ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,539「天井からの赤いネットと雪混じりの水と温泉と」    2018(平成30)年12月28日掲載
_
 今朝は、小雪。積雪は1センチ程です。
 出勤途中、道路に面している駐車場の天井から、赤いネットがぶら下がっているのに気がつきました。中に、子供の拳大の黒っぽい物が入っており、どうやら芋か球根の類。ただ、あそこだとネズミなどにはやられないにしても、外気そのままだから冬の寒さに耐えることができるか。

 緩いカーブへさしかかった時、前からやって来たのが、髪の毛の長い女性が運転する軽四自動車。ブレーキを踏んで速度を落としたのですが、向こうはそのままのスピードです。案の定、こちらのフロントガラスに、雪混じりの水がバシャッと。言いたくないけど、おいこらそこの。

 さて、一面真っ白になっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、ある程度のことなら我慢出来るけど度を超すと時にはぷつっと切れてしまうことが、切れそうでやけに細い堪忍袋の緒なれど、どんなことでも受け入れられる大きな心を持つよう努めていたか、考えるのも。。。




No.1,538「玄関先の灯りと満席の観光バスと温泉と」    2018(平成30)年12月27日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路に面している家の玄関先に、黄色い灯りがついているのが見えました。家の人、薄暗いときに家を出たため、点けたあと消すのを忘れたのかも知れません。灯りがあると、なんだか心がほのぼのするような気がします。ここには、人が暮らしているのだなと。

 坂道の入り口付近で、向こうからやって来たのが観光バス。見ると、座席はほぼ満席状態です。あの時間なので、早いけど朝食は済ませて来たはず。昨夜は温泉に入り、食事とお酒を堪能しての出発。旅先では早く目が覚めることが多いので、早出はそれほど苦にならないか。

 さて、山が雲に隠れてまったく見えないこんな日は、あったかい温泉に入り、いつもだと二の足を踏むことでも、旅先だと気分が高揚し妙に積極的になったりして、旅を楽しむのはいいことだけど、旅の恥はなんとやらだけはやらかさないよう注意していたか、考えるのも。。。




No.1,537「2段重ねの室外機と立ちスマホと温泉と」    2018(平成30)年12月26日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路横にある家の裏、エアコンの室外機2台が重ねたように置いてあるのに気がつきました。狭い場所なので、横へ並べず縦にしたようです。棚を利用し直接重ねている訳ではないので、重さで壊れる心配もなさそう。狭ければ、狭いなりに頭をフル活用せねば。

 地区公民館へ近づいた時、道路の横、傘をさした若い男性が立っているのが目に入りました。どうやら、迎えの車などを待っている様子。手にしていたスマホを顔に近づけ、じっと見ながらです。外出時、文庫本をポケットに入れて出かけたのは、いつ頃までだっただろうか。

 さて、薄い雲が山全体を覆っているこんな日は、あったかい温泉に入り、飲食店で向かい合って座っている二人が、互いの顔も見ず下を向き黙ってスマホを操作している姿に違和感を感じてしまう年代だけど、最近活字を目で追うことを忘れてなかったか、考えるのも。。。




No.1,536「虫食いの小豆と赤ちゃんと温泉と」    2018(平成30)年12月25日掲載
_
 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路に面している日当たりのいい場所で、しゃがみながら白い箱を持っている高齢の男性がいました。箱の中には、黒っぽい粒粒のような物がたくさんあり、それを選別していたところのよう。太陽の光で虫食いした小豆を、より分けていたところか。そうだ、年末だもの。

 坂道の途中、車の横に、赤ちゃんを抱いた若い女性がいるのに気がつきました。近くには、その夫らしき男性。そして、見送りのためか、玄関先から車の方へ向かって歩いて来る人たち。孫が生まれ、実家へ可愛い顔を見せに来た帰りなのでしょう。新しい人生、いよいよスタートだ。

 さて、やけに冷え込んでいるこんな日は、あったかい温泉に入り、今年こそは頑張って夢を叶えるぞ、などと今年の正月固く誓ったはずなのに、それがどれだけ実現できたかと問われるとドキッとするこの身、過去のことはともかく、新しい年こそは必ずなどと、と考えるのも。。。




