ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.2,042「青い杖を持った高齢男性とブルーシートの下の除雪機と温泉と」    2020(令和2)年12月28日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約3センチです。
 出勤途中、青い杖を左手に持った白髪の男性が、歩道をゆっくりと歩いているのが目に入りました。黒い長靴を履いており、持っていた杖は畑で野菜の支え等のときに使用する、棒の一種。長さを調整できる二段式になっており、短くしたり伸ばしたりできるから、杖にはうってつけかも知れません。足が不自由でも、何か支えがあれば、外へ出られるから。

 坂道の手前、道路沿いにある小屋の横、ブルーシートをすっぽりとかぶせられた、小型の機械があるのに気がつきました。シートの下に、らせん状の器具のようなものが見えたので、あれは、おそらく除雪機。雪が降ると出番になるはずだけど、先日降って以来積もっておらず、あの場所で待ちの体制なのかも。除雪機、出番があっていいような、悪いような。

 さて、雲の隙間から水色の空が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、どこかが痛くなってから、ようやく身の不自由を感じることってあるもの、健康なときは当たり前だと思っていたけど、実はそれがすごいことだったとようやく実感したりして、支えを必要としている人は世の中に沢山、そんな誰かの支えになれるような人間だったか、考えるのも。。。。



No.2,041「駐車場に置かれたオレンジ色のスノッパ―と緑色のダンプカーと温泉と」    2020(令和2)年12月25日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約5センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家の駐車場に、オレンジ色の除雪具スノッパ―が立てかけられているのに気がつきました。雪が降った時に使って、すぐにまた使うはずだからと、そのままにしているのでしょう。でも、雪はほとんど消えてなくなり、どこにあるか探さねばならないほどの状態。年末を控え、いくらなんでもそろそろ片付けないと、見栄えというものが。

 坂道へさしかかった時、前方を緑色のダンプカーがゆっくり走っているのが目に入りました。ほぼ制限速度厳守の、模範的な安全運転です。荷台には、左右からまるで荷物を覆うような形で、カバーらしきものが。あれは、カーブや急ブレーキを踏んだ時など、荷物が下へ落ちてしまうのを防ぐためのもの。積んであったのが、ごろごろした石ばかりだからだ。

 さて、また雪が降りだしたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつか使うはずだからと、後生大事にとっておきたい気持ちも分からないわけではないけれど、そのいつかが来ずじまいで結局処分は違う人がしなければならないはめに、いいと思ったことが誰かの負担になるなんて本末転倒、とにかく片付けは早く済ませるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,040「雪の中のネギと小型ブルドーザーのタイヤチェーンと温泉と」    2020(令和2)年12月24日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、白い雪で覆われている畑の中から、緑色した長ネギが、まるで空へ向かうように、すっと伸びているのが目に入りました。あれだけ降った雪なので、本来なら、ネギは雪の下に埋もれていて当然のはずなのにです。おそらく、こんなものになんか負けるもんかと、持っている力を振り絞って、雪の壁を突破したもの。やれば、できるか。

 緩い曲がり角の先、道路沿いにある車庫の中に止められている、小型ブルドーザーのタイヤに、太いチェーンがびっしりと巻かれているのに気がつきました。タイヤは、ゴツゴツしたタイプで、普通車のスノータイヤ以上に深いデコボコがあるもの。あのタイヤだと、少々の雪なら大丈夫だと思うけど、重い雪を除雪するには到底理だから。

 さて、道路横に除雪した雪の山があったこんな日は、あったかい温泉に入り、暖房機器を思う存分利用しているのに、こんなに寒くては、やっていられないなどと言いたい放題、だったら、外で働いている人たちはいったいどうなるのか、雪と格闘している人たちと同じことをやれとは言わないが、口は慎むようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,039「残った柿の実3個と先端黄色いテープの電柱と温泉と」    2020(令和2)年12月23日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、道路横にある空地の隅、大きな柿の木に、濃い橙色した柿の実が3個残っているのに気がつきました。甘柿だと持ち主が取ったはずだし、渋柿なら熟すまで待っていた鳥たちの格好の餌になっていたはず。他のところで柿の実を見かけることがないのに、どうしてあの木にだけ残ったのでしょう。だとすると、よほど、まずい柿だったのかな。

