ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.2,143「並べられた三角ポールと屋根の上での修理と温泉と」    2021(令和3)年 5月31日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、工事中電線用鉄塔の下、赤い三角ポールがたくさん並べてあるのに気がつきました。物などを運ぶ際、その場所以外は通らないようにと、まるで境目を示すようにです。工事で、それぞれが自分勝手な動きを始めると、出会い頭にぶつかったりして、大きな事故につながりかねません。それも防げるし、時間短縮にもなるから一石二鳥だ。

 坂道の手前、道路沿いにある小屋の前、茶色い鉄製三脚が立ててあるのが目に入りました。屋根の方へ目を向けると、男性2人が、ちょうど作業の真っ最中。キューンという音が聞こえてきたので、電動ドリル等を使って、屋根の修理をしているようです。家主、本格的な梅雨に入る前、あの小屋の天井から雨漏りしていることに気づいて専門職へ依頼。

 さて、窓から入る風が冷たくて心地よく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、口で言うだけより、目で見てすぐ分かるようにしてあれば、誰だって早く理解することができるというのも、人間言われたことを覚えている時間なんて、そうそう長くないのだから、普段から自分の意思が正確に相手へ伝わるよう努めていたか、考えるのも。。。



No.2,142「道路へ飛び出した傘と電動工具を運んでいる男性と温泉と」    2021(令和3)年 5月28日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路前方に、薄い紫色の傘が、ひっくり返っているのに気がつきました。それも、反対側車線、車の通る真ん中あたりにです。通りすがりに見ると、落ちてた傘の横にある家の庭先、太陽の光を浴びながら傘が2本広げて干してあるでは。朝から、雨で濡れた傘を干したまではよかったけど、風にあおられて、元気な1本が道路へ飛び出したか。

 坂道の先、道路沿いにある生け垣の前、電動工具らしき物を持った男性が、歩いているのが目に入りました。生け垣のある家の周りには、全体に鉄パイプが組まれており、これから外壁の工事等が行われるようです。工事関係の人たちがよく使う専用の白いワゴン車が、手前側の空き地に止めてあったから、あそこから現場まで歩いて道具を運んでいるようで。

 さて、あちこち久しぶりに洗濯物が外に干されていたこんな日は、あったかい温泉に入り、同じ家に育った兄弟でも、やんちゃな子もいれば、反対におとなしい子も、その個性をいい方向へ伸ばしていけば、どんな子だって社会で活躍できるはず、少々やんちゃぐらいなら許せるけれど、誰かに迷惑をかけることなどやっていなかったか、考えるのも。。。



No.2,141「玄関前白マスクの女性と田んぼで苗捕植中の男性と温泉と」    2021(令和3)年 5月27日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、白い傘をさし、白マスクに格子柄割烹着を着た高齢の女性が、道路に面している家の玄関へ、入ろうとしているのが目に入りました。なにかあって朝の用事を済ませ、我が家へ戻ってきたところのようです。その様子からして、近所へ出かけただけの短時間外出でしょう。それでも、しっかりマスクをつけているというのは、実に感心なこと。

 職場へ近づいた時、道路から2枚目の田んぼの隅で、腰を曲げながら緑色の苗を手にしている、高齢の男性がいるのに気がつきました。田植え機が植え残したところを自分の目で探しながら、1本ずつ捕植です。雨が降る中でも、かぶっているのは野球帽だけ。少々の雨で体が濡れるぐらい、植え残しに比べれば、それほど大したことではないのかな。

 さて、街路樹の花が大きく見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、不思議だけれど悪いことは続くもの、どうしてこんなことばかりなのかと身の不幸をなげくのは、人間として当たり前、でも悪いことの先には、きっといいことが待っているはず、まずは体調を万全にし気を緩めることなくその日がやって来るのを待つようにしてるか、考えるのも。。。



