ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,283「雪かき少年とねじれた防雪ネットと温泉と」    2017(平成29)年12月28日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、40センチほどです。
 出勤途中、道路のすぐ横にある家の前で、黄色い防寒具を着て雪かきをしている、やけに小柄な人がいました。あれっと思いよく見ると、小学生らしき男の子です。親に言われての手伝いでしょうが、嫌と言わずにやってることが、そのあたりの大人以上に、立派だよなと。
 公民館を過ぎて、道路に面している簡易駐車場の緑色のネットに、目が止まりました。側面に、きちんと下がっていたネット、半分から下の部分がめくれ上がり、向こう側の白い雪が見えるでは。強い風に吹かれ、ねじれてしまったようですが、直すのはいったいいつに。
 さて、道路の両側、連なるように雪かきの人たちがいたこんな日は、あったかい温泉に入り、口先ばかりでやることはさっぱり、そんな大人には絶対なりたくないと思っていたのに今は嫌な口だけ人間に、ここは失いかけている純真な心を探しになどと、考えるのも。。。




No.1,282「おしゃれなブルドーザーと片面の雪と温泉と」    2017(平成29)年12月27日掲載
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 今朝は、吹雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、学校近くを通った時、道路横にある駐車場で、小型ブルドーザーを使って除雪をしている男性がいました。ちょっと、おしゃれな感じがする色を使った、ブルドーザーです。黄色に見慣れているので、違うためなんだか斬新。さわやかに感じたのは、きっとその色のせい。
 職場へ近づいたとき、街路樹の片面だけに、雪がこびりついているのに気がつきました。西の方角だけ、べったりと。昨夜から。西風が吹いたということが、見ただけで分かります。それにしても、幹へくっつくぐらいの、とても強い風だったことが。自然の中で木々たち、大変だよなと。
 さて、雪が風で舞っているこんな日は、あったかい温泉に入り、伝統を守るということはとても大事なこと、でも、昔からのことにただ甘え進歩を止めてしまうとなると、ちっと違うかも、どんな時でも前を向きながら頭を絞ることを忘れてはいなかったか、考えるのも。。。




No.1,281「開いた紫色のビニール傘と正月飾りと温泉と」    2017(平成29)年12月26日掲載
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 今朝は、みぞれ。積雪は、ありません。
 出勤途中、道路に面している家の2階の窓あたりに、紫色のビニール傘があるのに気がつきました。まさか、雨漏り対策などではないと思うのですが、開いたままでです。昨日、乾かしていて忘れた。風に吹かれてとんできて、あそこへ引っかかった。ん〜ん、いったいまたどうして。
 緩い坂道が近づいた頃、道路横にある地域公民館の玄関に、正月飾りがつけてあるのが目に入りました。汚れたり雨に濡れたりしないよう、買ってビニール袋がかぶったままです。まだ日があるような気もするのですが、公民館の関係者、遅れないよう早々に準備を終えたようで。
 さて、なんだか薄暗くなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、やった人にすれば深い意味があることでも、他人にはどうしてなのかと理解できないことってあるもの、分からないことがあれば偉ぶることなく素直に頭を下げて、教えを請うようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,280「頭の上から下まで同じ色の男性たちと枯れた枝豆と温泉と」    2017(平成29)年12月25日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、ありません。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐの工事現場に、上下揃いで黄色と水色のカッパを着た二人の男性が立っていました。かぶっていたヘルメットがカッパの色と同じなので、上から下まで全く同じ色。所属する会社が異なるためか、それとも仕事内容などで、色分けをしているのか。
 職場へ近づいた頃、田んぼの中に、茶色い棒のようなものが、何本も立っているのに気がつきました。目を凝らしてみると、どうやら枝豆です。刈り取りをせず、立ち枯れの状態のままのよう。土を起こして肥料をやり、せっかく育てたはずなのに収穫できなかったのはどうして。
 さて、坂道の途中、道路に太い杉の枝が落ちていたこんな日は、あったかい温泉に入り、理解するには難しいことより簡単な方がよく、言葉などで説明するより目でみてすぐ分かるのが一番のよう、最近、誰かにひとりよがりの曲がりくどい説明をしてなかったか、考えるのも。。。




