ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,791「点いていた街路灯と祠正面の水色波板と温泉と」    2019(令和元)年12月27日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、信号機近くに設置されている街路灯の灯りが、白く点いているのが目に入りました。暗い夜ならいざ知らず、あの時間帯に点いているのは記憶にないくらいです。厚い雲が覆っているため周りが薄暗く、それで機器が自動感知したのかな。灯りがあると、どうしてだかほっとするのは、きっと誰でも同じような気がするし。

 坂道の途中、小さな祠の正面が、水色プラスチック製の波板で囲われているのに気がつきました。雪が積もって、その重みで扉などが壊れたりするのを防ぐためです。祠正面の扉は、おそらく来年3月過ぎ頃まで、しばらく閉じられたままになるはず。波板を撤去し、次に扉を開けるときは、生命の息吹を感じられる暖かい春の日か。

 さて、雲が山の半分ほどまで下りていたこんな日は、あったかい温泉に入り、暗くなって家へ戻ったとき電気が点いているのが当たり前だと思っているけど、まれに家が真っ暗だと、なんだか寂しい気分になるもの、自分を待っててくれている誰かがいる幸せに感謝し、心から「ありがとう」と口にしていたか、考えるのも。。。



No.1,790「大事そうに抱えた袋と犬の散歩と温泉と」    2019(令和元)年12月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、黒っぽい上着の女性が、何かを抱きかかえるようにして歩いているのが見えました。後姿だったので、持っている物は見えないけれど、余程大事なものに違いない。そう思って、通り過ぎるときに横を見ると、抱えていたのは白いごみ袋。ごみが重くて抱えねばならないほどだったようです。ごみだって、元は大事な物だったはずだし。

 緩い坂道の途中、灰色のダウンジャケットを着、白い犬を連れて散歩をしている女性がいるのに気がつきました。女性は自転車に乗っており、太めの紐が犬の首元まで伸びています。その犬は、しっぽをぴんと立て、見るからに軽やかな足取りで、まるで飛び跳ねるような走り方。自転車なので、犬のスピードに後れを取ることなんて、めったには。

 さて、妙に空気が暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、買ってしばらく経つと、もう飽きて部屋の片隅に、しまいには邪魔だからと物置へ片付けられてしまい、二度と日の目を見なくなった物がどれだけあることか、物で家の中が埋もれてしまう前、まずは再利用、それが出来ぬならきれいさっぱり処分することを、考えるのも。。。



No.1,789「支えの丸太3本と立ちこぎの男子高校生と温泉と」    2019(令和元)年12月25日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路に面している家の横、一列に植えてある木が上あたりを竹で結ばれ、そこに太い丸太が3本、斜めにかけてあるのに気がつきました。あの丸太は、植えてある木が倒れないようにと、支えにしてあるもの。おそらく、雪囲いの代わりに植えてある木が、落ちる屋根雪の重さなどで折れたりするといけないからと、備えをしたな。

 坂道の途中、自転車に乗った男子高校生が、前の方からやって来るのが目に入りました。詰襟の黒い学生服で、コートなどの防寒服は着ておらず、よほど急いでいるらしく、下り坂なのに立ちこぎです。寝坊でもして、電車の時間に遅れそうになったのでしょうか。でも、時間がないからと、速度を出しすぎ慌てて転んで、けがなんかするなよ。

 さて、優しい水色の空が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、どうしてだか、急いでいる時に限って、電話が鳴ったり来客があったりするもの、まさかどこかから見ていたのでもないはずだけど応対せぬ訳にはいかないし、常に突発的なことを想定し、時間は早めに、そして、備えは万全にするよう努めていたか、考えるのも。。。



No.1,788「地区公民館の正月飾りと透明なガラス瓶の菊と温泉と」    2019(令和元)年12月24日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路沿いにある地区公民館の玄関上に、正月飾りがつけてあるのに気がつきました。普通の家の玄関へ飾るのに比べ、一回り以上も大きなものです。大勢が集まる場所なので、奮発して飾りも大きくしたのか。玄関に飾るのは、まだ少し早いような気がするけど、正月飾り等の準備をしてくれている人たちに、感謝しなければ。

