ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,219「白い帽子とカメラと温泉と」    2017(平成29)年9月29日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、揃いの白い帽子をかぶった高齢の男女二人が、駅の方へ向かって歩いていました。頭の上から足下まで、すぐにでも運動が始められるような服装で、背中にリュックを背負ったあの二人どうやら夫婦。秋は、スポーツの季節。気持ちいい汗を流すのも、また。
 坂を上った所にある信号機のすぐ先、白ヘルメットに水色シャツを着た警察官が、道路上で写真を撮っていました。カメラを向けていたのは信号機。見上げるように構えており、信号に不具合でも見つけたのでしょうか。何かあってからでは遅いので、気がついたらすぐに。
 車から降りたら強い風が吹きつけてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、体を動かすとあちこち痛くなるし後で疲れて大変だからと、じっとしてばかりのこの身、普段楽しすぎているこの体、たまには動かして、なまった体をしっかり鍛えることを、考えるのも。。。




No.1,218「薄紫色の花と水色の椅子と温泉と」    2017(平成29)年9月28日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路すぐ横にある家の庭、屋根ほどの高さがある木に、薄紫色の花がたくさん咲いていました。真ん中が黒っぽい紫色で、なんだか上品な感じのする花です。散る花が多いこの時期、満開に近い花を見られるのはいいもの。他と違っていれば、いい意味で目立つことも。
 学校を過ぎたあたりで、駐車場の中に、折りたたみ式の椅子2脚が置かれているのが目に入りました。座る部分が水色の、わり割と大きなものです。あの椅子は、主に屋外で使うためのもので、深々と腰かけるタイプ。暑い時期その役割を果たして、少しばかり休憩に入るとしたか。
 さて、雨が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、目だたずみんなと一緒の横並びが一番だと、周りの人の顔色を窺いながら保身に凝り固まっているこの身、少々の失敗ぐらいに臆することなく、度胸を決め思い切って新しいものに挑戦することを、考えるのも。。。




No.1,217「鉄製の蓋と白い座布団と温泉と」    2017(平成29)年9月27日掲載
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 今朝は、薄曇り。
 出勤途中、小さな緑色のほうきで、家の前を掃いている女性がいました。掃き終わったゴミを捨てており、それが雪を捨てるためにある鉄製の蓋を開けてです。雪だと、汚れないから川へ捨てても大丈夫。でも、ゴミは指定の袋へ入れて、きちんと出さねば。ねぇ、お姉さん。
 坂道を登った先にあるゴミ箱の上に、白い座布団が十字に縛って置いてありました。座布団は5枚ほどあり、色などからして夏用の物。破れた訳ではなさそうですが、古くなったため処分したのかも。昔、家にあった来客用の座布団、使い古して薄くなっても、それは大事に。
 橋の上、風に吹かれた黄色い葉っぱが、ヒラヒラと舞っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつか使うことがあるだろうと取っておいたのに結局使わずじまい、そんなゴミに囲まれているこの身、そろそろ袋記載の内容と指定日を守って処分することを、考えるのも。。。




No.1,216「黒いバッグと赤い実と温泉と」    2017(平成29)年9月26日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館の方へ向かって、白いシャツに黒いスカート、黒いハイヒールを履いた若い女性が歩いていまし。手に、黒いバッグを持ってです。車を使わずに、あの服装でいったいどこへ行こうとしているのか。少々堅苦しい場であるのは、どうやら間違いないようで。
 ついこの間まで、サクランボのような赤い実がなっていた街路樹、その多くの実が落ちているのに気がつきました。残っている実は、赤く染まり始めている葉の間から小さな顔を覗かせており、その真っ赤な色が見事なくらいに鮮やか。秋は、いろいろな色が目を楽しませて。
 さて、空気が冷たく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、その場に応じた服装というものがあるのに、まあいいだろうと簡単に考え、赤っ恥をかいた経験のあるこの身、少々面倒でも奇をてらわずTPOとやらに応じた服装に心がけるようにしているか、考えるのも。。。