No.2,140「おしゃれなサングラスの女性と祠に供えられた花と温泉と」    2021(令和3)年 5月26日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い曲がり角近くにある家の玄関から、つば広の帽子に、薄いピンク色ジャンパー、黒いサングラスに白い手袋をした、高齢の女性が出てくるのが目に入りました。サングラスは四角っぽい、おしゃれな外出用です。頭から全身の恰好からして、畑など農作業へ向かうようですが、春先は紫外線が強いため、目の弱い人には保護が必要のようで。

 坂道の途中、道路すぐ横に設置されている小さな祠の前、小さな花瓶に、赤、ピンク、白色の花が供えてあるのに気がつきました。あそこは、年間を通して定期的に花が置かれているところ。近くに住む人や、祠の管理をしている関係者などが、季節の花を持参し供えているのでしょう。目に見えないものも尊ぶ、その優しい心が伝わってきてなんだか嬉しいな。

 さて、川の水が薄い灰色に濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、完璧な人間なんて、世の中そうそういるものでは、誰だってどこかに欠点を持っており、それがその人の人格を大きく形成していたりするもの、自覚している弱い点があれば、もちろんそれを克服するための地道な努力が必要、それでもだめなら何かで補うことを、考えるのも。。。



No.2,139「山道に止まったトラック3台と落ちたエプロンの肩紐と温泉と」    2021(令和3)年 5月25日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路から離れた山の麓にある山道に、白いトラック3台が並んで止まっているのに気がつきました。内1台は、荷台にクレーンのようなものがついているトラックです。車の近くは、作業員らしき人影が見え隠れ。ついこの間、あの近くで、山の斜面に植えられていた大きな杉の木が伐採されていたし、順番が回って、次はあそこの番なのかな。

 緩い坂道の途中、白いエプロン姿の高齢の女性が、右手に大きなゴミ袋を持って、ゴミ置き場の方へ歩いているのが目に入りました。そのエプロン、左肩の幅広い紐にあたる部分が、肘の上あたりまでずり落ちているでは。もちろん、そのことに気がついているとは思うけど、ゴミ袋を出してしまうまで肩紐を直すのが面倒だからと、きっとそのままに。

 さて、冷たい風が心地よく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、沢山あるものを一度に全部済ませようと思っても、所詮それには限界というものが、やみくもにではなく、きちんと計画を立てて一つずつつぶしていけば、結局早く済むことになるのだから、単なるその場の思いつきだけで物事を進めようとしていなかったか、考えるのも。。。



No.2,138「黄色い安全ベストの男性と黄金色の麦畑と温泉と」    2021(令和3)年 5月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、白ヘルメットに黄色い安全ベストを着た男性が、金属製のこまざらいで、草を集めているのに気がつきました。道路横には、草刈り機で刈り取られた草の山が、あちこちにいくつもあり、集めやすいようにと、まとめていたようです。刈り取った草は、トラック等に積み決められた場所へと運搬するのでしょう。それで、草刈りがようやく終了だ。

 職場へ近づいたとき、道路に面している麦畑が、黄金色に輝いているのが目に入りました。ついこの間まで、まだ黄緑色が多かったのに、ここへ来て一気に色づいたようです。見渡す限り、ほとんどの田んぼでは、無事に田植えが済んだ様子。水を満々とたたえ、緑色の穂先が頭を覗かせているすぐ隣で、黄金色の麦の穂を見られるのは今だけのはず。

 さて、鳥を多く見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、目立つ仕事をしている人が職場のヒーロー、そこで一番貢献しているのだからそれは当然のこと、だけど、表へ立たずとも影に隠れしっかりと支えている人がいることも忘れてはいけないはず、そんな人たちへも、忘れずにご苦労様の一声をかけるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,137「黒い長靴の男性と電気の点いたプレハブ小屋と温泉と」    2021(令和3)年 5月21日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路沿いある家の前、白い長袖ポロシャツに灰色のベストを着た高齢の男性が、煙草を右手の指にはさんで、立っているのに目に気がつきました。足元は、黒い長靴です。雨が降っているため、大きな水たまりができており、靴だと濡れてしまうので防御策。そのとき、ふと頭をよぎったのが、ピチピチ チャプチャプ ランランランのメロディーで。

