ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,154「台車と若い女性の草取りと温泉と」    2017(平成29)年6月30日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、郵便局の方へ向かって台車を押している、高齢の男性がいました。台の部分が金属などではなく、板なのです。ベニヤ板を上に張ったのか、それとも一枚物なのかは、定かでないのですが。どちらにしても、市販品をそのまま使わず、手を加えていることだけは確か。
 公園のすぐ先、道路横で草取りをしている若い女性がいました。濃紺の半袖ポロシャツに、ジーンズ。手には真っ白い軍手をしてです。近くの空き地に、白い車が止めてあり、きっとあれで。服装などからして、どうやら草むしりの素人さん、地道な仕事で大変だけど頑張れよ。
 さて、山の麓にある杉の木の上に、白い雲のようなものが見られたこんな日は、あったかい温泉に入り、出来るだけ手がかからず、そのまま簡単に使える物ばかり選んでいるこの身、ほんの少しでも改良を加え、使いやすくするため、ない頭を絞っていたか、考えるのも。。。。




No.1,153「緑色のスカーフと花壇と温泉と」    2017(平成29)年6月29日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い坂道の途中、階段から下りてくる人を待っている、2人の女性がいました。おしゃれな帽子に、茶色のバッグを肩から斜めにかけ、うち一人は杖をついてですが、首元に素敵な緑色のスカーフです。仲良し3人組が連れだって、これからどこかへお出かけか。
 信号の先、道路沿いにある花壇に、黄色と白の花が植えられていました。すぐ隣にある黒いビニールシートには、短い棒が等間隔で立てられており、あれは次に花を植える場所の目印。決してその場の思いつきで植えている訳ではなく、きちんとした仕事は、さすがだなと。
 さて、爽やかな空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、煩わしいのが嫌なため普段から誰とも関わりたくないと、孤高を気取っているこの身、気軽に話す人が隣にいるだけで喜びは倍以上になり、悲しみが半減することを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,152「犬の散歩と大きな名札と温泉と」    2017(平成29)年6月28日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、真っ白い野球帽に紺色の半袖ポロシャツを着た女性が、小さな犬を連れて、走っていました。よく見かける散歩は、人間にでなく、犬のペースに合わせゆっくり歩いて。ところが、若い女性まるでマラソンしてるかのような散歩。あれはあれで、犬の方が大変か。
 駅に近づいた時、黒い長袖シャツに、小さな黄色い手提げ袋を持った高齢の男性が、こちらへ向かって歩いていました。首からさげた黒い紐の先には、大きな名札。身分証明書を兼ねたもので、名札と言えば、胸ポケットにピンで止めてたものなのに、今はあんな大きく。
 さて、空気が爽やかに感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、他人がどんなに困っていても関係なし、自分さえ良ければそれでいい、などと狭い了見しか持ち合わせていないこの身、誰かの痛みが、実は我が身の痛みでもあったことを、ちっとは、考えるのも。。。




No.1,151「大型クレーン車と畑作業と温泉と」    2017(平成29)年6月27日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、黄色の大型クレーン車が、向こうの方からやって来ました。ところが、手前側に一台の車が止まっていたため、一時停止。すれ違うとき、待ってもらった礼の気持ちで片手を上げると、向こうの運転手も片手を。車の大小に関わらず、似たような心を持つ人だったか。
 鉄塔の近くにある大きな畑で、女性4人が腰を折り曲げて作業中。日焼けしないよう、帽子の周りについている白い布で、顔を覆ってです。畑に少し伸びた葉っぱが見えましたから、その手入れなどをしていたのか。作業中、きっと、賑やかなおしゃべりが尽きないだろうなと。
 さて、空気が少し冷たく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、乗ってる車が大きいと、乗ってる人も、なんだか大きく感じて、怖じけそうになるこの身、人としての器の大きさは、見た目や持ち物などだけではなく内面にあることを忘れてなかったか、考えるのも。。。




