ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,133「ツツジとワゴン車と温泉と」    2017(平成29)年5月31日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館の前に並んで植えてあるツツジに、花がたくさん咲いていました。赤い花ばかりなのですが、散った花びらが、もう何枚か。咲く花もあれば、散る花だってあるのは当たり前のこと。緑の葉に赤色が映え、目をやさしくなごませてくれます。この次は、アジサイか。
 坂道を登り切った緩い曲がり角の手前、道路の中央にワゴン車が止まっていました。病院の名前が大きく書かれた送迎車です。人か乗るところでしたが、あんなところに止めると後続車に迷惑のかかることぐらい、誰だって分かるはずなのに。人のふり見て、我がふり直さねば。
 さて、窓から入る風が気持ちよく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、その人がいるだけで場の空気がなごやかになる、そんな人っているもの、眉間にしわを寄せしかめっ面ばかりのこの身とすれば、せめて口元だけでもゆるめる練習でもすることを、考えるのも。。。




No.1,132「草むしりとリュックと温泉と」    2017(平成29)年5月27日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公園のすぐ前、道路に背を向けしゃがんで草むしりをしている女性が二人。めずらしいなと思いながら通り過ぎる時に奥の方を見ると、大勢の人たちが草むしりの真っ最中。うち、何人かは草刈り機を使ってでです。地域の人たち、梅雨入り前に一汗流していたか。
 地域公民館の駐車場に、10人ほどの人が輪になっていました。あの格好からして、山へ行くようです。いつも見かけるのは、高齢者ばかりなのに、今日は若い人の姿もちらほら。背負っているリュックと、服装などで気づきます。年配者と若者、仲良く一緒にはいいいことで。
 さて、空気が冷たく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、やらねばならないことは頭で分かっていても、直前になるまでほったらかし、その結果何度も痛い目にあっているこの身、ここは一つ心を入れ替えて、ものごとの先の先を読んで動くように、考えるのも。。。




No.1,131「黄色いカゴとシュロの房と温泉と」    2017(平成29)年5月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路下に見える畑、ジャガイモの畝の間を、高齢の男性が見回るようにゆっくり歩いて。腰の後ろには、田植えの時に苗を入れる、黄色いカゴをつけてです。あのカゴ、畑などではとった草などを入れるためなどに使い、その他にも、きっといろんな物が入るのだろうなと。
 橋を渡って間もなく、道路に面している家の前にある、大きなシュロの木に目が止まりました。上の方、木のてっぺんにある、大きな葉のすぐ下に黄色い房のようなものが見えたのです。シュロの木に、まさかバナナの実がなるはずはないし、あれは花なのか。そう。また、一つ勉強を。
 さて、爽やかな風が吹いているこんな日は、あったかい温泉に入り、人間としての器は、何か突発的なことがあった時に出てくるもの、小さな器を自覚しているこの身なれど、大きな器には勝てないまでも、負けないため小さな器をいくつか持つための努力をしてきたか、考えるのも。。。




No.1,130「赤い三角ポールと街路樹と温泉と」    2017(平成29)年5月25日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、信号機のすぐ先に、除草作業中と書かれた大きな白い看板が立てられていました。その向こう側に赤い三角ポールがずらっと並べてあり、右側の空き地にいた男性4人が草刈り機を肩にして動き出そうとしていたところ。雨の降る中、作業がはかどればいいけれど。
 職場近くにある街路樹、白とピンク色の花が咲いているのに気がつきました。今朝開いたものではないはずですが、花や葉にくっついていた汚れなどが雨で流されきれいになり、目についたのか。木や植物たち、雨が降った時、とても生き生きして見えるのはよく分かる気が。
 さて、雨で涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、忙しい時に限って電話が入ったり、急な来客があったり、わざとではないにしても、重なることが多くある気がするこの身、たとえどんな条件の時でもきちんと全うできるよう万全の構えでいたか、考えるのも。。。




