ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,092「洗濯物と電信柱と温泉と」    2017(平成29)年3月30日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路すぐ側にある家の2階ベランダに、洗濯物が干してあるのが目に入りました。日が短い時は太陽が顔を出すまで待たねばならず、早い時間から外で干すことが出来ません。それだけ日が延びた証拠で、今日は青空も広がっており、ポカポカ陽気の予感が。
 旧保育所への道路沿いに、電信柱が立っているのに気がつきました。ところが、その電信柱には電線がつながっておらず、一本立っているだけ。周りを見ても、他にそんな電柱は見あたらず、これから工事を始めるのか、それとも、撤去する予定なのか、謎は深まる一方。
 さて、空気がやわらかく感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中分かったつもりでいても、実は知らないことだらけ、それなのに、変な見栄を張って知ったかぶりを続けているこの身、疑問に感じたことはその場で徹底的に調べていたか、考えるのも。。。




No.1,091「荷台を上げたトラックと農作業と温泉と」    2017(平成29)年3月29日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、神社を過ぎて間もなく、大きなトラックが荷台を上げて停車しているでは。通りすがりに見ると、横で黄色い小型パワーシャベルに乗って運転している男性の姿が。どうやら、あそこの近くで掘削作業などを行うようです。機械の力を借りれば、きっとすぐに。
 公民館を過ぎた鉄塔の下にある畑で、農作業をしている高齢の女性がいました。立ちながら、腰を大きくくの字に曲げての作業です。近くに水色の三輪自転車が置いてあり、あれは何度も見た覚えが。少し暖かくなって来たので、いよいよ畑で野菜の植え付けなど。
 さて、青空が気持ちのいいこんな日は、あったかい温泉に入り、自分一人で何でもできると過信し、やった結果間違いに洩れだらけ、そんな経験を何度も繰り返してきたこの身、胃が痛くなるようなやせ我慢などせず近くにいる人や物を有効に使うことを、考えるのも。。。




No.1,090「淡いピンク色のエプロンと工事と温泉と」    2017(平成29)年3月28日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路すぐ横にある家の玄関から、ゴミ袋を左手に持ち、ちょうど家から出ようとする女性がいました。全体が淡いピンク色、腰あたりが赤になっている、丈の長いエプロンです。エプロンもおしゃれな物が多くなっており、着るだけではなく、見せる楽しみもあるのか。
 赤信号で止まった時、信号機の近くで白と青のヘルメットをかぶった工事関係の人が何人も立っていました。白いヘルメットの人は赤い旗、青いヘルメットの人は大きな矢印看板を持ってです。側に発電機らしき物を積んだトラックが止まっており、工事がもうすぐ始まるよう。
 さて、吹く風が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、四角四面もいいけれど、あまりにも融通が利かないと世間の風は冷たくなるもの、その点角がすり切れボロボロになっているこの身とすれば、世間体など気にせず実務を優先させていたか、考えるのも。。。




No.1,089「畔のキジと立て看板と温泉と」    2017(平成29)年3月27日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、公民館をすぎて間もなく、道路から一段高くなっている田んぼのあぜに、一羽のキジがいるのに気がつきました。緑色の羽根に、目の周りが赤色した雄です。冬の間どこかに身を潜め春が来るのを待ち、ようやくその日を迎えたのかも。よくぞ元気でいたものだと。
 坂の途中、道路の左側に、看板が2枚立てられていました。それぞれ、工事中、ブロック運搬の文字が見えたので、大きなコンクリート製波消しブロックを、河原からどこかへ運ぶのでしょう。これから雪解け水が増えるし、弱くなっている箇所は早めにきちんと補修せねば。
 さて、細かい雨のこんな日は、あったかい温泉に入り、気がついていたくせに、このくらいなら大丈夫だろうとそのままにし、後で大事になり慌てふためいたことのあるこの身、前から気になっているあのこと年貢の納め時だと観念し重い腰を上げることを、考えるのも。。。




