ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,432「自転車の中学生とステテコ姿の男性と温泉と」    2018(平成30)年7月31日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路の横に、白いヘルメットをかぶって自転車の横に立っている男子中学生2人と、女性がいました。女性が話しているのを、中学生が頷きながら黙って聞いている様子。母親ではないようですが、雰囲気からして赤の他人でもなさそう。声かけをしてもらえる、幸せか。

 道路から少し下に見える畑の中、ランニングシャツに白いステテコを履いた高齢の男性がいました。手に緑色のじょうろを持って、野菜へ水やりです。あのスタイル、昔あちこちでよく見かけたけれども、最近はとんと。身につける物が時代と共に変化し、今はとてもカラフルな時代へ。

 さて、日影へ入るとひんやりした風が心地よく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中変わっていくものが多いけど、絶対に失ってもらいたくないものも、その中の一つが他人を思いやる優しい心、どこかへうっかり落としたままにしていなかったか、考えるのも。。。




No.1,431「飲みかけ黄色いジュースと実った稲の穂と温泉と」    2018(平成30)年7月28日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、紺色の半袖シャツを着ている小学生の男の子を連れた女性が歩いていました。その女性が手にしていたのは、白いビニール袋に入れた、野菜の苗らしきもの。男の子は、半分飲みさし黄色いジュースのペットボトルを持ってです。祖母に言われて、近くの家まで一緒に来たか。

 職場へ近づいたとき、道路横にある田んぼの中、稲の穂が実っているのに気がつきました。色はまだ緑色なのですが、どれも穂先が円を描くように、きれいな形で垂れて。厳しい暑さが続き、実入りが早くなってきたのかも。コンバインよ、あと1カ月ほどすれば、いよいよあなたの出番だ。

 さて、川の水の量が、やけに少なくなっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、期待されての登場だと緊張してしまうもの、いつもだと何の問題もなく簡単にできるのに、そんな時に限ってとちったりして、どんな時であっても平常心を忘れないようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,430「青いアサガオと干した灰色スニーカーと温泉と」    2018(平成30)年7月27日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の軒先に、青いアサガオの花が八分ほど開いていました。ツルは窓の上の方まで伸びており、屋根まで到達するはもうすぐです。その下に、青色で周りが白いアサガオの花が3輪ほど。今、成長盛りの伸び盛り。何をするにしても、これからが楽しみで。

 坂道の途中、日当たりのいい場所に、灰色のスニーカーが一足干してありました。太陽の光を浴び、まるで白くピカピカ輝いているよう。家から離れた向こう側にあるコンクリートの上で、あそこならすぐ乾くはず。ついた汗と汚れぐらい、タワシでごしごし手洗いすれば、すぐにとれるから。

 さて、田んぼの畔で草刈りをしている人を見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも優しく接することが、本当の意味での優しさではなさそう、その場面に応じて、時には優しく時には厳しくしなければ、まてよ、笑顔を忘れいつも厳しすぎることはなかったかと、考えるのも。。。




No.1,429「並んだ軽四トラックと黄色い旗と温泉と」    2018(平成30)年7月26日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、歩道に軽四トラックが並んで3台駐車していました。横道に、庭師とおぼしき人が3人いて、その足下には伐採したばかりで、葉のついたままの木の枝が何本も。角の家、生け垣が随分伸びてきたなと感じてはいたのですが、盆に入る前、きれいにしようと専門家へ依頼したか。

 学校への坂道の途中、黄色い旗が何本も、ガードレールに立てられていました。太くて黒い文字で、交通安全運動期間中と。だから、途中、赤色灯を点滅させながら、ゆっくり来るパトカーとすれ違ったのかと納得。こう暑いと、頭がぼーっとして注意力散漫になるし、運転には気をつけねば。

 さて、橋へ近づくにつれ窓から吹き込む風が強く感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、頭の中では分かっているつもりでも、それに体がついていかないことがあるもの、後からこんなはずではなかったと悔やむより、どんな時でも慎重さを肝に銘じていたか、考えるのも。。。




No.1,428「ヒマワリ3輪と女子児童の旅立ちと温泉と」    2018(平成30)年7月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公園の先にある畑の中、ヒマワリが3輪咲いているのに気がつきました。1輪は、東の方を向いているのですが、他の2輪は南向き。その昔、ヒマワリは、太陽を追いかけると耳にした記憶があります。あの2輪、もしかしたら、太陽の先回りをしてあの向きか。