 公民館の先、道路横に設置してある、建設会社のプレハブ小屋に電気が点いており、中に若い男性2人がいるのに気がつきました。普段は暗くて、誰の姿も見えず、人がいるのはめずらしいことです。とすると、あの近くあたりで、大きな工事が始まるのかも知れません。そういえば、山手側にある鉄塔が、電線の部分を除いて、もう完成間近のようだから。

 さて、空気が変に生暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、子供の頃に覚えた歌は、年をどれだけ重ねても覚えており、歌詞はうろ覚えでも、聞いているうちにすぐ思い出すから不思議、若い頃から勉強嫌いでは誰にも引けを取らない自信のあるこの身だけど、久しぶりに昔学んだ本などを引っ張り出し紐解いてみることなど、考えるのも。。。



No.2,136「小さな除草作業中の立て看板とトラクターでの代かきと温泉と」    2021(令和3)年 5月20日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、信号機の先、ガードレールのすぐ近くに、小さな白い看板が立てられているのが目に入りました。看板には、除草作業中の文字が書かれて。その向こう側には、赤地に白抜き矢印のある看板が、ずらっと並んでいます。近くに止められた軽四トラックの横、白いヘルメットに黒い上下作業服の若い男性が立っており、もうすぐエンジン音が聞こえてきそう。

 職場へ近づいた時、道路に面している田んぼ、大きなトラクターで代かきをしているのに気がつきました。田植えをする前、田んぼに張った水を減らしてから、土を平らにならす作業です。昔だと、農家にはT字型の道具があり、それを使い膝下ぐらいまで田に足を入れ泥まみれになりながら、表面を平らにしていたもの。今は、屋根付きの、運転席に座ってだ。

 さて、川の水が随分増えていたこんな日は、あったかい温泉に入り、ものごと手作業でやるのと、それ専用の機器等を使ってやるのでは大違い、その内容はもちろんだけどそれに要する時間も大幅に、単に時間が短くなればいいという訳ではないけれど、機器等を活用して余った時間は、無駄にごろごろせず有意義に使うようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,135「お腹に持ったリュックと真っ赤なベストの犬と温泉と」    2021(令和3)年 5月19日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、黒い詰め襟服の男子中学生が、大きな灰色のリュックを持ち、駅の方へ向かっているのが目に入りました。そのリュック、もちろん背負うタイプのものなのですが、お腹の方へ抱えるようにしてです。あれだと、前へ重心がかかるため、自然に背筋を伸ばす利点があるのかも知れません。それにしても、あんなこと誰が考えついたのか。

 地区公民館の近く、灰色の中型犬を連れた、若い女性がいるのに気がつきました。犬が身につけていたのは、真っ赤な色のベスト。犬のロープを手にしていた女性が着ていたのは、赤と白色の横柄ストライプTシャツ。どうやら、赤は飼い主の女性が好きな色、そのため、犬にも着せたようです。赤が似合っている飼い主と犬、とてもいい感じで。

 さて、高い山の木々に雲がかかってなんだか幻想的なこんな日は、あったかい温泉に入り、物を使うときには、これだというやり方があるもの、作った人の思惑や使いやすさ、そして長い間の経験などから自然に、ところがそれに縛られてばかりだと、新しい発想に思い至らず進歩がないことにも、たまには逆の使い方などを、考えるのも。。。



No.2,134「紺色長いカーディガンの女性と街路樹に咲き始めた小さな花と温泉と」    2021(令和3)年 5月18日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路近くにある車庫から、シャッターを閉めて出ようとしている女性がいるのが目に入りました。白いマスクに、紺色の膝丈ぐらいまである、長いカーディガンを羽織ってです。昨日は、シャツ1枚だけでも蒸し暑く感じ、思わず脱ぎたくなったほど。でも、今日は、一転上着が欲しいくらいの気温で、温暖の差がとても大きいぞ。

