ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,728「最後の赤いアサガオと本物のキンモクセイの香りと温泉と」    2019(令和元)年9月30日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の軒先、白いプランターから伸びているツルに、しおれ気味の赤いアサガオが咲いているのが目に入りました。何本もあるツルの中で、見えたのはそれ一輪だけ。ツルの下の方は、すっかり葉が落ちてスカスカです。上の葉も枯れおり、あれが最後のアサガオかも。

 坂道の途中、空けてある窓の外からぷーんと漂ってきたのが、キンモクセイの香り。作り物ではない、正真正銘自然の香りが、車の中を通り抜けていきます。気をつけて見ると、庭の中に橙色した小さな花がたくさん咲いている、大きなキンモクセイの木が。秋は、その香りでも感じられるから。

 さて、街路樹の葉が赤く染まり始めていたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも最初は頑張ることができるけど、それが長続きせず息切れし途中でギブアップ、最後まで全うできると言うことはすごいこと、だったら、その一人になるために何からどう攻めたらいいか、考えるのも。。。


No.1,727「赤い野球帽の高齢男性と白い半袖ブラウスの女子中学生と温泉と」    2019(令和元)年9月27日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路の横、赤い野球帽をかぶり、台車を押している高齢の男性が目に入りました。台車の荷台は空っぽで、荷物をどこかへ置いて来た帰りのよう。小さな荷物を運ぶには、一輪車がとても手頃です。でも、足腰の悪くなって来た人たちにとっては、台車の方が支えになるからいいのかも。

 緩い坂道の先、紺色横線入りの白ヘルメット、半袖の白いブラウス姿で、自転車に乗っている女子中学生がいるのに気がつきました。最近、半袖だと朝晩寒く感じるようになっています。その点、中学生は元気があるから、大丈夫なのでしょう。でも、今年半袖を着られる日は、あと何日あるかな。

 さて、大豆畑の葉っぱが随分茶色くなっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、外見を気にしているうちはまだまだ余裕のある証拠、本当に我慢ができなくなると周りの目なんかどうでも、となってくるのだから、体と心のやせ我慢は、ほどほどにするようにしていたか、考えるのも。。。。



No.1,726「曲がり角の軽トラックと台座の上の白い椅子と温泉と」    2019(令和元)年9月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館への道路曲がり角手前で、左折信号を点滅させている、軽トラックがいるのが目に入りました。ところが、左折せずにその場へ止まったままなのです。そのトラックを追い越しをしていいか、それとも後ろで待たねばならないかと迷う、とても中途半端な場所。朝から、頭を悩ませるな。

 大きな駐車場の中、台座のようなものの上に、白いプラスチック製の椅子が2脚、載っているのに気がつきました。まるで、遊園地などにある小型車輌の台座。でも、それにしてはシートベルトもなく、大人用の椅子の形で、特殊な物には間違いなし。あの椅子、いったいどこで、誰に使われるのやら。

 さて、街路樹の赤い実が地面にたくさん落ちていたこんな日は、あったかい温泉に入り、本人が迷うと、周りにいる関係者は困ってしまうもの、助言はできても最終的に決めるのは本人だけなのだから、どんなにあれこれ迷っても結論はたった一つしかないことを理解していたか、考えるのも。。。



No.1,725「倒された看板と屋根の上黒ずくめの男性と温泉と」    2019(令和元)年9月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している空き地の中、売地と書かれていた大きな看板が倒されているのに、気がつきました。三角に組まれた看板の白い木枠だけが見えており、文字が書かれた面を真下にしてです。持ち主、先日の強い風で倒れるかと心配になり、安全策をとったよう。後で悔やむよりは、だな。

 建築中の家の屋根に、黒いズボンに黒の長袖シャツの、男性がいるのが目に入りました。おまけに、足下まで黒くて全身黒ずくめです。ただ、ヘルメットだけは、白なのですが。どうやら屋根専門の職人さんで、細身の体をしており、やけに身軽そう。あの人になら、屋根に関することは任せても。

 さて、赤トンボが舞っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、物ごと少しばかり心配性ぐらいの方がちょうどいいよう、行き当たりばったりで無頓着なのは問題外だけど、逆に極端に細かすぎると息が詰まりそうになるし、ほどほどよりちょっと上のレベルだったかなと、考えるのも。。。