No.1,150「猫とアジサイの花と温泉と」    2017(平成29)年6月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、神社の前あたりに、丸々とした小さな動物がいるのに気がつきました。近づいて見ると、黒と白色の猫です。野良猫にしてはこぎれいにしてましたから、きっとどこかの飼い猫なのでしょう。そう言えば、最近、外で猫の姿を見かけることは、ほとんどなくなって。
 公園の前を通った時、たくさんのアジサイの花が、目に飛び込んできました。紫色した、とても大きな花です。前から咲いていたのでしょうが、雨が降ったためか色がとても鮮やか。今を盛りと咲き誇っているアジサイを見ると、やはり梅雨に入ったのだな、と実感できるもの。
 さて、ちょっとむしむし感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、普段からよく見かけてたはずなのに、いつの間にか、それがいなくなっていたことにさえ気がつかないこの身、世の中が移り変わる中、しっかり目と心に焼き付けておくべきものは何かを、考えるのも。。。




No.1,149「後ろ前の帽子と灰色のランニングと温泉と」    2017(平成29)年6月23日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館を過ぎたあたりで、自転車に乗っている中年の男性がいました。白っぽい上下の作業服に、紺色の野球帽です。その帽子、後ろ前が逆になっておりつばが真後ろへ。つばが前になければ、日射しを遮れずまぶしいはず。あの年代でも、ファッションを優先して。
 緩い坂道の途中、少し前の方を横断している、茶髪の男性がいました。紫色の半ズボンに、灰色のランニング姿で、見る限りもうすっかり真夏のスタイル。ランニングは白に決まっていると思い込んでいたのに、今は、そうではないよう。時代の流れは、色まで変えてしまう力が。
 さて、青空の間に薄い雲が見え隠れするこんな日は、あったかい温泉に入り、物を大事にするならいいけれど、しまいこんだのを忘れてそのままにしていることが多いこの身、古くなったからとむやみに処分などせず、また利用する機会を与えるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,148「鍬と黒いビニールシートと温泉と」    2017(平成29)年6月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、鉄塔の近くにある畑で、鍬を使って畝を耕している高齢の女性がいました。頭には、白い手ぬぐいを姉さんかぶりす。すぐ横に植えてあるジャガイモの葉は大きく育ち、向こう側は濃い緑色。三輪自転車が近くに置かれており、あれに乗って鍬などを運んできたのか。
 信号の先、道路に面している花壇に、黒いビニールシートが敷かれていました。全体ではなく、道路近くのところだけ。あのシートがあれば草が生えるのを防ぐことができ、花を植える前、まずやっておかねばなりません。プロの仕事は、下準備を見ればすぐにそれと分かるもの。
 さて、窓の外から鳥のさえずりが聞こえてくるこんな日は、あったかい温泉に入り、体を動かし汗を流すのが嫌で、楽をしながらすぐに結果を出したがるこの身、時間がかかっても地道な積み重ねこそが、大きな実りを約束していることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,147「看板と白いビニール傘と温泉と」    2017(平成29)年6月21日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路すぐ横にある店の看板に照明があたって、随分手前の方からもはっきりと。店の前を通り過ぎるとき、中で白い服を着た人が働いている姿が見えましたから、朝から忙しい日のよう。そう言えば、今日は、おまつりだとか。たくさんの人が集まればいいのに。
 橋に近づいた時、白っぽい上下服に、帽子をかぶった男性が歩いてました。右手に白いビニール傘、左手にスーパーでもらったような小さな白い袋を提げ、腰をくの字曲げた高齢の男性です。雨がポツポツ降ってきているのに手にした傘はささず。でも、そろそろ使った方が。
 さて、久しぶりの雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、大勢の人が集まる所へは行きたくなるもの、ところが、最近あまり人が訪ねて来ないことにやっと気づいたこの身とすれば、行っておしゃべりをしたくなるような人間だったかなと、考えるのも。。。