 職場へ近づいたとき、街路樹に、薄いピンクと白い小さな花が、咲き始めているのに気がつきました。咲いていたのは、概ね3本に1本ぐらいの割合。緑の葉はそれほど大きくなってはいないけど、木全体を覆い始めています。雨が降ると、植物や木々等が、とても元気になってくるのを感じることができ、自然の力はやはりすごいよなと。

 さて、白い雲が山の麓までおりているこんな日は、あったかい温泉に入り、暑いのが好きな人もいれば、寒いぐらいの気温の方がいいという人も、それって子供の時の経験等が大きく影響しているようで、体に染みついたものがあるのかも知れません、ただ肌寒く感じたときは、すぐ1枚余計に羽織ることを忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.2,133「白いタオルを頭にかぶった男性と目の前を飛んだキジと温泉と」    2021(令和3)年 5月17日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、緩い坂道の途中、白いタオルを頭にかぶった男性が、停車中している灰色ワゴン車の運転席側扉を開け、乗り込もうとしているのに気がつきました。通りすがりに見ると、車の側面には大きく牛乳名が書かれています。牛乳配達の途中で、車から乗り降りの際、その都度傘をさすのが面倒だからと、濡れないよう頭を守るためにあのタオル1枚で。

 緩い坂道の先、道路の少し上あたりを、黒っぽい大きな鳥が、左の竹やぶへ向かって、飛んでいくのが目に入りました。尾が長くて、目の周りが濃い赤だったので、あれは間違いなく雄のキジ。最近、田や河原の近くなどで、キジの鳴き声はよく耳にするようになったけど、住宅街で見かけることはほとんどなし。雨が降っており、安全だからと出てきたのかな。

 さて、茶色い水が川をゴウゴウと流れていたこんな日は、時間に余裕のある時ならいざ知らず、時計を何度も見ながら慌ててやっているときなど、少しでも手抜きできることがあるとなると深く考えもせずすぐに実践、そんな短慮のせいで後々痛い目に合うことのないよう、守るべきところは少々面倒でも嫌がらずしっかりと守っているか、考えるのも。。。



No.2,132「腰から下げた剪定鋏袋と荷台びっしりの稲の苗と温泉と」    2021(令和3)年 5月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公共施設の歩道側にある生け垣前、腰の後ろから剪定鋏等を入れた小さな袋を下げている、高齢の男性がいるのが目に入りました。身なりなどからして、庭師経験のある人で、その道の専門家。生け垣の向こう側で、男性二人が茶色くなった長い竹を持っていたけど、こちらはどう見ても助っ人でしょう。遠くからでも、それだとすぐに分かるから。

 職場へ近づいたとき、道路すぐ横にある農道に、田植え用の苗を荷台に積んだ、軽四トラックが止まっているのが目に入りました。苗は黒い箱に入れられ、それが、トラック荷台に置かれた鉄製の枠の中へ、びっしりと詰めるようにしてです。田植えは随分進んでおり、やっていないところを探すのが難しいくらい。でも、遅れた訳ではないし、まだまだ大丈夫。

 さて、鳥の優しい鳴き声が聞こえたこんな日は、あったかい温泉に入り、その人の身なりや立ち居振る舞いなどからして、ある程度の技量が伝わってくるもの、道を究めた人はどこにも無駄がなく、それでいて品が漂ってくるのだから、いつまで経っても発展途上でガサツな身、せめて洗い立てのものを身につけ小ぎれいにするようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,131「ゴミ置き場のスキー板と畑の畝(うね)に立てた緑色棒と温泉と」    2021(令和3)年 5月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場に、スキー板が斜めに立てかけられているのに気がつきました。今日は、金属やガラス類の収集日なので、捨てるため出したのでしょう。スキー板は2台あり、大人用です。おそらく、物置の隅にでも片付けていたのを、これからはもう使うことがないだろうと処分。あれで、どれだけスキーへ出かけて、楽しんだのかな。

