ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,324「黒いつっかけと雪の隙間の枯れた葉と温泉と」    2018(平成30)年2月28日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、白いビニール袋を左手でヒラヒラさせながら歩いている、高齢の男性がいました。腰を少し曲げ、前かがみの姿勢でです。今日はプラスチックなどのリサイクル日なので、出し終わった帰り。足下を見ると裸足に黒いつっかけ。外出時、もう靴下を履かなくても。
 道路のすぐ横、雪の隙間から、茶色く枯れた葉が顔をのぞかせていました。昨日までは雪に覆われていた所で、見えたのは一部分だけ。でも、スコップなどで開けたのではなく、自然にとけたものです。あの小さな隙間から、一気に雪どけが広がっていくのだろうなと。
 さて、上着だけでも寒くないと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、こんな小さなほころびぐらい大丈夫だろうと放っておき、後で気がついたら収拾のつかないぐらい大事に、問題が発生した時そんなことがないようすぐに手を打つようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,323「一目散の猿とペンキのはがれたガードレールと温泉と」    2018(平成30)年2月27日掲載
_
 今朝は、晴れ。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、道路の少し先、一匹の猿が、山側から川の方へ向かって駆け下りていきました。それほど大きくはなく、まだ成人してない若い猿です。周りに他の猿の姿は見えず、どうやら単独行動。白い雪の上、どこへ向かおうとしていたのか、手足を使ってただ一目散に。
 道路横にある、白いガードレールに目が止まりました。白いペンキがはがれ、ところどころ下地の灰色部分が見えているでは。それが、曲がり角あたりにです。大型機械で除雪した際、ちょっとこすったのかも。あれだけの大雪だったので、少々の向こう傷はやむを得ないか。
 さて、車の暖気をせずに家を出たこんな日は、あったかい温泉に入り、仕事をしているとき問題が生じることってあるもの、それを全て解決できればいいけれどそうでない場合も、そんな判断に迷ったとき優先度合いを頭に置いて決断するようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,322「鉄製のハシゴと白い小犬連れの男性と温泉と」    2018(平成30)年2月26日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、2階のベランダから屋根に、鉄製の短いハシゴがかけられている家があるのに気がつきました。屋根には少しだけ雪が残っており、ハシゴで上り下りをしていたよう。鉄製は頑丈だけれど、重くて取り外しが不便。どちらを優先するかは、その人しだいか。
 前の方に、黒い毛糸の帽子に黒っぽい防寒具を着て、白い小犬を連れている男性が。犬の散歩の途中のようで、顔を見ると、その昔世話になった人では。車の中から頭を下げたのですが、気がつかなかったよう。でも、元気な様子が窺え、なんだか心の中がポカポカと。
 さて、マフラーをするのを忘れたこんな日は、あったかい温泉に入り、ふとあの人は元気でやってるかな、と思うことがあるもの、だいたい仲の良かった人たちなのですが、逆に私のことを思い出してくれそうな人が果たして何人いるか指を折りながら、考えるのも。。。




No.1,321「追突防止の筒とふさふさの毛の猿と温泉と」    2018(平成30)年2月23日掲載
_
 今朝は、小雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、橋のすぐ手前に置かれている、赤と白格子模様の、大きな筒状の物に目が止まりました。あれは、車が橋などに追突するのを防止すためのもの。ただ、誰かがぶつけたようで、車道側の表面の一部がやぶれてヒラヒラ。でも、あんな程度で終わったから、良しとせねば。
 坂の途中にある緑色の高い柵の下、焦げ茶色の動物がいるでは。見ると、ふさふさの毛をした猿です。車の気配を察したらしく、隠れるように柵の後ろ側へ。別の猿4匹が柵の上からこちらを見ながら、ゆっくりと山側へ移動。あの猿たち、なんとか厳しい冬を乗り越えたらしいなと。
 さて、また雪が舞い始めたこんな日は、あったかい温泉に入り、厳しい冬があるから春を迎えられる喜びを実感できるのに、ぬくぬくとぬるま湯につかったような日を過ごしているこの身とすれば、せめて朝顔を洗う時だけでも、お湯ではなく水を使うことを、考えるのも。。。




