ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,770「戻ってきたブルドーザーと雪囲いの反射テープと温泉と」    2019(令和元)年11月29日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館近くにある簡易駐車場の中に、ブルドーザーが2台止められているのが目に入りました。あれは、道路除雪のために待機しているもの。小さなブルドーザーは前からあったのですが、大きなのは昨日戻ってきたようです。臨戦態勢に入ったので、もういつ雪が降っても大丈夫だ。

 道路に面している家の前、設置してある雪囲いの端に、黄色い反射テープが貼られているのに気がつきました。支えになっている、細い角木の下あたりにです。道路のすぐ側に雪囲いがあるため、あれだと夜運転している人たちにもはっきりと分かり、万一への備えになっているし、なるほどなと。

 さて、近くの山まで雪が下りていたこんな日は、あったかい温泉に入り、準備はぎりぎりより早めの方がいいよう、そんなこと頭で分かっているつもりでも、まだ大丈夫だからとついつい先延ばし、あげくの果てに時間切れで手抜きのまま本番を、なんてことはやってなかったか、考えるのも。。。



No.1,769「茶色の風呂敷包みと整理された駐車場の棚と温泉と」    2019(令和元)年11月28日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、傘を差しながら、片手で茶色の風呂敷包みを抱えている、高齢の男性がいるのが目に入りました。風呂敷の中は、どうやらその形状からして書類等のようです。紙バッグだと雨で濡れると破れるし、肩掛けだと邪魔になることがあるもの。たかが布1枚、されど風呂敷の力はあなどれないぞ。

 緩い坂道の先、駐車場の奥にある棚が、きれいに整理されているのに気がつきました。普段は前に車があるため見えなかったけれど、いろんな物が棚に整然と置かれています。あれだと、誰でもどこに何があるかが一目瞭然。駐車場の床も掃除が行き届いており、ピカピカでさぞかしきれい好きな家族が。

 さて、雲が山の中腹までおりているこんな日は、あったかい温泉に入り、新しい物にばかり目に行くけれど、古いものだってそう捨てたものではないはず、特に長年使われてきたものはそれなりの理由があるのだから、古いだけとの理由で簡単に捨てる前、いやいやちょっと待てよと、考えるのも。。。



No.1,768「咲いた薄いピンク色の花となくなったプレハブ小屋と温泉と」    2019(令和元)年11月27日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家の庭、屋根ほどの高さがある木に、薄いピンク色の小さな花がびっしり咲いているのが目に入りました。それが、木全体にですから、まるで、春先の桜のようです。記憶をたどると、あの木は確か、毎年、寒くなる今ごろ、可憐な花たちを咲かせていたような気がするけど。

 公民館の先、道路沿いに建てられていたプレハブの事務所が、跡形もなくなっているのに気がつきました。後ろにあった簡易トイレも、見あたらず。もう、すっかり更地になっており、プレハブのあった所だけ、地面が他と違って濃い茶色です。次の居場所が決まり、雪の降り出す前に引っ越したのかな。

 さて、街路樹の葉がほとんど落ちていたこんな日は、あったかい温泉に入り、顔は覚えているけど名前が出てこず、誰だっけと頭の中をフル回転、ところがどうしても思い出せず曖昧なまま、えいやっと口から出たのが違った名前で赤っ恥、そんなことを繰り返してなどいなかったか、考えるのも。。。



No.1,767「化繊紐の雪吊りと寝かされたアルミはしごと温泉と」    2019(令和元)年11月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いの家の前、小さな植木に雪吊りがしてあるのに気がつきました。それが、白い化繊の紐を使ってなのです。縄で結ぶには木が小さすぎて、手軽な化繊の紐を使用したのでしょう。春を迎える時にきちんとはずさないと、木の生長の妨げになるから、くれぐれも忘れないでいてくれよ。

 道路から見える車庫の中、アルミ製の長はしごが、横に寝かせて置かれているのが目に入りました。あれは、屋根まで届く長いはしごで、雪下ろしなどのときなど使うもの。普段は置く場所に困るほど大きいけど、雪が積もる地域だから、万一に備えての必需品です。今は寝ていても、そのときがくれば。

 さて、山の中腹に霞が漂っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、絶対忘れてはいけないと思っていたのに、月日が経つとそんなことはすっかり、余計なことならいくらでも覚えているのに、どうして大事なことに限って頭から消えるのか、物忘れ対策としてメモの活用に努めていたか、考えるのも。。。



