ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,389「塗り立てのペンキと雨具代わりのジャージと温泉と」    2018(平成30)年5月31日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、川へさしかかったとき、橋の全体が見えているのに気がつきました。これまで、天井部分が厚手のベニヤ板で覆われており、空が隠れていたのにです。どうやら塗装工事も終盤に近付き、片づけ作業に入ったのかも。塗り立てのペンキが、やけにピカピカと輝いて。

 道路横の家から出てきたのが、中年の男性。歩きながらジャージの上着を引っ張り上げ、頭を覆うようにしたでは。ちょっと前から雨が降り始めており、濡れるのが嫌なためジャージの上着で雨具の代用を。おそらく傘を車の中に置いてあるため、駐車場まではあのまま駆け足か。

 さて、ツバメが低い所を飛んでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、これでなければなりませんと、こだわりを持つことってあるもの、でもあまりにも頑なで融通が利かないと支障の出ることも、四角四面にならずいつでも柔軟に対応できるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,388「犬の散歩と遠くのエンジン音と温泉と」    2018(平成30)年5月29日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横から出てきたのが、つばの広い帽子で、白っぽい半袖ポロシャツの下に黒い長袖シャツを着た女性です。手にしたロープの先には、茶色の小さな犬。もう片方の手には鮮やかな黄緑色の小さな袋で、あれは犬のトイレ用か。犬の散歩も、準備がいろいろ大変だなと。

 山の方に見える林道に、トラックが2台止まっており、その近くに人が集まっているのが見えました。そのあたりから、かすかにエンジン音も聞こえており、木の伐採などをしているのかも。外仕事は、梅雨に入ってじめじめした中でするより、カラっとした今の時期のうちにやってしまえば。

 さて、外の空気が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、期限が定められていないと、いつかやろうと先へ延ばし、時間はたっぷりあったのに結局やっつけ仕事の薄っぺらなものに、期日を厳守するのは当たり前、なくても早く取り組むようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,387「両手を後ろに組ん女性と色違いの反射ポールと温泉と」    2018(平成30)年5月28日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、細い道路の前に、白いシャツを着た高齢の女性が立っていました。腰を少し前の方に曲げ、両手を後ろに組んでです。誰かを待っている様子ですが、普段着なのでどこかへ出かけるのではなさそう。用事があって出かけたご主人でも、気になって待っているのかな。

 坂道の途中、道路横に立っている反射ポールに目が止まりました。どれも透明の反射板だったのに、その1本が橙色なのです。あれっと思い気をつけて見ていると、大きなカーブの手前と道路が交差するところの反射板が橙色。なるほど、より危険なところは目立つよう色を変えて。

 さて、麦畑がすっかり小麦色になっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、人間うっかりが多いもの、それを防ぐにはちょっと注意を促すだけで防ぐことができることだって、最近やけに忘れっぽくなっているこの頭、記憶に頼らずメモを残すようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,386「黒い羽織と赤い顔の小猿と温泉と」    2018(平成30)年5月25日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、黒い羽織を着て駅の方へ向かっている女性がいました。左手に小さな荷物を抱え、右手には黒い四角の手提げバックです。羽織の下は白っぽい着物で、真っ黒な髪を長く伸ばしており、きちんとした雰囲気。このあたり、着物で正装した人を見かけられるなんて、めったには。

 坂の途中、前の方を黒っぽい物が、右から左へ駆けていくのが見えました。小さな動物だとは分かったのですが、何かは不明。近づいてガードレールの下を見ると、小猿が2匹です。1匹は背中を向けて、もう片方はうつぶせで両腕の上に真っ赤な顔をのせ、道路側をじっと見つめるように。

 さて、開けっ放しの窓から気持ちのいい風が吹き込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつ誰から見られても、恥じないような行動をとっているかと問われると、冷たい汗がどっと噴き出してくるような気がするこの身、常に襟を正した行いに心がけていたか、考えるのも。。。




No.1,385「傘さし自転車と飛び出した車と温泉と」    2018(平成30)年5月24日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、歩道部分に自転車を止め、前カゴの中に入っている傘を手にしている高齢の女性がいました。確か、自転車での傘さし運転は、違法になったはずなのに。ただ、急に雨が降ってきた時など、自転車を押しながら歩くのは、ちょっと。いえいえ、だめなものは、だめ。

 職場へ近づいたころ、ちょうど左側の細い道路から出てこようとしたのが、軽四の青い車。驚いて右側へハンドルをきったのですが、その車、その場でストップ。ぶつけられるのかとビックリした分、なんだか損をした気分です。でも事故にならなかったのを、素直に喜ぶべきか。