No.1,320「木製のハシゴと三角ポールの電球と温泉と」    2018(平成30)年2月22日掲載
_
 今朝は、晴れ。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、道路近くにある家の壁に、木製のハシゴがぴったりとつけられているのに気がつきました。それが、斜めにです。あそこなら、雪や雨風を防げるし、邪魔にもならないし。ただ、あれはどう見ても最近使った形跡がなし。でも、万一に備えてなのだから、使わない方がいいか。
 歩道の横に置かれている、黄色と白の三角ポールに目が止まりました。工事現場の手前にあり、注意を促すためのもの。そのポールのてっぺんに、丸い電球のようなものがあるでは。あれは、夜間電気を点滅させて、危険を知らせるためのものです。念には念を入れてるのだなと。
 さて、ふわふわの雪が春近しと感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、注意していたつもりでもついうっかりはあるもの、それが笑い話で済むならいいけど誰かに迷惑をかけるとなると一大事、少々面倒でも二重三重のチェックをするよう心掛けていたか、考えるのも。。。




No.1,319「ブルーシートの車庫と青白い柵と温泉と」    2018(平成30)年2月20日掲載
_
 今朝は、小雨。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家の玄関先に止められていた軽四トラックの運転席側に、ブルーシートがかけられていました。車の幅ぐらいだけを細い角棒で囲ってあるのですが、どうやら家庭大工仕事。それでも、シートがあれば、少々の雪や雨ぐらいだと避けられるはずなので。
 職場に近づいた頃、横道にある防護柵が、やけに青白いことに気がつきました。手前側に工事中の大きな立て看板があり、あの長い柵を新たに取り付けたばかりか。雪の色に負けないぐらいの白なので、目についたようです。柵があれば、人や車にとってはすごく安全だから。
 さて、うっすら雪が積もっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、こんなもの邪魔だなと思っていても、万一の場合それが身を守ってくれることが、そんな先を見越して仕事をしている人たちに感謝しつつ、我も後手に回らず早めに手を打つようにしていたか、と考えるのも。。。




No.1,318「とれた格子扉と窓から下げた手と温泉と」    2018(平成30)年2月19日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、道路横にある小さな祠の扉が片方とれ、斜めになっているのに気がつきました。どうやら、強い風で格子扉がはずれてしまったようです。なので、中の石仏がはっきりと見えるでは。道路からそんなに離れてはいないけれど、祠の前に踏み跡はなく、雪をかき分けないと。
 橋を渡ってすぐ、向こうからやって来たのが黒い軽四です。運転席側の窓を全開にし、片方の手をだらっとしたように外へ出して。寒さが随分緩んできたとはいえ、窓を開けっ放にしての片手運転とは、あまりほめられたものではありません。事故や風邪など注意は山ほどあるのに。
 さて、防寒具を手放してもいいかなと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、右ならえではなく、人と違ったことをやるのも個性、それがいい意味でならいいけれど、間違った方へ向かっているとしたらそれは大いに問題あり、自分はどっち側だったかなと、考えるのも。。。




No.1,317「横断歩道のすべり止めと緑色の塀と温泉と」    2018(平成30)年2月16日掲載
_
 今朝は、晴れ。積雪は、約25センチです。
 出勤途中、横断歩道に白い粉のようなものをまいている男性がいました。あそこは、学校の子供たちの通学路。朝の冷え込みで、白いペンキ部分が凍って滑りやすい状態。なので、すべり止め用剤をまいていたようです。太陽が昇って暖かくなってくる前、危険は除かねば。
 道路横にある東屋(あずまや)を過ぎて間もなく、緑色の塀があるのに気がつきました。それも、随分長いものです。あそこは用水の上に蓋がされているところで、向こう側が崖。鉄製とおぼしきあの塀、雪などが落ち、下にある家などに被害が起きないため設置したのか。
 さて、橋の上を通っていたトラックの屋根から雪が舞うのが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、物事を進めているとき思いもかけない壁が生じたりするもの、嫌がらせのようなものは論外として、弱い人などを守るための壁になるよう努めていたか、考えるのも。。。




