あんな重要な物が、まさか錆びてボロボロでは危険この上ないから。

 さて、窓から入る風がとても涼しく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、なくてもいいけど、それがそこにあることで物事うまく流れることってあるもの、特に心がホッと安らぐものだと余計、こんな物があっても生産効率は上がらないから無駄なのですぐ撤去、などと言わず、きれいに咲く花に目を止める心の余裕があったか、考えるのも。。。



No.2,157「鉈を持った男性と麦畑トラクターでの土起こしと温泉と」    2021(令和3)年 6月18日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、地区公民館近く、歩道部分で緑色のヘルメットや白いタオルで頭を覆っている男性たちが、何人も立っているのに気がつきました。その付近、道路の両側に、軽四車等がたくさん止められており、作業のため集まっているようです。男性たちが持っていたのが、鉈や小型のノコギリ。あれだけ大きな鉈を見たのは、本当に久しぶりで。

 職場へ近づいたとき、道路の横、刈り取りの終わった麦畑で、トラクターが土起こしをしているのが目に入りました。奥の方にある麦畑では、黄色い大きなタンクを積んだトラクターも動いており、肥料か除草剤などを撒いているのかも知れません。刈り取りが済んでもゆっくり休むことなく、待ったなしで、次の植え付け作業等を開始するのだ。

 さて、チッチッと鳥のさえずりが聞こえていたこんな日は、あったかい温泉に入り、ずいぶん昔、山の下刈りに連れ出された時のこと、手作り木製のケースに入った大きな鉈は必需品、小さいからと触らせてもらえなかったけど枝打ちでは大活躍してたもの、あれから体だけは随分大きくなったこの身、どんな切れ味の人間に育ったか、考えるのも。。。



No.2,156「半袖白地紺色花柄模様ワンピース女性とアスファルトの石灰と温泉と」    2021(令和3)年 6月17日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、半袖白地に、紺色花模様の長いワンピースを着た女性が、歩いているのが目に入りました。ワンピースは薄手の綿製で、その下に紺色のパンツスタイル。同じようなワンピース、親が夏真っ盛りの暑い時に、普段からよく着ていたのをはっきりと覚えています。涼しいし、着心地がよくて、汗も吸ってくれるから、暑い時にはぴったりで。

 橋を渡ってすぐ、道路アスファルトの上に、白い石灰のようなものが、撒かれているのに気がつきました。それが、あちこち何か所もです。見ると、どの石灰の中央部あたりにも、アスファルトのひび割れが見え隠れしており、修理等を行うための目印なのかも知れません。どこに不具合場所があるか、誰が見てもすぐ分かるようにとの配慮なの00000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000か。

 さて、遠くの山の雪が少なくなっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、一時的にはもてはやされても、すぐに廃れてしまうものがあり、しばらくしてから、何かの拍子にそういえばそんな物もあったっけと思い出す程度、ただ、いいものは、どんなに時を経ても重宝されており、我が身はいったいどちらだったかなと、考えるのも。。。



No.2,155「落ちたサツキの赤い花と手にしたU字棒と温泉と」    2021(令和3)年 6月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある生け垣のすぐ下、地面に赤い花びらが落ちているのが目に入りました。その真上には、サツキの花が満開。まるで、木の中から花が湧きだし、それが満杯になってこぼれ落ちたかのようにさえ見えます。枝に咲く花がきれいなのはもちろんだけど、散って落ちた花だって、なかなか捨てたものではないようで。

 道路から下に見える畑の中、緑色したU字型の棒を持っている、高齢の男性がいるのに気がつきました。男性の近くには、キュウリ等ツル科の野菜が植えてあり、倒れないよう補助のためなどに使うのかも知れません。ツル科類は、支えになる物があればどんどん上へ伸びるけど、それがなければ、その実力を十分に発揮できないから。

 さて、窓から入る風がヒンヤリと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、花が満開の時は、黙っていても誰だって目を止めてくれるもの、ところが、盛りを過ぎてしまうとさっぱり、外見だけのきれいさなんてそんなものかも、その点内面から湧き出す人の品性は別物、他人から見て我が身から感じられる品はどんなだろうかと、考えるのも。。。



No.2,154「麦わら帽の高齢男性とゴミ箱の紅白ポールと温泉と」    2021(令和3)年 6月15日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、麦わら帽に、灰色長袖シャツを着た高齢の男性が、前の方からやって来るのが目に入りました。右足の具合が悪いらしく、少し引きずり気味にしてゆっくりです。黒い長靴を履いていたので、おそらく畑などの農作業へ向かうところだったのでしょう。晴耕雨読ではないけれど、今日は、外でやる仕事がとても気持ちよさそうに感じられて。