 さて、霧が山を覆っているこんな日は、あったかい温泉に入り、大事を遂げるには少々傷を負うのもやむを得ず、ところが途中ちょっとの擦り傷だけで、もうだめだとばかり一目散に退却、だから大成してなかったのかと、自分の胸に手を当てて、よくよく考えるのも。。。




No.1,384「電動4輪車と脱ぎ捨てられた上着と温泉と」    2018(平成30)年5月23日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある畑の中、かがんで草むしりをしている高齢の女性がいました。つばの長い帽子をかぶり、ピンク色の割烹着を着てです。以前は自転車だったはずだけど、道路に電動4輪車が止められているでは。年を重ねても、新しいものに挑戦しようとするその心意気に拍手を。

 橋を渡って間もなく、道路に面している家の前、黒っぽい自転車が止められていました。ハンドルの下に透明なビニールコート。そして、ペダルの下、地面には紺色のウィンドブレーカーのようなものがまるめるように置かれて。いくら急いでいたにしても、脱ぎ捨てるというのはどうかな。

 さて、畔の草刈りをしている人が目についたこんな日は、あったかい温泉に入り、玄関に入るとその家の中がどんなふうになっているか見当がつくもの、そこに脱ぎっぱなしの物などがあると途端に評価は下へ、振り返ってうちの玄関は脱ぎ捨てもなくきれいにしていたかな、と考えるのも。。。




No.1,383「黒いジープと透明ケースの地図と温泉と」    2018(平成30)年5月22日掲載
_
 今朝は、快晴。
 出勤途中、後ろからやって来たのが、黒いジープタイプの車です。すぐ後ろへくっついたと思ったら、そのまますっと追い越すでは。こちらは制限速度の40キロ。追い越し禁止区間のところ、向こうは60キロ以上のスピードで、あっと言う間に見えなくなりました。おいおい、2つも違反するなんて。

 職場へ近づいたとき、前の方から歩いて来たのが、チェックの長袖シャツを着た高齢の男性です。サファリー帽に、黒いリュック、山用の靴を履き、リュックの下の方、透明のケースに入れられた地図がブラブラ揺れていました。今日は、晴れのいい天気で外出日和。いったい、どこへ向かうのか。

 さて、ツバメが元気に飛んでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、仕事とは言えパソコンなどの前に座って過ごすのは部屋の中ばかり、体のためには時々お日様にあたって新鮮な外の空気を思う存分吸うのも必要だから、今度の休みの日散歩でどこかへ行こうかななどと、考えるのも。。。




No.1,382「手にしたほうきと遅刻の中学生と温泉と」    2018(平成30)年5月21日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、公共施設の玄関先、ほうきとちりとりを持って掃いている男性がいました。白い長袖のワイシャツ姿で、一番上のボタンまできちんと締めてです。外見からして、役付の雰囲気。職員が出勤する前、職場をきれいにしようとするその心、率先垂範でほめられていいこと。

 駅の方からやって来たのが、一人の男子中学生。あの時間だと、登校時間に遅れるのは間違いないのに、急いでいるそぶりも見せず、やけにゆっくりした歩き方です。時間ギリギリだと夢中で走って学校へ向かうのに、だめだと分かった時点であきらめ、もういいやと心が据わったか。

 さて、外の空気が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、期限が定められていないと、いつかやろうと先へ延ばし、時間はたっぷりあったけど結局やっつけ仕事の薄っぺらなものに、期限厳守は当たり前、締め切りがなくても早く取り組むようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,381「雨の前の水やりと遅い黒塗りタクシーと温泉と」    2018(平成30)年5月18日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある家の玄関先で、花壇の花に水をやっている女性がいました。灰色のカーディガンに、青いジーンズです。予報だと午後から雨になるようですが、暑さが続いたため心配で水の補給をしているのでしょう。もし、予報がはずれ降る雨が遅れると、花たち可哀想だし。

 橋の上に来たとき、向こうからやって来たのが黒塗りのタクシー。それが、やけにゆっくりとした速度でです。すぐ後ろに後続の車が3台くっついており、あのスピードだと制限速度ちょうどぐらい。速度が遅いからと後ろから少々あおられても、正義は制限速度を守る側にあるのだから。

 さて、ひんやりとした風が心地よく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、ときに規則を守っていることがまるで悪いかのように言われることがあったりして、たとえどんな時でも、守らない側の屁理屈が大手を振ってまかり通るようになどなっていなかったかと、考えるのも。。。