No.1,146「麦わら帽の男性と整地された麦畑と温泉と」    2017(平成29)年6月20日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館近くにある小さな側溝の横、麦わら帽をかぶり黒い長袖シャツを着た高齢の男性が立っていました。灰色のジャージズボンに長靴で、どうみても畑作業スタイル。両手を腰の後ろに組みながら、頭を下げて動く気配がなく、何か大事なことを考え中か。
 職場へ近づいた頃、刈り取られた麦畑が、きれいに整地されているのに気がつきました。残っていた茎が跡形もなくなっており、何本もの細い溝が等間隔で切られてです。次に植える準備が、いよいよ始まったよう。あの田んぼ、ゆっくり休む時間はもらえないようで。
 さて、開けた窓から入る風が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、休む間もなく走りっぱなしだと、いいアイデアも沸いてこないもの、のろのろ歩きのこの身でも、たまには立ち止まってゆっくり頭の中に新しい風を入れるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,145「就活スーツと緑色の葉と温泉と」    2017(平成29)年6月19日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、駅のほうへ向かって歩いている、黒いスーツ姿の女性がいました。後姿からして就活中の学生ではなく、どちらかといえば妙齢の女性。手にしたバッグも黒でしたから、きっとそれなりの場所へ。いやいや、学生でなくても、就活している人はたくさんいるし、案外。
 職場近くに、田植えの済んでない田んぼが1枚あります。周りは全部終わっているのに、そこだけです。きちんとならしてあるし、いつでも田植えができる状態なのに。いつの間にか、あちこち緑色の葉が生え始めており、あれは雑草のはず。いったい何を植えるつもりなのか。
 さて、なんだか暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、外見からして、この人はこんな人に違いないと思い込むことが多いこの身、世の中そんな単純なものではなく、本質を見極めてからでないと、うっかり口に出せないことを忘れてなかったか、考えるのも。。。




No.1,144「くわえ煙草と缶飲料と温泉と」    2017(平成29)年6月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の横、一輪車を押しながら歩いている、高齢の男性がいました。最近ほとんど見かけなくなった、くわえ煙草でです。あそこならすれ違う人もいないし、人家もないため誰にも迷惑がかからないはず。だから、煙草を吸っていても。ただ、見た目にはどうかなと。
 橋のすぐ先、大きな赤い旗を脇にかかえて、缶飲料を口元へ運んでいる男性がいました。道路工事関係に伴う、交通指導の人です。これからの仕事に備え、喉の渇きをいやしていたのでしょう。立ちっぱなしの仕事で、休む時間などとれるのかと、人ごとながらちょっと心配に。
 さて、雲がやけに低く下りてきているこんな日は、あったかい温泉に入り、周りに人はいないし、誰も見てないから大丈夫、だからこのくらいなら、そんな気の緩みが多いこの身なれど、見てないようでもどこかの誰か目を光らしてることを忘れてなかったか、考えるのも。。。




No.1,143「青色の小瓶とアルミのハシゴと温泉と」    2017(平成29)年6月15日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館の前に、青色の空き瓶が置かれていました。形からすると、あれは日本酒の小瓶のよう。どこかで買って、一杯引っかけた後、じゃまになって捨てたのかも。でも、あんな所に置くなんて。飲み助さん、もし、あの小瓶があなたの玄関先に捨てられていたら、どう。
 道路横にある家の前、屋根にアルミのハシゴが立てかけられていました。そのすぐ横に、軽四トラックが止められていたので、瓦の修理でもするのか。長雨に入る前、気になったところがあれば、修理など済ませておけば気持ちも一安心するし。帰る頃には、一段落してるかな。
 さて、青空が気持ちのいいこんな日は、あったかい温泉に入り、悪いことだけど誰でもやってるし、こんなことぐらいなら大丈夫だろう、ついついそんなことをやってしまうこの身、同じことが逆に我が身へ降りかかってから気づく前、やましい心をなくすることを、考えるのも。。。