No.1,129「草刈りとカラのトラックと温泉と」    2017(平成29)年5月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐ、用水の土手で草刈りをしている男性が3人。ヘルメットに顔カバー、エプロンと防水ズボンなど、上から下まで装備は完璧で、見た目からしても専門的な人たち。3mほど間隔をあけ整然した仕事ぶり、あれならどこを任せても間違いないはず。
 職場へ近づいた時、反対側車線に逆向きで止められたトラックが止まっていました。大きな機械などを運搬するトラックですが、周りに人影は見えず。と思ったら、離れた田んぼで黒いベストを着た男性が、田植えの真っ最中。そうか、あの田植機をあそこまで運搬したのか。
 さて、ヒンヤリした空気を感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、何かを頼む時、餅は餅屋、その道の専門家に任せた方がいいもの、その点どうしてだか誰からも声のかからないこの身、専門的な知識は持たずとも、せめて信用できる働きをしてきたか、考えるのも。。。




No.1,128「トラック2台と待ち時間と温泉と」    2017(平成29)年5月23日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、遠くに見える山のすぐ下にある林道に、トラック2台が止まっているのに気がつきました。トラックの荷台とすぐ横に、青色ヘルメットをかぶった男性が数人見えたので、木の伐採などが始まるのでしょう。枝が太く長く大きく成長してからより、伸びる前に切っておけば。
 道路に面しているコミュニティセンターひさしの下、高齢の人たち20人ほどが、横一列に並んで立っていました。今日は、どうやらバスを借り切ってのお出かけのようです。車を待ってる時間、日射しを避けるための狭い場所でも、知人友人たちとのおしゃべりは、また楽しいもの。
 さて、遠くから鳥の鳴き声が聞こえてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、太くて長い人生を目指していたはずだったのに、己の努力が足りなかったため、やけに細い枝にしか育たなかったこの身、せめて曲がりくねらず真っ直ぐな心のまま生きてきたか、考えるのも。。。




No.1,127「白いタオルと黄色い麦と温泉と」    2017(平成29)年5月22日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、橋を越えてすぐ、しゃがんで草取りをしている高齢の男性がいました。周りにある草が随分伸びており、目立つようになったため。ズボンの後ろ側、黒いベルトに汗拭き用の白いタオルを長くぶら下げて。そうだ、あれは、昔よく見たことのある光景だったよなと。
 職場に近づいた頃、道路の両側にある麦畑が、黄色く染まっているのに気がつきました。先週までは、白っぽかったのに、この2日間の暑さで、一気に色づいたようです。ほんとんどの田んぼでは田植えが終わり、水の中から苗の頭が見え隠れ。季節は、もう本格的な麦秋か。
 さて、遠くから草刈り機の音が聞こえたこんな日は、あったかい温泉に入り、子供の頃のシーンが突然思い出されることってあるもの、悪さして叱られてばかりだったこの身、セピア色の思い出の中から後世へ残すべきものをきちんと伝えるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,126「鉢と頭の黒い布と温泉と」    2017(平成29)年5月19日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路に面している店の前、両手で大きな鉢を運んでいる女性がいました。鉢の中は、ボールのような丸い形で、葉がびっしり。玄関先には同じような鉢が3個段違いに置かれており、これから前を通るたびどんな花が見られるか、店主のセンスが楽しみで。
 道路脇に止まっていたトラックのすぐ横、頭に黒い布を巻いた若い男性がいました。日本手ぬぐいでやるように、頭の後ろ側で結んでです。帽子だと汗をぬぐうことはできないけれど、布の場合結び目をほどくだけ。ファッション性と実用、あれこそが若者だよなと。
 さて、車の窓を開けたまま来たこんな日は、あったかい温泉に入り、いくら教えてもらっても、最後に出てくるのは自分のセンス、持って生まれたものに少々難がある気がするこの身、あきらめず教えを乞い続け経験を積んでセンスを高めることを、考えるのも。。。




No.1,125「緑色の一輪車と安全パトロールと温泉と」    2017(平成29)年5月18日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある畑の中に、緑色の一輪車が置かれていました。長年使い込んだようで、ところどころペンキがはげ落ち、地の茶色がはっきりと。あの一輪車、確か昨日の朝も同じ場所にあったはずで、周りに人影は見えないけれども、朝早くから本格的な畑作業に取りかかったか。
 横断歩道のすぐ右横に立っていた安全パトロールの一人が、片手を上げました。何かの合図に違いないとブレーキを踏みかけると、振り向いて帰って行くでは。すると、道路の左側にいたパトロールの人も、同じように片手を上げて歩き始め、そうか、あれはバイバイの合図だったのだと。
 さて、空気がヒンヤリと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、楽しいことが待ってる日の朝は、早くから目がさめるもの、ところが嫌なことのある日はいつまでもぐずぐずと、なんだか後者が多いようなこの身、どんな日でも「おはよう」と元気よく声を出していたか、考えるのも。。。




