ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,518「黄色い旗を持つ女性と屋根からの煙と温泉と」    2018(平成30)年11月30日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、交差点の先、信号機の側に立っていたのが、手に黄色い旗を持った高齢の女性。道路の向こう側にいる、赤線の入った白ヘルメットをかぶった中学生と、笑顔で話をしていました。どうやら、顔なじみの二人です。学校や家族、地域のことなど、話題はいくらでもあるはずで。

 橋を渡って間もなく、道路横にある家の屋根から白い煙が上がっているのに、気がつきました。あれは、家の中にある暖炉などからの煙。あの屋根からの煙は、毎年見かけるのですが、朝晩冷え込むようになっているため、もうそんな時季が来たのだなと。薪の暖かさは、格別だから。

 さて、雲が山の方まで下りてきているこんな日は、あったかい温泉に入り、薪、炭、石炭、電気、石油、エアコン、同じ暖かさになってもどこかが違うもの、中でも心までホッと安らぐのは最も原始的なものか、最近なんでもかんでも便利さばかりを追いかけてなかったか、考えるのも。。。




No.1,517「紺色つなぎの服と開いたシャッターと温泉と」    2018(平成30)年11月27日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路の左隅に停車しているトラックの道路側に、紺色のつなぎ服を着た中年の男性が立っていました。その反対側には、向かい合うようにして女性も。荷物を積んでいたのではなく、これから仕事へ出かけるところだったようです。見送られれば、頑張るぞ、という気持ちにも。

 道路に面している車庫のシャッターが、下から50センチほど開いているのに気がつきました。そこに、幅広の銀色テープが、等間隔でヒラヒラと。あれは、鳥などが、車庫の中へ入ってくるのを防ぐための対策でしょう。シャッターを閉めっぱなしにしていると、中の空気がよどんでくるから。

 さて、スズメたちが元気よく飛んでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、同じことを繰り返していると、惰性で手抜きが出てくるもの、誰かの目を気にしながらおしゃべりなんかしてる暇があるのなら、ちょっと寒いが窓を開け、新鮮な空気を吸って頭を冷やすことなどを、考えるのも。。。




No.1,516「公園の雪吊りと道路の穴と温泉と」    2018(平成30)年11月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にあるうっそうとした公園の中、高齢の男女が大勢で、雪吊りなどをしているのが目に入りました。竹は支柱や、横の支えです。うえから、黄色みを帯びた荒縄が放射線状にのびており、交差するところには結び目が。細かな手作業、さすが高齢者のやることは違うぞと。

 臨時の信号機が設置されている道路に、小さな穴が空いており、そこへタイヤが入ったため車がガタッと。深くはない穴でも、段差があるため、大きく揺れてしまいました。すぐ横が、道路を掘り起こしての工事中で、その影響かも。小さな穴でも、すぐ埋めないと大事故になりかねないことが。

 さて、田んぼが細かく起こされていたこんな日は、あったかい温泉に入り、このくらいな大丈夫だろう、だろうだろうが続いて、とうとう手痛いことに、なんでも初期のうちに対応すれば簡単に済むもの、だったら少し気になってるあれ、もうそろそろやってしまうことを、考えるのも。。。




No.1,515「灰色塩ビのパイプと重要会議と温泉と」    2018(平成30)年11月23日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路から小高いところにある畑に、灰色の塩ビパイプが置かれているのに気がつきました。直径10センチほどの太さがあり、それを何本もつなぐようにしてです。排水などのためなのでしょうが、廃材らしき短いパイプをうまく活用しており、おっ頭を、使ってるなと。

 ゴミ置き場の前に、3人の女性が立っておしゃべりの真っ最中。手には何も持っておらず、ゴミ捨てが終わってからの、重要会議のようです。近くにいても、顔を合わせることが少ないため、あそこはとてもいい社交場。TV等では得られない、地域社会の最新情報も得られるし。

 さて、雪が目の前の山の中腹まで見られたこんな日は、あったかい温泉に入り、情報は待っているだけでは限りがあるもの、こちらが持つ情報を提供していれば、それに呼応して新たな情報も入って、たとえお金がなくとも情報持ちで心を豊かにしていたか、考えるのも。。。