 小さなバッグを背負い、両手に荷物を持った女子児童と、その母親らしき人がバス停に立っていました。あの女の子、バスを利用してちょっと遠出をするらしく、それで親が見送りに来ていたのでしょう。夏休み、親から離れて一人だけの冒険は、きっといい思い出として。

 さて、蝉の鳴き声が大きく聞こえたこんな日は、あったかい温泉に入り、一歩踏み出すのがこわくて、いつも誰かにくっついてばかり、でもやってみれば、なんだこんなことだったかと拍子抜けすることも、頭でばかり思い悩まず心を決めて前へ進むことを、考えるのも。。。




No.1,427「安全パトロールの返礼とトマトを手にした女性と温泉と」    2018(平成30)年7月23日掲載
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 今朝は、曇り。
   出勤途中、横断歩道の手前に、安全パトロールの黄色いベストを着用した、高齢の男性2人が立っていました。その前を通るとき、車の中から会釈をしたら、大きく頭を下げての返礼です。今日は、小学校の終業式。安全パトロールの人たちも、明日から夏休みで、しばらくは。

 緩い坂道の手前、家の玄関先に立って、おしゃべりをしている高齢の女性が2人。うち1人は、熟した真っ赤なトマトを2個手に持ってです。あのトマト、どうやら、畑で採ったばかりらしく、それを早速近所の知人などへおすそ分けしたもの。それで、朝から話が盛り上がっていたか。

 さて、草刈りが終わってきれいになった畔が目についたこんな日は、あったかい温泉に入り、親しい人には自分の持ってる分まで上げてもいいと思うのに、嫌いな人へはどんなつまらない物でも渡したくないもの、そう言えば、最近いただき物がないのはどうしてと、考えるのも。。。




No.1,426「畑の白いネットと赤い三角旗と温泉と」    2018(平成30)年7月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から下の方に見える畑で、白いネットを手にしている女性がいました。うねの半分ほどがネットで覆われており、それを外そうとしていたのか、それともかけようとしていたのか定かでは。日射しは、とんでもなく強くなってるし、カラスなどの被害だってあるはずだから。

 職場へ近づいたとき、道路横にある田んぼに、赤色の小さな三角旗が立てられているのに気がつきました。あれは、害虫防除のための薬などを、ラジコンヘリで散布する田んぼとの目印のはずです。そろそろ、いい香りがする稲の花が咲く頃。悪い虫たちなどから、守ってやらねば。

 さて、橋の上で冷たい風が車の中を吹き抜けたこんな日は、あったかい温泉に入り、ある程度大きくなれば放っておいても少々のことでは、ところが、小さくて弱いときだと、ほんの些細なことでも大事になったりして、いつでもどんな時でも弱いものの味方だったか、考えるのも。。。




No.1,425「コンクリートの下の草と黄色い旗と温泉と」    2018(平成30)年7月20日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、車道と歩道の境目に設置されている、背の低いコンクリートの下から、草が伸びているのに気がつきました。アスファルトとコンクリートの狭い間をねらったように顔を出してきたもの。それが、あちこちにです。生きるためには、草も、幾多の試練を乗り越えねば。

 細い車道から出ようとしている車の横、安全パトロールのベストを着た人が、黄色い旗を振って通りなさいの合図。すると、その車ゆっくり左折です。信号のある所や、広い道路ならいいけれど、狭いと左右が見渡せず危険。あのベストの人は、子供だけでなく、車のためにも。

 さて、風もなく暑さを予感させるこんな日は、あったかい温泉に入り、心根の優しい人は誰かに言われなくても、困った人へ率先して声をかけたり動いたりするもの、それに引き換え、言われてもやらない動かない、まさかそんな人間になっていなかったか、考えるのも。。。




No.1,424「グルグルホースと茶色の苔と温泉と」    2018(平成30)年7月18日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の玄関先で、麦わら帽をかぶった女性が、ホースを手にして水をやろうとしているところ。そのホースが、まるで受話器コードのように、グルグルとした形状なのです。なるほど、あれなら、出す時や片づける時、からまってイライラしなくていいな。

 道路横にある、大きな庭の苔が、全面濃い茶色になっているのに気がつきました。枯れたのか、それとも除草剤でもまいたのか。緑色の苔があると、見た目はきれいだし涼しくていいのですが、持ち主にすればいろいろと手入れが大変。まさか、いっそのこと、などと思ったのでは。