No.1,124「畑の竹と帽子と温泉と」    2017(平成29)年5月17日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある畑に、斜めに竹が組み合わせてあるのが目に入りました。あれは、キュウリなどツルが伸びる野菜のためのもの。最近は、緑色のビニールで覆われた鉄の細い棒を使っている畑がほとんどなのに。でも、竹だと、なんだか野菜たちにとても優しそうな感じが。
 坂を上ってしばらく進んだ所で、白い犬を連れて散歩している女性がいました。黒っぽい長袖の服を着て、濃い茶色の帽子です。麦わら帽とはちょっと違う、正面に模様のあるおしゃれな感じ。今の時期は日射しが強いので、紫外線対策をきちんとしておかないと後で影響が出るので。
 さて、空気が冷たく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、あまりにも機能優先にこだわると、その物が持つ本来の良さをなくしてしまうことも、ただ使えればいいと安易な頭しかないこの身、人や自然などにとって本物の優しさとはいったい何なのかを真剣に、考えるのも。。。




No.1,123「野菜の苗と紺色の制服と温泉と」    2017(平成29)年5月14日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある畑で、ちょうど中年の男女が野菜の苗を植えていたところ。奥の方にナスの苗が何本か見えたので、あの畝(うね)はナス専用のよう。ダンボールに入った小さな野菜の苗と、青いポリバケツが手前に置いてあり、午前中は畑仕事だけで終わってしまうかも。
 学校へ近づいた時、紺色のベストに白いブラウス、そして、紺色の長いスカートの女子高生が歩いていました。制服姿ですが、向かっている先にあるのは中学校。私服ではなく制服なので、遊びに行くのではないだろうと思うのですが、楽しいはずの休みの日、どんな用事が待って。
 さて、風がちょっと冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、これだけ準備すれば大丈夫と思っていたのに、いざ始めると足りないものが出てきて大あわて、そんな経験ばかりのこの身、始める前念には念を入れ余裕を持って準備する物の確認をしていたか、考えるのも。。。




No.1,122「残った苗と自転車の男性と温泉と」    2017(平成29)年5月13日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路沿いにある屋根つき車庫の中に、黒い箱に入った稲の苗が置かれていました。長方形のものが3つ、もう1つは半欠け状態です。すぐ横に田植機があり、植え残った苗をよけたのでしょう。あの苗たち早く田んぼへ行きたいだろうに、待てよ出番はきっともうすぐ。
 ペダルをこぎながら自転車で坂道を下りてくる、男性とすれ違いました。紫色のカッパでフード、黒い眼鏡をかけた若い人です。下り坂なので、何もしなくても自転車は進むのに、あの様子だとよほど急がねばならない事情が。土曜日でも休めない人たちが、あちこちにいるようで。
 さて、雨が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、いよいよ自分の出番になったのに、大向こうから「待ってました」と声がかかったためしのないこの身、たとえ誰かに期待されずとも、めげず腐らず着々とその時に備え準備を怠っていなかったか、考えるのも。。。




No.1,121「子猿とスーツ姿の男性と温泉と」    2017(平成29)年5月12日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、坂道の途中にある橋に、小さな猿がいるのに気がつきました。車がこちらから来るのを見て、慌てて隠れようと動いたためです。通り過ぎてからバックミラーを見ると、元いた場所へ戻りこちらを眺めているでは。親が側にいないと、やはり心配が先に立って。
 道路沿いの駐車場、スーツにネクタイ姿の男性が立っていました。様子からして、誰かの迎えを待っているよう。そこから100mほど先に、やはり、おしゃれな服装の高齢の女性が立っているでは。地域の人たち、どうやら今日はおめかしして、どこかいい所へお出かけか。
 さて、川の水が濁っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、親がいなくて自分一人だけでも大丈夫だと思っていたのに、いざとなると心配でドキドキ、ようやく親のありがたさが身に染みたこの身だったのに、まさかそれらを忘れ親不孝してなかったか、考えるのも。。。。