 緩い坂道の途中、道路に面している小さな畑で、紺色の長袖シャツを着た高齢の男性が、畝(うね)に緑色の棒を立てているのが目に入りました。棒は、苗が植えられている近くに、何本も並んでです。だとすると、あの野菜は、ナスか、ツル系キュウリやトマトなど。予報では、週末あたりから雨マークがずっと続いており、植えるなら今が最適のようで。

 さて、空気が暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、時代によって遊びもいろいろと変化、今流行しているからと言っても未来永劫続くとは限らず、新しいものが出てくるとすぐに飛びつく人がいるのも事実、いい意味での好奇心はいくつになっても大切だけど、世話になった物たちへの感謝の心も忘れないようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,130「鉄塔現場の若い男性と大型観光バスのガイドと温泉と」    2021(令和3)年 5月12日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、建設中の鉄塔工事現場で、灰色の作業ズボンに黒い長靴を履いた、若い男性が立っているのに気がつきました。ヘルメットはかぶっておらず、他に人影が見当たらないため、どうやらすぐ作業が始まる訳ではなさそうです。Kの文字がついてまわると言われる業種の一つ建設業界、人手不足だと聞いたけど、今は足りているのかな。

 坂道の途中、大型観光バスが、前方からやってくるのが目に入りました。フロントガラス越しに、白いマスクの若い女性ガイドが、座って前を見つめているのが見えます。コロナコロナと、やけにうるさいこの時期、まさか知人友人たちと連れ立っての、観光旅行ではないとは思うけど。バスの中では、おしゃべりもままならないし、楽しさ半減だ。

 さて、麦の背丈が随分伸びていたこんな日は、あったかい温泉に入り、働く人にとって魅力ある職場とは、仕事が楽で、休みが多く、お金をたくさんもらえる所、でも、そんな職場なんてこの世の中そうそうあるものではなく、楽をしての金儲けより、汗を拭きながらでも充実感を得られるところで働ける幸せを心から感じているか、考えるのも。。。



No.2,129「薄いピンク色スポーツウェアの女性と信号機の下に立つ人と温泉と」    2021(令和3)年 5月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐ、歩道を水色の野球帽に薄いピンク色上下スポーツウェアを着た若い女性が、ゆっくり歩いているのが目に入りました。後ろで縛った長い髪が、背中の真ん中あたりまであり、白いマスクをしています。歩き方からして、ジョギングなど本格的な運動ではなく、散歩なのでしょう。朝早い時間帯、あの年代にしては珍しいこと。

 交差点へ差しかかったとき、手を後ろに組んで立っている、高齢の女性がいるのに気がつきました。信号機のすぐ横に、自転車が置かれているのですが、道路を横断するような気配はありません。所在なさげな様子で、前を通る車を眺めています。自転車の前かごの中に、新聞紙で包んだもの見えたので、誰かに渡そうと、やって来るのを待っているのかな。

 さて、路肩に咲いている紫色の花がきれいに見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、若いうちは体力に自信があり、少々のことでは音を上げることなんてないけれど、ある年代を経ると急激に足腰が弱ってくるもの、それを実感して茫然とする前、思い立ったその日から体の衰えを防ぐため、足腰の鍛錬を欠かせないよう努めていたか、考えるのも。。。



No.2,128「玄関先の僧侶と自転車での見廻りと温泉と」    2021(令和3)年 5月10日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、地区公民館の近くへ来たとき、道路沿いにある家の玄関へ入ろうとしている、年配の僧侶がいるのが目に入りました。黒い衣の裾の下、ほんの少しだけ白衣が見えます。おそらく、家のどなたかの命日等で、お勤めに来たのでしょう。ここのところコロナ感染のため、葬儀や法事等が控えられていると耳にしており、業界の影響は大きいかも。

 坂道の先、黒い野球帽に、灰色上下の作業服を着た高齢の男性が、自転車に乗って、ちょうど横の農道へ曲がろうとしているのが目に入りました。田植えが済んだので、田んぼに張った水の様子などを確認するための、見廻り。あれは、これから田んぼに水がなくなるまで、朝晩の2回毎日続けられることになるはず。八十八回が、いよいよスタートしたか。