 緩い坂道の先、先端部分が黄色いテープで巻かれた、電柱があるのが目に入りました。隣の電柱に比べて高さが1.5倍ほどもあり、テープが巻かれていたのは、その約三分の一ぐらいです。電柱の前には、白ヘルメットに緑色の暖かそうな防寒具、黄色い安全ベストの男性が立っており、その先にも同じ服を着た人が3人。きっと、これから電柱工事が。

 さて、山の稜線あたりから明るい光が見えていたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の長所だと自慢していたことが、足を引っ張ることになったり、欠点だと思っていたことが、逆に身を助けることがあったりして、世の中一寸先はどう転ぶか誰にも分からないもの、不運を口にしてただ嘆くのではなく、その日一日をどう生きるか、考えるのも。。。



No.2,038「首に縛った白い手拭いと軽四ワゴン車後ろでの煙草と温泉と」    2020(令和2)年12月22日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、黒い上下のジャージ服を着た高齢の女性が、左手に大きなゴミ袋を持って、道路を渡ろうとしているのが目に入りました。首に、白い手拭いを縛ってです。タオルだと、もこもこしていて縛りにくいが、その点手拭いだと簡単に結べるから。家の中、タオルならたくさん置いてあるけど、手拭いを目にすることなんて、もうほとんどなくなってしまったけど。

 坂道の手前、道路横へ灰色の軽四ワゴン車を止め、そのすぐ後ろに、黒い毛糸の帽子をかぶった男性が立っているのに気がつきました。手にしていたのが、細い煙草で、空を仰ぎながら、ふーっと白い煙を吹きあげるように。出勤する途中だと、寒い外に出て、わざわざ時間つぶしをするはずがありません。とすると、待ち合わせのための時間調整なのかな。

 さて、灰色の雲が空を覆っているこんな日は、あったかい温泉に入り、スーパーマンでもあるまいし、ものごとに完璧を望むなんて土台無理なこと、自分ができるからと鼻を高くしての自慢話なんて恥ずかしい限りで、それをまともに聞く人なんているはずが、つまらない誰かのあら探しなどせず、まずは自分の欠点を自覚しそれをどう改善するか、考えるのも。。。



No.2,037「軽四トラック荷台の除雪機と埋もれたゴミ箱と温泉と」    2020(令和2)年12月21日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、公民館の駐車場に止められている軽四トラックの荷台に、除雪機が積まれているのに気がつきました。小型機種で赤色、雪を遠くへ吹き飛ばすタイプのやつです。公民館の駐車場は大型ブルドーザーで除雪するため、小型機を使うことはないはず。大型機の入らないような、狭い場所での除雪助っ人のため、どこかへ出向くのかな。

 坂道の途中、道路すぐ横、大人の胸元近くまでに積もった雪を、スコップを使って雪かきをしている、高齢の男性がいるのが目に入りました。道路はきれいに除雪してあり、あそこは交通の邪魔にはならない場所。どうしてあんな所を、と思いながら通りすがりに見ると、ゴミ箱がすっぽり雪で埋まっており、それを使えるようにするためだったのだ。

 さて、山の上あたりにほんの少し水色の空が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、大きなことが得意な人もいれば、ち密な作業なら任せておけという人も、人によってそれぞれ得意分野は異なるけれど、誰かの役に立つのに大小は関係なし、これは絶対にあの人でなければだめだと、言われるような働きをしていたか、考えるのも。。。



No.2,036「杉の葉を持った高齢女性と赤色灯点滅停車中の救急車と温泉と」    2020(令和2)年12月18日掲載
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 今朝は、雨。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、右手に緑色した杉の葉を持った髪の毛の白い女性が、左右を雪に囲まれた歩道を、こちらの方へ向かって来るのに気がつきました。小雨とはいえ雨が降っている中、傘もささずにです。手にした杉の葉は、家の行事など使うのか、それとも生け花用。雨で雪が融け始めているときは、冷え込みも強いから、びしょ濡れにならないうちに急いで帰らねば。

 坂道にかかる手前あたり、救急車が赤色灯を点滅させながら、道路沿いにある家の前で、停車しているのが目に入りました。サイレンは鳴らしておらず、運転席に人の姿が見えません。道路の反対側にある車庫前に、灰色のジャンパーを着た高齢の男性が、両手をズボンのポケットに入れ、立って救急車を見ています。寒さのため、家の誰かが体調を崩したのかな。