No.1,316「小さなスコップと濃紺ホースと温泉と」    2018(平成30)年2月15日掲載
_
 今朝は、小雪。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、道路横にある家の前に、小さなスコップが置かれていました。柄の部分が真っ白で、子供用のもの。それが、無造作に放り投げたようにです。昨日とてもいい天気だったので、雪遊びでもしていたか。しまいに飽きて、道具をそのままにして家の中へ。分かる、分かる。
 坂道を上って間もなく、道路に面している家の入り口に、濃紺のホースのようなものが見えました。あれは、降った雪をとかすために、水を出しているもの。水道水を利用しているのか、それとも湧き水を。ただ、今日は水が出ておらず、積雪期の役目もそろそろ終盤に近づいて。
 さて、細かな雪になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、役に立つからと重宝されその気になっていたら、いつしか賞味期限切れ状態でとうとう声もかからず、なんてことにならないよう、隅々までの手入れと次に備えた準備を怠っていなかったか、考えるのも。。。




No.1,315「あがったバッテリーとスコップの男性と温泉と」    2018(平成30)年2月14日掲載
_
 今朝は、晴れ。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、屋根つき駐車場の中に、男性がいるのに気がつきました。前かがみになり、何かをじっと見ている様子。横を通る時に目に入ったのは、ボンネットを上げた2台の車。それが、赤いケーブルでつながれているでは。寒さでバッテリーがあがり、動かなくなったな。
 坂道の途中、横道の角で、ブルドーザーが除雪をしているのが見えました。アーム部分で、大量の雪を運ぼうとしていたところ。すぐ横に、パワーシャベルもおり、こちらは狭い場所が担当。そして、横にいたのは、スコップを持った男性。やはり、一番の要は人間だったか。
 さて、太陽の光と雪の白がまぶしく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、人には適材適所というものがあるよう、力自慢の人、人と接するのが得意な人、運転が上手な人、事務能力に長けた人、それらの能力に磨きをかけるようにしていたかなと、考えるのも。。。




No.1,314「赤い除雪機と見えない交通標識と温泉と」    2018(平成30)年2月13日掲載
_
 今朝は、雪。積雪は、約50センチです。
 出勤途中、道路横にある駐車場で、除雪している男性がいました。使っていたのが赤い除雪機。煙突のような先から、雪を遠くへ吹き飛ばすやつです。始めて間もないようで、入り口付近が少し空いてる程度。終わるまで、まだまだ時間がかかるはず。機械を使っても、雪がそう簡単には。
 橋を渡ってすぐ、交通標識の前面に、雪がべったりとくっついているのが、目に入りました。その1か所だけではなく、次にあった標識も。あれだとどんなマークか分からず、知らない間に違反をしてしまう可能性があるはず。もし、知らずに違反をしても、見えなかったで許してもらえるはずが。
 さて、細かい雪がしんしんと降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、法律は決められた約束事、それを知らなかったで通してしまうと、世の中の秩序が乱れてくるのは必定、法に盲点があることに気づくことがあったのなら、それをどう改善していくかなどと、考えるのも。。。