No.1,766「小さなトレーラーとぎりぎりUターンの車と温泉と」    2019(令和元)年11月25日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、公民館駐車場に止められていた、紺色のワゴン車に目が止まりました。車の後ろに、台車のような物がついていたからです。あれは、おそらくトレーラーの部類で、車に載せられない大きな物などを引っ張って運ぶためのもの。でも、あんなに小さなのを見たのは、初めてのことだ。

 坂道の先、前から向かって来た車が、慌てたようにUターンして自動販売機の前へ停車したでは。それも、こちらの車と距離がほとんどないのにです。その時、走っていたのは、こちらと向こうの車2台だけ。こちらの車が通り過ぎるのを待てないほど喉が渇いていたなんて言っても、誰が信じるか。

 さて、公園の灯りが目についたこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中知らないことばかりで、物知りな人が羨ましいけど、自分で学ぶ努力を全然してないから、知識が向こうからやってくる訳などありえないこと、分からないことはそのときすぐに調べるようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,765「犬の散歩の高齢者と小さくなったブルーシートと温泉と」    2019(令和元)年11月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、白い小型犬を連れた男性が、歩道を歩いているのが目に入りました。右手に犬のうんち用の、小さなシャベルを持ってです。両肘が、外へはみ出すように広がっており、年を重ねてきた人だということが一目瞭然。でも、犬の散歩で足を鍛えれば、まだまだ若い者になんて負けるものか。

 道路横の小さな空き地に置いてあるブルーシートが、以前に比べて小さくなっているのに気がつきました。ブルーシートの内側には、その形状からして箱らしき物があったのですが、それがもう半分以下に。道路近くだから誰でも持っていける場所、だから大事な物でないことだけは分かるけれども。

 さて、空気が暖かく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かのためにやって上げているつもりでも、実はそれが自分自身のためになっていた、そのことに気づくのは後になってから、だったら他人のためなどと思わず最初から自分のためにと汗をかくようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,764「マスクした男子中学生と取り壊した家と温泉と」    2019(令和元)年11月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、信号に差しかかったとき、前から自転車に乗ってやって来たのが、白ヘルメットに紺色の細い横線の入った男子中学生。顔が半分ほども隠れるような、大きな白いマスクをしてです。世間ではインフルエンザの話もちらほら聞こえ、マスクは風邪を引いたか、それとも予防のためなのか。

 坂道の先、道路に面している家がすっかり壊されているのが、目に入りました。残っているのは、家の基礎部分のコンクリートぐらいだけで、トタンや材木などの上に黄色いパワーシャベルがどっしりと構えるように。大きく見えていた家も取り壊してしまうと、やけに小さな敷地だったのだなと。

 さて、道路横の温度計が3度を示していたこんな日は、あったかい温泉に入り、押せ押せの攻めも大事だけど、守りだって重要なこと、守りがおろそかになっていると本体にガタがやってくるのだから、睡眠を十分にとり、栄養のあるものを口にし、暖かくするようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,763「手押し車のゴミ出しと開いたすべり止め溶剤袋と温泉と」    2019(令和元)年11月19日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、青い帽子をかぶり、手押し車を押しながらゴミ置き場へゆっくり向かっている、高齢の女性が目に入りました。腰を、いくらか前の方へかがめ気味にしてです。小さなゴミ袋を手に取って、もう片手を箱の蓋に。早く済ませて帰らないと、この冷たい雨に濡れて、風邪でも引いたら大変だぞ。

 用水の近くにある緑色の箱の中、スコップが斜めに入れてあり、その下に置かれたすべり止め溶剤の袋が、大きく開いているのに気がつきました。おそらく昨シーズン使って、そのままにしたものでしょう。古くなっており、もう使えないはずだから、そろそろ新しいものに交換しなければ、いざという時。

 さて、細かい雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、時にはちょっと無理しなければならないことも、それがたまにだけなら止むを得ないかも知れないけれど、いつもとなると問題、少しの雨だからと安心し、ずぶ濡れになってから病院へ駆け込むようなことはなかったか、考えるのも。。。



No.1,762「スコップ白髪男性と左折ライト点滅車と温泉と」    2019(令和元)年11月18日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある家の前、スコップを持った白髪の男性が立っているのに気がつきました。庭は草が随分伸びており、ほとんど手入れをしてないように見えます。それに、庭では、畑も作ってなさそうだし。すると、あのスコップを使って、果樹の苗木でも庭の片隅に植えるつもりでいるのかな。