No.1,279「お地蔵様の赤い布と水色バッグの女子高生と温泉と」    2017(平成29)年12月23日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、ありません。
 出勤途中、緩い坂道を上ったところにある祠の中、お地蔵様が肩に布をかけているのに気がつきました。正面の戸がガラスになっているため、中の鮮やかな赤色の布が、はっきりと。冬の間、雪や雨などから守るため板戸などで覆う祠が多いけれど、見えて見られるって、いいもの。
 緩い坂道の途中、紺色のコートを着た女子高校生が、走るように駅の方へ向かっていました。背中に水色バッグを背負い、黒い傘を持ってです。土曜日のため学校は休み。終業式は昨日だったはずで、特に学校へ行く用事はないのに。そんな詮索、女子高生には余計なお世話か。
 さて、雲が空一面を覆っているこんな日は、あったかい温泉に入り、人前に出ると緊張するもの、それが大勢だと余計、話し方だって普段のしゃべり方ではだめだし、でも、そんな緊張感が人を磨くよう、鏡の中の自分を見てきりっとした凛々しい表情をしているか、考えるのも。。。




No.1,278「黒い駐車場と黄色いリボンと温泉と」    2017(平成29)年12月22日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約1センチです。
 出勤途中、公民館に近づいた時、道路に面している土地に、黒い車庫が建てられているのに気がつきました。車2〜3台なら、入れられるような広さです。ただ、左手前側の角、斜めに木の板がつけられており、補強する必要が生じたのか。目立つけど、多分あると無しでは。
 坂道の途中、紅白の長いポールの上、黄色いリボンが風にヒラヒラとなびいているのが目に入りました。紅白のポールは除雪する時の目印で、そこから先へ行くと危険だよの意味。その先端にリボンなので、雪が降っても目立ちます。あれは、きっとその道の経験者がつけたもの。
 さて、寒さが緩んでるような気がするこんな日は、あったかい温泉に入り、市販のものだと、ちょっと足りないことってあるもの、それにほんの少し手を加えることで一段上のレベルまで行けることがあり、不便を不便としてそのままにせず頭を絞るようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,277「新人参加と捨てる場所と温泉と。」    2017(平成29)年12月21日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約3センチほどです。
 出勤途中、公民館近くにある簡易駐車場の前に、パワーシャベルが止まっていました。駐車場の中には、いつものように大小2台のブルドーザーが入っており計3台です。先日からの雪で、除雪が間に合わなくなり、急遽1台参加したか。緊急時、請われてなので、ここは腕の。
 橋を渡ってしばらくした所で、黒っぽいフードの付いた防寒具を着た高齢の女性が、歩道の雪かきをしていました。スコップを使って投げ捨てている雪は、道路すぐ下の方にある畑の中へヨイショと。近くに川などはなく、なるほど雪の捨て場はあの空いてる畑しかないのかなと。
 さて、雲が広がり始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、腕を見込んで是非にと頼まれた時は、心の持ちようが違うもの、期待されているなと感じただけで見えない力が後押しして実力以上のものを発揮、そう言えば最近頼まれることがあったかな、と考えるのも。。。




No.1,276「黒い三角ポールと消えたプレハブ小屋と温泉と」    2017(平成29)年12月19日掲載
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 今朝は、小雨。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、地区の公民館近くへ来たとき、道路沿いにある駐車場のすぐ前に、黒い三角ポールが置いてあるのに気がつきました。上から下まで、真っ黒。これまで、あんな色の三角ポールなんて見たことがありません。古いものを手に入れ、ペンキで塗ったか、それとも売ってるのか。
 橋を渡ってから、いつも通って見ている風景と、どこか違うような感じが。どこが違っているのだろうな、と頭をフル回転させると、道路の横にあった工事関係者用プレハブ小屋が、無くなっていることに気がつきました。工事が終了したのでしょう。でも、撤去したのは、いったいいつ。
 さて、どんよりとした雲で覆われているこんな日は、あったかい温泉に入り、思ってもいなかった斬新な発想をする人っているもの、でも、そんな人に限って周りから奇異の目で見られたりして、誰からどんなふうに見られてもいい、正しいと信じたことをやるのなら、などと考えるのも。。。