 さて、道路の消雪装置から水が勢いよく噴き出していたこんな日は、あったかい温泉に入り、このくらいならいいだろうと、ほんの少しの気の緩みが、後々大きな影響を及ぼすことってあるもの、たとえ、あいつは慎重居士で心配し過ぎる変なやつだと言われてもそんなことは取るに堪えないこと、まさか冬の寒さを甘く見たりはしていなかったか、考えるのも。。。



No.2,035「白い代行大型バスとアルミ製角型スコップと温泉と」    2020(令和2)年12月17日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約60センチです。
 出勤途中、前方から、ゆっくり白い大型バスがやってくるのが目に入りました。バスの正面に掲げられている看板に書かれていたのが、「代行」の文字。雪のため、線路沿いの木が折れたりなどして、電車が止まってしまったようです。なので、バスを使っての、代行運転を実施。どうしても行かねばならぬ人たちが、駅で大勢待っているから。

 道路沿いにある家の前、高齢の女性がスコップを使い、膝上ぐらいまで積もっている雪の除雪をしているのに気がつきました。そのスコップは、鉄製ではなく軽いアルミ製で角型のもの。剣先スコップは、土を起こしたりするとき便利だけど、雪の場合は別。その点、角型だと雪を大きく四角い形にでき、遠くまで投げ飛ばせるので、うってつけだ。

 さて、ハンドルを左右にとられ冷や冷やしながら運転してきたこんな日は、あったかい温泉に入り、平時ではなく緊急時こそ、その人の本当の力が試されるというもの、これはもう駄目だと早々にあきらめる人もいれば、そんな力をどこに隠していたのかと思う働きをする人だって、その日に備え我は何を温存してきているか、考えるのも。。。



No.2,034「たくましい大型ブルドーザーと黄色いヘルメットの男性と温泉と」    2020(令和2)年12月16日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、道路の前方を黄色い大型ブルドーザーが、黄色灯を点滅させながら、ゆっくり進んでいるのが目に入りました。すぐに追いつき、見るとブルドーザー運転席後ろの下あたりに、除雪中との白い表示板が貼られているでは。普段なら、なんとも感じないけれど、雪がたくさん積もったこんな日は、たくましくて頼りになる、なんていいやつだと。

 黄色いヘルメットをかぶり、紺色の上下作業服を着た男性が、道路横にある資材置き場から出てきたのに気がつきました。すぐ近くに停車している、灰色の軽ワゴン車の方へ向かってです。その資材置き場は、全く除雪されておらず、雪が積もったままのまっさらな状態。あの人、手ぶらだったけど、現場へ向かう途中忘れ物でも探しに寄ったのかな。

 さて、家の前や歩道でスノッパーを使い除雪している人をたくさん見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、虫が好かず好きになれないタイプだったけど、何かの拍子に、この人は案外悪くないやつかも、と自分の中での評価が変わることってあるもの、変な先入観にとらわれず常にその人の本質を見極めるようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,033「隙間のあるかまくらと水を跳ねた白い軽四と温泉と」    2020(令和2)年12月15日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約10センチ。
 出勤途中、道路に面している駐車場の隅に、かまくらが作ってあるにが目に入りました。背丈は車の高さぐらいで、雪をブロック状にして1個ずつ積み重ねたもの。ブロックは、敢えて隙間があるようにした、これまで見たことのない作り方で、中が見えるかまくらです。積もったとは言え、それほどでもない量の雪を使って、よくぞ一晩のうちに。

 地区公民館の近く、白い軽四車が、道路にたまった水をバシャと跳ね飛ばし、こちらの方へ向かって来るのが目に入りました。すぐ横には、傘をさしながら歩いている、高齢の女性がいたのにです。雪のため、道路の消雪装置から水が噴き出しており、水たまりがあちこちに。運転していれば、そこに人がいるかどうかぐらいは、分かるはずだぞ。

 さて、細かい雪が舞っているこんな日は、あったかい温泉に入り、好きでもないことをやるときは、嫌々なのでいつもより余計に時間がかかってしまうもの、ところが自分の好きなことだと、時間の経つのも忘れるぐらい熱中するからか、結果、短時間で完了することが多いよう、だったら嫌だという心をどうすれば変えられるか、考えるのも。。。