No.1,313「和風コートのお坊さんとママさんダンプの道と温泉と」    2018(平成30)年2月12日掲載
_
 今朝は、雪。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、車道と歩道の間、積み上げられた雪の間から、黒っぽいものを着ている男性が見えました。普通の防寒具ではなさそうで、通り過ぎてからバックミラーを見ると、和風コートのお坊さん。命日などのため、朝のお勤めを頼まれ傘を片手に出かけるところか。
 道路の前方、アスファルトの上に人が歩く幅ぐらいだけ、雪が敷き詰められたように置かれていました。家の雪を道路へ捨てている不心得者かと思ったら、そうではなさそう。道路の向かい側にある側溝の捨て場まで、ママさんダンプで雪を運ぶための道。なるほどな、と。
 さて、冷え込みを強く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、やむを得ない時は窮余の策でその場しのぎ、ただ、それが誰かに迷惑を掛けるようなことが予測される場合は最小限にとどめ、終わってから時間をおかずきちんと後始末をするようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,312「ダウンジャケットのフードとダンプの女性と温泉と」    2018(平成30)年2月9日掲載
_
 今朝は、快晴。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、公民館の方へ向かって来る、高齢の女性がいました。ダウンジャケットのフードを頭からすっぽりかぶり、両手を前後に振りながら小走りでです。車をよけるため慌てているのか、と思ったけどそうではなさそう。冷えた空気を思いっきり吸いながらの、運動か。
 緩い坂道の手前、大型ダンプカーがやって来ました。すれ違うとき、車のスピードを落としてダンプを見上げると、運転席に座っていたのが若い女性です。頑強な男に違いない、との思い込みは見事にはずれ。うら若き女性が、男性と同じ仕事で活躍するとは、すごい時代に。
 さて、強い風で雪が地面から舞い上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、あの人に出来る訳がない、そんなふうに思っていたけど、やらせもしないで判断するのは早すぎるかも、だったら誰でも平等に挑戦できる機会を与えるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,311「巻き込まれたつららとアルミ製のはしとご温泉と」    2018(平成30)年2月8日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約50センチです。
 出勤途中、公民館近くにある小屋の屋根、滑り落ちそうな雪が内側へ巻き込まれ、壁へつららが食い込みそうになっていました。それが端から端までで、太いつららがそのまま刺さると、大きな傷がつきそう。屋根雪がそのまま落ちるのはいいけど、それでケガなどしては。
 学校を過ぎたあたり、道路の横にある小屋、長いアルミ製のハシゴがかけてあるのが、目に入りました。まだ、雪を下ろすほどではないとは思うけど、積もった雪の量を見て心配になってきたか。周りに人の気配はなく、道具でも取りに取りに行った後、おそらくいい汗を。
 さて、道路横にある雪の壁が日ごとに高くなっていることに気がついたこんな日は、あったかい温泉に入り、周りで始まると、自分だけが遅れをとらないか、と気になってくるもの、だったら嫌なことは早くやってしまえ、と渋々でも重い腰を上げることを、考えるのも。。。




No.1,310「青いゴム手袋ときれいな除雪と温泉と」    2018(平成30)年2月7日掲載
_
 今朝は、晴れ。積雪は、約50センチです。
 出勤途中、青いヘルメットをかぶった工事関係の男性が、道路の前の方を渡っていきました。青いゴムのような手袋を、つけながらです。雪のときの作業には、手袋が必需品。軍手だと濡れてしまうけど、あの手袋なら油や水などに対応。プロは、やはり使うものからして違うよう。
 橋の手前から、道路がきれいに除雪されていることに気がつきました。道幅いっぱいに除雪されており、路面に積もっている雪はわずか1センチ程だけ。歩道部分も大人2人がすれ違えるように、広くです。除雪する担当者でこんなにも違うものかと、感心しながら気持ちよく運転。
 さて、屋根雪下ろしをしているの人をこの冬初めて見たこんな日は、あったかい温泉に入り、思ってもいなかったことで驚かせされることがあるけれど、それがいい意味での驚きなら嬉しさは倍増、どうせ驚かせるなら喜んでもらえることをやってみるかなどと、考えるのも。。。




No.1,309「トラックの方向指示器と背を向けた女性と温泉と」    2018(平成30)年2月6日掲載
_
 今朝は、小雪。積雪は、約50センチです。
 出勤途中、白い軽トラックが、前を進んでいました。建設関係者などが使うようなトラックです。それが、やけに遅いスピード。雪のためにしても、遅すぎるぞ。と、思っていたら、方向指示器を出さずにゆっくりと横道へ右折。速度は満点、でも、指示器は出さねば赤点かな。
 車道すぐ横に、高齢の女性が立っていました。柄模様の傘を持ち、白いマスクに黒っぽいコートです。どうやら、病院などの迎えの車を待っていたところ。立っている場所が、除雪されていな雪の中で、道路に背を向けて。あれは、雪混じりの水をかけられた、経験者の形。
 さて、細かい雪が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、痛い目に合うと、そこでようやく気がつくことってあるもの、もし逆の立場になった場合、絶対こんなことはしてはいけない、そんなふうに思った苦い教訓をこれまでしっかりと守っていたか、考えるのも。。。