No.1,275「運転手のいない車と責任感の雪運びと温泉と」    2017(平成29)年12月18日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、信号へ近づいた頃、反対側車線に、非常灯を点滅させながら止まっている白い軽四が一台。道路の中央、雪のわだちにです。緊急電話が入りそのため緊急停車したか、と思ったけれども、横を通るときに車の中を見ると運転者の姿がなし。運転君は、いったいどこへ。
 橋を渡ってすぐ、緑色の鉄製スノッパーを後手で引っ張りながら、道路を渡っている高齢の男性がいました。左側の足を、少し引きずりながらです。家の周りに積もった雪を、水が出ている道路の向こう側まで運搬中した帰りのよう。足が不自由でも、俺がやらねばとの責任感か。
 さて、職場近くの道路がきれいに除雪されていたこんな日は、あったかい温泉に入り、突然のことだと、うろたえて何をどうしていいか分からなくなることってあるもの、そんな時こそ落ち着いて深呼吸し、何からやるべきかを整理し動くようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,274「抱えたカレンダーとフードつきのベストと温泉と」    2017(平成29)年12月15日掲載
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 今朝は、快晴。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、公民館の先あたりで、薄い紫色の防寒具を着た高齢の女性が、こちらの方へ歩いて来ました。左腕に大きな白い筒のようなものを抱えてです。近づいた時に見ると、透明なビニールをかぶったままのカレンダー。仕事場で使おうと、わざわざ家から持参したのか。
 緩い坂道の途中、道路横にある車庫の前で、高齢の男女二人が話し中。黄色いジャンパーを着ていたのが、男性。女性は、灰色のふわふわなベストを着てです。そのベスト、フードがついており、なかなかおしゃれな感じ。ファッションって、若者だけの特権ではないはずだから。
 さて、駐車場がバリバリに凍っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、物がたくさんありいつか捨てることが分かっていても、誰かに上げようという気にはならないもの、いただきき物ならどんな物だって嬉しいのに、だったらゴミにする前の有効活用を、と考えるのも。。。




No.1,273「噴き出した水とはみだした車と温泉と」    2017(平成29)年12月14日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、小さな橋を渡ってすぐ、道路中央にある消雪装置のノズルから、水が噴き出していました。水の高さは人の腰ぐらいあり、歩道の向こうあたりまで。もし、よそ見をしたり、誰かとおしゃべりをしていたら、きっとびしょ濡れになるはず。過ぎたるは、及ばざるか。
 学校に近づいた頃、道路に黒い車が止まっていました。車線が同じで車の半分ほどが道路へはみ出しており、こちら向きです。フロントガラスには、1センチほどの雪が積もり、長時間駐車をやってることが一目瞭然。積雪期、通行の邪魔になる止め方、いけませんぞ。
 さて、山の中腹まで雲で覆われていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これは喜ばれずはずだから、とやったのに、実は迷惑だったなんてことも、ひとりよがりで自己満足に陥らないよう、適度な距離を保ちながら優しく温かい心遣いをしていたか、考えるのも。。。




No.1,272「そろい踏みのブルドーザーと素敵な女性と温泉と」    2017(平成29)年12月13日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、公民館近くにある簡易駐車場の中に、大きなブルドーザーが2台並んで止まっていました。右が中型、左側が大型です。左側のブルドーザー、まるで2階建ての屋根ぐらいの高さ。一年前の記憶では、あんなに大きくはなかったはずなのに、どこでどう違ったか。
 道路の横、ゴミ置き場の上に積もった雪を落としている、女性がいました。スコップなどは使わず、手だけでです。寒くて家から出るのさえ嫌なのに。ましてや、ゴミ置き場の清掃をするなんて。後ろ向きで顔は見えなかったのですが、さぞ心根の優しい素敵な人だろうなと。
 さて、道路の横に、除雪した雪の山が積まれていたこんな日は、あったかい温泉に入り、あの時は確かそうだった、そんなふうに思うことがあるけれど、人間の記憶なんてあやしいもの、大事なことは記憶に頼らずきちんと調べてから口にするようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,271「はがれたペンキと黄色い旗と温泉と」    2017(平成29)年12月12日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、あちこちの家の前で、積もった雪を運んでいる人たちがいました。使っていたのは、ほとんどがママさんダンプ。赤いプラスチック製のものです。そのうち1人だけ、ところどころ緑色のペンキがはがれ、黒い地がはっきり見えている、重い鉄製のスノッパーを使って。
 緩い坂道の途中、ガードレールに、黄色い旗が立てられているのに気がつきました。それが、何本も連なってです。旗には、大きく交通安全運動の文字。その他、飲酒、3Pなどの字も見え、関係者が交通安全啓蒙のために立てたもの。真っ白の中だから、余計目につくこと。
 さて、一面真っ白になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、大きくて重いけど、そんなことは当たり前だと思っていたのに、小さくて軽い物が出回ると、すぐに手を出す浮気者、古い物にだってそれなりの良さがあることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,270「濡れたタオルと緊急停車と温泉と」    2017(平成29)年12月11日掲載
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 今朝は、雨。積雪は、0センチです。
 出勤途中、道路に面している家の軒先に干してあるタオルが、風に揺らいでいるのに気がつきました。白と、灰色の模様があるタオル3枚です。風が強く、真ん中部分を青い洗濯ばさみで止めてあるタオルは、すっかり雨に揺れてしまったよう。昨日、片づけるのを忘れたか。
 信号のすぐ先、片側一車線の道路、非常灯を点滅させた車が2台、並んで止まっていました。朝から追突事故でもやったか、と横目で見たのですが、どうやら違う様子。側面に同じ会社名が書いてあり、緊急電話などが入って停車し、大事な確認をしている最中だったのかも。
 さて、強い雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、早くしなければとやったのはいいけれど、違うことに気を取られ、やったことを忘れてそのままに、結局最初からやり直すはめになり二度手間に、なんてことにならぬよう確認を心がけていたか、考えるのも。。。