No.1,142「モミジと黄色いヘルメットと温泉と」    2017(平成29)年6月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横に塀に植えてあるモミジ、緑色の葉の先が赤く染まり始めているのに気がつきました。先端の方だけなのですが、そのコントラストが目を引きます。下に見える葉は、まだ緑色のまま。紅葉には早すぎるし、人の手で品種改良された特別なモミジかなと。
 横断歩道の少し先を3人の男性が渡っていました。黄色いヘルメットに、黄色い安全ベスト、手に黄色の大きな旗を持ってです。近くの空き地に止めてある車の方へ向かっており、工事関係者が下見でもしていたのか。道路、あんなに使っていれば修理もあちこち必要で。
 さて、空気が暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、外から同じように見えても、中身が違っていることってあるのに、単純にみんな同じだと思い込んでいるこの身、日頃から、その人などにあった、細かな対応をするよう心がけていたか、考えるのも。。。




No.1,141「干したタマネギと花壇と温泉と」    2017(平成29)年6月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家の2階に、タマネギが干してあるのに気がつきました。長く伸びている緑色の葉の部分を縛って、物干し竿の両側にずらっとです。採ったばかりも新鮮でおいしいけれど、干せば長持ちするし味も深みが増すようで。春の恵みは、もう口の中へ。
 トンネルの手前にある花壇、草が刈り取られ、短い角材が等間隔で置かれていました。夏に入る前、花を植えようと準備を始めたよう。そう言えば毎年、時期は今頃だったような気が。造園を専門にしている人たちが携わっており、どんな花壇が出来上がるか、今から楽しみ。
 さて、なんだか寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、そのままよりひと手間掛けた方が、よりおいしくなることってあるもの、ひと手間どころか十手間も百手間も必要としているようなこの身、どうしたら一人前の人間として熟成できるかじっくり、考えるのも。。。




No.1,140「溝切り機と刈った麦と温泉と」    2017(平成29)年6月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路近くにある田んぼの畔の上、溝切り機を両手で抱え運んでいる男性がいました。田んぼの水はけをよくするため、溝を縦横に切るためです。昔、円形のコンクリートブロック等に結んだ紐を、肩から斜めにかけて引っ張ったものなのに、今はそれも機械化で。
 職場に近づいたら、あれだけたわわに実っていた麦が、全て刈り取られていました。それも、一枚残らずです。刈り取った後のカブを見ると、稲に比べて随分長く見えるのは気のせいか。あの麦畑へ苗を植えるのは早くて来年春のはずで、次に植えるのは大豆か、それとも。
 さて、空気が暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、昔は、昔は、と古い時代のことを持ち出し、大きな声で自慢しながらやけに説教じみたことを言いたがるこの身、時代の流れを素直に受け止め、今に応じたやり方で取り組んでいるか、考えるのも。。。




No.1,139「ジープとペンキ塗り替えと温泉と」    2017(平成29)年6月9日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、信号の先にある空き地に、一台の大きなジープが止まっていました。屋根の上に、拡声器がついている車です。どうやら、公共機関の車のようですが、広報などのために使うのも目的の一つか。年数が経った車のように見えたということは、それだけ頑張って働いた証拠で。
 坂道の途中、奥の方にある家の2階全体が、茶色くなっているのに気がつきました。家の外側に足場が組まれており、ペンキの塗り替えが始まったようです。茶色ということは下地だと思われ、乾燥したあと外側の塗装に取りかかるはず。どんな色に仕上がるかは、もう少し待たねば。
 さて、青空が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、さしたる理由もないのに、古いものより新しい物ばかりは探して使いたがるこの身、たとえ古くておんぼろになっていても使えば使うほど味が出て、その本領が発揮できることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,138「タマネギと工事看板と温泉と」    2017(平成29)年6月8日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある畑の中、丸々と育ったタマネギが地面から顔を出しているのに気がつきました。真っ白く、上の部分が少しだけ緑色。もう、いつ収穫しても大丈夫のはずです。降った雨のおかげで、急に大きく成長したのか。うっとうしく感じる雨も、役に立つことが。
 信号を過ぎてすぐ、トンネル工事中の看板が立てられていました。黄色の地に黒文字でです。そのすぐ先には、追突注意の看板も。気になってトンネルの方を見ると、工事はまだ始まっておらず、あれは予告の看板だなと。危険を伴うことは、少々大げさに言うぐらいが丁度。
 さて、じめじめと梅雨を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、これは役に立たないだろうなと感じると、ぞんざいな態度で接することが多いこの身、片方だけを見て判断し、もう片方の側にある重要な部分を見落とすようなことをしていなかったか、考えるのも。。。