No.2,032「紺色短いスカートの女の子とコンクリート製蓋を持った男性と温泉と」    2020(令和2)年12月14日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、1センチ。
 出勤途中、紺色の短いスカートを履いた女の子が、前かがみになりながら大きな傘を持って、こちらの方へ歩いて来るのが目に入りました。雪のため家を出るのが遅くなり、電車に乗り遅れたな思ったけど、傘の下に見えたのが、真っ赤なランドセルです。高校生と見間違えたけど、小学生なら学校は近いし、急げば授業の始まる時間までには大丈夫。

 緩い坂道の途中、道路横に黒っぽいワゴン車が停車し、その側で男性二人がしゃがんでいるのに気がつきました。その男性たちが持っていたのは、コンクリート製側溝の重い蓋です。側溝の中に何かが引っ掛かり、水が道路へあふれ出したのかも知れません。冷え込んで消雪装置が動き始めると、水が大量に流れ込むので、その前に流れるようにせねば。

 さて、初雪がしんしんと降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、実際はそれほどでもないのに、その人が、とても大きく見えることってあるもの、きっと大きく感じさせる何かを持っているのでしょう、体の中からにじみ出てくる品の良さと教養の深さ、その二つなどとは言わないがせめてそのどちらか一つは持つようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,031「軽トラックの竹ぼうきと安全パトロールの4人と温泉と」    2020(令和2)年12月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の横、鉄塔近くにある工事現場に、パワーシャベル2台と、白い軽トラックが止まっているのに気がつきました。パワーシャベルは、緑色と黄色の2種類です。軽トラック運転席後部には、逆さまになった竹ぼうきが立てられており、汚れた際清掃作業への気配りも万全。長い準備期間も終わり、いよいよ工事が本格的に始まるようで。

 地区公民館へ近づいたとき、黄色い帽子に、黄緑色のジャンパーを着た安全パトロールの2人が、道路脇に立っているのが目に入りました。片手に、黄色い横断旗を持ってです。そこから少し進んだ所にも、別の安全パトロールの2人が、手持ち無沙汰そうにしてうろうろ。いつもだと、とっくにパトロールが終わっている時間なのに、どうしてかな。

 さて、冷たくて強い風が吹いているこんな日は、あったかい温泉に入り、準備がきちんとしてあれば、本番はスムーズに進むことが多いもの、ところが、このくらいやったのでもういいだろうと中途半端のまま臨むと、予想だにしなかったことが待ち構え大幅な番狂わせに、なんてことがないよう細部にわたっての準備に努めていたか、考えるのも。。。



No.2,030「郵便ポストのシールと手にした白い花と温泉と」    2020(令和2)年12月9日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、郵便局前に設置されている赤いポストに、何かがついているのに、気がつきました。ポストの上についている赤いサンタの帽子は、確か昨年もあったもの。投函口の下、〒マークの周囲に、白い雲のような物ものなどいくつもあり、目を凝らして見ると、サンタの眉やひげなどシール状のものです。そうか、もうすぐクリスマスか。

 緩い坂道の先、白い花を何輪か手にした高齢の女性が、駐車場から家の方へ向かっているのが目に入りました。駐車場の隅に植えてあった花、そのままにしておくと枯れてしまうからと、家の中にある花瓶などへ移し替えるのでしょう。家の中だと暖かくて長持ちするし、玄関先に置けば、たくさんの人に見て喜んでもらえるはずから。

 さて、海の向こう側に、白い建物らしきものが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、黙っていても向こうからお客様がやって来たのは、遠い昔の時代のこと、今は来てもらうため努力を一生懸命しなければ見向きさえしてもらえないのだから、名前の上に胡坐をいて慢心し努力を積み重ねることを忘れてはいなかったか、考えるのも。。。



No.2,029「軒先の電灯と止まった緑色の大型観光バスと温泉と」    2020(令和2)年12月8日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している家の玄関軒先に、明々と電灯が点いているのに気がつきました。あそこは、確か、高齢一人暮らしの男性が住んでいる家で、朝まで電灯が点きっぱなしになっているのは、めずらしいことです。道路から見える部屋の窓は、どこも薄暗いまま。まさか、昨夜から電灯を点けっぱなしだったなど言うことは、ないはずだけど。