No.1,269「朽ちたポリバケツと赤い三角ポールと温泉と」    2017(平成29)年12月9日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、3センチです。
 出勤途中、道路に面している小さな畑に、朽ちかけているブラスチック製のバケツがあるのに気がつきました。上が欠けており、長年使ったなということが分かります。雪のため、一面真っ白。なので、そこにバケツがあるのに気がついたのですが、持ち主、片づけてあげねば。
 橋を渡ってすぐの右側にあるゴミ置き場横に、工事用の赤い三角ポールが横たわっていました。上半分ほどに雪がかぶっており、雪の中、真っ赤な色がそれは鮮やかに。まだ使えるように見えるのですが、工事が終わって不要になったか、それとも置いたのをすっかり忘れたか。
 さて、冷え込んで道路が凍っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、必要な時はとても重宝していたのに、いらなくなると見向きもせずにほったらかし、しまいには使っていたことさえ忘れてしまう、そんな薄情で冷たい人間になりさがっていなかったか、考えるのも。。。




No.1,268「くしゃくしゃの袋と逆向きの車と温泉と」    2017(平成29)年12月8日掲載
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 今朝は、小雨。積雪は、0センチです。
 出勤途中、道路の前方、中央付近にベージュ色した、固まりが落ちていました。ブレーキを踏んで左側へ避けながら通り過ぎる時に見ると、大きなプラスチックの袋をくしゃくしゃに丸めたもの。踏んだからといって事故にはならないにしても、捨てたのはいったいどこの誰。
 少し進んだところ、同じ車線にこちら側を向いて止まっているワゴン車が一台。灰色の上下服を着た男性が、慌てたように運転席へ戻るところ。車があったのは、ゴミ置き場のすぐ横です。雨に濡れたくないからと、ゴミ捨てのため反対車線に止めるなんて、とんでもない。
 さて、除雪した雪が道路の横に残っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、誰がやったか分からないしこのくらいなら大丈夫だろう、そんな輩がいると世の中の秩序は乱れてくるもの、まさかとは思うが、どこかの誰かが困るようなことをしてなかった、考えるのも。。。




No.1,267「小さなカゴとストーブの煙と温泉と」    2017(平成29)年12月7日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約5センチ。
 出勤途中、こちらの方へ向かって歩いてくる高齢の女性がいました。薄紫色の暖かそうなコートを着、ピンク色の小さなカゴを手にしてです。そのカゴは、スーパーなどで買い物をする時に使う小型版。中に白いタオルなどが見えたので、行き先は沸かし湯かそれとも温泉か。
 橋を渡ってすぐ、道路横にある家の2階屋根から、白い煙が上がっているでは。それも、モクモクと大量にです。どうやら、薪ストーブを使っているようで、その煙。石油ファンやエアコンもいいけれど、木を燃やしての暖房はまた格別。パチパチ音がこちらまで聞こえてくるような。
 さて、正面から差し込む太陽の光がまぶしかったこんな日は、あったかい温泉に入り、バッグや服などの形や素材は時代とともに変わるもの、大事にしすぎて奥へしまいっぱなしになっているあれ、時代遅れになる前、久しぶりに日の目を見せてやることを、考えるのも。。。