No.1,088「春祭りと黄色いシールと温泉と」    2017(平成29)年3月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している神社鳥居のすぐ前、作業服に長靴姿の男性数人が集まって何やら話し中。参道入り口、屋根のついた提灯がつけられており、春祭りのための準備を始たところだったか。地域の人々に支えられてきた歴史ある祭り、大変でも守っていかねば。
 地域公民館近くにあるゴミ箱の横、プラスチック製の除雪道具、赤いママさんダンプが置かれていました。使わなくなったため、捨てることにしたのでしょう。でも、黄色いシールが貼ってあり、これは捨てられませんの意味。分解した後、素材ごとに分別して出さないと。
 さて、久しぶりにフロントガラスに雪が積もっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、これでいいと思っていたのにいざ蓋を開けると漏れだらけ、そんな経験が多いこの身、少しでも疑問に感じたことは素直に頭を下げ教えを請うていたか、考えるのも。。。




No.1,087「入札看板と古いビニール紐と温泉と」    2017(平成29)年3月23日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、地域の公民館があった跡地に、入札のご案内と書かれた看板が立てられていました。コンクリートの建物が壊され、更地になったのは昨年のこと。あそこなら、場所は悪くないし広さもあり、きっと買い手が現れるはず。どこの誰が、あの土地で新しい生活を始めるのか。
 坂の途中、木と木に細い白いビニール紐が結ばれているのに気がつきました。冬の間、雪や雨風で痛められたか、ほつれているのが遠目からも分かります。あれは、おそらく濡れた物などを干すための紐。外仕事が始まるこれらが本当の出番のはずで、いよいよ本領を発揮できそう。
 さて、薄い雲が空に広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、いざその時が来ても、あなたでなければ、と声のかかったためしがないこの身、漫然と日を過ごすのではなく普段から地道に準備を積み重ね、場に当たって頼りにされるようなものを身につけていたか、考えるのも。。。




No.1,086「ゴミ箱とリュックの傘と温泉と」    2017(平成29)年3月22日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路横にあるゴミ箱の蓋が、左右に大きく開いていました。普段は閉めたままになっており、開けてあるのを見たのは初めてのこと。今日はプラスチック類リサイクル日のため、隣に簡易組み立て式の箱が置いてあり、そこへ入れさせるため、わざわざ開いたか。
 学生服姿の男子高校生が、駅の方へ向かって歩いていました。リュックを背負ってなのですが、背中の紐部分に、傘をぶら下げてです。手がふさがっている訳ではなく、ポケットへ両手をつっこんだまま。あの格好は若い人でなければ出来ず、若いことが見た目でもはっきり。
 さて、空が明るくなり始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、ちょっと崩れた服装や変な言葉を耳にすると、だから最近の若い者は、などと嫌みを言っているこの身、若者たちの思いもよらない発想や、その素早い行動力を素直に認めていたか、考えるのも。。。




No.1,085「白いワゴン車と切られた木と温泉と」    2017(平成29)年3月21日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、公民館に近づいた時、左側の道路から白いワゴン車が出ようとしているでは。このままではぶつかるとハンドルを切りながらクラクションを鳴らそうとした時、ようやく停車。反対側車線に気を取られこちら側の車を確認するのが遅れたようで、くわばらくわばら。
 道路から少し下がった空き地にあった大きな木が、同じ長さで切断されているのが目に入りました。あの木は、昨年の秋頃、強風の際に倒れたもの。ずっとそのままになっていたのですが、雪がとけて片づけることにしたのか。太い木の切断面がやけに白く、なんだか悲しそう。
 さて、空気がヒヤッと感じられたこんな日は、あったかい温泉に入り、動物に命があることは百も承知、それなのに痛みを訴えない樹木や草花にだって命があることを完全に忘れているこの身、野の花を摘み木の枝を折るとき、心の中で手をあわせていたか、考えるのも。。。




No.1,084「赤いセーターと芝桜と温泉と」    2017(平成29)年3月20日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、自転車に乗った坊主頭の男子高校生が、赤いセーターの襟元から白いシャツをのぞかせ、駅の方へ向かっていました。今日は祝日で、友人とどこかへ遊びに出かけるのかも知れません。若者にとっては、上着がなくてもいい気温のようだけど、年配者にはまだ手放す訳には。
 道路に面している石垣のすぐ前、灰色のジャンパーに紺色の野球帽をかぶり、草らしき物を手にして立っている高齢の男性がいました。見ると石垣の上に芝生のような草が生えており、そこから取ったもののよう。あれは確か芝桜で、もうすぐピンク色した可憐な花が目を楽しませて。
 さて、道路などに人の姿を多く見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、大きくなるまでどれだけの手がかかったことか、そんなことはすっかり忘れ、成長したのは自分の力だけだと勘違いをしているこの身、多くの人から受けた優しさを次は誰へ返すか、考えるのも。。。