 さて、青空が暑さを予感させるこんな日は、あったかい温泉に入り、途中までは誰だって頑張ることができるもの、しかし壁にぶつかると、そこであきらめる人と、乗り越えて上を目指す人に分かれてしまうよう、我は後者だと胸を張って自慢できる道を歩んでいたか、考えるのも。。。




No.1,423「シャッター前の自転車とアロハシャツの男性と温泉と」    2018(平成30)年7月17日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路近くにある駐車場のシャッター前に、黒い自転車が置かれていました。太陽の光を避けて、日影になるようにです。日射しのあたるところへ置くと、サドルがやけて、座ったとき尻を上げねばならぬほどの熱さになるはず。日影が恋しいのは、人間だけではないはずで。

 公民館を過ぎた頃、空の箱を載せた台車を押しながら歩いている、中年の男性がいました。麦わら帽に白っぽいアロハシャツで、本格的に夏を迎えたなという格好です。暑さだって、服装などで少しはやわらぐもの。だらしなくならないよう、見た目に注意しながらなのは、当たり前だけど。

 さて、鳥の動きがにぶくなっている気がするこんな日は、あったかい温泉に入り、こう暑くなると、できるなら裸に近い格好でいたいけれども、まさかそんなこと出来るわけはないし、品位を保ちながら涼感を得るためにタンスの奥にしまった服の中からどれを選ぼうかなどと、考えるのも。。。




No.1,422「ナスへの水やりと干したシーツと温泉と」    2018(平成30)年7月16日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある小さな畑で、野菜に水をやっている高齢の男性がいました。野球帽をかぶり、長袖のシャツ姿で、手には青いじょうろです。畑のすぐ隣に家があるため、太陽が照ってくるのはまだのようですが、こう暑いとなんだって水不足に。あのナスたち、さぞ喜んで。

 坂道を上った先、道路に面している駐車場に、シーツが2枚干してありました。大きく広げられており、朝一番で洗濯機を回したのでしょう。この天気だと、午前中にはすっかり乾くはずだから、今夜は洗濯が終わって汗と汚れのとれたシーツで、気持ちよくぐっすり熟睡できるはず。

 さて、セミの鳴き声が聞こえていたこんな日は、あったかい温泉に入り、ついた汚れはすぐに洗えばいいのに、面倒だからとついそのまま、ところが、後で汚れをとろうとしてもなかなかとれるものでは、ついた汚れは後回しにせずその場でとるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,421「プランターのアサガオとエンジン音を響かせた大型バイクと温泉と」    2018(平成30)年7月14日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、家の軒先で、白いプランターの手入れをしている女性がいました。プランターからは、屋根の方へ向かって、緑色のネットが張られており、あれはおそらくアサガオです。ツルが紐をつたって葉が広がれば、日射しは遮られるし花を愛でられるし、いいことばかりか。

 橋を渡ってすぐ、向こうの方から、エンジン音を響かせながらやって来たのが大型バイク。なんとかいう、外国製の高いやつで、ハンドルを握っていたのは、おしゃれな上着を着た男性です。年配のようでしたが、胸を張ってさっそうとしたその姿は、若者なんかに決して負けては。

 さて、やけに暑くなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、同じように年をとっても、若く見える人と年齢以上年寄りに見える人がいるもの、もしかすると、夢中になれるものがある人はいつまでも若かったりして、我に夢中になれるものがあったかな、と考えるのも。。。




No.1,420「広場の賑わいと追い越しワゴン車と温泉と」    2018(平成30)年7月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある広場に、トラックが2台止まっていました。その荷台いっぱい、アルミ製の資材らしき物が積まれおり、近くには黄色い大型クレーン車も。新しい工事などが始まるため、あの広場へ集まってきたものか。殺風景だった広場、少しは賑やかになってくるようで。

 坂道の途中、前を進むワゴン車が、右車線へはみ出しそうな動きを始めました。ワゴン車の前には、大型ブルドーザーがゆっくりした速度で運行中。どうやら、追い越しをしたかったようですが、対向車が来たためすぐ左側へ。その気持ちは分かるけど、運転は慌てずにゆっくりと。

 さて、枝豆の芽が20センチほどに伸びていたこんな日は、あったかい温泉に入り、他人のことなら言われなくても気がつくけど、どうしてだか自分のことになるとさっぱり、うっかりだらけで、まさかと思うがどこかの誰かに陰口を言われるようなことをしていなかったか、考えるのも。。。