 緩い坂道の手前、前の方から、左折ライトを点滅させながら黒い軽四車がやってくるのが、目に入りました。途中、細い横道はあったのに、曲がる気配は全くなし。すれ違ってから、バックミラーで見ているとそのまま直進です。間違えてさわったか、それとも、緩い左折だったため、戻らずそのままに。

 さて、道路に面している田んぼが起こされていたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分では分からなくても、外から見るとすぐに気がつくことってあるもの、大きなことをやるのは決して悪くないけれど、まずは自分の足下をしっかり固め身に合ったことから始めるようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,761「迷彩服の防寒具とゴミ袋の山と温泉と」    2019(令和元)年11月15日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、毛糸の黒い帽子をかぶり、緑色迷彩柄の防寒具を着た男性が、道路を横切っているのが目に入りました。足元は黒い長靴なので、上から下まで寒さ対策は万全です。あれだと、もういつ雪が降っても大丈夫。外見や恰好ばかりに気を取られ、薄着で風邪など引いたら元も子もないからな。

 道路横にあるゴミ置き場の横、大きなゴミ袋が山のように積まれているのに気がつきました。合計で10袋もあるでしょうか、中は枯れた葉でいっぱいです。どうやら、庭などに落ちた葉を集めて処分しようと出したもの。昔なら、庭先で燃やしていたものだけど、今は温暖化対策のため外ではダメだぞ。

 さて、街路樹の葉が真っ赤に染まっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、誰がどう自分を見ているかとても気になるもの、だけど、本人が思っているほど他人はこちらのことを見てないよう、見られていようがいまいが、自分さえしっかりしてれば怖いものなんて、と考えるのも。。。



No.1,760「台所の明かりと玄関前の雪囲いと温泉と」    2019(令和元)年11月14日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路近くにある家の台所の電気が、点いているのが目に入りました。それが、何軒も続けてです。雨のため薄暗くなっており、食事の後片付けの時などには、どうしても明かりが必要。手元が暗いと食器等を隅々まできれいに洗うことができず、どうしても洗い残しが出てしまうから。

 坂道の途中、道路沿いにある家の玄関先が、透明のプラスチック波板で、囲われているのに気がつきました。晴れた間にやってしまおうと、もう雪囲いの準備を始めたようです。やはり、一番大事な玄関先が先で、左側の三分の二以上が残っており、全部終わるまでは、まだまだ時間がかかるぞ。

 さて、強い雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、いくら腕が良くてもきれいに仕上げるためには、いくつかの条件が必要、そのうちのどれ一つが欠けても完璧なものにはならないもの、腕もなければ力もないこの身とすれば、基本だけは忠実に守っていたか、考えるのも。。。。



No.1,759「植えたばかりのネギと押し込んでいるプラスチックと温泉と」    2019(令和元)年11月13日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路から少し高いところにある畑に、細い緑色の苗が植えられているのが目に入りました。うねの端から端まで、等間隔できれいに並べられてです。あれは、確かネギ科の野菜だったはず。今頃から植えたとすると、収穫できるよう育つのは、冬を越して来春になってしまうのかな。

 道路に面しているゴミ置き場の横、リサイクルプラスチック類を、箱の中へ入れようとしている男性がいるのに気がつきました。ところが、入れるための箱がほぼ満杯状態。そこへ、無理やり押し込もうとしており、全部入れられるかどうかは、微妙なところ。捨てる日は、朝早く行かねば。

 さて、空に雲一つないこんな日は、あったかい温泉に入り、苦労をした人は、苦労した分だけ人の心が分かり、人間も大きくなるよう、自分に与えられた苦労を厭わず、寒い冬を越せば暖かい春を迎えられるのだからと、どんな時つらいでもじっくり構えるようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,758「雪囲いの準備と上下合羽の男性たちと温泉と」    2019(令和元)年11月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公共施設の前にある生垣の上、道路側へ向かって、縛った竹が立てかけてあるのに気がつきました。薄茶色になった長い竹で、あれは雪囲いなどのために使うもの。作業服姿の男性何人かが準備を始めており、今日中に作業を終える算段かも。1本の木だけは、既にもう雪吊りが終わって。

 地区公民館の駐車場、上下合羽を着た男性が10人ほど、円陣組むようにしているのが目に入りました。周りには、軽四車がずらっと止められており、あれで出かけるのでしょう。雨が降っていないのに合羽を着てるので、仕事先はたぶん山の方面。露で、ズボンなどがずぶ濡れにならないようにと。