 さて、窓からの風がとても爽やかに感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、何気なく過ごしていた生活が普通のことだと思っていたけど、実はそれが特別な日の連続だったことに後から気づいて、あの時に、こうしていればよかった、ああもしていればよかった、と悔やむことのないよう、時間を大切に使うようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,127「割烹着での黒い長靴と撮影用カメラと温泉と」    2021(令和3)年 5月 7日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館へ近づいたとき、顔全体を覆うような帽子に、白黒格子柄の割烹着を着た女性が、ちょうど黒い長靴を履こうとしているのが目に入りました。すぐ横にある軽四車の後部ドアが上げられ、そこには田んぼや畑などで使う道具などが、たくさん積まれています。田植えだと、泥でべったり汚れるはずだから、まず足元を固めることがとても大切だから。

 橋のすぐ手前、白いワゴン車が止まっており、その側に大きなカメラの三脚が置かれているのに気がつきました。車の周りには、若い男性が3人。撮影用の大きなカメラが地面へ直に置かれていたので、どうやらテレビ等取材ために、橋を訪れたようです。長い月日コロナのため遠くへの外出がままならず、自然豊かな景色を放映すれば、誰にだって喜ばれるはずで。

 さて、山の緑がとても目に優しく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、外へ出るとき一番気にするのは人目につくところ、だから顔などの手入れに時間がかかるのは止むを得ないことかも知れません、でも、足元が固まっていないため何かの拍子に本体もろとも倒れてしまって、なんてことがないよう気を遣う所を間違えていなかったか、考えるのも。。。



No.2,126「立てられた緑色の肥料袋とはずされたトラクターのロータリと温泉と」    2021(令和3)年 5月 6日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から下の方に見える畑、大きな緑色の肥料袋の上下を切り、まるで筒のような形で立ててあるのが目に入りました。それが、いくつも並んでです。あれは、植えたばかりの野菜の苗などを、強い雨風などから防ぐためのもの。それに、温暖効果もあり、少々冷え込んだ日でも大丈夫。守られて成長するのは、人に限らず何でも同じか。

 坂道の途中、道路のすぐ近くの空き地に、橙色をしたトラクターの、運転席部分が、止めてあるのに気がつきました。爪で砕いてかくはんするロータリがついていないためか、長さがやけに短くて、まるで別物。田起こしや、代かき等が終了し、これから秋口まで長い休みに入るのでしょう。力仕事で頑張って働いた後は、ゆっくり休むことも必要だから。

 さて、あちこちから鳥のさえずりが聞こえいるこんな日は、あったかい温泉に入り、記憶にないからと、自分だけの力で大きくなったように勘違い、周りにこれまでどれだけ迷惑をかけてきたのかを知らないのは本人だけ、大勢の人たちに温かく見守られ支えてもらったお陰でここまで成長できたお礼の言葉を、よもや忘れてはいなかったか、考えるのも。。。



No.2,125「玄関横のむしろと真っ赤な半ズボンでのランニングと温泉と」    2021(令和3)年 5月 5日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路沿いにある家の玄関横、物が置かれている上から、すっぽりとむしろがかけられているのが目に入りました。あの家は、確か、誰も住んでいない空き家だったはず。そういえば、あの玄関横には、少々古くて欠け始めた風雪よけのためのエンビ波板があったはずなのに、見当たらず。だから、むしろがはっきり見えたのか。

 職場へ近づいた頃、黒いウィンドブレーカーに、真っ赤な半ズボンを履いた若い男性が、こちらへ向かって走ってくるのに気がつきました。足元は、白いスポーツシューズです。連休もいよいよ最終日を迎え、ゴロゴロして、なまった体を鍛えようと、朝のランニングなのでしょう。耳に白いイヤホンをしていたけど、頭は濡れたそのままで。