No.1,514「なくなったトタンと袋を抱えた男性と温泉と」    2018(平成30)年11月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している小屋の、トタン屋根が半分なくなっているのに気がつきました。横幅1mほどの入り口屋根で、下にある角材がはっきりと見えます。残ったトタン板は、元の青色ペンキより、錆びた茶色の部分が多いくらい。あの状態では、修理は待ったなしかなと。

 道路に止めてあるトラックへ、大きな袋を両手で抱えるようにして運んでいる男性がいました。小屋と小屋の間の、狭い場所を通ってです。その男性、頭には白いタオルで、仕事慣れしている様子がはっきり。その人の格好などを見ただけでも、素人かベテランかどうかがすぐに。

 さて、降りだしそうな空模様のこんな日は、あったかい温泉に入り、外見から判断されることがあるため、うっかりは出来ぬもの、中身がしっかりしてるから、外見は無頓着でいいなどと言わず、金はかけずともせめて洗濯の効いたこざっぱりした服装でいたか、考えるのも。。。




No.1,513「割烹着の女性と臨時信号機と温泉と」    2018(平成30)年11月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横を歩いていたのが、濃い緑色に黄色いチェック柄の割烹着を着た高齢の女性です。用事があって近所へでも出かけるところだったのか、手を後ろに組んでゆっくりとした歩み。なるほど、こんなに冷え込んだ朝は、エプロンでなく割烹着だと、暖かさが随分違うから。

 緩い下り坂の先に、臨時の信号機が設置されていました。側溝のようなものが道路を横断しており、そのための工事のようです。その信号が赤のため停車。見通しのいい道路で、向こうからやってくる車の姿は一台も見えず、思わずアクセルに足が。待て待て、あと8秒だけだからと。

 さて、公園の桜の葉っぱが全部落ちてしまっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、今なら誰も見てないし、みんなやっていることだからと、つい道に外れたことを、ほんの出来心でもそれは理由にならぬもの、どんなことがあっても守ることはしっかり守っていたか、考えるのも。。。




No.1,512「緑色のスノッパーとベニヤ板の戸と温泉と」    2018(平成30)年11月20日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家の玄関先に、緑色の少々古びた鉄製スノッパー(ママさんダンプ)が置かれているのに気がつきました。あの家は、最近、人の気配がなく、空き家のはずなのに。雪の予報を聞くようになったため、家の持ち主、心配で早々に準備を始めたのか。

 道路横にある家のガラス戸が全部取り払われ、ベニヤ板に変えられているのが目に入りました。畳一枚ほどの大きさのベニヤ板が、横に4枚です。あそこにあった戸のガラスは何カ所か割れ、家の中までしっかりと見えてましたっけ。ベニヤですっかり覆ったから、もう雪の心配は。

 さて、祠の前に沢山の菊が供えられていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これくらいならまだ大丈夫だろうと、後回しにした結果、それが裏目に出て後で大変なことに、なんてことにならぬよう、最悪の事態を想定しながらきちんと物事を進めていたか、考えるのも。。。




No.1,511「隠れた軽四自動車と体半分の男性と温泉と」    2018(平成30)年11月19日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路横にある大きな小屋の後ろ側に、白い軽四自動車が止められていました。小屋の前には、広めの駐車場があるのに、わざわざ人目につかない所に止めたのは、それなりの理由があるはず。まさか、人に話せないようなことで、小屋の影へ隠そうとしている訳では。

 緩い坂道の途中、小さな小屋に身を隠すようにしながら、こちらの方を見ている男性がいました。橙色のカッパを着て、白いヘルメットに、安全ベスト姿です。道路工事の交通作業員が、雨に打たれぬよう体半分だけを屋根の下へ入れて。雨の中の外仕事、さぞ冷たいだろうに。

 さて、河原に白い鳥が何羽も立っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、エアコンの効いた所でぬくぬくと仕事をしているのに、やれ、暖房が弱いとか、肌が乾燥するだのと、言いたい放題、そんな輩は、雨の中へポイッと放り出し、頭を冷やしてやることを、考えるのも。。。




No.1,510「緑色の簡易トイレと薄紫色のジャンパーと温泉と」    2018(平成30)年11月17日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路につながっている私道の入り口に、緑色の簡易トイレが設置されているのに気がつきました。大人一人が通れる程の狭い道幅なのですが、その半分ほどを塞ぐようにどっしりと。どうやら、工事などが始まるため置かれたもの。このご時世、まさか道端では、できないから。

