ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,198「黒いウエットスーツと小猿と温泉と」    2017(平成29)年8月31日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している車庫の入り口に、ハンガーでウエットスーツが干してありました。潜水の時などに使う、黒いつなぎのあれ。このあたりでウエットスーツを見かけるのはめずらしく、趣味で潜っているのでしょうか。でも、人があまりやらないことをやるって、いいなと。
 坂道の途中、左側ガードレールのすぐ下、小猿が一匹こちらを見ているでは。危ないのにと思ったら、車が通り過ぎるのを待っていた様子。バックミラーを見てると、走って横断している小猿の姿が。そのすぐ後ろを追うように、左右を確認してゆっくり歩き始めた親猿。やっぱりか。
 さて、川の本流に向かって黒い釣り竿をのばしている人を見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、安易に誰かの真似ばかりをして、まったく進歩が見られないこの身、少しではなく一生懸命頭を絞り、自分なりのものを見つけ出すための努力をしていたか、考えるのも。。。




No.1,197「工事用の囲いとカバンの鈴と温泉と」    2017(平成29)年8月30日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、地区の公民館近くで、建物の周りを覆っていた工事用の囲いが、取り外されていました。直した場所は分からないのですが、外面がすっきりした焦げ茶色に。床にペンキなどは落ちておらず、きれいな仕事ぶりです。でも、修理の跡が見られないとは、さすが。
 押しボタン信号機が赤で、停車。自転車を押しながら歩道を渡っていたのは、細い赤線のある白ヘルメットをかぶった男子中学生です。チリンチリンという音が聞こえ、見ると自転車のカゴに入れられた紺色カバンに大きな鈴。あれは、少年の、こだわりのおしゃれの一つか。
 さて、空気が肌寒く感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、これをやったのは私だと、指をさしながらこれ見よがしに自慢したがるこの身、いい仕事をしていれば、黙っていても他の人から認めてもらえるもの、余計な自慢話などしていなかったか、考えるのも。。。




No.1,196「丸めた画用紙と牛乳パックの空箱と温泉と」    2017(平成29)年8月29日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、左手に大きな白いビニール袋を持った、男子小学生が学校の方へ向かっていました。右肩から斜めに、紺色のバッグをかけてです。ビニール袋の中に丸めた画用紙が見え、おそらくあれは夏休みの宿題。夏休みがいよいよ終盤を迎え、今日は2学期直前の登校日か。
 橋の上に差しかかったとき、道路の真ん中に小さな箱のような物が落ちているでは。それを避け右側車線へはみ出しながらの走行です。通り過ぎる時に見ると、500ml入り牛乳パックの空箱。歩行者があんなところを通るはずはないし、どうやら車の中からポイ捨てのよう。こらこら。
 さて、川の色がきれいな水色だったこんな日は、あったかい温泉に入り、期限があるのに、うっかりしてた、後でやるつもりだったなどと、情けない言い訳が耐えないこの身、誰かさんから叱られる前、きちんと期日に間にあわせられるよう、どうチェックをしていくか、考えるのも。。。




No.1,195「黄色い安全ベストと縁側の男性と温泉と」    2017(平成29)年8月28日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、旧小学校跡地の前の道路横に、黄色い安全ベストを身につけ、白と黄色のヘルメットをかぶっている人たちがいました。見ると、ほとんどが年配者のようで、中には背中が曲がりかけている人も。どうやら、アスファルトの舗装工事らしく、帰る時にはきっときれいに。
 橋を渡って間もなく、道路沿いにある家の縁側に座っている、高齢の男性がいました。白い肌着半袖のシャツを着て、前を通り過ぎる車などを見ていたよう。古くて大きな家だと、近所の人たちとお茶を飲みながら話ができるよう縁側があったのに、見かけることがもうすっかり。
 さて、坂道の途中、ミンミンゼミの鳴き声がやけに大きく聞こえていたこんな日は、あったかい温泉に入り、若い時ほど体が動かなくなり、あれあれっと思うことがあるこの身、出来ないことは素直に認め、今、自分に出来ることで活躍の場を見つけ出すことを、考えるのも。。。