 がけの下、透明なガラス瓶に入れられた、菊の花が供えてあるのが目に入りました。上から水が流れている場所で、黄色や白などの花が、大きめの瓶いっぱいにです。あそこでは、これまで何か供えてあるのを見かけた記憶が、ほとんどありません。ましてや、雪が積もると、供えるのは無理だし。やはり、暖かい日が続いているお蔭かな。

 さて、近くの山まで雪が下りていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これをやったのは俺だ俺だと、自分のしたことを周りへ向かって大きな声で叫ぶ輩もいるけれど、目立たずとも黙々と自分に課せられた責務をきちんと果たしている人だっているもの、感謝の声をかけるとき、まさか後者の人をうっかり忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.1,787「寺院本堂の白いシートと追い越した灰色の軽四車と温泉と」    2019(令和元)年12月23日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の近くにある寺院本堂の正面が、白いシートですっかり覆われているのに気がつきました。雪囲いは終わったようですが、毎年、人が通れるよう木の板で設置されていた、三角形の出入り口が見当たりません。あの木の板は、大屋根からの落雪被害を防ぐためのもののはずだけど、今年は不要と読んだか。

 坂道の途中、後ろから急接近してきたのが灰色の軽四車です。やけにくっつくなと思ったら、こちらの車を素早く追い越して前へ。その時、こちらの車は制限速度を少し超過。だから、それを追い越すには、相当スピードを出していたはず。追い越してからも、ずっと中央線をまたぐように運転を続けており、おいおい法規は。

 さて、青空が目に優しく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、これまで続けられてきたことをしっかりと守り、後世へ伝えていくことはとても大事、でも、ときには時代の流れと共に、改善をしなければならないこともあるけど、常に将来を見据え大局を見ながら判断をくだすよう心がけていたか、考えるのも。。。。



No.1,786「電線の黄色いカバーと青い合羽の作業員と温泉と」    2019(令和元)年12月20日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、山の方に見える、電柱から電柱の間の電線が、太めの黄色いカバーのようなもので包まれているのに気がつきました。ただ、そのカバーは、一定の間隔で隙間があるものです。電線が切れそうになったのを見つけて、それを防ぐためなどではなさそうですが、何か問題を見つけたのかも。雪が本格的に降り出す前に対処しておかねば、大事になることだって。

 坂道の先、青い上下合羽に、黄色い反射ベルトをした男性が、道路にかがみ、何かの作業をしているのが目に入りました。奥の方には、同じ合羽姿の男性が、3人ほど。どうやら、消雪装置の点検のようです。予定で、順番に作業を行っているため、こんな雨の日でもやらねばならないのでしょう。雨の日にも頑張っている姿を見ると、わが身の安楽さが申し訳ないほどで。

 さて、周りが雲ですっぽりと覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、まだ大丈夫だろうは、そろそろ危ないと同じ意味、、暖房の効いているぬくぬくとした部屋に閉じこもってばかりいず、少し細かいようかも知れないけれど、いささか寒いぐらいは我慢して、そう言えばと最近気になっているあのところを、その目でしっかり確認に行くことなど、考えるのも。。。



No.1,785「増えたブルドーザーとスーツでのゴミ捨て男性と温泉と」    2019(令和元)年12月19日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある簡易駐車場の前、黄色いブルドーザーが1台増えているのに気がつきました。いつもは2台だったのに、今朝はそれが3台。さすがに、車庫の中へは入らないため、新参者は屋根なしの前のあたりに駐車です。この冬、積雪を警戒し、除雪対策を強化したのかな。それとも、新旧交代の動きか。

 公民館の先、ごみ置き場の前、軽四トラックを止めゴミ袋を出している、男性がいるのが目に入りました。スーツに、ネクタイ姿の中年男性で、出勤途中の、ゴミ出しなのでしょう。心のうちは分からないけど、嫌がらずに、家の手伝いをするのはとてもいいことです。なにせ、今は、男女共同参画社会なのだから。