No.1,083「三角ポールと雪囲いと温泉と」    2017(平成29)年3月18日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、橋のすぐ手前に紅白の三角ポールが置いてありました。下に、富山県の文字。橋の角にぶつけないよう注意を喚起するためか、それとも、工事の事前予告なのか。いつも見かけない三角ポールがあると、なんだか気になります。だから置いてあり、それでいいはず。
 坂の途中にある家の前で、親子二人が雪囲いを取り外す作業を始めていました。木製の押さえ板に手をかけており、あの後、水色の大きなプラスチック製板を取り外して片づけるのでしょう。長い冬がようやく終わりに近づき、山里にもいよいよ暖かい春がやって来るよう。
 さて、空気がなんだかやさしく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、今か今かと待ち焦がられるならいいけれど、顔を見せた途端、嫌な顔してあれまた来たよと影で言われている気がするこの身、普段から誰にでも明るく元気な声で呼びかけていたか、考えるのも。。。




No.1,082「田植機と消雪の水と温泉と」    2017(平成29)年3月16日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、神社近くにある駐車場の奥、田植機が置かれているのに気がつきました。大きな田植え機で、あれは、おそらく8条植えです。このあたり、田植えは5月中旬頃のはずなので、まだ2カ月も先のこと。持ち主、点検の準備などで出したのでしょうが、先んずれば、か。
 坂の途中にある橋の側面から、車道側へ水が吹き出していました。あれは消雪用の水で、温度が低くなったのを感知し自動的に作動したのでしょう。でも、今日、雪の降る予報はなく消雪のための水は不要なのに。待てよ、大雪の時のありがたさを思えば、少々水が出たぐらい。
 さて、雲が山の中腹まで下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、人間年齢と共に角がとれ丸くなると聞いてたのに、その実感がさらさらないこの身、四角四面の角をヤスリで磨いて鋭くするのではなく、固くなった頭の中を少しやわらかくするよう、考えるのも。。。。




No.1,081「青いビニール袋とミキサー車と温泉と」    2017(平成29)年3月15日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館のすぐ近く、空っぽの青いビニール袋を手にした高齢の男性が歩いていました。どうやら、リサイクル広場へ廃棄物などを持って行った帰りのよう。ただ、降っていた雨のため肩の部分が濡れて黒くなっており、ゴミを処分する前、自分の体のことを考えた方が。
 坂道を上ったところに、コンクリートミキサー車が、非常灯を点滅させながら止まっていました。すぐ横に作業員らしき男性が一人いて、これから作る駐車場の土台となる床部分へ流し込もうと準備を始めていた様子。それにしても、あれだけの大仕事をたった一人でやるなんて。
 さて、青空が見え始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、忙しくて出来ませんと口にするけれど、本当は忙しいのが理由ではなく、苦労から逃れたいための言い訳にしてきたこの身、楽を求めてふらふらしている我が頭と体、しっかり固めることを、考えるのも。。。




No.1,080「逆持ち一輪車と桜の手入れと温泉と」    2017(平成29)年3月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、濃い緑色のダウンジャケットを着た高齢の男性が、道路横を歩いていました。一輪車を持ってなのですが、荷台部分が背中側の普通とは反対向きで、引っ張るようにしてです。あれだと物を運ぶには不都合だけど、ぶらぶら歩く分には悪くないかも。逆もまた。
 職場すぐ近くの公園の中、木にホースで水をかけている男性が2人いるでは。上下揃いの合羽を着、水がまるでシャワーのように吹き出ていました。あれは、きっと害虫などから桜の木を守るため、防虫液などを撒いてたところ。そう言えば、桜の開花は4月上旬だとか。
 さて、寒さを感じなくなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、きれいな花を咲かせるには、それなりの手入れが必要なのに放っておいても自然に咲くものだと思っているこの身、こんな物知らずを支えてくれている人にどう感謝の言葉を伝えるか、考えるのも。。。