No.1,380「電動カッターと街路樹のピンク色の花と温泉と」    2018(平成30)年5月17日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、緩い坂道の手前、赤い旗を持った作業員が交通指導をしていました。すぐ横で道路工事をしており、片側車線を通行止めです。見ると、電動カッターでアスファルトを切っているところ。丸い歯の部分が半分ほどアスファルトの中へ入り込んでおり、すごい切れ味だなと。

 職場へ近づいた時、街路樹にピンク色の小さな花が咲いているのが目に入りました。全での木ではなく、7〜8本ぐらいの間隔で1本です。可憐なピンクですが、一部白いところも。この春先までは、まるで枯れたような茶一色の木だったのに、今は淡い緑の葉と、きれいな花に覆われて。

 さて、蒸し暑さを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、時間をかけじっくり待つのが嫌で、すぐ結果を求めてばかり、だけど、どうやら時間をかけた分だけ内容の濃いものが出来上がってくることが多いようで、簡単に性急さだけを追い求めていなかったか、考えるのも。。。




No.1,379「除雪道具と終わりかけの塗装と温泉と」    2018(平成30)年5月16日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路近くにある駐車場の中に、長い柄の除雪道具が置いてあるのが目に入りました。先端の部分が紫色のプラスチック製で、スコップを大きくしたような形です。使わなくなって、わずか3カ月足らずなのに、積もった雪を除雪していたのが随分昔のだったような気が。

 橋へ来たとき、まだ途中だった塗装が、ほぼ終わっているのに気がつきました。下地の灰色が、すっかり赤に。足場が組んであり全体は見えないのですが、どうやら終わりが近いのかなと。それにしても、橋の周囲に塗装工事をみじんも感じさせない、きれいな仕事をする人たちだ。

 さて、冷たい風が車の中を吹き抜けていったこんな日は、あったかい温泉に入り、同じ仕事をしていても周りを汚しながらする人と汚さずにやる人が、きれいな仕事をする人は、どうやらその内容もきちんとしているよう、我が身の周りは汚していなかったかな、と考えるのも。。。




No.1,378「靴下に入れ裾とくわえた笛と温泉と」    2018(平成30)年5月15日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、ゴミ捨てを終えたらしい高齢者が、道路を歩いていました。紺色のジャージズボンを履いていたのですが、その裾が白い靴下の中へ。靴下がちょっと長めなので、うまく中へ入ってます。あれだとズボンの裾は邪魔にならないけれど、ファッション的にとなると。

 坂道を上りきってすぐ、横断歩道の横に、お巡りさんが立っていました。白いジャンパー姿で、両手を前に組み、その手には赤い指示棒を持ってです。口元を見ると、笛をくわえたまま。あの笛、子供たちが、道路を横断するときなどに吹くのでしょう。そうだ、今日は15日か。

 さて、風が涼しく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、暦がなくても見ただけで日を当てられることってあるもの、長く続けているとそれだけ重みがあるという証拠、三日坊主から脱却できぬこの身、せめてやりっぱなしのあの仕事から片づけることを、考えるのも。。。




No.1,377「宙ぶらりんの電源ドラムとはみ出した車と温泉と」    2018(平成30)年5月14日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路近くにある車庫の中に、電源ドラムがあるのに気がつきました。それが、宙ぶらりんになった状態でです。電気を使うため、わざわざ取り付けたのでしょうが、あんな重い物をどうして床ではない所へ。使い易さなどを優先した結果、あそこが一番いいと判断したのか。

 前からやって来たのがジープ型の黒い大きな車。車のタイヤが中央の追い越し禁止車線からはみ出ており、こちらの車のハンドルを少し左側へ。通り過ぎてバックミラーを見ていると、追い越し禁止車線からはみ出たままです。いけません、いくら大きな車でもあんなふうに運転しては。

 さて、川幅いっぱい茶色の水が流れていたこんな日は、あったかい温泉に入り、身につけている物が立派だと、自分まで偉くなったような気分に、でも、それが立ち居振る舞いで表へ出るようではまだまだ未熟、どんなときでも謙虚さを忘れないようにしていたかと、考えるのも。。。




No.1,376「紅白の三角ポールといぶりさしと温泉と」    2018(平成30)年5月13日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路横にある新築の家の歩道側に、紅白の三角ボールが立てられていました。それが、横に並んで8個もあり、人は、そこから中へ入るなとの目印。敷地が全面コンクリートになっており、それが完全に乾くまでの間。それにして、あれだと草の生える場所がどこにも。