No.1,215「黄色い腕章と白っぽいもみ殻と温泉と」    2017(平成29)年9月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い坂道の途中、学校の方へ向かって歩いている小学生がいました。黄色の腕章をし、右肩から斜めに紺色のバッグさげてです。何かの委員のようですが、あの時間なのでどんなに早く歩いても遅刻。先生から遅れてもいい、との許しを得てればいいけれど。
 信号に近づいた頃、下の方に見える畑で、もみ殻を撒いている高齢の男性がいました。すぐ横に、軽四トラックが止められており、そこには透明の大きなビニール袋に入れられたもみ殻が、まだたくさん。やけに白っぽい色のもみ殻で、あれは脱穀したての初々しいもの。
 さて、澄み切った青空が気持ちのいいこんな日は、あったかい温泉に入り、これはあなたにお願いと言われ、ちゃんとやらねばと責任を感じ緊張して鼻の穴がピクピクした経験のあるこの身、いつどんな時でも期待に応えられるような動きをしているか、考えるのも。。。




No.1,214「里芋と工事看板と温泉と」    2017(平成29)年9月22日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある車庫の入り口、赤いビール箱に腰をかけ、芋を洗っている高齢の男性がいました。年季の入った、麦わら帽をかぶってです。洗っていたのは、どうやら里芋で、泥まみれになっていのを、水道水できれいに。外見は汚れていても、磨けばきれいに光り始めるものも。
 橋を渡ってすぐ、水色の上下作業服に、白ヘルメットをかぶった男性が、「一時停止」と書かれた看板のすぐ横にいました。看板は、地面に置かれたままで、別の男性が「50m先工事中」との看板をちょうど運んでいたところ。臨時の信号機などを使う工事が、またあの近くで始まるようで。
 さて、転作で植えられている大豆の葉が黄色くなっているのに気がついたこんな日は、あったかい温泉に入り、磨き方が悪かったのか、それとも原石そのものが良くないのか、未だ輝きをみせられないでいるこの身、自分を磨くための地道な努力を忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,213「黄色いのぼり旗と黒いベストと温泉と」    2017(平成29)年9月21日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館を過ぎたあたりのガードレールに、黄色いのぼり旗が何本も立っていました。交通安全の文字が大きく書かれており、今日から全国交通安全運動だとか。だから、あちこち同じようなのぼり旗があったのか、と納得。旗を見て、運転者の意識が少しでも高まれば。
 両手に大きなゴミ袋を持ち、左右を見ながら道路を横断しようとしている女性がいました。白い長袖シャツに黒っぽいベストを着てです。半袖だと肌寒いので、もう長袖に。着ていたベストは薄手のようでしたが、たとえ一枚でも余分に身につけていると、暖かさが違ってきますから。
 さて、空気が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、何度聞いても頭に残らないことってあるもの、興味がなければ余計、だから勉強が嫌いだったのかと今頃になって気づいたこの身、興味がなくても安全に関わることならしっかり頭へ刻み込むことを、考えるのも。。。




No.1,212「シャツの裾と大豆と温泉と」    2017(平成29)年9月20日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の横、紺色と白のチェックの長袖シャツを着て、右手に白い袋を持った男性がいました。シャツは、今ばやりの柄。ただ、シャツの裾をズボンの中に入れており、それでおおよその年代が分かります。昔、シャツの裾を出すのはだらしないと言われたのに、今は。
 橋を過ぎて間もなく、庭に白いシートを敷き、その上でこちらに背中を向け、枝から豆をとっている男性がいました。黄色くなりかけている葉でしたが、あれは、おそらく大豆。すぐ横に枝豆が山積みにされており、あれが今日の仕事の予定か。雨が降り出す前、終わるかな。
 さて、トンボがやけに目に飛び込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、時代が変われば人の考えだって変わるもの、それに気づかず、昔のことを後生大事と思い続けているこの身、頭の中は手遅れだとしても、せめてファッションだけでも現代風にと、考えるのも。。。