No.1,079「重ねた石と、もみ殻と温泉と」    2017(平成29)年3月13日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路すぐ横にある家の玄関先、丸い石が2個重ねられているのに気につきました。まるで、雪だるまのように大きな石と小さな石です。雪が消え名残惜しんで似た石を探し出し、雪だるまを残そうとしたのか。あれを置いたのは、きっと、子供の心を忘れない立派な大人。
 橋を渡ってしばらく進んだ小さな畑のうねに、もみ殻が撒いてありました。白っぽい色なので、撒いてからそれほど時間が経っていないはずです。畑の準備は着々と進んでいるようで、晴れた日はもっぱら外仕事をしているのかも。元気な野菜の芽が顔を出すのも、きっともうすぐ。
 さて、空いっぱいに広がっている青空が気持ちよく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、冷たい風の吹く外より暖房の効いた部屋の中がいいと、体を怠けさせっぱなしにしているこの身、そろそろ外で太陽の光を浴び、汗をかくほど体を動かすことを、考えるのも。。。




No.1,078「元気のない葉っぱと車と温泉と」    2017(平成29)年3月10日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約3センチです。
 出勤途中、昨年の暮れ近くに新築された家の玄関のすぐ横、植えてある木に目が止まりました。周囲を太い木で囲ってある、本格的な植木。でも、緑色の葉っぱ、元気がないのです。植えて日が浅く、根がつく前に雪が続いたせいなのか。我慢はもう少しだけ、もうすぐ暖かい春が。
 橋へ差しかかった時、向こうから来た車が、左右にふらふらっと動くでは。まさか、もう普通タイヤに交換した車なのでは、とビクッとしたけどその後は真っ直ぐに。変な動きをした場所へ近づき下の方を見ると、段差のある所に触れたタイヤの跡が。まぁ、事故にならずよしとするか。
 さて、雪がしんしんと降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、危機感など持たず、どうせなんとかなるさと世の中甘く考えているこの身、石橋をたたくまではしなくても、時と場所、そして場合によっては慎重の上に慎重を重ねることを忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,077「ばんばと白梅と温泉と」    2017(平成29)年3月9日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約5センチです。
 出勤途中、道路すぐ横にある家の玄関先に、除雪道具が立てかけられていました。扉より高い長さの棒の柄に、シャベル部分が赤くて大きな長方形。昨日、雪かきに使って、そのまま置いたままになっているのでしょう。あの形、昔、ばんばと呼んでいた物にそっくりな気が。
 坂の途中、杉並木の手前側に、たくさんの小さな白いものが見えました。冷え込んだため、枝にくっついた雪が残っているのかな、とよく見ると梅の花です。紅梅だとすぐ気づくのに、白色はうっかり見落としがち。同じ種類の花でも、色によってあんなにも違うものかなと。
 さて、冷え込みを強く感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、中身はそれほど変わらないのに見栄えをよくしただけで人の印象って変わるもの、どうせ空っぽの頭しなかいこの身、無難で地味な色ばかりでなくたまには赤い色の服でも身につけることを、考えるのも。。。




No.1,076「落ちたゴミとブルドーザーと温泉と」    2017(平成29)年3月8日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、郵便局近くにあるゴミ置き場の前、上下緑色の雨具を来た男性が、道路の中央付近へ飛び出してきました。今日はプラスチックリサイクルゴミを出す日で、別の女性が捨てる時、ぽろっと落とした物を拾うため。腰を折り曲げ素早く取って笑顔で戻る姿が、格好いいなと。
 職場に近づき右折すると、進行側の片側車線だけが除雪されているでは。反対側車線は、まだ雪が積もったままです。どうしてかなと思っていると、前方から黄色いランプを点滅させ、こちらへ向かって来る大きなブルドーザーが。チェーンの大きな音が、やけに頼もしく聞こえて。
 さて、家の前で除雪している人たちの姿を何人も見かけたこんな日は、あったかい温泉に入り、困った時誰かに助けてもらうと嬉しいもの、なのに困った人を見かけても知らんぷりが多いこの身、正義のヒーローになるのは無理でもせめて声をかけることぐらい、考えるのも。。。