No.1,419「捨てられたマウンテンバイクと古びた長椅子と温泉と」    2018(平成30)年7月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場に、橙色のマウンテンバイクが置いてありました。持ち主、ゴミでも捨てに来たのかと思ったら、サドルの上にゴミ収集券が貼ってあるでは。どうやら、使わなくなって金属類のゴミとして処分するらしいけど、外見からは、まだまだ十分使えそうなのに。

 信号に近づいた時、道路沿いにある小屋の前、古びた椅子が置かれているのに気がつきました。その昔、学校の音楽教室などで使われていたような木製の長いすです。あの小屋は、農機具などが入っているところ。その前に置かれた古い椅子、何だかおしゃれな感じがするのはどうして。

 さて、山の麓まで雲が下りてきているこんな日は、あったかい温泉に入り、家の中、物がたまってあちこち占領状態、不要な物は処分しなければならないけれど、古いからとの理由だけで捨てるのはちょっと待った方が、いつか宝物になるものまで捨ててなかったか、考えるのも。。。




No.1,418「青色シートの車いすと背の高い稗と温泉と」    2018(平成30)年7月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家の玄関に、青色シートの車いすが、横向きで置かれていました。反対側にも別の一台がありましたから、屋内と屋外用に分けているのかも。おそらく、家族の誰かが、あの車いすの使用者。介護サービスなどを活用し、家族全員で乗り切らねば。

 道路横にある田んぼの隅、背の高い葉が何本か伸びているのに気がつきました。他のものに比べやけに背丈があり、どう見ても異質です。よく見ると、形や色などは稲とうり二つですが、あれは稲ではなく稗。種がどこから混入したのか、生き残る場所を探しだしてあんな所へ。

 さて、橋を渡ったとき山側から強い風が吹き込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、他とは違っていいけれど、悪いほうに違うとなるとそれは論外、ときには皆と足並みをそろえ、ときには自分の道をしっかと歩く、これまでそんな生き方をしていたか、考えるのも。。。




No.1,417「向かい合わせのレントゲン車と小さなポスターと温泉と」    2018(平成30)年7月10日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、地区の公民館前に、大きな車が2台、後ろ側を向かい合わせにするような形で止まっていました。後部出入口に白くて長いカーテンが下げられており、白衣を着た男性が、ちょうどそこから出てきたところ。あれは、おそらくレントゲン車。今日、地区住民の検診の日だったか。

 橋を渡って間もなく、山側に小さなポスターが立てられていました。目立つようにカラフルな字で、夏祭りと。地区などで開催する夏祭りを周知するため、実行委員会などの関係者が作ったもの。大勢の人たちの協力によって作り上げられる祭り、どうか天気に恵まれ成功しますように。

 さて、川の水が灰色に濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、一人だけの力なんて、たかが知れているけれど、何人も集まることでそれが大きな力に変わるもの、事情でやむを得ず協力できぬのなら、せめて参加者として事業を盛り上げる側に立つことを、考えるのも。。。




No.1,416「鉢を抱えた高齢女性と飛行機雲と温泉と」    2018(平成30)年7月9日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、玄関先で、大きな鉢を抱えるようにして動かしている、高齢の女性がいました。階段下にある鉢を、玄関の横へ運ぼうとしていたところです。天気の悪い日は、雨がたっぷり降ってくる場所へ。晴れが続く時は、蛇口のすぐ近くへ。そう、なんと言っても花には水が。

 進行方向、正面左から右へ向かって斜めに、一本白い線を引いたような雲が見えました。あれは飛行機雲です。青い空をバックに、白くて細い雲が、やけにきれい。その雲が風でか流され始めており、しばらくすると散ってしまうかも。形あるものが、いつかなくなるのは宿命で。

 さて、ひんやりした風が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、いつまでも残るものだと思っていても、それはただの幻想にしか、だから大切にしなければならないのに、つい粗末に扱ってばかり、いつか必ず失うことを頭に入れながら対応していたか、考えるのも。。。




No.1,415「鮮やかな紫色のアジサイと大型ダンプと温泉と」    2018(平成30)年7月7日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、赤信号で停車したとき、ガードレールの横に植えてある紫色のアジサイが目が入りました。ついこの前までは、しおれかかっていたのに、今朝は元気があふれ出ているよう。花の色も濃くなっており、とても鮮やかです。アジサイは、雨が続かねばその魅力を発揮できぬか。

 橋の手前、山側車道に大型ダンプが非常灯を点滅させて、止まっていました。片道一車線ですから、向こうから来た車が通れず、ダンプの後ろに停車です。見ると、運転手、前かがみになって両手をハンドルの上へ置いているでは。何故、交通の邪魔になるのを承知で、あんな所に。