 緩い坂道をこちらへ向かって歩いていたのが、黒い野球帽に、薄紫色のジャンパーを着た男性。ちょうど雨が降り始めたところで、傘は持たず、片手をズボンのポケットへ入れてです。高齢なのですが、服のセンスはなかなか。あれで、首を前へ倒してさえいなければ、外見上は満点なのに。

 さて、山の上の方が明るかったこんな日は、あったかい温泉に入り、人間あまりにも完璧すぎると声はかけづらいもの、その点どこか一つでも抜けているところがあると、なんだか親近感がわいて、でも、この身、親近感は別にしてあまりにも抜けてばかりではなかったか、考えるのも。。。




No.1,509「すすきの穂と一輪車の男性と温泉と」    2018(平成30)年11月16日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路から小高い場所に咲いているすすきが、太陽の光を浴びてそれはきれい。黄色みを帯びふっくらとした穂が、ずらっと並んでいる様子は、まるで映画のシーンのようです。このあたり、紅葉もいよいよ終盤へ近づいてきており、秋の景色を楽しめるのは、あとどのくらい。

 道路から下に見える田んぼの中、一輪車で物を運んでいる高齢の男性がいました。荷台には、稲刈りの後、田んぼにまかれた、わらのようなものが沢山積まれて。太陽の光がまだささぬ、うす暗い中をです。家でゆっくり朝ご飯を食べている時間帯から、働いている人がいるのだなと。

 さて、車の暖房を入れてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、仕事は遅く始まって終わるのは早く、汗はかきたくない、汚れる仕事は嫌だ、だけどお金は多くもらわねば、世の中そんな虫のいい話なんてあるはずが、ここは真面目にコツコツと仕事に精を出すことを、考えるのも。。。




No.1,508「全員じゃんけんと雪囲いの角材と温泉と」    2018(平成30)年11月15日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある駐車場で、作業服姿の男性が何人もで円陣を組んでいました。横に、ワゴン車が止められており、これから仕事へ出かけるところのようです。その男性たち、全員でじゃんけんを始めたでは。大人だって何かを決める時、じゃんけんが手っ取り早くて異論は出ないか。

 坂道の途中、道路に面している家の前、屋根から斜めに、雪囲い用の太い角材が立てかけられているのに気がつきました。玄関横には、透明のプラスチック波板が設置済みです。あれだけ本格的な雪囲いなので、さぞ時間と手間がかかったはず。雪への備えは、着々と進んでいるよう。

 さて、山の木の間から湯気のようのものが上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、昔やった失敗をすっかり忘れ面倒だからとつい手抜き、その結果、後日頭を抱えて右往左往するはめに、そんなことになる前、手間がかかっても常に万全を期して準備するようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,507「止められたトラックと斜めのヘルメットと温泉と」    2018(平成30)年11月14日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の庭に、トラックが2台止められていました。トラックの荷台をぐるっと囲むように、厚いベニヤ板が立てられ、あれはゴミ等運搬用のはずです。庭には木々がたくさん生い茂っており、高さは2階へ届くぐらいも。うーん、あの木たちの運命は、もう風前の。

 信号で止まった時、向こうからやって来たのが、自転車に乗った男子中学生。右手はハンドル、左手はポケットに入れたままでバッグを背負い、頭には白いヘルメットです。そのヘルメットを、随分斜めにかぶって。おしゃれに目覚めるお年頃、ヘルメットならいいけど、心まで曲げるなよ。

 さて、やけに自動車が多かったこんな日は、あったかい温泉に入り、いくら隠していても、人の品性は言葉や態度などで表へにじみ出てくるとか、それなら逆に、品の良くない言葉や態度をきちんと直すこで、どこかで少々ねじ曲がった我が心を元へ戻すことなど、考えるのも。。。




No.1,506「青い服の小型犬とスピードオーバーの車と温泉と」    2018(平成30)年11月13日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路横を、白い小型犬を連れて散歩している高齢の男性がいました。しっぽが、ピン上がったその犬が着ていたのが、水色の服です。朝は寒いからと、飼い主が買って着せたのでしょう。でも、犬は寒さに強いはず。すると、あの服は、飼い主の趣味そのもので。