No.1,308「黒い煙とスピードを落とさない車と温泉と」    2018(平成30)年2月5日掲載
_
 今朝は、雪。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、道路近くにある会社の焼却場から、煙が上がっていました。黒っぽい煙で、それがモクモクとです。すぐ近くに除雪をしている人がおり、あの人が燃やしているのでしょう。火があると、どうしてだか近づきたいと思うもの。こんな寒い日は、立ち寄って手をかざしたかったな。
 反対側車線からやって来たのが、黒い車。片側一車線、道路幅が雪で狭くなっているところです。ところが、速度を落とさず、真ん中にある黄色い追い越し車線を、こちら側へ随分はみ出して。近づいてもスピードを落とさないため、こちらがブレーキを踏んで左側へ。おい、反対だろう。
 さて、細かい雪が降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、向こうが悪いのになんでこちらが気を遣わねばならないの、でも、それが世の中だから仕方ないな、なんて甘い顔をしていたのが分かったか、そうだたまには鬼のような怖い顔を見せてやなねばなどと、考えるのも。。。




No.1,307「トタン屋根とゴミ置き場の緑色の紐と温泉と」    2018(平成30)年2月3日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約25センチです。
 出勤途中、ほとんどの家の屋根の上に雪が残っているのに、全くない家があるのに気がつきました。瓦の屋根だと、どの家にも雪が残っています。ところが、トタン屋根には、影も形も見えません。トタンには熱伝導や摩擦などの関係で、雪が滑り落ちる利点があったか。
 坂道の途中、ゴミ置き場の前扉が、緑色の紐でしばってあるのが目に入りました。ゴミを捨てるとき、その都度結び目をほどかねばならず不自由なはず。でも、あれは、地域以外の人が出勤途中など、分別を守らず捨てるのを防ぐため対抗策。一部の、不心得者のために。
 さて、寒さを感じなかったこんな日は、あったかい温泉に入り、みんなが守っているのに、誰か一人守らないと全体に影響が及ぶことも、でも、迷惑を被るのが正しい側とは全くもって理不尽な話、まさか、自分が非常識なその一人になっていなかったか、考えるのも。。。




No.1,306「詰め襟学生服と茶色の杖と温泉と」    2018(平成30)年2月2日掲載
_
 今朝は、晴れ。積雪は、約25センチです。
 出勤途中、緩い坂道にさしかかったあたりで、後ろへぴったりくっつくように黒い車が一台。それまで後続車は見えず、相当スピードを上げてきたようです。バックミラーを見ると、助手席に黒い詰め襟の男子中学生がおり、時間がなくて、家族によるやむを得ずの車登校か。
 駅に近づいた頃、白いコートを着て、黒いバッグを斜めにかけた高齢の女性が歩いていました。どうやら、どこかへお出かけのようす。右足が少し不自由なようで、手には茶色の杖。右足を引きずりようにしながらですが、背中をスッと伸ばして、なんだかとても軽そうな足取り。
 さて、空一面の青空が目に眩しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かを助けようなどとはおこがましいが、困っている人のため少しぐらいなら役に立てることがあるかも、大上段に構えずとも誰かの体と心の支えになれることがないだろうか、考えるのも。。。




No.1,305「白い素足とアルミ製のママさんダンプと温泉と」    2018(平成30)年2月1日掲載
_
 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、黒い毛糸の帽子をかぶり、薄い羽毛ジャケットを着た若い男性が、駅の方へ向かっていました。足下は、もちろん長靴。ところが、履いていたズボンが膝下までしかなく長靴とズボンの間に白い素足が見えるでは。いくら寒さが和らいだとはいえ、なんでまたあんなズボンを。
 道路横にある駐車場のシャッターが上がっており、中に、アルミ製のママさんダンプがあるのに気がつきました。持ち手部分が鮮やかな赤で、アルミの灰色との対比が、なかなかいい感じです。鉄だと重すぎるし、プラだと壊れやすいし、その点アルミとはいいものに目をつけたもので。
 さて、山の木々の間から白い霧のようなもの上がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、こうあらねばなりません、と頑なに守り続けるのも悪くはないけれど、もっと良い方法がないだろうかと、探求心を忘れず前向きで地道な努力をこつこつ続けていたか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

前のページに戻ります
トップページに行きます