No.1,211「プレハブ小屋と封筒と温泉と」    2017(平成29)年9月19日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路沿いの空き地に、大型トラックが止まっていました。その荷台には、プレハブ小屋が積まれて。長い間空き地に置かれていた小屋ですが、これまで使われていたのは見たことはありません。次の行き先が決まり、いよいよ新しい人生を歩むことになったか。
 歩道を、左手に茶色い杖、右手を腰の後ろにして、ゆっくり歩いている高齢の女性がいました。後ろの手には封筒を持っており、ポストへ投函に行くところだったようです。知人から手紙をもらうと、嬉しいもの。だったら、久方ぶりにあの人へ自筆の近況報告することも。
 さて、橋の上を通るとき、窓から突風が吹き抜けたこんな日は、あったかい温泉に入り、ちょっと行き詰まったぐらいで、どうにもならないからもうだめだ、とあきらめてばかりのこの身、頭を切り替え、これまでとは違う視点で再度挑戦してみることを、考えるのも。。。




No.1,210「忘れられた三角旗と拾い物と温泉と」    2017(平成29)年9月18日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、公民館を過ぎて間もなく、刈り取り間近の田んぼ脇に、小さな三角旗が立っていました。赤地に黒く、ラジコンヘリの文字です。あれは、害虫のため防虫剤を散布する目印の旗。でも、稲刈り直前にして、まさかそれはないはず。片づけを、忘れてしまったか。
 坂道の手前、頭の上から黄色い雨具をすっぽりとかぶった女性が、家の前で、腰を折り曲げ何かを拾っている様子。昨夜から今朝方にかけての雨風で飛ばされたものでもあり、それを探していたのかも。台風、このあたりではそれほどの被害あがなかったようで、まずは。
 さて、川の水の色が、普段とあまり変わっていなかったこんな日は、あったかい温泉に入り、これは大切な物だからと大事にしすぎて、片づけた場所を忘たことのあるこの身、特別な時にあたった時でもいつもの自然体でいられるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,209「野菜の収穫と交通指導員と温泉と」    2017(平成29)年9月15日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、鉄塔近くにある畑の中、編み笠にチェックのシャツ、両腕に黒い腕抜きをして立っている、高齢の女性がいました。すぐ近くには、緑色の一輪車。秋の野菜などを、採っていたのでしょう。田んぼは、もう黄金色に染まっており、いよいよ味覚の秋、収穫が真っ盛り。
 地区公民館近くの横断歩道横に、白いヘルメット、水色の半袖シャツを着て、手に黄色い旗を持った男性がいました。あの人は交通指導員で、ちょっと頭を下げたら、向こうからは深々と。そう言えば、今日は15日。スーパーの安売り日などではなく、交通安全の日だったよなと。
 さて、あちこち刈り取りの済んだ田んぼが目立つようになってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、普段のことさえきちんとやっていれば、ちゃんと成果が出るのに、それを怠ったばかりに悔いばかりのこの身、今からでも遅くないはずともう一汗流すことを、考えるのも。。。




No.1,208「白いカーディガンとゴミ置き場の傘と温泉と」    2017(平成29)年9月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、塀の前、小さな茶色いほうきを持って、道路を掃いている女性がいました。長袖ブラウスの上に、白いカーディガンを着てです。夜半降った雨のため涼しくなっており、一枚余分に着ることにしたのでしょう。カーディガンが活躍する時期、いよいよ到来したようで。
 公民館を過ぎた所にあるゴミ置き場の横、傘がまとめ縛って置いてあるのに気がつきました。黒や白、灰色などの長い傘が何本かです。今、安価な傘は、何百円かで求めることができるとか。だとすれば、壊れても直して使う気になれず、消耗品扱いなのは当然か。いやはや。
 さて、開けた窓から入る風が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、頭の中でその時がやって来るだろうと分かっていたつもりでも、その場に行き当たって慌てふためいたことのあるこの身、いつか来る日のためしっかり準備を怠っていなかったか、考えるのも。。。




No.1,207「灰色のバケツと白い息と温泉と」    2017(平成29)年9月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、生け垣の前、灰色のブラスチックバケツを持ち、地面に落ちた葉を拾っている男性がいました。緑色の葉の間にも手を伸ばしており、枯れた葉など取っていたのでしょう。そう言えば、あそこで伸びた枝などを見たことはなく、やはりこまめに手入れしてたためかと。
 学校を過ぎた頃、両手に大きなゴミ袋を手にした高齢の男性が、ゴミ置き場の方へ歩いていました。今日は、プラのリサイクル日で、家にたまったプラスチック類を出しに行くところ。吐く息が白いのでどうしてと思って見たら、くわえ煙草。両手が使えなくても、口だったら大丈夫か。
 さて、開けた窓から涼しい風が入ってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、少しずつでもやればいいのに、まだ大丈夫と後回しにした結果、収拾がつかなくなり頭を抱えたことのあるこの身、おっくうがってそのままにせず、一つずつつぶしていくことを、考えるのも。。。