 坂道の途中、道路横に設置してあるゴミ箱の角に、紅白の長いポールが立てられているのに気がつきました。あのポールは、ブルドーザー等で除雪する際、雪に埋もれて見えないゴミ箱の場所を示すためのもの。なので、積雪には、なくてならない必需品です。今、雪の心配はないけれど、車を運転する者にとっては、追突など危険防止のために。

 さて、青空がとても爽やかに感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、雨が降って日中でも薄暗い日は、なんだか気分が滅入ってしまうもの、ところが、カラッと晴れた日になると、心もうきうきどこからか元気が沸いて出て、天気ぐらいで人の心が変わるなんて不思議だけど、心の中に太陽を持つようにし年中元気になどと、考えるのも。。。



No.2,153「ブルーシートをかぶせたトラクターと銀色パイプと温泉と」    2021(令和3)年 6月14日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路のすぐ横に、ブルーシートをかぶせられた、小型のトラクターが置かれているのが目に入りました。シートが、風などでどこかへとんでしまわないよう、紐でしっかり結んであります。田植えが終わり、これからしばらくの間は出番がないため、しばしの休眠に入ったのでしょう。ただ、露天だから、劣化は少しずつ進むはずだけど。

 道路に面している空地、銀色のパイプが積み重ねられているのが目に入りました。直径20センチほどある、太くて長いパイプが何本もです。ただ、丸い筒そのままではなく、パイプの端付近が加工済みで、作業手順等を考慮し、仕事が始まってから手間のかからないようにしてあるものだと思われます。でも、あのパイプいったい何に使うのかな。

 さて、山の頂が白い雲で覆われ始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、新しい物でも、入手したその日から、もう劣化への道が始まっているもの、そのままにしておくと、目に見えずとも日毎に古さを増すことになるけれど、しっかり日頃の手入れを怠らないようにすれば、延命につながることを忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.2,152「真新しい土の上の代かき棒とトラック荷台の黒い瓦と温泉と」    2021(令和3)年 6月11日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から少し下がっている家の前、庭に敷かれた真新しい茶色の土の上に、代かき棒が置かれているのに気がつきました。田植えをする前、水の張られた田んぼを平らにならすために使う、T字型のものです。運んで来た土をそのままにしておくと、デコボコで見た目もよくないもの。代かき棒を利用するとは、よく考えたもので。

 前から向かって来た紺色のトラックが、横道へ左折しようとしているのが目に入りました。荷台には、びっしりと真新しい黒い瓦が並べてあり、動かないよう透明の幅広ビニールでしばってあります。あの先へ行ったところの家で、屋根瓦の葺き替えが行われるのでしょう。本格的な梅雨入りを前に、瓦の破損など水漏れ対策は万全にしておかねば。

 さて、田んぼの畔で草刈り機を使い草刈りをしている人を見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、古くなり捨ててしまえばただのゴミだけど、再利用すればそれも立派な資源の一つ、使い捨てがもてはやされた時を経て、今はリサイクル社会へ突入しているけど、たとえどんな時代であっても物を大切にする心は忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.2,151「シャワー水での洗車女性と刈り取りの終わった麦畑と温泉と」    2021(令和3)年 6月10日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある家の駐車場、紺色の半袖ポロシャツを着た女性が、紫の軽四自動車を、ホースで洗車しているのが目に入りました。ホース先端に白いノズルのような物がついており、そこから出ていたがシャワー状の水です。ホースからそのままだと、汚れの落ちる範囲は狭いけど、シャワーでだと広い範囲を洗うのにもってこい。

 職場へ近づいた時、道路に面している麦畑、もう刈り取りが終わっているのに気がつきました。縦2列で、横へ6枚ほど並んでです。まだ刈り取りがされていない、遠くに見える麦畑付近に、コンバインが止められているので、これから始まるのでしょう。刈り取った後の茎は、稲と違って少々長め。それには、きっと、何か理由があるのかも。

 さて、川の水の量がいつもより少し多いかなと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、こういうものだとの幾多の思い込みに縛られた中での生活、誰が思いついたのか、ほんの少しのアイデアお陰で、使い勝手が格段に上がることがあるもの、いま感じている不便さを解消するためにはどうするか、頭と体を洗いすっきりしてから、考えるのも。。。