No.1,266「迷惑お嬢さんと消雪装置と温泉と」    2017(平成29)年12月6日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、雪のため車をゆっくり運転していると、前から速度を落とさずに来る車が一台。少しカーブしてるところで、そこに、たまった水があるのは、見てれば分かるはず。なのに、その水を、こちらの車へバシャッ。どうして、迷惑だと分からないのかな。ねぇ、お嬢さん。
 運転していると、途中から道路に積もった雪がなくなっているでは。降った雪の量がそんなに違うはずはないし、と首をかしげたら、なんだ、ここは消雪装置が稼働しているからだと。水の出てない道路は、まだ点検などが終わってない証拠。間に合わなかったよ、担当の人。
 さて、対抗車の屋根に20センチほどの雪が積もっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、小さなことに気がつかない人は、大きなことにも気づかないもの、よもや、誰かに迷惑をかけていることさえ分からないような狭い心の人間ではなかったよな、と考えるのも。。。




No.1,265「正ちゃん帽と右折ランプと温泉と」    2017(平成29)年12月5日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路から河原の方へ向かって歩いている、高齢の男性がいました。緑色の防寒具に、毛糸で編んだ灰色の帽子と同じ色の手袋をしてです。帽子のてっぺんに紺色の丸い玉があるので、あれは正ちゃん帽。やぼったいようだけど、手編みの帽子と手袋は、いいよなと。
 坂道を上りきったところで、道路の左側に面している駐車場から、ちょうど出ようとしている、黒い車がいました。右折のランプが点いていたけれどこちらが優先なので待ってくれるだろう、と思っていたら急発進です。こちらが正しいはずだからとの過信は、時に危ない場合だって。
 さて、雪が山の中腹あたりまで下がっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、お金さえだせば素敵な物が手に入る時代、でも少々不格好だけど心を込めて編んでくれたのに、タンスの奥へしまいっぱなしになっているあれに勝るものがどこかにあったか、考えるのも。。。




No.1,264「揃ったダンプカーと女子高校生のマフラーと温泉と」    2017(平成29)年12月4日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある駐車場に、ダンプカーが2台止められているのが目に入りました。その外見などからして、随分活躍してきたような車です。そのダンプカーの荷台が、まるで揃えたように同じ角度で上がっているでは。ただ上げているのではなく、きっとそれなりの理由が。
 坂道の途中、向こうからやって来たのが、女性高校生です。首に赤と紺色のマフラーをして。そのマフラーがやけに大きく、肩からこぼれ落ちそうになるくらいです。あれなら、少々の寒さなら防いでくれるはずで、さぞ暖かいだろうなと。誰かにもらったものか、それとも自分で編んだか。
 さて、職場近くの公園に橙色の柿をくわえ小猿を背負っていた猿がいたこんな日は、あったかい温泉に入り、ものごと思いつきでやられているのではなく、それなりの理由があってのことが多いもの、机の上や身の回りが整理されていないその原因はどこに、などと考えるのも。。。




No.1,263「漬け物用大根と男子中学生と温泉と」    2017(平成29)年12月1日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路に面している家の車庫に、2本の大根の葉を縛り、棒へ八の字の形でかけてあるのが目に入りました。どのも同じような、小ぶりの大根です。あの大根干した後、おいしい漬け物として食卓へ登場するのでしょう。これからの厳しい寒さも、味に一役買うか。
 信号で止まった時、向こうからやって来たのが自転車に乗った男子中学生二人。紺色の雨合羽に、青い横線の入った白いヘルメットをかぶってです。真横に並んで背格好も同じぐらい、同級生が示し合わせての登校のよう。今日、学校ではどんな楽しいことが待って。
 さて、山の紅葉が終わりに近づいているように見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、優しいばかりが人を育てる訳ではなく、時には厳しい言葉だって必要なこと、誰かに嫌われたくなくて、腹立たしくても無理やり頬のゆがんだ笑顔を演じていなかったか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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