No.1,120「スキー板と交通指示棒と温泉と」    2017(平成29)年5月11日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ゴミ置き場の横に、子供用のスキー板と杖が縛って置かれているのが目に入りました。今日は、金属類などを捨てる日。それほど古くなさそうなスキー板なのに、成長とともにサイズがあわなくなり処分したのか。子供たち、あの板で、さぞ楽しんだことだろうなと。
 橋の上、白い上下のカッパを着、右手に赤い交通指示棒を持ってゆっくり歩いている男性がいました。頭にも白いヘルメットです。どうやら工事などが始まるため、一足早く来て待機しているよう。すぐ近くに軽四車が2台止まっており、今日のお昼ご飯は、あそこでとなるか。
 さて、田んぼに張られている水が強い風のため波打っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、楽しむだけ楽しんで用がなくなるとすぐにポイ、そんな目先のことだけしか頭の中にないこの身、人には優しく物は大切にとの言葉と心を忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,119「大きな肥料袋と手鍋と温泉と」    2017(平成29)年5月10日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路近くにある畑に大きな肥料袋を利用した風よけが、いくつも作られているのが目に入りました。袋の上下を切り、中に4本緑色の細い支柱を立ててです。カラフルな袋の中には野菜の苗が植えられているはずで、強い風などからしっかり守られ元気に育てよと。
 道路に面している家の前、小さな手鍋を両手で持って歩いている、高齢の女性がいました。煮炊きした物が入っているのか、大事そうにしてです。量は多くなくても、誰だっていただいたお裾わけは嬉しいもの。きっと、その味付け以上に、優しい心がこめられているからか。
 さて、今にも降りだしそうな空模様のこんな日は、あったかい温泉に入り、あんなに心にかけてもらったのに、そんなことはすっかり忘れ思い出そうともしないこの身、あれだけ受けた情けと厚い恩義を忘れるような薄情者に成り下がっていなかったか、考えるのも。。。




No.1,118「ジャージの裾と大型トラックと温泉と」    2017(平成29)年5月9日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、郵便局に近づいた頃、上が白で下が紺色のジャージを着た男性が歩いていました。少し前かがみになり上着の裾を、ズボンの中へ入れてです。ちょっと見ただけで、あの人は年配者だなと。今、シャツの裾をズボンの中へ入れず、外へ出すのが主流のようなので。
 橋を過ぎたあたり、大型トラックが前をゆっくりと。荷台には鉄製らしき大きな箱状のような物が重ねて積まれており、その高さは1階の屋根ぐらいも。すぐ前を、同じトラックがもう1台いるのが見え、これから現場などへ向かう途中のよう。どうか、事故などありませんように。
 さて、紫がかった芝桜の赤い花が目に飛び込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、流行は時代で変わるのに、子供のころの習性がいくつになってもとれないこの身、流行に左右されず自信を持ってシャツの裾をズボンの中へ入れるようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,117「あくびと田植機と温泉と」    2017(平成29)年5月8日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、郵便局近くの歩道を、黒い野球帽をかぶって長い肩ひものリュックを背負った女性が歩いていました。大きく口を開けて、あくびをしながらです。素敵なお嬢さん、どこでどんな人が見ているかもしれませんよ。あくびの時は、せめて口元を手で隠した方がいいのでは。
 職場のすぐ近く、荷台に稲の苗を積んだ軽四トラックが止まっていました。いよいよ始まったかと思ったら、案の定、田植機が田んぼの畔に近い一番外側を回り始めたところ。あの田んぼの広さならおそらっく1時間半ぐらいで終わるはず、強い風など吹かず無事終わりますように。
 さて、頬をなでる風が爽やかに感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、いくら見栄えをよくしていても、ひょんなことで、本性がばれるもの、外見だけでなく内面もがさつないこの身なれど、せめて恥ずかしいという心だけは忘れていなかったか、考えるのも。。。。