 さて、雲の隙間から青空が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、準備に勝る対策はなし、いくら本番に強いからと言っても、事前の準備がないとそうそういい結果ばかり続くはずが、たとえ準備が無駄になったとしても、後で笑いとばせばいいだけのことだから、そろそろ年末年始の準備について、考えるのも。。。



No.1,784「青白い車のランプと薄茶色のコートの女子高生と温泉と」    2019(令和元)年12月18日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、対向車のほとんどがライトを点けており、その色が青白いのと、橙色気味の2種類あることに気がつきました。まさか、車のライトまでLEDに変わってきたわけでもないとは思うのですが、そう感じさせる白いランプが多いようです。車業界も、AIとやらの大きな変革の時代へと、一直線に突入をしたようで。

 薄茶色の暖かそうなコートを着て、駅の方へ向かっている女子高生がいるのが目に入りました。黒縁の眼鏡をかけ、身なりもきちんとしており、利発そうな高校生です。あの時間だと、学校へ着いてなければならないはずなのに、どうしてだか。さほど慌てている様子もないので、寝坊して遅れてたのではなさそう。誰かさんと同じにするなよ、か。

 さて、山が雲ですっかり覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、嫌だと言っても、時代の流れには逆らえないもの、それに背を向けた途端、世の中から置き去りにされてしまうのだから、人里離れて自給自足で暮らしていくのならいざ知らず、そうでなければ世の中の情報に敏感だったか、考えるのも。。。



No.1,783「空家の雪囲いと屋根の水色トタンと温泉と」    2019(令和元)年12月17日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している家の前、雪囲いが終わっているのに気がつきました。平屋建てで、雪囲いは家の前面をきれいに覆っています。家に玄関はあるのに、どうしてだか雪囲いにはどこにも入り口が見あたりません。横から入れるスペースもないので、おそらくあの家は空き家。誰かが、降る雪から家を守るため。

 道路から下の方に見える家の屋根に、水色のトタンがあるのが目に入りました。屋根と屋根が、ちょうど合わさっている角の部分にです。瓦が雪の重さなどで割れてしまい、そこから雨漏りでも生じたのでしょうか。雪が本格的に降り出す前、きちんと手当てをしておかないと、雨漏りの被害が大きくなって大変なことに。

 さて、空気が暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、ほんの少しでも手を加えていれば長持ちするのに、それが面倒で大丈夫のはずだからとついそのまま、その結果、本来の賞味期限の随分前に処分しなければならないことに、少々の手間など厭わず大事になる前の手当てを心がけていたか、考えるのも。。。



No.1,782「剃髪の僧侶と道路真ん中に止まっている車と温泉と」    2019(令和元)年12月16日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、寺院の入り口で、小さな立て看板を手にしている、僧侶がいるのが目に入りました。お坊さんでも、髪の毛を長く伸ばしている人が多い中、いまどき珍しい剃髪です。毎朝の頭の手入れ、大変だろうなとは思うけど、それがプロとしての意識なのかも。人は、外見から判断することが多いから。

 狭い道路の反対側に、黒い車が止まっているのに気がつきました。片側一車線の、真ん中あたりにです。人は誰も乗っておらず、停車ランプも点いていません。後続の車はそこで一旦停止をし、追い越しランプをつけておそるおそる前へ。道路へ車を置いたままにしていくとは、いったいどこの誰だろう。

 さて、太陽の光が真正面から照らしていたこんな日は、あったかい温泉に入り、着飾りなさいとは言わないけれど、背伸びせず分相応のものを身に着けるのがいいよう、ましてや、人の目につくところなら、こざっぱりしてなければいけません、そんなこだわりを無くしてなかったか、考えるのも。。。