 橋の先、向こうから、すごいスピードの車がやって来ました。緩いカーブ白い中央線を越えて、こちら側へはみ出しながらです。なので、思わずブレーキを踏んだほど。あのスピードだと、どうみても制限速度20キロ以上オーバー。おいおい、いくら遅れそうだからと言っても。

 さて、山から霧が流れ落ちているのが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の悪いのは棚に上げ、こうなったのは誰かのせいだと都合のいい言い訳ばかり、己の信用が消えてなくなる前、非を素直に認め、過ちは二度と犯さないようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,505「様になった竹ほうきと白い半袖シャツと温泉と」    2018(平成30)年11月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある家の前、赤と白のチェック柄エプロンをして、掃除をしている女性がいました。手にしていたのが、大きな竹ほうきです。下の部分が横に広がり、買ってから間もないもの。背筋が伸び、サッサッと掃いているその姿が、おっ、なかなか様になってるなと。

 緩い坂道の先、白い半袖シャツを着た男性が、道路を横断していきました。出てきたのが、道路横に止められたワゴン車からです。向かっていたのが、近くにある新築中の家。その玄関先に、黒い長袖シャツ白いベストを着た年配の男性が立っており、屋内工事でも始まるのか。

 さて、橋の近くの紅葉が見頃になっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、今は元気だし気温が暖かいからと油断して、ちょっと薄着をした途端に風邪を引くことが、体調は頭で考えているのとは違うもの、やぼったいようでもこの時季しっかり厚着をしているか、考えるのも。。。




No.1,504「駐車場の囲いとはがれたペンキと温泉と」    2018(平成30)年11月10日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している駐車場の周りが、板で覆われているのに気がつきました。これまでは、四隅に黒い柱があっただけなのにです。どうやら、あれは雪よけのため。建てられて年数が経っていない家なので、昨年の雪で身に染みたのかも知れません。備えあれば、憂いは。

 道路沿いにある公共施設の屋根のペンキがはがれて、すっかり茶色に。ほんの少しだけ元の白いペンキが残っており、塗ってからおそらく十年以上。屋根の傾斜がきつく、ほぼ直角です。あそこだと、簡単にペンキを塗る訳には。ふむふむ。修繕の引き継ぎ、うまく行ってなかったな。

 さて、公園の灯りがきれいだったこんな日は、あったかい温泉に入り、自分が分かっているから大丈夫だと思っていても、いつまでもそこに居続ける訳ではなし、たとえいなくなることがあっても、問題が生じる前誰にでも対処できるようきちんと文章で残していたか、考えるのも。。。




No.1,503「ブルーシートと街路樹の葉っぱと温泉と」    2018(平成30)年11月9日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面しているプレハブ小屋の横、大きな散水車が止められていました。近くに水色のカッパを着て、しゃがみながら、青色のポリバケツに手を入れている男性。その前にブルーシートが敷かれ、そこにはセメントのようなものが。雨が降ってるなか、どうしてまた。

 職場へ近づいたとき、街路樹の葉っぱが、すっかり濃い茶色に変わっているのに気がつきました。なかには、黄色い葉もあるのですが、全体的に黒っぽい感じです。見る限り、紅葉もいよいよ終盤になったのだなと。木の根本付近には、落ちた葉と小さな実がパラパラ散らばって。

 さて、橙色の柿の実が目立っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、今が盛りとバリバリ仕事をこなし、あの人はやり手だと評価、ところが鼻が高くなって不遜な態度が見えた途端、人が少しずつ離れて、まさか、そんな寂しい生き方をしていなかったか、考えるのも。。。




No.1,502「捨てられたピンク色の自転車とタマネギの苗と温泉と」    2018(平成30)年11月8日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにあるゴミ箱の横、ピンク色の子供用自転車が捨てられているのに気がつきました。その上には、大きな鉄板のような物が置かれて。まだ使えそうな自転車ですが、子供が大きくなり不要になったか。兄弟の多かった昔だと、お下がりと言われて、喜んで使っていたのに。

 道路から下の方に見える畑の中、灰色の上下作業服を着た高齢の男性が、畑仕事の真っ最中。すぐ横には、白っぽいもみ殻が、きれいにまかれたうねが2本です。そこに、緑色した長い物が植えられており、あれは多分タマネギの苗。今植えたのなら、収穫は、冬を越して来春になるはずで。