No.2,150「腰を折り曲げた高齢の女性と青いバケツへの水と温泉と」    2021(令和3)年 6月 9日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路の脇に水色の電気四輪車が止められており、少し離れた山の方にある畑に麦わら帽をかぶった女性がいるのが目に入りました。足腰等の具合が悪く、徒歩では遠出ができなくても、あの四輪車があれば少々の所なら大丈夫。ただ、畑で立ったまま腰を折り曲げての手作業で、見てこれまで体を酷使してきたことがこちらまで。

 坂道の途中、道路に面している家の前、高齢の男性が、青いポリバケツの中に水道のホースから水を入れているのに気がつきました。すぐ横に止めてある車の後部ドアが開けられているから、あそこに積んで運ぼうとしているのかも知れません。ここのところ暑くなってきているため、人間だけではなく、農作物や花などにも水が必要だから。

 さて、ツバメが低空で飛び回っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、こんなにやった、あんなに大変だった、などとよく自慢話を聞かされることがあるけど、本当に大変な経験をした人に限って、そんなことはめったに口にはしないもの、黙々と働いている人に尊敬の念を抱きつつ、己はいったいどちら側だったかなと、考えるのも。。。



No.2,149「張られた送電線と小型犬を連れ赤い花を手にした女性と温泉と」    2021(令和3)年 6月 8日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の近くにある建設中の鉄塔、これまでなかった送電線が張られているのに気がつきました。そのすぐ隣、古い鉄塔にも送電線があるため、あの付近の空は送電線でいっぱいです。現在使われている鉄塔は、間もなく撤去されるはず。それに伴い送電線も取り外されるはずだから、あれだけの電線の数を見られるのは、今だけか。

 坂道の途中、道路横を、右手に白いビニール袋を持ち、小型犬を連れた高齢の女性が歩いているのが目に入りました。ビニール袋と一緒に握っていたのが、きれいない赤い大輪の花です。犬の散歩の途中、自分の畑の隅に植えていたものなどを、手折ってきたのでしょう。道路の反対側にいた女性から呼び止められ、そちらへ向かっていそいそと。

 さて、麦の穂が白くキラキラ輝いていたこんな日は、あったかい温泉に入り、人生のなかその時だけということがあるもの、その機会を逃すともう二度と巡り合うことがないのに、そのことに気づく人と、うっかりの人がいるらしく、折角の機会を逃さないため常に自分専用のアンテナをあちこちへ張り巡らすようにしているか、考えるのも。。。



No.2,148「プランターの前の女性と前を横切ったツバメと温泉と」    2021(令和3)年 6月 7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の玄関先、白地に黒線の入った横柄シャツを着た女性が、プランターの前でしゃがんでいるのが目に入りました。茶色いプランターの中には、50cm程に育ったツル科の植物が植えられているのですが、それが花なのか野菜なのか定かではありません。畑を持たない人たちの中は、プランターを畑がわりにしている人もいるようで。

 緩い坂道の途中、一羽の黒っぽい鳥が、車の前をスーっと横切っていったのに気がつきました。その形や飛ぶ姿などからして、あれは間違いなくツバメです。いつもの年だと、今頃なら二羽連れだって、元気いっぱい飛んでいるツバメをよく見かけていたのに、今年はほとんど。気のせいならいいけど、まさか人間と同じ、ツバメの数まで少なくなっている訳では。

 さて、橋の上に差しかかった時、上流からの風が車の中を吹き抜けていったこんな日は、あったかい温泉に入り、持っている人にとってはじゃまだなと感じているものでも、ない人たちからすると、喉から手の出るほど手に入れたいと思っていたりすることがあるもの、まず、それがあることに感謝し、ない人は代用となる物を検討することなど、考えるのも。。。



No.2,147「車止めブロックの草と真っ赤なスニーカー男性と温泉と」    2021(令和3)年 6月 5日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、歩道と車道の間に設置してある、車止め用コンクリートブロックあちこちの隅から、草が伸びているのに気がつきました。ところが、どうしてだか、草の全くないところもあるでは。草が自然に消えていくはずはなく、おそらく車止め近くの家の人がそれに気づいて、1本ずつ手で引き抜いたもの。とすると、草が伸びているところは。