 坂道の先、前方から、県外ナンバー緑色の大型観光バスが、ゆっくりとやってくるのが目に入りました。そのバス、道幅が狭まっている手前あたりで、止まったでは。こちらの車を先に通そうと、わざわざ停車してくれたようです。バスの横を、徐行しながらゆっくり進んで、狭い場所を無事に通過。あっ、大変だ。お礼の会釈を、忘れてしまったぞ。

 さて、周りが雲ですっぽりと覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、あれっどうして、とほんの少し気になったことが、後々振り返り、あの時どうして動かなかったのだろうかと悔やまれた経験が何度もあるもの、少しでも疑問に感じるようなことがあれば、後で笑い話になってもいいから、すぐ動くようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,028「寺院藍色のはんてんと後ろ向きでのおしゃべりと温泉と」    2020(令和2)年12月7日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路から横へ入った奥にある、寺院正面階段の真ん中あたり、藍色のはんてんを着た男性が、白い角材を肩に背負っているのに気がつきました。はんてんの背中には、白っぽい線で模様が描かれてあり、なかなかおしゃれな感じ。角材を使うということは、あの寺院でも今日が雪囲い準備の日。仕事をするのなら、その格好も大いに関係して。

 緩い坂道の途中、野球帽をかぶって、灰色と黒のウィンドブレーカーを着た男性が、首だけを後ろ向きにして立っているのが目に入りました。その向こう側、大きな生け垣の下あたりで、長いほうきを使って落ち葉を掃いている女性と、おしゃべりの真っ最中です。朝の散歩、一人でただ黙って歩くより、途中顔見知りの人たち等との会話があれば、なおよしで。

 さて、空気が妙に暖かく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、その仕事に合った服装というものがあるもの、汗を流す力仕事に、ネクタイ、白いワイシャツは、いくらなんでも不適格だし、業界で暗黙の内に定められている服装があるのなら、まずはそれを優先すべき、個性もいいけど伝統を無視するようなことなどしてなかったか、考えるのも。。。



No.2,027「土手速足散歩と波板の雪囲いと温泉と」    2020(令和2)年12月5日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、フードのついた黒いウィンドブレーカーを着て、両手を大きく振りながら、道路から下に見える土手を、速足で歩いている男性がいるのに気がつきました。年齢は60歳ぐらいで、健康のため休みの日に、いつもよりちょっと遠出をした散歩なのでしょう。でも、あの人はどちらかと言えば、スマートで細い体形です。どうしてかなと思ったけど、だからだ。

 坂道の途中、道路に面している家の前が、半透明の波板で雪囲いをしてあるのが目に入りました。玄関部分は先に済んでおり、窓側の前はやらないのかな、と思っていたけど、単に作業が遅れていただけのよう。太い鉄製の支柱が、屋根の下から道路の方へ斜めにかけられており、そこへ波板を重ねて並べ、幅広の板で抑えたもの。あれなら、万全だ。

 さて、冷え込んだ風が頬をかすめていったこんな日は、あったかい温泉に入り、努力家の人は、どこへ行っても努力することを忘れないもの、ところが、汗を流すのがめっぽう嫌いで、怠惰をそのまま絵に描いたようなこの身などは、たまに鏡の前へ立ち、顔だけでなく最近やけに曇ってきている気がするこの心をどうしたら磨けるかと、考えるのも。。。



No.2,026「裸足につっかけでのゴミ出しと薄いピンク色の花と温泉と」    2020(令和2)年12月4日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、右手に大きなゴミ袋を持って、道路の前方を横断している、高齢の男性がいるのが目に入りました。腕の半分ぐらい肘から先だけが白で、他全体が黒いジャージの上下服を着てです。ゴミ収集時間に合わせての、ゴミ出しと見た。足元を見ると、裸足につっかけのようなもの履いただけ。やけに冷え込んでいるこんな日、寒気に直に触れるのは。

 公民館へ近づいたとき、道路沿いにある家の庭先、薄いピンク色した、まるで桜のような花が咲いているのに気がつきました。1階屋根の高さ以上もある木に、小さな花がたくさんです。毎年、寒気が訪れる前に通る人たちの目を楽しませてくれている、珍しい木。例年に比べ、今年は開花が遅れたような気はするけれど、忘れずにようやく咲いてくれたな。