No.1,781「赤い野球帽の高齢男性と青いスモールランプの車と温泉と」    2019(令和元)年12月13日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横、赤い野球帽で、右手に灰色のスキーのストックを持ち、暖かそうなふわふわのダウンジャケットを着た、高齢の男性がいるのが目に入りました。足が少し不自由なようで、ストックを杖替わりにしてです。どんなに寒くても、外へ出ようというその気持ちがあれば、きっと痛みは徐々に和らいで。

 信号の先、前方からやってきた白い車のスモールランプがついており、それが青色なのに気がつきました。前照灯のスモールが青いランプなんて、これまで見た記憶がありません。すれ違った時に見ると、車の横面に会社名らしきものが大きな字で記載。どうやら特別な車のようで、なるほど、だから目立つようにと。

 さて、やけに冷たい風が吹いていたこんな日は、あったかい温泉に入り、もうだめだと思った時点で、それからの進展はゼロ、うまく行ってなくても続けてやっていれば、新しい何かを見つけだせることだってあるのだから、壁にぶつかりつらいなと思っても、それに耐えて乗り越える努力をしていか、考えるのも。。。



No.1,780「捨てられたスノッパーとこうこうと点いた事務所の灯りと温泉と」    2019(令和元)年12月12日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場に、緑色の鉄製除雪具、スノッパーが2台置かれているのに気がつきました。最近の除雪具は、軽いプラスチック製が主流です。そのため、古くて重い鉄製は、使わずゴミとして処分することにしたのでしょう。この冬に使う除雪具の準備で、新旧の入れ替えを決断したか。

 信号の手前、道路に面している事務所の灯りが、こうこうと点いているのが目に入りました。いつもは、あんなに明るくないのにと思ったら、薄暗い日なので目がそう感じてしまったようです。でも、電気が点いているのを見ると、あそこには人々がいて、それぞれ生活を営んでいるのだなと感じられるから。

 さて、薄暗いので車のスモールランプを点けてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、出たばかりのとき、これはいいなと思っていたけど、時代と共に、手ごろな価格でより優れたものが流通、これまで使っていたものに愛着はあるが、切り替え時期を逸するまで使っていなかったか、考えるのも。。。



No.1,779「ガードレールの黄色いのぼり旗と紫色のマフラーと温泉と」    2019(令和元)年12月11日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、ガードレールの横で非常灯を点滅させながら止まっている、白い車があるのが目に入りました。その車の近く、男性がガードレールから身を乗り出すようにしながら、黄色いのぼり旗の棒をしばっていたところ。年末の交通安全運動を示すのぼりらしく、その隣には3本の旗が風に吹かれてひらひらと。

 緩い坂道の先、歩道を、白い帽子をかぶり、紫色のマフラーを首に巻いた女性が、ゆっくりと歩いているのに気がつきました。ズボンは厚手で、幅が随分広いやつです。あの恰好なら、歩きやすいし少々寒くても大丈夫。今日の気温なら暖かく、マフラーはいらないと思うけど、風邪の予防のために敢えてかな。

 さて、車のヒーターを消してきたこんな日は、あったかい温泉に入り、そこにあるのが当たり前だと思っているけど、人目につかぬよう陰に隠れ汗を流している人がいることをつい忘れがち、結果ばかりに目を奪われず裏方として支えている人の苦労を、共に感じられるような心を持っていたか、考えるのも。。。



No.1,778「勝手口の大きなゴミ袋と描かれた地域の地図と温泉と」    2019(令和元)年12月10日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路近くにある家の勝手口あたりに、大きなゴミ袋が2個置かれているのに気がつきました。その2個とも、袋がパンパンになるくらいゴミが入っています。どうせ捨てるもの、だから家の中に置くより雨ざらしでもいいだろうと、外へ出したのかな。長期間家の横に置くのではなく、すぐに捨てに行くのならいいけれど。

 橋を渡って間もなく、地域の略図が描かれた、掲示板が立てられているのが目に入りました。地図だったら、今、スマホなどで簡単に確認できる時代です。でも、ペンキで描かれた手書きの地図はそこ住む人たちの温かさまで、しっかりとこちらへ伝わってくるよう。人の手になるものでも、機器に勝るものってあるのだから。