No.1,535「地区公民館の正月飾りと屋根雪と温泉と」    2018(平成30)年12月24日掲載
_
 今朝は、小雪。積雪は、ありません。
 出勤途中、道路に面している地区の公民館玄関に、正月飾りがあるのに気がつきました。玄関扉の上、白っぽいしめ縄に橙色のきれいな飾りなどがついています。地区公民館の役員が、昨年のノートなどを見ながら準備をしたもの。年の暮れにならねばならない仕事は、いよいよもう数日で。

 職場へ近づいたとき、屋根瓦の上に、うっすら雪が積もっているのが目に入りました。白く積もった雪の中、瓦の四角い端部分だけがまるで物差しで黒い線を引いたように見え、それが屋根全体へ広がっています。雪の降り始めのときだけ見ることができる、幾何学模様がそれはきれいに。

 さて、小さな雪が舞っているこんな日は、あったかい温泉に入り、ギリギリのところでやっているからこそ、嫌だと思うことから目を背けるのではなく、それを楽しむ余裕が欲しいもの、雪だって穏やかな心で見るようにすれば自然の素晴らしさに気がつくはずだったかなと、考えるのも。。。




No.1,534「しなびた大根と紫色のスコップと温泉と」    2018(平成30)年12月22日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路に面している屋根つき駐車場の横棒に、大根が干してあるのが目に入りました。漬け物にするには、ちょうどいい具合にしなびており、そろそろぬか床の中へ入れてもいい頃。今から漬けておけば、冬の間に、きっとおいしい漬け物を口にすることができるはずで。

 緩い坂道の先にある事務所の玄関先、紫色のスコップが立てかけられているのに気がつきました。柄が短い、プラスチック製のものです。あれだど、軽いので使い勝手はとてもいいはず。年末雪の予報が出ており、休みに入る前準備したのでしょう。あそこは、いつも、きれいな玄関だ。

 さて、空気が妙に暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、日常的なことにしておけば、やっていても苦にならないもの、それが年に数えるほどだと、動くことがおっくうになったりして、特に嫌なことは習慣になるよう体へしみ込ませるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,533「ゴミ箱周りの掃除とレースのカーテンと温泉と」    2018(平成30)年12月21日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横に置かれているゴミ箱の周りを、ほうきで掃いている女性がいました。左手に、青いちりとりを持ってです。今日は、ゴミの収集日。落ちた細かなゴミなどを、きれいにしていたのでしょう。自分の身はきれいに磨き上げることができても、ゴミの掃除はなかなかやれないこと。

 新築工事中だった家の窓に、白いレースのカーテンがつけてあるのに気がつきました。足場が取り外されてから随分経ち、内装も済んでいよいよ入居できたか。生きているうち、真新しい家で新年を迎えられることなんて、せいぜい一度あるかなし。新築の香りの中、家族で幸せを満喫せねば。

 さて、公園の側溝から湯気が上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、もっともっと、あの人たちに比べればまだまだだからと、欲望は際限なく続くばかり、だけど、テレビや新聞などで目にする困った人たちに比べ、今の自分の幸せがどんなにすごいことだったかを、考えるのも。。。




No.1,532「白い犬の散歩と停止しない乗用車と温泉と」    2018(平成30)年12月20日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横を、白い犬を連れて散歩している高齢の男性がいました。黒い毛糸の帽子、首から口までを覆うネックカバーに手袋と、防寒対策は万全です。犬はしっぽをピンとあげ、元気あふれる様子。飼い主だって、冷え込む朝、犬の散歩で風邪など引いたら大変だから。

 緩い坂道の先、反対側車線に車が止まっていました。片側一車線の道路で、向こうからやって来たのが乗用車です。止まるだろうと思っていたのに、逆に速度を上げて進んでくるでは。おいおい、いくら出勤時間で急いでいたとはいえ、あそこは一時停止せねばならないところだぞ。

 さて、雲が空一面に広がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、他人のことなどお構いなし、いつも自分中心で動く人っているもの、周りから嫌われていることに気がつきもせず、あいつはどうしてこんなことも分からないのと陰で言われてなかったか、考えるのも。。。




No.1,531「道路中央の三角ポールとピンクの蛍光色テープと温泉と」    2018(平成30)年12月19日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い坂道の先、道路中央に黄色いヘルメットをかぶった男性が立っていました。その足もと近くに、黒と白の三角ポールが2本置いてあり、工事が始まるようです。横の駐車場には、小型の黄色いパワーシャベルが待機して。ちょっと、大がかりな工事になるようで。