No.1,194「台所の電気と黒色カッパと温泉と」    2017(平成29)年8月25日掲載
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 今朝は、強い雨。
 出勤途中、道路近くにある家の台所などに、電気のついている家が何軒もあるでは。冬でもあれだけの家で、電気がついているのはめずらしいことです。今日は、どの対向車も前照灯をつけているし、それだけ暗いということ。太陽の光まですっかり隠すとは、恐るべし雨め。
 橋を渡ってすぐ、路肩に軽四のワゴン車が止まっていました。そのすぐ横に、頭に白いタオルを巻き、黒色の上下カッパを着て立っている男性が一人。木の下で雨宿りをしていたようで、煙草を吸いながらです。どうやら配達の人らしく、カッパに着替えてから仕事前の一服か。
 さて、雨がたたきつけるように降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、普段は優しい顔を見せていても何かがあった場合急変することだって、どんな時だっていつも同じだと思い込んでいるこの身、底に潜んでいる大きな力をみくびっていなかったか、考えるのも。。。




No.1,193「剪定バリカンと指先の煙草と温泉と」    2017(平成29)年8月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館前の歩道に、切り取ったばかりとおぼしき緑色の葉がまとめて積まれていました。離れた建物の方から、ブーンという小さな音。見ると、上下揃いの作業服を着た男性が、剪定用のバリカンを手にして奥の生け垣の葉を切りそろえていたところ。だからか。
 信号に近づいた頃、灰色Tシャツに半ズボン、左手に大きなゴミ袋を下げている高齢の男性がいました。おそらく、奥さんに言われての手伝いでしょう。右手の指先に白いものが見えたのですが、あれは煙草。外でだと家族からの文句も聞かずに済むので、ゴミ捨てぐらいは。
 さて、橋を渡って間もなく、歩道の横で口に白い物をくわえている猿を見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、まだまだ大丈夫だと先延ばしにした結果、収拾がつかなくなりギブアップした経験のあるこの身、後で困らぬよう早めの手入れを心がけているか、考えるのも。。。




No.1,192「重要会議と倒れた稲と温泉と」    2017(平成29)年8月23日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路沿いにある家の玄関先で、ベージュと透明の傘をさして、おしゃべりをしている高齢の女性が。二人とも、白っぽいエプロン姿です。道路に背を向けて立っていた女性は、小さく畳んだ白い袋を後ろ手にしており、井戸端会議ならぬ玄関先での重要会議か。
 道路から下に見える田んぼの真ん中あたり、稲が倒れかけているのに気がつきました。それも、広い範囲でです。あそこは、確か、昨年もべったり倒れて、刈り取りが随分遅れたところ。でも、稲はまだ青く雨さえ降り続かなければ、まだまだ立ち上がれるはず。負けるなよ。
 さて、川の水が薄茶色く濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これだけ言ってもどうして分かってもらえないのかと、自分の説明不足を棚に上げ頭を抱えたことにあるこの身、独りよがりではなく誰にでも理解してもらえる易しい言葉を使っていたか、考えるのも。。。