No.1,137「黒いビニールとゴミ箱と温泉と」    2017(平成29)年6月7日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、鉄塔付近にある大きな畑の畝に、黒いビニールがかぶせてあるのに気がつきました。それも全てのところにです。あの畑、大きいので個人菜園などではなく、きっと専門的なところが。ビニールに要する費用と、草を一本ずつ抜く手間を比較して出た結果があれ。
 坂道の途中、ゴミ置き場の取っ手を、布で縛っている女性がいました。観音開きになっている蓋の取っ手で、ゴミを入れるためには、結び目をほどかねばなりません。居住してない通りすがりの誰かが、黙って指定外のゴミなどを捨てたため、それを防ごうとして一手間か。
 さて、空気が暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、誰だってお金を出すのは嫌なもの、でも、時にはお金に代えられないことだって、いつも財布の残額ばかり気になるこの身なれど、金額を問わず常に総合的な判断を忘れないようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,136「白い眼鏡とピンク色のリボンと温泉と」    2017(平成29)年6月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある空き地で、草刈り機を使って作業をしている男性がいました。仕事が休みで、伸び始めた草を刈っていたのでしょう。顔の前面に小石避けのカバーはつけておらず、白い大きな眼鏡だけ。あれなら跳んでくる石などを避けられるし、明るく見えからいいか。
 職場へ近づいた時、田んぼの中に、ピンク色のリボンがあるのに気がつきました。緑色の細い棒の上部分に、鮮やかな色のリボンが風になびいてひらひらと揺れて。見えたのは3枚、それも、割と近くにです。わざわざあそこに立てたということは、それなりの理由があるはずで。
 さて、空気がひんやりと感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、ずっと前からやっているからこれでいいはず、と疑問を微塵も抱かずに、ただひたすら踏襲するしか能がなかったこの身、より良くするためにはどうしたらいいか真剣に無い頭を絞っていたか、考えるのも。。。




No.1,135「自転車の中学生と緑色の麦と温泉と」    2017(平成29)年6月2日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路の前の方で、自転車を止めてこちらを見ている男子中学生がいました。車が来る気配を感じ、確認していたのかも。白いヘルメットに、紺色の細い線が一本。雨具の上から、ランドセルのようなバッグを背負ってです。他に学生は見あたらず、急げよ青春君。
 職場近くの麦畑、穂先が白くなり刈り入れが近づいているのに、一部緑色のままのところがあるのに気がつきました。それも、まとまってです。あの部分だけ、肥料が足りなかったのか、それとも逆に多すぎたのか。あそこだけを残して刈るわけにもいかず、困ったもので。
 さて、肌寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、先頭で走っているのならともかく、周りに人影が見えないと心細く感じるもの、そんな時に限って慌てふためいてばかりのこの身、非常時こそ心を落ち着かせ誤った道を選ばないようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,134「オーバーオールと巾着袋と温泉と」    2017(平成29)年6月1日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、歩きながら持った携帯を顔の前にかざし、もう片方の手で髪の毛をとかしている女性がいました。着ていたのは、白地に灰色太い縦線のオーバーオール。どこかへ遊びに出かけるような服装ですが、職場へ着いてから着替える手もあり、もしかすると、あれも通勤服。
 公民館近く、道路の左右を見て車の確認をしながら、横断していたのが黒い着物姿の尼さん。腰が少し曲がり気味で、茶色の傘をさし左手に黒い巾着袋を提げてです。年配のようですが、向かいの家へ向かっており、きっとあそこでお勤めが。いくつになっても現役はいいこと。
 さて、降った雨のおかげで涼しくなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、年齢を重ねるたびに物事はこうあらねばならぬと頭が凝り固まりますます融通が利かなくなっているこの身、若い時に持っていたはずの柔軟性ある発想をどう復活させるか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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