No.1,724「田んぼの黄色い絨毯とまるで警察官と温泉と」    2019(令和元)年9月24日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路から下に見える田んぼの一枚だけ、黄色い絨毯で敷き詰めたようになっているのに気がつきました。脱穀が終わり、そのもみ殻を肥料用として撒いたもの。まるで、はさみで切り取ったように、田んぼの形そのままにです。どうやら一定の厚みもあり、隅々までの撒き方なんて見たことが。

 赤信号で止まったとき、信号機の下に立っていたのが、透明なカバーのあるつば付き真っ白い帽子に、白い雨カッパの人。遠目からだと、まるで警察官です。でも、おそらく交通指導員協議会の関係者で、警察署から委嘱されているのでしょう。そうだ、秋の全国交通安全運動が、始まったからだな。

 さて、山がすっかり雲で覆われていたこんな日は、あったかい温泉に入り、どうせやるなら中途半端より、徹底的にやった方がいいよう、もしやって、それがダメなら、やり直しすればいいだけのことだから、よそからの心ない中傷なんか無視できる確固たる信念を持っていたか、考えるのも。。。



No.1,723「白い小型犬との散歩と車の屋根の尾の長い鳥と温泉と」    2019(令和元)年9月23日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いの広い道、灰色のTシャツを着、白い小型犬を連れて散歩している女性がいるのが目に入りました。犬は、とてもゆっくりした歩みで、女性はそれを優しく身守っている様子。帰りの時間など全く気にせず、犬と一緒に朝の散歩を楽しめるのは、たまの休みの日ならでは、か。

 駐車場にある黒い車の屋根、白と灰色した尾の長い鳥が、せわしそうに動き回っているのに気がつきました。近くへ人が来たのに、飛び立とうとする素振りも見せずにです。車の下でうろうろしているのはよく見かけるけれど、車の上にいるのを見たのは初めて。よほど居心地が良かったようで。

 さて、空気が妙に暖かいこんな日は、あったかい温泉に入り、いつもは時間がなくて無理なため、休みになればあれもこれもと思っていたけど、その休みになると、ただごろごろと時間の無駄遣い、そんなことがないよう計画を立てて充実した休みを過ごすようにしていたか、考えるのも。。。。



No.1,722「置かれたブルーシートと作業服での撮影と温泉と」    2019(令和元)年9月19日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある駐車場の中、ブルーシートで覆われた物が、いくつか置かれているのに気がつきました。近くにアームのついたトラックが止められており、どうやら大きな工事を始める準備をしているようです。晴れの日が続く、今のうちにやっておけば、仕事も相当にはかどるはずだから。

 緩い坂道の先にある花壇、作業服姿でカメラを構えている男性がいるのが目に入りました。小さな緑色の黒板が下に置かれ、それを入れながらの撮影です。造園業の関係者、公共施設の花壇の手入れ前と、済んだ後の証拠写真提出は、必須のはず。それに、来年になると確認用としても使えるし。

 さて、田んぼ近くに雀が舞い降りていたこんな日は、あったかい温泉に入り、まぐれでうまく行ったことが忘れられず、それからは行き当たりばったり、ところが世の中そんなに甘くなく後は冷や汗の連続、そんな綱渡りをせず計画を立て万全の体制で進めるようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,721「白い傘と点いたままの街路灯と温泉と」    2019(令和元)年9月18日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、白い傘、両手にダンボールを持ちゴミ置き場の方へ向かっている、高齢の女性が目に入りました。傘を、肘とあごのあたりで押さえるようにしてです。雨で濡れるのは嫌だし、両手がふさがっており、窮余の策であの形になったのでしょう。困ったとき、頭を使えば、どうにかなるもの。

 学校への道の途中、大きな街路灯が点いているのに、気がつきました。雨のため薄暗く、センサーが感知し点灯したままになっているよう。人間だったら、その時々の感覚で判断してしまい、個人差があるもの。その点、機器は最初に設定さえ間違えなければ、それをきちんと守ってくれるから。

 さて、山に雲がかかっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、期限に間に合うかどうかギリギリになった時、頭を絞ってもなかなか解決策が浮かばないことってあるもの、そんな時、周りで智恵を授けて助けてくれる人や物との関係を普段から深めるようにしていたか、と考えるのも。。。