No.1,191「生け垣のつぼみと栗のイガと温泉と」    2017(平成29)年8月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している生け垣の上に、つぼみのある花が何本もあるのに気がつきました。いつもきれいに切り揃えてあるのに、最近、やけに草がのびてきており、どうしてかなと思っていたところ。家主、百合と無駄な葉などをきちんと選別して、育てていたようで。
 緩い坂道の途中、地面に黄緑色の丸い形をした物がいくつか転がっていました。見ると、栗のイガ。そのすぐ上には、栗の木があり、実る前落ちてしまったものです。昨日は、風が吹いておらず、そのせいではなさそう。天候に恵まれず、秋を迎える前とうとう力尽きたか。
 さて、橋を渡るとき、山側の窓から下流側へ向かって突風が吹き抜けたこんな日は、理由があることにも気づかず、なんて馬鹿なことをしてなどと勘違いをしている単純細胞のこの身、見えずとも物事の裏に潜む深い意味に気づくにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,190「グラインダーと釣り人と温泉と」    2017(平成29)年8月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路の横、地面に腰かけて作業をしている人の前に、白い煙が上がっていました。ペンキでも吹きかけているか思ったのですが、近づいた時に見るとグラインダーでコンクリートを磨いていたところ。マスクもせず、体に悪い影響がなければいいのに、などとちょっと心配に。
 橋の上にさしかかったとき、下流側を見ると、釣り人らしき2人が川の中へ入っているのに気がつきました。どうしてだか、夏に入る前から、あそこで釣りをしている人の姿を見かけたことがなかったのにです。大きく育った魚が遡上し、待ちに待った釣り人たちの腕のみせどころか。
 さて、雲が随分高くなっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、こんな小さなことぐらいなら放っておいてもいいだろうと見て見ぬふりをし、後から大事になって慌てふためいたことのあるこの身、小さなことだからこそ細かく気を配るようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,189「ゴミ置き場と赤い葉と温泉と」    2017(平成29)年8月18日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、ちょうどゴミ置き場から戻ってくる、女の子がいました。白いTシャツに、膝下まである紺色半ズボンです。あの年代で、率先してゴミを捨てに行くなんてことは、まず。親に言われて、ゴミを捨てた帰りなのでしょう。誰かに言われてでも、体験とは得難いもので。
 職場に近づいた時、街路樹の葉が赤く染まっているのに気がつきました。それも、たくさん植えてある街路樹で、何本かだけ。そして、緑色の葉だらけの中、わずか1枚だけなのですが。緑色の葉の中に鮮やかな赤なので、それは目立つこと。季節は、葉1枚ずつ順番に秋へか。
 さて、雨のおかげで涼しさを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、嫌なことだけをなんで私ばかりに、などと楽をすることしか頭にないこの身、陰口を言う前、経験を積むことで人間として成長させたいという大きな心がそこあることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,188「白い半袖シャツと小猿と温泉と」    2017(平成29)年8月17日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、片手で小さな女の子を腰のあたりにかかえている、白い半袖下着シャツ姿の男性がいました。背中を向けてなのですが、どうやらおじいちゃん。女の子は、目をぱっちり開けこちら側をじっと。なんだか、ほのぼのするような優しさが、こちらの心まで伝わって。
 坂道の途中、道路の端に黒っぽい固まりが見えました。猫かなと思って近づいたら、小猿です。すぐ横には別のもう一匹がいて、横を通り過ぎるとき、キーキーという鳴き声。道路上に食べ物などがあったのか、しゃがんだままその場を一歩も動かず、見えなくなるまで車を。
 さて、窓から入る風が爽やかに感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、一人前になったのは誰のお陰でもない自分の力だけ、長い間そんな心得違いをしてきたこの身、幾多の慈愛に満ちた目と優しい心に守られてきたことを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,187「赤と白の提灯と里帰りと温泉と」    2017(平成29)年8月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある寺院の庭に、赤と白の提灯が交互に下がっているのに気がつきました。長い紐が何本か張られ、そこにたくさんです。近々、催しごとが行われるのでしょう。いつもは静かな境内も、お盆の間は大勢の人たちが。お参りで、頭を垂れるもまたよし。
 信号に近づいたとき、家の前で非常灯を点滅させ停車している県外ナンバーの白い車が1台。車の周りには、若夫婦とその子供が2人。そして、玄関先に、白い半袖下着にステテコを履き、笑顔で子供たちを見ている年配の男性が。実家への里帰りで、朝着いたところか。
 さて、橋の上から山側を見ると、川に霞のようなものが漂っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、あれだけ迷惑かけたことも忘れ、手を合わせることのないこの身、旅立った懐かしい笑顔の人たちに向かい心の中で無沙汰を詫び近況報告などすることを、考えるのも。。。




No.1,186「稲の香りと大きな看板と温泉と」    2017(平成29)年8月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公園を過ぎてすぐ、開けっ放しの窓から稲穂の香りがぷーんと漂ってきました。とても甘い香りで、稲が順調に生育していることが分かります。匂いだけであんなおいしそうなのですから、口にすればきっと驚くほどのいい味に。これで、新米がますます楽しみになって。
 職場への曲がり角、大きな看板が立て替えられているのに気がつきました。職場隣にある宿泊施設のもので、女性が露天風呂へ入っているのが下の方に描かれています。茶色いモミジもありましたから、季節は秋の場面。暑い暑いと言ってもお盆を過ぎれば、季節はもう一気に。
 さて、杉並木の横を通った時、セミの鳴き声がやけに大きく聞こえたこんな日は、あったかい温泉に入り、期待されていたのにいい結果を出せず、落ち込んだ経験を持つこの身、身の程を知りながら、常に最善を尽くすため地道な努力をこつこつ重ねていたか、考えるのも。。。