 さて、公園の黄色い木が、きれいに見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、手に入れた時は大喜びしていたくせに、使わなくなると物置の隅へ置きっぱなし、邪魔になるからといよいよ捨てる段になり、他の物と一緒に処分もいいけど、捨てる前、せめて世話になったなありがとうよと声をかけていたか、考えるも。。。



No.1,777「フロント部分からの煙と空き地におりた霜と温泉と」    2019(令和元)年12月9日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路に面している家の前に止められている車の、フロント部分から煙のようなものがモクモクと上がっているのが目に入りました。家族3人が、玄関先から顔をのぞかせ、車の方を見ています。どうやら、今朝の冷え込みでワイパーが凍ったため、家のコンロでお湯を沸かし、ザーッとかけたようだな。

 公共施設の先、道路横にある広い空地が、真っ白になっているのに気がつきました。あれは、雪ではなく霜が下りたものです。近くの田んぼも、太陽の光が当たっていないところは霜があり、降った雨がたまっていたところは、すっかり凍っています。ここらで霜が見られるのは、雪が降る前のもう少しの期間だけ。

 さて、青空が気持ちのいいこんな日は、あったかい温泉に入り、困っているときは、たとえ直接手助けできずとも見守ってくれているだけでとても心強いもの、誰かに言われなくても黙ってそれができるのが家族というものなのか、そんなつながりを社会へ広めるためにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.1,776「ポストの上の赤い帽子とやけに首を曲げた男性と温泉と」    2019(令和元)年12月7日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、郵便局の赤くて四角いポストの上に、何かがあるのに気がつきました。誰かが忘れ物でもしたのかなと目を大きく開けて見ると、サンタの赤い帽子の絵が、投函口の真上あたりに貼られているでは。そうか、クリスマスのプレゼントをお願いしたい子供たちが、サンタへ手紙を出すのはここだよと教えるために。

 スマホを手にして駅の方へ向かっている、若い男性がいるのが目に入りました。スマホ画面を見るため、頭を前へ曲げたままにしてです。あんなに深く曲げてると首が痛くなるだろうに、と思うのは他人だからか。本人にすれば、スマホに夢中で、自分の姿を誰がどう思っているかなんて、全く気になどしていないようで。

 さて、近くの山が真っ白になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、こんなこと分かっているはずだ、まさか知らないはずはないだろう、そう思っているのはこちらだけだったか、情けないことだと感じても、頭にのぼりはじめたものをじっとこらえ、噛んで含めるよう伝えるようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,775「ずぶずぶ雪の除雪と積まれた角材と温泉と」    2019(令和元)年12月6日掲載
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 今朝は、小雨。積雪は、1センチほどです。
 出勤途中、野球帽をかぶった高齢の男性が、歩道の除雪をしているのが目に入りました。先の部分がプラスチック製の黄色い半円形、その柄を持って押しながら雪を除くタイプです。まだ除雪しなければならないほどの積もり方ではないけれど、ずぶずぶになり始めており、歩道の通行人が歩きやすいようにと。

 道路近くにある新築中の家の前、白い角材が何本も積まれているのに気がつきました。角材の上には雪がうっすら積もっており、あのままだと木材の表面だけではなく、中まで浸み込んでしまうはず。昨日のうち、上にブルーシートを1枚でもかぶせておけば良かったのに、よほど取り込みの用事があったのかな。

 さて、一面が銀世界に変わっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、目先にある問題を一つずつぶしていくのは当然のこと、それにとどまらず、遠い先も頭に入れながら手を打つよう努めるのが経験者というもの、少々手間でも大ごとになる前の小さな芽を日々つみ取る努力を重ねていたか、考えるのも。。。



No.1,774「赤と白の上着の犬とビニール傘の男子中学生と温泉と」    2019(令和元)年12月5日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、赤と白の横線が入った上着の犬を連れている、高齢の男性がいるのに気がつきました。寒くなったので、風邪など引かないようにと、暖かいものを探し着させているのでしょう。犬は、見るからにとても素敵なお洋服。飼い主の男性だって、犬に負けないよう、少しおしゃれをすれば、なおよし。