No.1,720「枯れた紫陽花と白ヘルメットの女子中学生と温泉と」    2019(令和元)年9月17日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、公園の庭にある草木の中に、枯れた紫陽花の花があるのに気がつきました。どれもすっかり茶色くなっており、鮮やかだった頃の面影は、全くありません。でも、梅雨からあの厳しい夏の盛りを乗り越え、枯れたとは言え秋口までそのまま枝に残るとは、なかなかしぶとい紫陽花だ。

 慌て気味に自転車を押しながら歩道を渡っていたのが、赤線入りの白ヘルメットをかぶった女子中学生。霧雨のようだとは言え雨が降っているのに、雨具なしです。あれだと、学校へ着く頃には、折角の白いブラウスやスカートがびっしょり。季節の変わり目、風邪を引いて、こじらせるなよ。

 さて、海の方に青空が見えいたこんな日は、あったかい温泉に入り、逃げ出す方が簡単だけど簡単にあきらめるなんてもってのほか、つらいことに堪えながら頑張っていればきっといつか花開く時だってあるはずだから、つらくても続けることの大切さを肝に銘じていたか、考えるのも。。。



No.1,719「3色の田んぼと真っ赤なTシャツと温泉と」    2019(令和元)年9月16日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から下に見える田んぼの色が、3つに分かれているのに気がつきました。稲刈りが済んだ後の、茶色。刈り取りを今か今かと待つ、見事な黄金色。そして、まだ熟していない黄緑色です。もうしばらくすると、全て茶色になるはず。色の違いを楽しめるのも、あと少しだけのようで。

 職場へ近づいたとき、頭を白い手ぬぐいでしばり、真っ赤な半袖Tシャツを着て、こちらへ向かって走って来る高齢の男性がいるのが目に入りました。太陽がまだ昇りきらぬ涼しい朝方のうち、ジョギングで体を鍛えているのでしょう。食欲ばかりでなく、健康的なスポーツの秋へ突入したのだから。

 さて、風が爽やか感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつものことだからと気にも止めずうっかりしているけれど、生涯その場限りということがあるもの、後になってあの時どうしてもっと話しておけば良かったと悔やまないようその日その時間を大切にしていたか、考えるのも。。。



No.1,718「トラックに積まれた米袋と腰の後ろの田植えカゴと温泉と」    2019(令和元)年9月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、前を走っている軽四トラックの荷台に、真新しい30キロ入りの米袋が整然と積み重ねられているのが、目に入りました。あれは、玄米で出荷用だと思われます。途中左折しようとしたのですが、荷物が重いためか速度を出していません。人が歩くより遅いスピードで、ハンドルをゆっくりと左へ。

 用水沿いにある細い道を、河原の方へ向かって歩いている、高齢の女性がいるのに気がつきました。腰の後ろに田植えカゴをつけてです。まさか、今頃田植えのはずはなく、草取りなど用に使うのかも。田畑の作業では、何かを入れる物が必要になり、帰りには収穫した野菜などをたくさん入れられるから。

 さて、雲がやけに高く見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、少々迷惑をかけられても、その理由について納得できれば腹も立たないというもの、ところが理不尽な言動が原因だと、それでなくても細い堪忍袋の緒がぷつんと切れて、まさか誰かへ同じことをしてなかったかと、考えるのも。。。



No.1,717「手押し車の高齢女性と乾燥機の排気口と温泉と」    2019(令和元)年9月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横に茶色い手押し車を、前屈みになりながら押している、高齢の女性がいるのが目に入りました。ベージュ色のエプロンで、とてもゆっくりとした歩みです。涼しくなったため、知り合いのところへでも行く途中だったのか。暑いからと、ここのところ家の中ばかりだったはずだから。

 道路に面している小屋の窓から、太くて白い筒状の物が、側溝の中まで出ているのに気がつきました。あれは、確か、米の乾燥機用の排気口です。コンバインでの稲刈りが済むと、もみすり、乾燥と続き、出荷へとの流れに。刈り取った米が、我が家の食卓へ届く日、そろそろ近づいて来たようで。