 職場へ近づいた頃、田んぼへ入り、いぶりをさしている女性がいました。田植えが半分程終わっており、田植機の車輪の跡を、平らにならしていたところです。近くの田んぼでは、トラクターが代かきの真っ最中。ただ、どこにも田植機は見あたらず、あの雨のため中止にしたのか。

 さて、雨の中でも、畑や田んぼで仕事をしている人を見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、やろうとしていたのに都合が悪くなり一時中止、そんな時お茶を飲んだりおしゃべりして待っているけど、その時に出来る何かを探して動くようにしていたかと、考えるのも。。。




No.1,375「七分丈ズボンとピンク色の肥料袋と温泉と」    2018(平成30)年5月11日掲載
_
 今朝は、快晴。
 出勤途中、赤いシャツに肩ひものついた黒いズボンの若い男性が、駅の方へ向かって歩いていました。そのズボンは七分丈ほどで、すねが見えています。ファッションが分からぬお前にと言われそうでも、暑い時ならいざ知らず、まだ肌寒いこの時期すねを出して外出とは。

 職場に近づいた頃、田んぼの中から、ピンク色の肥料袋を畔に上げている人がいるのに気がつきました。畔には、同じ色の袋が5〜6個並んで。あれは、田んぼの隅などにたまっていた、刻んだ稲の茎などを拾い集めたもの。肥料にと撒いたけれども、腐敗せず邪魔になったか。

 さて、遠くの山の雪がきれいに見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、よかれと思ってやったことでも、それが余計なお世話だったりすることも、だから、いつでも知らんぷりというのはいかにも心が狭すぎ、少々のお節介ぐらいがちょうどいいかななどと、考えるのも。。。




No.1,374「ハの字型スモールランプとプレハブ小屋の会議と温泉と」    2018(平成30)年5月10日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、前からやってきた車の、スモールランプが点いていました。黒い色の乗用車で、ちょっとした高級車。そのスモールランプが、ハの字なのです。小さな球がいくつか並んでおり、それが左右でハの形に。外はライトをつけねばならぬほど暗くはなく、自動で感知し点いたようで。

 橋を渡った先にある、茶色のプレハブ小屋の中、何人もの人いるのに気がつきました。あの時間帯、これまで人の気配を感じたことはなかったのにです。黒い頭が並ぶ中、白いタオルをかぶっている人も。関係者が、これからの仕事の段取りなどの打合わせを、始めたところだったか。

 さて、川の水の色が茶色く濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、一人だけでやっているのならいざ知らず、組織で動いている以上、横との連携は絶対必要なもの、そんなこと分かっているよ、などと我がままを言わず、素直に聴く耳を持っていたか、考えるのも。。。




No.1,373「破れ障子と軽四トラックに積んだ苗と温泉と」    2018(平成30)年5月9日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している家の障子紙が、ガラス越しにはがれかかっているのが目に入りました。それも、全面にです。以前、少し破れかかっているな、とは気がついていたのですが、時間が経って劣化が進んだよう。いくら人が住んでなくても、あれでは見た目が。

 橋を渡ってすぐ、苗を山のように積んだ軽四トラックが、道路を横断しようとしていました。荷台にカバーなどはかけられておらず、苗が雨で濡れるままの状態。あれだけの雨だと機械的にも田植えは無理のはずだけど、雨が止むとの予報を信じて待ちきれず、出発したか。

 さて、街路樹の花が咲きかかっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、その時々の思いつきでむやみやたらとやってもうまく行かないのは当たり前、ここ一番という時にはその道の経験豊富な人などの知恵を借り失敗を最小限に抑えるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,372「生えた手袋と雨の田植えと温泉と」    2018(平成30)年5月8日掲載
_
 今朝は、霧雨。
 出勤途中、道路のすぐ下にある小さな畑の隅に、黒い手袋が、パーの形でまるで棒から生えているように。おそらく、持ち主が畑作業で汚れた手袋を洗って乾かそうと、棒の先へかけたもの。晴れの日ならすぐ乾くけど、強い雨になったので、濡れてずぶずぶだろうなと。

 職場へ近づいたとき、道路から離れたところにある田んぼの中に、田植機が入っているのに気がつきました。その向こう側に軽四トラックなど2台の車が止められており、近くに3人が立って。全員黒っぽいカッパを着ており、少々濡れるのは覚悟の上で田植え作業を開始か。