 信号に近づいた頃、道路横にある小屋の前、ピンクの蛍光色テープがヒラヒラ揺れているのに気がつきました。大人の胸ぐらいある高さの棒の先につけられ、どうやら積雪時に車を運転する際の注意目印。それが横に並んでおり、誰に言われずとも、見れば分かるのが一番。

 さて、久しぶりの青空が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、あれだけ言ったのに、そんなこと言われた覚えがない、証拠がないため二人とも自分が正しいと言い張ることが、言った言わないで言い争う前書いたものでしっかり残すようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,530「ビニールをかぶった軽四とブラウン管テレビと温泉と」    2018(平成30)年12月18日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある駐車場の中、透明のビニールをかぶった軽四トラックがあるのに気がつきました。ビニールは、前面部分で、屋根からタイヤの上まですっぽりとです。あれは、ワイパーが凍らないよう。また、雪で車体が傷まないようにと、雪対策のため持ち主が早々に準備を。

 信号に近づいたとき、小屋の軒下に、テレビが置かれているのが目に入りました。少々古い、ブラウン管式のテレビです。無造作に置いてあり、処分するため一時的にあそこで保管か。確か、テレビを捨てるには費用がかかるはず。お金を出すのはもったいないし、どうせ捨てるのだから。

 さて、薄日が差してきたこんな日は、あったかい温泉に入り、物を大切にすることと、ただ保管するのでは大違い、古くても大切に使い続けるのならいいけれど、面倒だからとそのままにしておくのはいけません、後々頭を抱える前、日頃から整理整頓に努めていたか、考えるのも。。。




No.1,529「落ちた雪と立てかけられたスノッパーと温泉と」    2018(平成30)年12月17日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している駐車場の横、雪が20センチほどあるのに気がつきました。他の場所には影も形も見えないのに、その屋根の下にだけです。あれは、先日降った雪が、屋根から落ちて残ったもの。太陽の光が当たりにくく影になってる所だから、冷え込んでとけないのか。

 橋を渡って間もなく、道路横にある家の壁側に、黒いスノッパー(ママさんダンプ)が立てかけられているのが、目に入りました。少し古く鉄製の重いやつで、長い間使っているものです。使おうと出して、そのままにしたよう。片づけないと、雨風の影響のためサビが出てくるのに。

 さて、黒い雲の間からほんの少しだけ青空が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、脱いだら脱ぎっぱなし、出したら出しっぱなし、言いたい放題で片づけようという気など毛頭なし、そんな怠けたことはせず、自分で責任を持ってきちんと最後まで対応していたか、考えるのも。。。




No.1,528「骨組みの手押し車と立ち煙草と温泉と」    2018(平成30)年12月14日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横、骨組みだけの手押し車を押している、高齢の女性がいました。紺色の割烹着に、緑色の長靴姿です。今日は、もやせるゴミを捨てる日なので、ゴミ置き場へ出した帰りのよう。手押し車のカバーが駄目になっても、使えるうちは捨てずに活用、その心は特に良し。

 橋を渡ってすぐ、止まっているワゴン車の隣に、川下の方を向いて立っている男性がいました。灰色の毛糸正ちゃん帽に、同じ色のダウンジャケットで、左手はズボンのポケットに入れ、右手の指2本で口元の煙草を。仕事に行く前、時間調整などでの朝の一服。さぞ、おいしいはずで。

 さて、雲が山の中腹まであったこんな日は、あったかい温泉に入り、ただただ夢中で働くのもいいけれど、時には休むことだって必要、英気を養えば、また頑張ろうかなという気になるし、ただ、さぼり癖がついてるのこの身とすれば、もう一頑張りも二頑張りもせねばと、考えるのも。。。




No.1,527「落ちた花びらとパトカーと温泉と」    2018(平成30)年12月13日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、ありません。
 出勤途中、道路沿いにある生け垣の下、赤い花びらがたくさん落ちているのに気がつきました。咲き始めてから、それほど日数の経っていない椿科の花です。あの生け垣、高齢の男性が枯れた葉を、一枚ずつ手で取るように手入れをしていたところ。掃除、間に合わなくなったか。