No.1,116「白いジョウロと大きなジープと温泉と」    2017(平成29)年5月5日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、信号に近づいた頃、紺色上下のジャージ姿で、白いジョウロを持ちながら歩いている男性がいました。小さいジョウロなので、畑ではなく花などに水をやろうとしていたようです。天気が続いているため、植えて間もない植物たちにたっぷりと水を注いでやらねば。
 坂を登り切って少し進んだところで、背が高い大きなジープのような車とすれ違いました。屋根の上に黄色い荷物を積んでおり、それだけでも目立つのに、後ろに物置のような箱状のものを牽引しながらです。察するに、この連休を利用し日常生活道具を積んでの家族旅行か。
 さて、風が心地よく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、もらうのは大好きなのに、誰かに上げるのはたとえコップ一杯の水でももったいないと、なんとも狭い了見の持ち主のこの身、上げる時にはせめて優しさをたっぷり注ぐようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,115「白いネットとツバメと温泉と」    2017(平成29)年5月4日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある畑のあちこちに、円筒形や三角の白いネットが置かれているでは。あれは、野菜の苗を冷害や野鳥などの被害から守るためのもの。ネット越しに、ぼんやりと植えたばかりの野菜の葉が見え、元気に大きく育てよと願う持ち主の心が伝わってくるよう。
 フロントガラスの前を、一羽の黒い鳥がスーッと横切っていきました。腹の部分が白く、顔にほんの少しだけ茶色が見え、外観とあの動きからして紛れもなくツバメです。巣作りや子育のため懸命に飛び回っており、今が踏ん張りどころ。元気な鳴き声が聞けるのも、もうすぐか。
 さて、青空が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、大切に育ててもらったことなどすっかり忘れ、口から出てくるのは文句ばかり、そんな根性をたたき直さねばならぬこの身、照れくさくてもせめて心を込めてありがとうと感謝の言葉を口することを、考えるのも。。。




No.1,114「つぼみの花束と掃き掃除と温泉と」    2017(平成29)年5月3日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から一段下がっている庭に、切ったばかりとおぼしき、つぼみのままの花を手にした高齢の女性がいました。黄緑色の大きな葉がついたのを、無造作に束にしてです。この連休帰省客などがやって来るため、花瓶へでも入れ玄関にでも飾ろうと準備を始めたか。
 坂の途中、コンクリート造りのベランダに、水色の野球帽をかぶった男性が、小さなほうきを持って掃き掃除です。晴天が続いている間、落ちた枯れ枝や葉っぱなど目についたゴミをきれいにしようと。外からは汚れているのが見えなくても、場所を変えればやけに目立つことも。
 さて、祝日のためか車が少ないと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かを歓待するには、チラシに掲載されている物などを買ってくればいいと勘違いしているこの身、それより顔を見た時まず笑顔で元気な声をかけることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,113「歩きスマホと田植機と温泉と」    2017(平成29)年5月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、郵便局を過ぎたあたりで、見ていたスマホをポケットへしまっている人がいました。ジーンズ生地の短いスカートを履いた、若い女性です。まさか、歩きながらインターネットや電話などのできる時代がやって来ようとは。でも、それを生かすも生かさぬも、同じ人間で。
 職場へ近づいた頃、荷台に田植機を載せてやって来たのが大きなトラック。荷台の田植機、8条ほども植えられる大きなものです。本格的な田植え時期が近づいたようで、いよいよ満を持しての登場。ヒーローたち、その力をあちこち水の張られた田んぼで発揮し、活躍できるか。
 さて、開きかけた車の窓をすぐに閉めたこんな日は、あったかい温泉に入り、どんなにいい物でもそれを使いこなせなければ、持ってないのと同じこと、機器を使うどころか攻守逆転し使われてばかりのこの身、たまには取り扱説明所書を出して目を通すことを、考えるのも。。。




No.1,112「紫色のジャンパーと停車中の軽四トラックと温泉と」    2017(平成29)年5月1日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、公民館の前あたりで、紫色のジャンパーを着て傘を手にした若い女性が、右側の細い道路の方へ小走りに。背中の黒いリュックを、横へ揺らしながらです。あの奥は、家が10軒ほどある突き当たりの場所。様子などからして、忘れ物をしたため自宅へ取りに戻ったか。
 信号のすぐ先、坂道の途中、軽四トラックが非常灯を点滅しながらの停車です。片道一車線の追い越し禁止区域で、反対車線から車が連なって来るし、迷いながらままよこのまま行ってしまえと追い越しを。運転者よ、横に空き地があるのに、どうしてあんなところで停車など。
 さて、気温が下がっているなと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、まだ時間があるはず、いつもだと大丈夫だから今回だって、などと差し迫ってからでないと動こうとしないこの身、もし不測の場合が生じてもきちんと対応できるよう備えていたか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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