 さて、風が冷たく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、つらくて困難な道を避けて楽な道ばかり選んで来たせいか、他人を思いやる心と我慢の二文字がどこを探しても見あたらないこの身、ときには茨の道だと分かっていても敢えて挑戦する心を忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.1,716「指の先の白い物と稲穂をながめる女性と温泉と」    2019(令和元)年9月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、向こうからやってきた軽四トラックの運転席、ハンドルを持つ指の先に、細長くて白い物が見えました。あれは、紛れもなくタバコ。ながら運転は良くないと分かっているけど、ついついなのでしょう。朝の一服はこたえられないと聞いたことがあり、やっぱり簡単には止められないか。

 学校近くの田んぼの畔に、白っぽい長袖を着て後ろ手を組み、黄金色に染まった稲穂をじっとながめている女性がいるのに気がつきました。あの色具体なら、もういつ刈り取りしても大丈夫なはず。丹精込めて作った稲の出来映えを見ながら、春先からこれまでの苦労等を、振り返っているのかな。

 さて、コンバインの近くに人の姿が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、頭の中では悪いことだと分かっていても、それを直すとなるとなかなか、だったら最初からやらなければいいのにと思うけど、とっぷりとつかり今はどうにもこうにも、そんなことはなかったかと、考えるのも。。。。



No.1,715「白いコンクリートの基礎と草刈り機用のベニヤ板と温泉と」    2019(令和元)年9月10日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から少し下の方に見える敷地に、家の白いコンクリート基礎部分が出来上がっているのに気がつきました。手前側に、型枠用のパネルが数枚残っており、建前はもうすぐです。あのコンクリートの基礎、太陽の光を浴びられるのは、家を建てる前の今だけで、次は家を壊すときになるのかも。

 赤信号で止まった時、交差点の向こう側で、草刈り機を使って作業している人たちがいるのに気がつきました。その中で、道路に背を向けた人が両手で畳ほどのベニヤ板を持ち、草刈り機を持つ人の動き合わせて横へ移動。草刈り中に飛び跳ねた石などが、車にぶつからないようにと、心憎いばかりの配慮。

 さて、窓の外から稲刈りの匂いが漂ってきたこんな日は、あったい温泉に入り、基礎さえきちんとしていれば少々のことがあっても問題ないもの、ところが手抜きをするとほんの些細なことで本体もろともグラグラに、なんてことがないよう常に基礎固めのための努力を続けていたか、考えるのも。。。



No.1,714「右ハンドルのヘルメットとキャタピラーの跡と温泉と」    2019(令和元)年9月9日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、橋の先歩道のすぐ横、黒いオートバイが止められているのに気がつきました。右ハンドルに灰色のヘルメットが掛けられており、近くに持ち主の姿は見えず。このあたりなら、置いたままのオートバイに悪さをする人はいないだろうと思って、用事を済ませるためどこかへ出かけたか。

 坂道の先、道路に面している田んぼ5、6枚が、刈り取られているのが目に入りました。晴れたこの2日間を利用し、コンバインで一気に稲刈りが進んだよう。田んぼの中にはキャタピラーの踏み跡がほとんど見あたらず、水の管理は上手にやっていたよう。だから、稲刈りも順調にできたかな。

 さて、遠くの田んぼにの中にコンバインが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、治安について考えることなんて、普段はめったにないもの、ところが何かあったときどうしてこんなことになるのかとショック、いつも地域社会に見守られているその幸せを忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.1,713「落ちた栗のイガと褐色の手足と温泉と」    2019(令和元)年9月6日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い坂道の途中、歩道の隅に丸い栗のイガがいくつも落ちているのに気がつきました。どれもきれいな黄緑色をしており、茶色くなっているのはほんの1、2個だけ。あれだと中の栗はまだ実っておらず、だから誰も拾わなかったのだなと納得。心の内は、さぞかし悔しいに違いないはずで。

 道の横を、流線型のヘルメットをかぶり、ゆっくり自転車をこぎながら進んでいる男性がいるのが目に入りました。スポーツタイプの自転車で、文字入りのカラフルな半袖に半ズボン姿です。服とズボンから伸びている褐色色の腕と足から、相当走り込んでいることが分かり、単なる遊びではないなと。

 さて、山側から吹く強い風が気持ち良く感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、どうせなら最後までやり遂げたいもの、ところが時にはやむを得ぬ理由で断念せねばならぬことが、そんな悔しい思いを味わうことがないよう、常に全力で真剣に取り組むようにしていたか、考えるのも。。。