 職場へ近づいた頃、前方に赤色灯を点滅させているパトカーがいるのが目に入りました。事件でもあったのかと思ったのですが、そうではなさそうで、ゆっくりこちらへ向かって進んで来ます。そう言えば、先日、回覧で見た歳末交通安全運動が始まっており、その一環なのだろうなと。

 さて、山の木の間から白いもやのようなものが上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かに言うだけでやってくれることに慣れてしまいそれが当たり前に、世の中苦労せずとも簡単に動くものだと勘違いし、自ら率先して動くことを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,526「持った回覧板とすべり止め用剤と温泉と」    2018(平成30)年12月11日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約3センチ。
 出勤途中、道路に面している家の玄関先から出てきたのが、灰色作業上着を着た高齢の男性。左手に、焦げ茶色の回覧板を抱えており、隣の家へ持っていくところだったようです。今の時期、年末に開催する地域の会議などのお知らせなどが、何枚もはさんであるはずで。

 橋を過ぎて間もなく、坂道の手前に設置されている緑色の箱の中に、白い袋があるのに気がつきました。あれは、道路凍結を防ぐための、すべり止め用剤です。朝晩冷え込むと、凍って車がスリップし事故につながることも。あれを使えば、文字通りすべりを防止できるから。

 さて、吹く風がやけに冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の味わった嫌な経験は、他の誰にもさせないようにしなければならないのに、のど元過ぎれば知らぬ顔のなんとやら、よもや、そんな冷たい心の塊をいくつも持っていなかったか、考えるのも。。。




No.1,525「大きな黄色い柚子とピンク色のマフラーと温泉と」    2018(平成30)年12月10日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約5センチ。
 出勤途中、道路に面している庭、雪吊りがしてある木に、黄色い柚子がなっているのに気がつきました。普通の何倍もある大きな実で、それがたくさんです。黄色い柚子の隣には、椿の赤い花が咲いており、雪の白、濃い葉の緑と、きれいな色が、まるで我も我もと競いあうように。

 こちら側、公共施設の方へ向かって歩いてくる、高齢の女性がいました。首には、手編みらしきピンク色の長いマフラー。足もとの靴は、冬用の黒い長靴です。確か普段は自転車に乗っており、たまにすれ違う人だけど、時間はかかるが、今日は雪で危険だと感じ歩きに変更したか。

 さて、雪で一面真っ白になっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、ちょっとの判断で自分の身が助かったり、逆に窮地に追い込まれたりすることが、少しでも心に引っかかることがあった場合、一番最悪のことを考慮して慎重に動くようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,524「屋根へのハシゴと大猿小猿と温泉と」    2018(平成30)年12月8日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している家の横、アルミ製の長ハシゴがかけれているのが目に入りました。ロープを引っ張ると、重なったハシゴが上がっていくタイプのものです。傾斜がきつめで、屋根へかけられており、雨漏りでもしたのか。雪になる前、きちんと直しておかないと大変かも。

 橋の手前、前を走っていた軽四が、ゆっくり停車。道路の真ん中なのにどうして、と思ったら、車の前を黒っぽい動物が横断しているでは。大猿と小猿の2匹です。ガードレールに上った大きな猿は、四つんばいでこちらを睨み、小猿は、慌てたように山の斜面を駆け上がって行くでは。

 さて、山の中腹まで雪が降っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、喧嘩は勝っても負けても心のどこかにしこりが残るもの、だったらやらなければいいのに虫の居所が悪かったりするとつい頭に血が、ほころびかけている堪忍袋とやらを太い糸で縫い直すことを、考えるのも。。。




No.1,523「置き去りの一輪車と閉じられた祠の扉と温泉と」    2018(平成30)年12月7日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、遠くに見える畑小屋の横、台の部分が見あたらない一輪車が置かれているのが目に入りました。タイヤの中心部が、真っ赤な色です。収穫した野菜等を運ぶのに持ってきたのでしょうが、しばらく雨が続くとの予報で、持ち帰られるのはいつになることか。

 信号に近づいた頃、道路横にある小さな祠の扉が、閉められているのに気がつきました。格子扉がしっかり閉じられているため、暗くて中を窺うことが全くできません。こちら側からは見えずとも、石仏、前を通る人間どもを、格子扉の間からしっかり見ているはずで。