 さて、見えるところ全体が霧で覆われていたこんな日は、あったかい温泉に入り、優柔不断で悪い結果ばかりが頭をよぎり、いつまでもぐずぐずと決められず見切り発車し、その結果は推して知るべし、腹を据え土砂降りの中踏み出す勇気を持っていたか、考えるのも。。。




No.1,371「白いヘルメットとトラクターの黒いシートと温泉と」    2018(平成30)年5月7日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、緩い坂道の横、青色と紫色のカッパを着て、白いヘルメットをかぶった男性2人が歩いていました。奥の方に車が4台止められており、トラックの横に大きく左官の文字です。あそこの近くで、家の改修などが行われるのでしょう。カッパということは、きっとこれから外仕事。

 橋を渡って間もなく、小型のトラクターに黒いシートがかぶせられ、白いロープでしばってあるのが目に入りました。どうやら、田植え前の田起こしや代かき作業が終わったようです。何もなければこれで稲刈りが終わるまでは、納屋の奥などで、次の出番に備えて長い休みに入るはず。

 さて、山が霞んでいたこんな日は、あったかい温泉に入り、あまりにも働きづめだと体を壊すことが、かと言って全く体を動かさないと、これまた体に悪いもの、人は適度な運動と休みが必要だけど、私の場合ちょっとではなく大いに働きが足りなかったかななどと、考えるのも。。。




No.1,370「サイドミラーの光と田植えと温泉と」    2018(平成30)年5月3日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に止められていた車のサイドミラー先端に、小さな光が灯っていました。事故防止のための、目印です。右折や左折、停車時など、光っていれば車幅がはっきり分かるので、ぶつる恐れは激減。ほんのちょっとしたことだけど、どこかの誰かがよくぞ思いついたもの。

 信号に近づいた頃、道路横にある小さな田んぼの田植えが、終わっているのに気がつきました。満々と湛えられている水から、黄緑色の苗がほんの少しだけ頭を。心を込めて八十八回手をかければ、5カ月足らずで収穫できるはずです。稲刈りが済むまで、無事に成長してくれよと。

 さて、雨に濡れた菜の花がきれいに見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、どうせやらねばならないから、とただやっているだけだと結果はそれほど関心なし、しかし、心から取り組んだことはどんな結果が出たとしてもそれなりの充実感が、今はどちらかなと、考えるのも。。。




No.1,369「撤去されたプレハブ小屋と流線型のヘルメットと温泉と」    2018(平成30)年5月2日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横に設置されていたプレハブ小屋の1つが撤去されてなくなっており、もう1つの屋根の真上に作業員が。横にクレーン車が止められており、あの小屋もどこかへ移動するよう。厳しい冬を越してようや暖かくなって来たのに、のんびり出来ず、またどこかで違う人生か。

 緩い坂道に、流線型のヘルメットをかぶって自転車に乗った女性が、白いシベリアンなんとかと言う大型犬を連れ散歩の途中です。太くて赤いロープが女性の腰あたりから見え、逃げ出すことがないようしっかりとつながれて。散歩ではなく駆け足だけど、あの犬姿勢もよく、どこか品を。

 さて、車の窓から気持ちのいい風が吹き込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、高額な物で着飾っているのにしっくり見えない人もいれば、普段着なのにどことなく品を感じる人も、それって一朝一夕で作られるものではなさそうだけど我はどっちだったか、と考えるのも。。。




No.1,368「サイドミラーの光と田植えと温泉と」    2018(平成30)年5月1日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、よそ見をしていて目線を前の方へ戻したら、公園前の歩道、三脚の上に黒くて四角い物が設置。そのすぐ後ろ側に、若い警察官が椅子に腰かけ、ネズミ取りのため前回とは反対側の車線を狙っているでは。まぁ、制限速度5キロ超えほどなので、余裕だったけれども。

 橋へ差しかかったとき、手前側の赤い色が、全て灰色に変わっていました。以前から塗装の塗り替えに取り組んでいたのですが、ようやく下地部分に。足場を組むだけでも大変だし、高い所なので、安全対策は万全にしなければなりません。決して慌てず、怪我なしを最優先にして。

 さて、張られた田んぼの水がキラキラと輝いていたこんな日は、あったかい温泉に入り、順番を考えながらやらないと、とんでもなく時間がかかることだってあるもの、どんな時でも最優先すべきは何かを頭の中に入れながら安全第一で取り組むようにしていたか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

前のページに戻ります
トップページに行きます