 信号の手前、紺色の半袖ポロシャツ、黒いタイツに緑色の膝丈パンツ、真っ赤なスニーカーを履いた男性が走っているのが目に入りました。とても目立つ配色なので、車を運転している人にとっては、すごく分かりやすく危険予知度抜群です。素足を見せていないのは、紫外線を遮るためなのかも知れません。最近は、男性でもいろいろ大変だ。

 さて、開けっ放しの窓からひんやりした風がすーっと入ってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の敷地内のことならいざ知らず、公共の場所のことなんて我関せず、ただ、たとえ公の所でも汚れているのは見てられないと、きれいにする奇特な人たちもいるのも事実、自分はまさか見て見ぬふりの仲間ではなかったか、考えるのも。。。



No.2,146「自動販売機前の半袖男性とコンクリートの上の雨ガエルと温泉と」    2021(令和3)年 6月 3日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路すぐ横に設置してある赤い飲料自動販売機の前、半袖縦縞のシャツを着た若い男性が、立っているのが目に入りました。手に、黒い携帯のようなものを持ってです。すぐ大きな扉が開いたので、少なくなってきいるペットボトル等を、補充するための会社の人。あんな早い時間、お金を入れている人は見たことがあるけど、補充してる人は初めてだ。

 職員通用口の近く、コンクリートの上に、緑色の小さな物があるのに気がつきました。誰か、ゴミでも落としたのかな、と思ってよく見たら、かわいい雨ガエルです。じっとしてたけど、餌を探しながら小さな体で移動し、あんなところまでやってきたのかも知れません。あそこなら雨はしっかりしのげるけれど、餌になる小さな虫なんて、ほとんどいないはずなのに。

 さて、雲が空全体に広がってきているこんな日は、あったかい温泉に入り、いつもそこにあるのが当たり前、なのでまったく疑問すら感じていなかったけど、人目につかないところで汗を流している人がきっといるもの、表に見えて目立つところばかりではなく、たまには、陰となって働いている人たちのことに思いをはせてみることを、考えるのも。。。



No.2,145「ゴミ置き場を覗く女性二人と田植え機に乗った男性と温泉と」    2021(令和3)年 6月 2日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにあるゴミ置き場、女性二人が箱の中を覗きながら話し込んでいるのが目に入りました。どうやら、収集日ではない物が、そこに置かれていたようです。おそらく、出した人の勘違いだとは思うのですが、持ち帰ってくださいのシールが、貼られたままなのでしょう。出した本人、それに気づいて早く持ち帰らないといけないぞ。

 職場へ近づいたとき、黒い半袖Tシャツを着た男性が、大きな田植え機に乗って農道を移動しているのに気がつきました。ほとんどの田んぼでは、田植えが済んでおり、残るところはもうほんのわずかだけ。田植え機の後部には、苗が入ったままの状態なので、昨日やった残りのようです。少々遅れてしまったようだけど、あせらずにゆっくりと。

 さて、川の水の音がなんだか大きく聞こえたこんな日は、あったかい温泉に入り、勘違いをしてのうっかりミスと、分かっていてやる確信犯では大違い、中にはうっかりと見せかけての確信犯もいるようだからそれを見分けるのってそう簡単では、善意に支えられているこの地域社会、そこへ悪意を持ち込んでいなかったか、考えるのも。。。



No.2,144「全身白づくめの女性と横断旗を肩に背負った男性と温泉と」    2021(令和3)年 6月 1日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、頭の先から足元まで、全身白づくめの女性がこちらの方へ向かって歩いてくるのに気がつきました。白マスクで、最初、白い帽子かと思ったけど、白いパーカーのフードをすっぽりかぶって。それに、パンツと靴も白。手を後ろに組んでおり、手袋が白かどうかは不明です。でも、あれだけ白にこだわっているのには、きっと何か理由が。

 緩い坂道の手前、道路のすぐ横、緑色ベストを着た安全パトロールの人が4人、おしゃべりをしながら歩いているのが目に入りました。その内の1人は、黄色い横断旗を肩に背負うような形に持ってです。いつもは、ばらばらに歩いているのに、今日はどうしてかなと思ったけど、月初めの1日と中旬の15日は、確か交通安全の日。だからだったのかな。

 さて、黄金色に染まった麦の穂が刈り取り近しを感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、一人だけ突出せず横並びで他の人と同じようにやっていれば、さほど波風は立たないもの、ただ、それだとあまり進歩が見られないのもこれまた事実、いい意味で、誰もやっていない大海原へ漕ぎ出して挑戦する心を忘れていなかったか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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