 さて、やわらかな日射しを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも余裕がないせいか、あたふたと目先のことをこなすことで精一杯、ましてや来年のことなど頭には全く、時間は自分で作るものだとか、だとすれば、とてつもなく貧しい時間の使い方をしてなかったか、考えるのも。。。




No.1,501「雪吊りの準備と長い竹ほうきと温泉と」    2018(平成30)年11月7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公共施設の前で野球帽に黒い長靴の男性たちが、しゃがんでの作業中。手前に、長い竹が何本も置かれており、どうやら雪吊りの準備を始めたところです。雪の重さで枝が折れぬよう、縄でしっかり結ばねば。晴れた日は、外作業がはかどるから、出来ることは今のうちに。

 道路横にあるゴミ置き場の前、紺色と白色のスポーツウェアを着た女性が、長い竹ほうき使って掃いていました。ゴミを出す人は目にするけど、掃除をしている人の姿って、ほとんど見かけることがありません。汚しっぱなしでなく、きれいにしようというその心が、キラキラ輝くようで。

 さて、爽やかな青空が気持ちのいいこんな日は、あったかい温泉に入り、やりもしないくせに口だけはやけに達者、あちこちでそんな輩が目立つけど、人の顔色など窺うようなことはせず誰もが嫌がることを黙ってコツコツとやっている人をきちんと評価していたか、考えるのも。。。




No.1,500「伸びたツルと供えられた花たちと温泉と」    2018(平成30)年11月6日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路から下に見える電信柱の上の方へ、ツルが伸びているのに気がつきました。大きな葉は、どれも黄色くなっており、もう落葉間近のよう。そのツル、支線の下から、電柱のてっぺんまでを斜めに完全制覇。細い線をたどって、よくぞ、あそこまで伸びたものだなと。

 緩い坂道の途中、道路沿いにある小さな祠の前、花が供えてあるのが目に入りました。小さな花瓶へ、橙、紫、白色などの花たちが、まるでが寄り添うようにまとまって。近所の人が、畑などに植えてあった花を摘んで、持ってきて供えたのでしょう。お金はかけずとも、心があれば。

 さて、川岸の紅葉が目立つようになっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、表面上は気遣いしてるようでも、その裏側で打算がみえみえ、自分の所へ見返りがないと分かれば関係ないと知らんぷり、よもや、そんな貧しい心にどっぷりと染まっていなかったか、考えるのも。。。




No.1,499「片づけられた花壇と2匹の猿と温泉と」    2018(平成30)年11月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある花壇の花が、すっかり片づけられているのに気がつきました。ついこの間まで、橙や黄色など可憐な花が、目を楽しませてくれていたのにです。花壇の土は掘り返されており、もう次に植える準備。あの場所で、花を見られるのはいつ頃になるのか。

 緩い坂道の先、白線の外側に、黒っぽい固まりが見えました。近づくと、猿2匹が背中とお腹をくっつけるようにして立っているでは。頭を右から左へ動かしながら、目で横を通る車を追うようにして。立っている場所は、日なた。冷えた朝、体にはポカポカ暖かいのが一番で。

 さて、足下に赤トンボが飛んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、火のある所へ手をかざすと、指先から体中へ暖かさが伝わっていくもの、するとなんだか心までポカポカに、あの人と一緒にいるだけで心が安らぐぞと言われるような心遣いをしていたか、考えるのも。。。




No.1,498「年賀ののぼりと緑色のヘルメットと温泉と」    2018(平成30)年11月1日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、郵便局の前に、赤いのぼりが何本も立てられていました。赤い地に、大きく年賀の白文字。そうか。もう、そんな時期になったのだなと。無沙汰のメモ書きを、ちょっと横に添えるだけの賀状。だけど、書く時には何十年も前の、懐かしい顔がすぐ頭の中に浮かんで。

 職場へ近づいた頃、自転車に乗り、緑色のヘルメットにチェックの長袖を着た男性とすれ違いました。そのヘルメットの形が、つばのある帽子のような形です。ヘルメットは丸くあらねばとの既成概念に捕らわれていたけど、頭を保護するためなら、その形が少し違っていても。

 さて、向かいの山の中腹まで雪が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、こうあらねばならぬと思い込んでることって多いもの、でも、それが単なる勘違いのことだってあるはず、物事を決断する時、きちんと確認してから行動へ移すようにしていたか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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