 赤信号で止まったとき、向こう側で立っていたのが、詰襟姿の男子中学生。傘をささずにいたので、忘れたのかと思ったら、右手に透明のビニール傘を持っているでは。若いから、少々の雨で濡れるぐらい、どうってことないと思っているようだけど、そんなことをしてると、いつかとんでもなく痛い目に。

 さて、冷たい風が吹いているこんな日は、あったかい温泉に入り、人を思いやれる人って、その優しさが体全体に表れてくるとか、自分のことばかり優先してると、どんなに着飾っていても、しまいに誰も振り返ってはくれなくなるのに、最近、周りへの心配りを忘れてはいなかったか、考えるのも。。。



No.1,773「風に揺れる黄色い菊と堰堤のサル2匹と温泉と」    2019(令和元)年12月4日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路すぐ横にある小さな畑の中、黄色い菊が何本も、吹く風にゆらゆらと揺れているのが目に入りました。畑にはその花以外なく、あるのは全部黄色い菊だけ。持ち主、どうやらよほど黄色が好きなようです。でも、師走に入ってから畑のきれいな花を見られるというのは、きっと幸せなのだろうな。

 橋から下流側を覗くと、堰堤の上を2匹のサルが歩いているのに気がつきました。それも、やけに大きなサルたちで、両手両足を使ってのっしのっしとです。周りに、怖い人間や犬などの姿が見えないため、安心しきって朝食探しのよう。山の奥の方にはなくても、近くの畑にならまだ残っている野菜等があるから。

 さて、急に薄暗くなってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、特別なことのない日が続くと、つまらない毎日だなと思ったりするけど、実はそんな日こそが、自分にとってかけがえのないときだったことに後で気がついたりするもの、平凡に思える日こそ一日を大切に過ごすようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,772「車を止めたままのおしゃべりと干した大根と温泉と」    2019(令和元)年12月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ゴミ置き場の前で、電気四輪車に乗った高齢の女性が、歩道横にいる中年の女性とおしゃべりをしているのが目に入りました。乗っている車を、道路に止めたままにしてです。そのため、こちらの車は、ハンドルを大きく右側へ。あのままおしゃべりが続くようなら、車はいっそのこと奥の駐車場へ。

 道路に面している家の2階窓の上、真っ白い大根が縛って下げられているのに気がつきました。葉はまだ緑で、掘ってからそれほど時間が経っていない様子です。週末あたりに雪の予報が出ており、降り出す前にと急いで収穫したのでしょう。太陽の下、十分干してから漬ければ、きっとおいしいたくわんに。

 さて、雲の間から太陽の光が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、ほんの少しの時間だけと思っていたのに、気がつくと結局小一時間ほども、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうのは不思議なくらい、でも、その楽しいおしゃべりが、周りの人たちに迷惑をかけていなかったか、考えるのも。。。



No.1,771「やけに黒い道路と見上げている女性と温泉と」    2019(令和元)年12月2日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路の表面がやけに黒く見えるのに、気がつきました。今朝の降り具合では、あんなに黒くなるはずがないのにと思って見ると、道路中央に設置されている消雪装置から水が噴き出しているでは。雪が降るほど冷え込んではおらず、装置が起動するかどうか試験のためスイッチを入れたな。

 坂道の先、つばのある帽子をかぶった女性が、空を見上げているのが目に入りました。目線の先にあるのは、どうやら杉の木のてっぺんあたりです。周りは杉が密集し鬱そうと繁っており、女性が立っているのもこちらからは暗くて分からないほど。枝が折れてたか、それとも動物の姿でも見つけたか。

 さて、とても薄暗くなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、別々にやるより、ついでにやってしまえば二度手間にはならず時間短縮にも、ただ、そんなに都合良く事が運ぶなんてめったにはないもの、運がやって来るのを待つのではなくこつこつ地道に取り組むようにしていたか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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