 さて、坂道にすん葉(枯れた杉の葉)がたくさん落ちていたこんな日は、あったかい温泉に入り、毎年のことだから分かっているはず、なのに、いつもギリギリまで手をつけず、間際になってああでもないこうでもないと綱渡りばかり、そんなことを今も繰り返してなかったか、考えるのも。。。



No.1,757「小走りの高齢女性と連なったトラックと温泉と」    2019(令和元)年11月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公共施設を過ぎて間もなく、向こうから白いセーターを着た高齢の女性が、小走りで歩いて来るのに気がつきました。歩幅がやけに短く、ちょこちょことした動きです。手には何も持たず、用事がある訳でもなさそう。朝の澄んだ空気を吸いたくて、散歩しようと外へ出てきたのかな。

 緩いカーブの先、青いトラック3台が連なってやって来るのが目に入りました。荷台には木材がたくさん積まれ、全体が透明のビニールで覆われています。どうやら建築業者の車のようで新築や改築などのため、現場へ向かおうとしていたところのよう。木材は、大きな形へその姿を変えることに。

 さて、公園の葉が随分落ちていたこんな日は、あったかい温泉に入り、部屋にこもって没頭するのもいいけれど、たまに外へ出て冷たい空気を吸えば頭もリフレッシュしていいアイデアがわいてくるというもの、寒さで風邪など引かぬようきちんと厚着をして外へ出ることを、考えるのも。。。



No.1,756「切り取られた庭木の枝と乗客のいないバスと温泉と」    2019(令和元)年11月9日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の太い庭木の枝が、すっかり切り取られているのに気がつきました。葉が一枚も残っておらず、どんな木だったのかその面影もなし。庭木の剪定は、冬を迎える今頃だったんだなと、また一つ勉強に。来年、あの木は、通る人にたちにどんな葉を見せてくれるのやら。

 坂道の先、駐車場の横に止まっていたのが、行政で運行している巡回バス。紺色の帽子をかぶった運転手さん、ハンドルに手をかけ、出発時間が来るのを、じっと待っているようです。ところが、座席の方を見ると、一人も乗っていないでは。土曜で朝早いから、いなくても、やむを得ないのかな。

 さて、木の枝が風のために揺れていたこんな日は、あったかい温泉に入り、経験はとても大事なこと、でも、惰性だけで進歩の様子が全く見られないとしたら、大ナタを振るわねばならないことだって、だったら少々荒療治すれば目が覚めて新たな芽が出てくる可能性もあるかなと、考えるのも。。。



No.1,755「灰色ダウンベストの高齢男性とトラック荷台の畳と温泉と」    2019(令和元)年11月8日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、少し前かがみになりながら歩道に立ち、灰色の暖かそうなダウンベストを着て、道路の方を眺めている高齢の男性がいるのが目に入りました。昔から知っている人だったので、車の中から大きく手を振ったけど、向こうは気がつかず。ガラス越しなので、見えにくかったのかな。

 緩い坂道の途中、道路すぐ横にある駐車場の中、畳2枚が、トラックの荷台に立てかけられているのに気がつきました。どちらも、畳の下あたり色が黒っぽく変わっており、どうやら濡れてしまったもののよう。干して乾かすつもりなら、あそこではない場所の方が、いいように思うけれども。

 さて、冷たい空気が眠い目を覚ましてくれたこんな日は、あったかい温泉に入り、こちらからよく見えるけど、向こうからは全く見えないなんてことが、もちろんその逆だってあるはず、自分ではうまくごまかしているつもりでも、働いている振りなんてすぐばれてたかもと、考えるのも。。。



No.1,754「ゴミ置き場の布団とボタンをはずした男子中学生と温泉と」    2019(令和元)年11月7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場の上に、白い紐で縛った赤い敷き布団と、毛布2枚が置かれているのが目に入りました。いささか使い古した感はあるけれど、まだまだ十分に使えるもの。大きな布団などは、小さくして袋へ入れて出すように、とあれだけ注意表示があるのに、気がつかないとは。

 赤信号で止まった時、信号機の下に立っていたのが、詰め襟の男子中学生。上着のボタンを全部はずし、片手で髪の毛をとかしています。上のボタンだけはずすなら分かるけど全部はいけないぞ、と思っていたら、もう片方の手が白い包帯でぐるぐる巻かれているでは。あれだと、やむを得ないか。