No.1,712「捨てられた白い夏布団と高枝切ばさみの高齢男性と温泉と」    2019(令和元)年9月5日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ゴミ置き場の箱の上に、白い夏用の掛け布団が、しばって置いてあるのに気がつきました。2枚を重ねて、紐で十文字に結んでです。暑さも峠を過ぎ、もう使わなくなり処分することにした様子。綿ではなく化繊のようだから、打ち直しをして布団への再利用はできないな。

 信号に近づいたとき、歩道側から家の方へ向かい、木の枝を切っている高齢の男性がいるのが目に入りました。使っていたのは、柄の長い高枝切りばさみです。それを少しだけ斜めに持ち、枝を揺らしながら懸命に作業中。枝が伸びて葉も大きく育ち、いよいよ邪魔になったようで。

 さて、黄金色に染まった田んぼが何枚も見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、物は大事にしろと言われていたのに、いつも粗雑な取り扱い、だから壊したり無くしたして大目玉、物の無い時代の経験者たち、耳に邪魔だと言われても物の大切さを伝えていたか、考えるのも。。。



No.1,711「なくなったタマネギとびしょ濡れのズボンと温泉と」    2019(令和元)年9月4日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある家の2階、茶色いネットに入れてぶら下げられていたタマネギが、1袋だけになっているのに気がつきました。以前、横に並んでいくつも下がっていたのにです。丹精込めて畑で作ったタマネギ、なくなった分だけ誰かのお腹へ入ったのでしょう。食べた、食べた。

 赤信号で止まったとき、自転車を引っ張りながら歩道を渡っていたのが、男子中学生。運悪く土砂降りで、上は紺色のカッパを着ていたのですが、下は普通のズボンのままです。あれだと、下半身がびしょびしょに濡れてしまうはず。若いから、カッパのズボンなんて格好悪くて履けないか。

 さて、雲がところどころ切れ始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、まだだと思っていたけど気がついたらあとわずか、こんなだったら言われたように、計画を立ててコツコツとやればよかったなと悔やんでももうダメ、そんな冷や汗をかいたこと忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.1,710「コンクリートの上の木2本と速度を落とした大きな白い車と温泉と」    2019(令和元)年9月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、橋の上から下を覗くと、コンクリートの上に大きな木が2本あるのに気がつきました。先日の大雨のとき、上流から流されてきたのでしょう。でも、あれを、人間の力で運ぶとなると、何人もかかって大変なこと。普段からは想像できないけれど、自然って本気を出すと、その底力は怖くなるぐらい。

 細い道を進んでいた時、前の方からやって来たのが、大きな白い乗用車。その車とすれ違う手前あたりで、ブレーキを踏み急に速度を落としはじめたでは。どうしたのかと思ったら、狭い道路なので、ぶつからないようにとの優しい心遣い。車は大きいけれど、あの運転手さんとても繊細な心の持ち主のようで。

 さて、また雨が降り始めたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも怒ってばかりだと、あの人はいつものことだからと驚きもされないけど、普段穏やかな人が違う表情を見せると何が起こったのかとドキドキすることが、嫌だと言う感情をすぐ顔に表すようなことなどしてなかったか、考えるのも。。。



No.1,709「車に積まれた黄色いタンクと黄色い帽子の女性と温泉と」    2019(令和元)年9月2日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、前を進んでいたのが、黄色いタンクなどを荷台に積んだ軽四トラックです。業務用の大きなタンクで、そこからつながれている黄色いホースが、くねくねと。そのホースのすぐ横に、背負い式の噴霧器も置かれており、水をまくための用意は万全。これから野菜への水分補給か、それとも。

 学校近くの交差点で止まった時、信号近くに、黄色い帽子をかぶり、紺色のスーツを着た女性が立っているのに気がつきました。今日が、始業式。子供たち、登校時、車の事故にあわないようにと、交差点などで交替の立ち番です。学校や地域の関係者に温かく見守られているのだから、頑張れよ勉強。

 さて、あちこちの田んぼが黄金色に染まっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、側を流れる小川から長い柄のひしゃくで水を汲み、畑物にかけていたのは随分昔のこと、あの頃は子供でも当たり前に家の仕事を手伝っていたもの、今家庭で社会勉強の経験を積ませるようにしていたか、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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