No.1,185「もんぺと紺色の前掛けと温泉と」    2017(平成29)年8月10日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、大きな生け垣の前広いつばのある帽子に、白い長袖の上から黒い長手袋をして掃除をしている女性がいました。もんぺ模様のズボンで、穂先が濃い緑色の長ほうきを持ってです。その昔、農家の女性たち誰もが履いていたかすりのもんぺは、もうすっかり見ることも。
 職場に近づいた頃、道路横の家からガスボンベを台車に乗せ、止めてあるトラックの方へ運んでいる若い男性がいました。見ると、紺色の前掛けをしてです。前掛けに屋号などの文字はなく無地で、膝下あたりまでの丈。あの若さで、あの前掛けとは、なかなか渋いセンスだなと。
 さて、開けっ放しの車の窓から、冷たい風が吹き込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、昔、衣類の色はほとんどが白と紺で、中に赤が入っていればとてもおしゃれ、それが当たり前だったこの身、ちまたに溢れる色で悩むより少ない色をどう楽しむか、考えるのも。。。




No.1,184「橙色の型枠と黄色いキャタピラーと温泉と」    2017(平成29)年8月9日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路側の空き地に、白いヘルメットをかぶった男性がいました。基礎コンクリートのためらしき、型枠のすぐ横にです。深く掘られた所に、橙色の枠が縦に並べられており、あとはコンクリートミキサー車が来て一気に。まず、基礎になる部分を固めるのが、基本中の基本。
 信号で待っていた時、荷台に黄色いキャタピラー車を積んだ大型トラックが、ゆっくり通り過ぎていきました。キャタピラー車は、それほど大きくないのですが、たくさん荷物を運べる形です。山の奥に降った大雨のため、道のない河原などで活躍する場があり、満を持しての出陣か。
 さて、川幅いっぱい茶色の水が流れていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これもあれも直接役に立たないはずだからと、学ぶことから逃げ続けているこの身、基礎さえしっかりしていれば少々問題が生じても動ずることなく対応できることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,183「黒いシートと運転席のダンボールと温泉と」    2017(平成29)年8月8日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、公民館近くにある建物の前に、軽四トラックが止まっていました。トラックの横にいた男性が道具を手に持ち、もう仕事の準備です。建物の周りは黒いシートですっぽり覆われており、おそらく全面改修。今からだと、仕上がるのは、稲刈りが終わって寒くなるころか。
 しばらく進んだところに停車していた車の運転席、折りたたみ式のダンボールらしき物が広げられてているのに気がつきました。あれは、直射日光を遮り、断熱するためのもの。屋外に長時間停車して戻ると、車の中が熱くなっておりハンドルを持ってびっくりすることだって。
 さて、台風が近くを通っているのに川の水が薄い青色に戻っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、物事を計画的に進めるのが決して得意とはいえないこの身、場当たりではなく、先のことを読みながら計画的に一つずつきちんと処理するようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,182「ポスターと軽四トラックと温泉と」    2017(平成29)年8月7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある掲示板に、カラー刷りの大きなポスターが貼られているのに気がつきました。提灯のカットの下、大きく盆踊りの文字があり、開催日時と場所の案内です。その昔、音頭取りと言われる歌い手の関係で、盆踊りの日は、地域で違っていたよなと懐かしく。
 橋を過ぎてすぐ、軽四トラックが止まっていました。荷台の周囲が大きな板で囲われており、その隙間から山のように積まれた草が見えるでは。草刈り機で刈ったものを、まとめてどこかへ運ぼうとしていたところのよう。あまりにも量が多すぎて、そのまま捨てて置くわけには。
 さて、川の水が茶色く濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、中学生の頃、盆踊りが楽しみで、友人と自転車に乗って毎晩各地の学校やお寺などへ出向いて踊っていた覚えのあるこの身、地元に昔から伝わる大切なものをどう守り次代へ伝えていくか、考えるのも。。。




No.1,181「黄緑色のTシャツと白いシーツと温泉と」    2017(平成29)年8月5日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館を過ぎた頃、黒い帽子、黒い長袖の上に鮮やかな黄緑色の半袖Tシャツを着た男性が、歩いていました。ズボンと、スニーカーも黒。おまけに、目の下から首全体までを黒色の布で覆っているでは。紫外線対策だとは言え、あの格好だと不審者扱いされるかな。
 道路沿いにある家の2階窓に、敷き布団が出してありました。白いシーツがかかったまま、三つ折りにたたんでです。どうやら雨の心配はなさそうですから、起きてすぐ準備している途中だったのかも。これでしばらくお日様にあてれば、ふかふかになって、きっと夜はぐっすり。
 さて、稲の穂が少し黄色くなりかけていたこんな日は、あったかい温泉に入り、人は見た目で判断することが多いもの、その点内面と外見そのどちらもほとんど変わらず貧相なこの身、せめて周りの人から勘違いされるような言動をとることをしてなかったか、考えるのも。。。