 さて、雨が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、どうしてあんなことを、と外から見ただけで判断することが多いけど、何故このくらいのことを察することができぬのかと心の叫びが伝わってくることも、普段から声なき声に耳を傾けるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,414「歩道の石油温風ヒーターと青いトマトと温泉と」    2018(平成30)年7月6日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、黒と白の石油温風ヒーターが透明のビニール袋に入れられて、歩道に置いてありました。金属類のゴミを出す日ではないので、捨てるのではなさそう。クーラーを使い始めたため、片づけていなかった温風ヒーターが目に入り、どこかへ運ぶ準備でもしている途中だったか。

 道路横にある畑の葉っぱの間から、青いトマトが顔を出しているのに気がつきました。それも、大きなトマトです。太陽が顔を出せば、すぐ真っ赤に熟すのでしょうが、こう雨が続くといったいいつになることやら。恵みの雨は必要だけど、あまりにも度を超すのはごめん被りたいもので。

 さて、霧が出始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、ある程度我慢できても一線を越えると、ぷつんと切れることだってあるもの、とても些細に思えても本人にとってはものすごく重要なことだって、うっかり誰かの琴線に触れるようなことを口にしてなかったか、考えるのも。。。




No.1,413「白い半袖下着シャツと空っぽの店と温泉と」    2018(平成30)年7月4日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、歩道を、白い半袖下着シャツで歩いている、高齢の男性がいました。用事が済んだ帰りらしく、手ぶらです。ちょっと前まで、下着だけでの外出なんて恥ずかしく出来なかったのに。けど、暑い日が続いたため、今ならもう大丈夫。もちろん、きれいに洗濯した物が条件だけど。

 緩い坂道の途中、道路に面している小さな店の前に、トラックが2台止まっていました。内1台は非常灯を点滅し、そのすぐ横に1人の男性が。店の方を見ると、中はすっかり空っぽになって。どうやら店を閉じてしまうよう。小さいけれど地域にとっては、とても大事な店だったはずなのに。

 開けた窓から入る風が心地よかったこんな日は、あったかい温泉に入り、普段は何とも思っていなかったのに、それが無くなってようやくありがたさに気がついたりすることが、いつの間にか目の前から消えてなくなる前、ありがとうと感謝の言葉を伝えるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,412「木の床屋さんと白ヘルメットの男性と温泉と」    2018(平成30)年7月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の横に植えてある小さな木の下、ブルーシートが敷いてありました。木はきれいな円形に整えられており、刈り取ったばかりとおぼしき枝と葉がそのシート上にパラパラと。どうやら、木の床屋さんが散髪のため、周りが汚れないようにとの気遣いであんな所へ。

 白いヘルメットをかぶり、丸めた黄色い旗のようなものを持った男性が立っていました。その手前に大きな工事中の立て看板があり、先の方に白と黄色のヘルメットをかぶった作業服姿の男性が4人。お日様よ、外で働く人のことも考えて、ちょっとは雲の中へ隠れてくれないか。

 さて、白い蝶が舞っていったこんな日は、あったかい温泉に入り、エアコンの効いた部屋から少し外へ出たぐらいで、やれ暑い、やれ汗が止まらないなどと口から出るのは文句ばかり、暑さ厳しい時こそ、外で汗を流しながら黙々と働いている人たちのことを、考えるのも。。。




No.1,411「入り口角の花と身を乗り出そうとした車と温泉と」    2018(平成30)年7月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館の入り口角に、橙色の花が植えられているのに気がつきました。道路から入る、生け垣のすぐ横にです。花壇ではないのですが、幅20センチほどだけある場所。察するに、車が生け垣の角へ近づきすぎないようにと、わざわざ植えたもの。なるほどそう来たか。

 坂道を上った先、左から半分ほど身を乗り出そうとしている、紺色の車がいました。塀が道路に面しており、入り口の幅が狭くて、道路へ出て大回りをしないと家から車を出せない所です。運転席からこちらの車の来たのが分かり、通るのを待っていたよう。いろいろと、大変だ。

 さて、橋の上を渡った時、涼しい風が気持ちよかったこんな日は、あったかい温泉に入り、普段はそんなことがないのに、ふと気配を感じることってあるもの、それが案外あたっていたりして、だったら五感だけでなく第六感とやらについても研ぎすませることを、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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