 さて、ツバメが元気よく飛び回っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これまで、やってはいけないと言われていることを、どれだけやって来たことか、それが自分自身に降りかかるだけだったのならいいけれど、他人に迷惑をかけ、針のなんとかに座らねばならないようなことになったあの時の反省を、忘れていなかったか、考えるの。。。



No.2,124「参道からの白髪女性と頭に丸い笠をかぶった女性と温泉と」    2021(令和3)年 5月 4日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、長い黒いベストを羽織った白髪の女性が、道路横にある神社の参道から、こちらへ向かって歩いてくるのが目に入りました。本殿への参拝が済んで、家路へつくところだったのかも知れません。朝の清々しい時間、寺社等へのお参りは、心がすっと洗われる気分になります。あの女性、今日は、きっといい一日を過ごせるはずで。

 道路から一段高くなっている畑沿いに、電動四輪車が止まっており、その横で頭に丸い編み笠をかぶった女性が、青い箱を持っているのに気がつきました。箱の中は、青々とした野菜などの苗。それがいくつも入っており、畑日和だからと、植えに来たのでしょう。今日は、風がなく、天気もいいから、農作業をするにはうってつけの日だ。

 さて、山の麓から白い煙が上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、普段は、全く気にすることがないのに、病気や入試、結婚など、特別なことがあるとき、両手を合わせて頭を下げ、見えない力にすがりたくなることがあるもの、特別な理由がなくても、時には清々しい空気を吸うためだけにでも、足を運ぶことなど、考えるのも。。。



No.2,123「白い小型犬に引っ張られた女性と高級そうなサイクリング車の男性と温泉と」    2021(令和3)年 5月 3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、水色の上着を身につけた白い小型犬が、道路横にある電柱の下を、うろうろとしているのが目に入りました。そのすぐ近くには、首からのロープを手にした高齢の女性が立って。あのワンちゃん、どうやらおしっこの場所を探すため、匂いをクンクンかいでいたようです。連れの女性、まるで犬にぐいぐい引っ張られるようにして、後から。

 地区公民館の先、歩道に自転車を止め、片手でペットボトルを口にしている男性がいるのに気がつきました。黒い流線型のヘルメットに鮮やかな橙色のTシャツで、乗っていたのがやけに高価そうなサイクリング車です。通り過ぎてからバックミラーを見ると、その自転車が動き出し、白いライトがチカチカと点滅し始めたでは。あんな機能も、あるのか。

 さて、近くの田んぼで田植えの準備が始まっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、家庭内での立場は決まっていたはずなのに、下剋上の時代でなくても、いつの間にか逆転することが、それは、それまでの力関係だけでなく甘やかしすぎから始まったりして、時には心を鬼にして手綱をグッと引き締めることを忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.2,122「黒いリュックを背負った高齢女性とピカッと光る物を手にした男性と温泉と」    2021(令和3)年 5月 1日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、白と黒のチェックの帽子に、白いマスク、えんじ色の長袖シャツを着た高齢の女性が、こちらの方へ向かって歩いて来るのが目に入りました。背負っていたのが、黒いリュック。あのリュックは、おしゃれできゃしゃな外出用ではなく、山へ登るためなどに使う、がっしりとした作りのものです。今日は、ハイキングで遠くへ出かけるのかな。

 道路横にある小さな畑、会社で使っていたような水色作業上着を着た高齢の男性が、銀色にピカッと光る物を手にしているのに気がつきました。どうやら移植ゴテのようで、野菜苗を畝に植えるため、持っていたようです。午後、雨になるとの予報があり、野菜などを植えるにはうってつけの日。水分補給の心配は、絶対にしなくてもいいのだから。

 さて、空気がなんだか生ぬるく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、外出を控えて家にいることが多くいため、いつの間にか足腰が弱ってきているよう、人とふれあわないようにしながらの散歩や庭の手入れ程度なら体にもよくて、感染を防ぐには体力をつけるのが重要な要素の一つだったことを忘れていなかったか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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