No.1,180「姉弟とサイクリング自転車と温泉と」    2017(平成29)年8月4日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある小さな空き地に、赤いヘルメットと青いヘルメットでTシャツを着た、姉弟らしき二人が自転車に乗って、追いかけるようグルグル。ラジオ体操の後、朝食をとり、我慢できなくなって遊びに出てきたのでしょう。確か、午前10時まで、外へ出てはいけないはずだけど。
 坂道の途中、前を進むサイクリング自転車の後部に目が止まりました。小さな赤ランプが、ピカピカ点滅しているのです。日中でも光っているのがわかるので、そこに自転車があることは一目瞭然。誰かが、追突事故防止のためにと頭を絞り、命を救うため小さな光が大きな力となって。
 さて、橋の上を通るとき、強い風が車の中を吹き抜けていったこんな日は、あったかい温泉に入り、子供の頃、何回も同じことを言わせないで、と叱られてばかりだった記憶のあるこの身、あれから何十年、自信を持って約束や決まりごとは守っているよと言えるか、考えるのも。。。




No.1,179「ヒエと空き缶と温泉と」    2017(平成29)年8月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路から下に見える田んぼの中、黒っぽい服を着てしゃがんでいる男性が。あれは、ヒエなどの雑草を引き抜いていたのでしょう。穂が出てから、まだそれほど日数は経っておらず、早いかなとも思うのですが、先んずればなんとやら。八十八回目までは、まだまだ。
 橋に近づいた時、道路の隅に、空き缶が落ちていました。すぐ横には、コンビニの白いビニール袋もあるでは。場所からして、おそらく、どこかの不心得者が、車の窓からゴミをそのままポイっと捨てたもの。どうしてあんなことを、などと嘆く前、落ちたゴミを拾う方が先だったか。
 さて、杉並木からセミの鳴き声が聞こえていたこんな日は、あったかい温泉に入り、後手後手ばかりで結局中途半端になって満足なものが出来たためしのないこの身、いつも、これは大変だからと最後に残している一番嫌なことから先に手をつけることを、考えるのも。。。




No.1,178「茶色の猫とプランターと温泉と」    2017(平成29)年8月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、信号に近づいた時、道路の隅の方をゆっくり歩いている猫がいました。全身、薄い茶と白色で、その毛並みや背筋を伸ばした歩き方などからして、野良猫ではなくどこかの家で飼われているもの。まさか、エサになるネズミを探してウロウロしていたわけでは。
 駐車場に置いてあるプランターに、ホースで水を注いでいる高齢の女性がいました。オレンジ色のシャツに、白っぽいエプロン。水をかけていたのは、そのシャツと同じ色をした小さな花にです。今日は暑いので、熱中症に注意しろとのこと。だったら、植物だって同じか。
 さて、開けっ放しの窓から入る風が爽やかに感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、黙っていても品の良さは伝わってくるもの、その点、品のかけらもないこの身とすれば、横柄な態度や大声でわめきちらすようなことをしてなかったか、考えるのも。。。




No.1,177「七夕飾りとミニパトカーと温泉と」    2017(平成29)年8月1日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路沿いにある寺院の前に、大きな七夕が飾ってありました。まるで、2階の屋根にまで届くような高さです。ビニール製らしき色とりどりの短冊や飾りなどがたくさん下がり、どれも鮮やかな色ばかり。旧暦の行事、しっかり残っているところが、ここにも。
 坂道の途中、赤色灯を点滅させながらミニパトカーが下りてきました。サイレンは鳴らしておらず、緊急事態ではなさそう。そうだ、今日は1日。交通安全啓蒙のため、全署をあげてPR活動をやっているのか。あの赤色灯を見れば、誰だって思わずブレーキペダルに足が。
 さて、小雨が気持ちよく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、子供の頃、旧暦で行われていた行事がいくつもあったことを覚えているこの身、なくしていいものと、次代へきちんと引き継ぐべきものを見極めてしっかり伝えるようにしていたか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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