No.1,206「緑色のシートとコンバインと温泉と」    2017(平成29)年9月12日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、橋を渡って間もなく、道路に面している家の玄関近く、緑色のシートが敷かれているのに気がつきました。シートのすぐ横には小さなうねが何列か作られており、野菜などを植えているよう。家の前、草が生えてくるのが嫌で畑の横をシートですっかり覆ったか。
 職場に近づいた頃、道路横にある田んぼの隅に、赤色のコンバインが置かれていました。田んぼは真ん中の部分を残し、周りがきれいに刈り取られており、時間切れのため途中で刈り取りを中止したのでしょう。座席部分にブルーシートがかけられており、雨の対策は万全。
 さて、なんだか生ぬるい空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、余計な物を置きっぱなしにしているため、来客時、片づけにあたふたしているこの身、一か所にまとめ上から布をかぶせ隠すような姑息なことは止めて、きちんと整理をすることを、考えるのも。。。




No.1,205「もみ殻と玄関前の枝と温泉と」    2017(平成29)年9月11日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路近くにある畑の広いうね一面に、まいたばかりと思われるもみ殻が。そのうねの中、緑色の小さな葉が、等間隔に頭を出しているでは。あれは秋物野菜で、今植えれば、年を越す前に収穫できるはず。厳しい寒さを経験すれば、野菜の味も一段と増すとか。
 橋を渡ってすぐ、道路に面している家の前、切り取られた枝が山のように積み上げられていました。土日の休みで晴れた間に、家の周りにある木をきれいにしたのでしょう。それにしても、玄関が隠れるくらいに積まれたあれだけの枝、いったいどう処分するつもりなのかなと。
 さて、橋の上を通るとき、窓から冷たい風が通り抜けたこんな日は、あったかい温泉に入り、やれ暑いから冷房を、やれ寒いから暖房を、などと冷暖房器具を使いまくっているこの身、少しぐらいなら我慢し、自然の暑さや寒さに体を慣れさせ強くすることを、考えるのも。。。




No.1,204「あぜの見回りと長袖シャツと温泉と」    2017(平成29)年9月8日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路下に見える田んぼのあぜを、白いシャツを着た男性が歩いていました。狭い場所、降り続いた雨のため、裾のあたりがつゆでビショビショになってるはず。少々濡れてでも、雨が続いた後の田んぼを見て回らねばとの責任感。見習うべきことが、こんな近くにも。
 交差点の向こう側、自転車のサドルに半分腰かけ、片足を地面に下ろして信号が変わるのを待っている男子中学生がいました。白いヘルメットには、赤い横線です。着ていたのが、白い長袖のシャツ。寒さに強いはずの青少年でも、半袖シャツは、もう押入の中へしまったか。
 さて、川の水の色が茶色くなっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、難しい本に書いてあることや、先生と呼ぶ人たちの話が一番だと思い込んでいるこの身、理屈や能書きなど垂れずただ黙々と汗を流している人たちの尊い姿を忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,203「あじさいと色づき始めた柿と温泉と」    2017(平成29)年9月7日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路のすぐ横、あじさいの花があるのが目に入りました。どの花も、すっかり枯れて白っぽい茶色に。梅雨の時期きれいな水色や紫色で、目を楽しませてくれた大輪の花は、もう面影もありません。生があり、老いがある。華々しく見えるのも、わずか一時のことか。
 道路から下の方に見える柿の実が、黄色くなっているのに気がつきました。ただ、色づき始めているのは、上部分ほんの少しだけ。実のほとんどが小さくて黄緑色、食べられるようなるまではしばらく時間が必要のようです。秋の果物たち、収穫の時期は一歩ずつ近づいて。
 さて、職場近くの田んぼに、大きな白い鳥が2羽いるのが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、いつまでも栄光のまっただ中にいられるものだと勘違いしているこの身、栄枯盛衰、盛りを過ぎてなお枯れ始める前にやらねばならないのは何だったかを、考えるのも。。。