 さて、白い霧のようなものが漂っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、まさか気がつかないだろうと思っているのは自分だけで周りの人はすっかりお見通し、誰にも聞かせられない嘘や悪口なんて、開かずの箱へ入れどこかへ埋めておくことを、考えるのも。。。




No.1,522「干し大根とタイヤ交換と温泉と」    2018(平成30)年12月6日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の2階窓の上に、大根が干してあるのに気がつきました。緑色の葉を残した真っ白い大根が、窓の幅いっぱい横へずらっとです。あれは、収穫してから、まだ間もないもの。最近、干し柿を見かけなくなったと思ったら、次は、大根の出番のようで。

 橋を渡ってすぐ、道路横にある車庫の中に、高齢の男性が2人。一人は、タイヤに触れながら、手に大きなナットのような物を持っています。もう一人は、手前側にしゃがんで、何か話しかけている様子。どうやら、タイヤ交換の場を利用した、男たちの楽しい井戸端会議の時間。

 さて、朝の太陽がまぶしく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、言葉にしてないが俺の本音は黙ってくみ取れよ、などと強がっていても、他人の心の中なんて簡単に理解できるはずが、普段からどんなことでも話し合える関係を作るようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,521「農機具倉庫と消雪工事と温泉と」    2018(平成30)年12月5日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路近くにある車庫の中に、農機具などが所狭しと置かれているのが目に入りました。トラックや田を起こす器具などが、まるで隣とくっつくようにです。秋の農作物を収穫した後、来年に備えた転作の作業も無事に完了し、春を迎えるまでゆっくりと冬ごもりか。

 緩いカーブの手前、右からの道路入り口付近に、消雪工事の大きな看板が立っていました。そのすぐ横、黄色い上下のカッパに、黄色いヘルメットをかぶった男性が。消雪装置のノズルが詰まっていないかのチェックが始まるようですが、降る前に終わればいいけれど。

 さて、この時間まだ薄暗いこんな日は、あったかい温泉に入り、準備していても必要なとき手元になければ意味がないけれど、いつものことで分かっているのならその準備は早めにせねばならぬもの、手遅れになって天を仰ぐ前、やるべきことはやっていたかと、考えるのも。。。




No.1,520「薄いピンク色の花とブルドーザー2台と温泉と」    2018(平成30)年12月4日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家の庭先に薄いピンク色した小さな花が、たくさん咲いているのに気がつきました。1階屋根より高い木で、そう言えば、本格的に寒くなる頃、毎年目にしている家の花です。あれは、おそらく秋咲きの桜の一種。でも、週末には、雪が降ってくるというのに。

 道路横にある簡易駐車場の中、大きなブルドーザーが2台、こちら側を向いて止められていました。昨日の朝までは、空っぽだったのにです。いよいよ、空から白いものが降ってくるとか。それも、いきなり暴風雪の予報。あのブルドーザーたち、雪を蹴散らして活躍するのはもう間もなく。

 さて、公園の茶色い木がきれいだと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、自慢してしゃしゃり出るより、期待され乞われ満を持して登場すれば、持てる力以上のものが発揮できる場合だってあるもの、その日に備え実力をしっかり蓄えどっしりと構えていたか、考えるのも。。。




No.1,519「台所の電気とゴミ捨ての人と温泉と」    2018(平成30)年12月3日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路から離れているところにある家の台所あたりに、橙色の電気が点いているのに気がつきました。青白い灯りではないため、優しい感じがします。家の人が、朝食後の洗いものなどしていたところなのでしょう。灯りがあれば、明るくて、汚れがあっても隅々まできれいに磨けるから。

 坂道の途中、上の方から下りてきたのが、紺色のカッパを着た人です。手を後ろにし、何かを引きながらゆっくりした歩み。すれ違った時に横目で見ると、腰を少し前へかがめながら、大きなゴミ袋を、手押し車のようなものに積んでの運搬中。フードをかぶっていたが、ああ、女性だったのだなと。

 さて、なんだか薄暗いこんな日は、あったかい温泉に入り、男性だから、女性だからというのは、一昔も前のこと、今は男女同権の時代、だとしたら家事も同じにせねば、とその気もないくせに口先ばかりのこの身、せめてこんどのゴミの日ぐらい言われる前黙って捨てにいくことを、考えるのも。。。





本波 隆(ほんなみ たかし)

前のページに戻ります
トップページに行きます