 さて、山の木々から白い湯気のようなものが上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、上半身だけをいくら暖めても、下半身もきちんと暖めなければ、寒さは防げないもの、ましてや、肌で露出して部分があると、冷え込みはそこから一気に体の芯まで届いてしまうのだから、家から出る時ぐらい靴下を履くよう心掛けていたか、考えるのも。。。



No.2,025「御堂前の黄色いシートと調理用白衣の男性と温泉と」    2020(令和2)年12月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、横道奥にある寺院の御堂前に、黄色いシートが下げられているのに気がつきました。人が一人だけ通れるぐらいだけの隙間を開け、正面全体、屋根から軒下まですっぽりとです。御堂前には、1年を通して鉄製の支柱が組まれたままになっており、それを利用して下げたもの。小人数では無理な作業量で、総代等関係者の人たちが頑張ったようで。

 道路沿いの公共施設の裏口扉を開け、こちらの方を向いている、男性がいるのが目に入りました。白くて丸いい帽子に、白いマスク、薄手の調理用白衣を着てです。あそこは、確か、餅やおはぎなどを作るための、作業所のはず。なので、全身白ずくめは納得。人は常駐せず、仕事が入った時に利用する施設だけど、年末に向けいよいよ注文が届き始めたか。

 さて、吹く風が少し生暖かく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、特別な人は別にして、一人でどれだけ頑張ったとしても、結果はたかが知れているというもの、だけど協力してくれる人がいると、その作業量は何倍にもアップ、だったら、誰か困っているように見えたとき、知らぬふりなどはせずに走って救いの手を差し出す0ようにしていたか、考えるのも。。。



No.2,024「コンクリートあぐら直座りと洗濯棒の白い大根と温泉と」    2020(令和2)年12月2日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路すぐ横にある狭い家と家の間に、3人の男性が、あぐらをかき、コンクリートの上へ直に座っているのが目に入りました。3人とも黒っぽい作業服を着、指に煙草をはさんで、向かい合わせになってです。片方側の家の壁に、ブルーシートがかけられており、改修工事等を始める戦の前、心を落ち着かせながらの重要会議なのかも。

 道路沿いの家の2階軒下、洗濯物干し棒に、白い大根が、並んで下げられているのに気がつきました。その隣には、洗ったばかりらしきシャツ等も干されています。大根は、2本ずつ葉の部分を縛り、それを物干し棒へハの字の形に。収穫した大根を日光に当て、寒風でさらすためだけど、おいしい漬物へ変身するにはもう少し時間がかかりそう。

 さて、大きな木の黄色く染まった葉がなんだかとてもきれいに見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、協力しあってやらねばならぬのなら、意思の疎通は重要なこと、それがないと後で慌てることになるのは火を見るよりも明らかで、事を成し遂げるため風通しのよい環境を作りながら話し合いをするように心掛けていたか、考えるのも。。。



No.2,023「群生したススキと黄色い反射板の安全ベストと温泉と」    2020(令和2)年12月1日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から離れた山の近くの一角、群生したススキがあるのに気がつきました。葉はすっかり枯れて、薄い茶色になっており、白くてふわふわした暖かそうな穂が、太陽の光を浴びキラキラと輝いています。赤や黄色など色鮮やかな花たちは、言わずもがなでもちろんきれいだけど、枯れて白くなったススキだって、なかなかいいものだ。

 坂道を、黒っぽい防寒着のフードをすっぽりかぶり、自転車に乗った人が、こちらへ向かって下がって来るのが目に入りました。幅広黄色い反射板のついた、安全ベストをつけてです。道路工事の関係者かと思ったけれど、どうやらそうではなさそう。安全ベストをつけた自転車運転だと、遠くからでもはっきり見えるし、安全面からは言うことなし。

 さて、水色の空が目にとても優しく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、すぐに白黒をつけたがる人は多いけど、物事ってそう簡単にいかないことがあるもの、誰かがいいと言っても、違う人が駄目だなんてこともあるのだし、咲いていようが枯れていようが、目先のことだけでなく本質を見極める力を養うようにしていたか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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