No.1,202「甘ウリと小型のコンバインと温泉と」    2017(平成29)年9月6日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路近くにある畑の中、白っぽい甘ウリが何個もあるのに気がつきました。元は黄色のはずなのに、時期を過ぎてしまったため色がすっかりくすんで。暑い時期だと食べたいと思うのに、こう涼しくなってくると収穫する気にもならないようです。ああ、せっかく植えたのに。
 橋を渡って間もなく、道路すぐ横に運転席が透明のビニールカバーで覆われた、小型のコンバイン止められていました。稲刈り後の田起こし準備、もう始めたのでしょうか。雨が降り、びしょ濡れになったままでは、作業の効率も悪くなるというもの。カバーの恩恵は、荒天の時こそ。
 さて、坂道の途中一匹の猿が、ガードレールの下へ走って逃げたこんな日は、あったかい温泉に入り、その時は良かれと思って取り組んでも後になって、なんであんなことを、と悔いることが多いこの身、どうしたら読みを間違えず先のことを見越した動きができるか、考えるのも。。。




No.1,201「茶色い麦わら帽とこまざらいと温泉と」    2017(平成29)年9月5日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、大きな麦わら帽に、白いTシャツ、七部丈チェック柄の半ズボンを履いた男性が、ゴミ袋を持ってゴミ置き場の方へ歩いていました。あれは、まさに真夏の服装。かぶっていた麦わら帽は、日焼けしてすっかり茶色くなっており、傍目からも、よく働いたなと。
 道路に面している稲刈りの終わった田んぼの中、こまざらいでわらを集めている女性がいました。わらはコンバインで細かく切断されており、それを積み上げて小山のように。それが、山側にいくつもです。稲は、どうやら上から下まで、余すところなく使えるようで。
 さて、車の窓から入ってくる涼しい風が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、誰に教えてもらった訳でもないのに、やってる振りをするのがやけに上手なこの身、その場逃れのやってる振りなど周の人たちから全部お見通しだということを、考えるのも。。。




No.1,200「方向指示器と長靴の男性と温泉と」    2017(平成29)年9月4日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、右折するため方向指示器を点滅させた後、信号が赤で停車。信号が青に変わったので、ゆっくり交差点の中央まで進んだのですが、向こう側に止まっていた車は動く気配なし。もし直進するとぶつかるよなと止まると、その車やっと右折の指示器を。遅いよ、お兄さん。
 職場に近づいたとき、灰色の長袖シャツに黒い長靴をはいた高齢の男性が、自転車に乗って田んぼの向こうの方へ。収穫が近くなり、稲の生育具合などを見に行くところだったのかも知れません。この春から夏を経て、手塩にかけて育ててきた田んぼの稲、その成果がいよいよ。
 さて、空気がやけに冷たく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、どうせやらねばならないから早いにこしたことはないのに、後で後でと先延ばししてばかりのこの身、自分だけで済むならまだ許されるけど誰かに迷惑をかけるほど先へ延ばしていなかったか、考えるのも。。。




No.1,199「白い日傘と黄色いシートと温泉と」    2017(平成29)年9月1日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緑色のワンピースに、白い日傘をさして、駅の方へ向かっている女性がいました。腕に、茶色のハンドバッグを抱えてです。朝から日射しが強く、紫外線を防ぐためには傘が必要なようで。若い人たちに、日焼けした黒い肌がもてはやされたのは、いつ頃までだったか。
 道路のすぐ横にある庭で、黄色いヘルメットをかぶって、大きな松の木を見上げている作業服姿の男性がいました。木の下には黄色いシートが広げられており、これから剪定でも始めようとしていたのか。太陽が昇って暑くなる前にやってしまえば、頭も冴えてきっといい仕事が。
 さて、秋の虫の音が聞こえているこんな日は、あったかい温泉に入り、みんなが言ってるから、やってるから正しくて、他はだめ、そんな世間の風潮に染まっているこの身、時代と共に変わってしまう薄っぺらなことなどに惑わされず、本当に正しいことは何かを、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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