 さて、街路樹が赤く染まっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、知らなかったで済ませられるのなら、世の中何をしてもいいことになるはず、知らないことが恥ではなく、知っているのに知らんぷりすることの方がもっと大きな恥だから、我は知るための努力を続けていたかと、考えるのも。。。



No.1,753「駐車場前の紅白ポールと若手男子社員の掃除と温泉と」    2019(令和元)年11月6日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い坂道の先、道路すぐ横にある小さな駐車場に、紅白の三角ポールが立てられているのが目に入りました。隣接している駐車場前に、3本と4本。道路を隔てた向かい側に、2本の計9本です。駐車場の前に置くのは分かるけど、何もないところへ置いてあるのは、どうしてなのだ。

 交差点に近づいたとき、道路沿いにある事務所の前、若い男性3人が竹ほうきを持って掃除をしているのに気がつきました。揃いの制服、灰色上下の服を着てです。女性が掃除をしているのは見かけたことがあるけど、若手社員がやっているのを見たのは初めて。さては、上の人に言われたな。

 さて、街路樹が風に揺れていたこんな日は、あったかい温泉に入り、事故などが起こらないよう注意を促すのはとても大事なこと、だけど、片側に気をとられていると、その反対側がおろそかになりがちになるもの、目先だけにとらわれず常に全体を見るよう心掛けていたか、考えるのも。。。



No.1,752「玄関先の電灯と黄色いジャンパーの女性と温泉と」    2019(令和元)年11月5日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路のすぐ近くにある家の玄関先天井に、橙色の電灯が点いているのに気がつきました。確か、あそこは不在の家で、都会にいる息子さんが、たまに車で帰って来ていたはず。スイッチの場所、いつもでないから、うっかり消し忘れたのかも。近所の人たち、誰か教えて上げればいいのに。

 信号に近づいたとき、前方右側から走って道路を横断したのが、黄色いジャンパーを着た女性です。頭につばのある白っぽい帽子をかぶり、手には小さな機器のようなものを持っています。あれは、電気メーターの検針をしている人。全戸訪問しての検針だから、走りながらでないと間に合わないか。

 さて、青空が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、誰だって親切にされると嬉しいもの、ましてや、こちらがうっかりして気のつかなかったことを教えてもらえた時などは嬉しさが倍増、余計なお世話になるかも知れぬと躊躇して、親切心からの声掛けを忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.1,751「羽毛ダウンベストと自転車の男子中学生と温泉と」    2019(令和元)年11月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、前の方から歩道を並んでやって来たのが、高齢の男性二人連れ。そのうちの一人が着ていたのが、灰色羽毛のベストです。ふわふわしており、見るからにとても暖かそう。日中、日差しのあるところならいいけど、朝晩めっきり冷えて来ているため、特に高齢者は着る物に気をつけねばな、だな。

 坂道の途中、自転車に乗って下りてきた、紺色と白のジャージ服姿の男子中学生とすれ違いました。学校は土曜で休みだけど、部活や勉強などのため、学校へ向かっているのでしょう。ただ、前カゴには何も入っておらず、バッグもなし。と言うことは、お昼前には家へ戻ってくる、午前中だけの予定とみた。

 さて、空気が冷たく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、頭の中ではまだまだ若い者には負けないぞと思っているけど、実年齢は若い者に隠しておきたいお年頃、自覚はなくても体のあちこちが衰えてきたのを認め、伊達の薄着は止めにして暖かい物を探して着るようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,750「トラック荷台のドラムと棒をかたねた女性と温泉と」    2019(令和元)年11月1日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している駐車場、トラックの荷台にケーブルを巻くため木で作られた大きなドラムが、積まれているのに気がつきました。ドラムは、横に寝かせられていたのですが、その直径は荷台の三分の二ほどもある大きさ。あそこには、さぞかし太いケーブルを巻くのだろうな。

 緩い坂道を、前の方から右手に杖を持った高齢の女性がやってくるのが目に入りました。左手に持った、先の分かれた細い棒は、肩へのせるように。バックミラーで見ると、太いビニール紐を編んだ、青いカゴを背負っているでは。完全装備なので、どうやら昼ごろまで畑仕事に頑張るよう。

 さて、空気がとても穏やかに感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、大きな物を小さな所へ入れよう思っても、それは土台無理なこと、中味は器に合ってなければきちんと入る訳がないのだから、我が人間としての器はいったいどのくらいの大きさだったかなと、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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