No.1,075「白い紙としなった竹と温泉と」    2017(平成29)年3月7日掲載
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 今朝は、雪。
 出勤途中、細い道路への曲がり角近くで、周りを見ながら白い紙に何かを書き込んでいる女性がいました。雪がしんしん降る中、紺色のフードをかぶっただけでです。他に荷物は持っておらず、服装などからして調査会社関係の人ではなさそう。書いてたのは地図か、それとも他の。
 橋を渡ってすぐ先、大きくしなった竹が目に飛び込んできました。家の2階ほどの高さもある竹なのですが、それが途中からほぼ水平に。雪はわずかしか積もっておらず、今朝方降った雪の重さはそれほど影響していないはず。冬の間頑張ったのに、この雪でとうとう限界に達したか。
 さて、細かな雪が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、こんなことをやっても結果が出るのは先のことだし、今のことを最優先にせねば、と先延ばしにした結果、場に当たり大慌てした経験があるこの身、地道な苦労を無駄だと思って避けていないか、考えるのも。。。




No.1,074「紅梅と電気メーター検針と温泉と」    2017(平成29)年3月6日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館の手前にさしかかった時、道路横にある家の庭に、紅い梅の花が咲いているのに気がつきました。全体にではなくまだ部分的なのですが、それでもまとまってです。梅の木の横に薄いピンク色の花が咲いている木もあり、庭の中にはもう春がやって来たよう。
 右側車線、開店前の店舗近くで非常灯を点滅させ停車している白い軽四が一台。どうしたのかなと周りを見渡すと、斜め前にある電信柱の前に置いた台に上って、機器の数字を見ている女性電気メーター検針員が。検針は家のメーターだけでなく、あんなところもやっていたとは。
 さて、空気がやわらかく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の大変さは誰も分かってくれない、それに引き替え他の人は楽そうで、などと自分のことしか考えていないこの身、みんな見えない苦労を抱えそれを乗り越えながら立ち向かっていることを、考えるのも。。。




No.1,073「畑の白いネットと玄関の明かりと温泉と」    2017(平成29)年3月3日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路から一段高いところにある畑の隅、カマボコ形をした小さな白いネットがあるのに気がつきました。野菜の苗などを冷害から守るためのもので、いよいよ植え付けが始まったよう。でも、暦の上で春を迎えたとは言え、これからも寒い日があるはずだから注意せねば。
 橋を渡ってすぐ、ある家の玄関先に橙色の明かりついていました。いつもだと消えているのに、今朝は暗かったため、つけっぱなしにしたのでしょうか。明かりがあると、誰かがその家で生活していることが伝わって来ます。あの明りの下、どんな人たちが暮らしているのかなと。
 さて、雨が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、用もないのに点けた電気を、遅い時間まで消さずそのままにしていることが多い我が家、明るくするのは部屋ばかりでなく、最近なんだか暗くなっているような気がする心のスイッチを入れることを、考えるのも。。。




No.1,072「袖無しカーディガンとプラスチック製スコップと温泉と」    2017(平成29)年3月2日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、紫色の袖無しカーディガンを着た高齢の女性が、道路のすぐ横を歩いていました。茶色い小さなバッグを、片手に持ってです。ついこの間まで厚手のコートなどを着た人が多かったのに、今は上着がなくても大丈夫。暖かくなると、外出しようという気分にも。
 公民館を過ぎたゴミ置き場の前、大きなゴミ袋の中から子供用プラスチック製のスコップと、車用のスノーブラシが頭を出していました。雪の峠は越え、もう降らないと判断したのでしょう。いくら重宝していたとしても用が無くなれば廃棄する、これが現実の世界か。
 さて、空気が生暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、あなたがいなければここはだめになる、などと言われたいのに、誰からもそんな言葉をかけられた覚えがないこの身とすれば、廃棄処分される前、必要とされることを積み上げてきたか、考えるのも。。。




No.1,071「黄緑色のコートと大きなゴミ袋と温泉と」    2017(平成29)年3月1日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横を黄緑色のコートを着た、若い女性が歩いていました。コートの丈は膝の下ほどもある長いもので、ちょっと厚手。背中に黒いリュックを背負ってですが、あのコートにリュックってどうかと思うのは、古い証拠かも。既成概念は、年と共に変わるか。
 橋を渡ってすぐ、大きなゴミ袋を左手に持った高齢の女性がいました。右手の黒い杖を支えにして、ゆっくりとした歩行でです。ゴミ置き場は少し離れたところにあり、収集車の来る時間は近づいているし、少し急いだ方が。でも、慌てると、物事決してろくなことは。
 さて、薄い青空が広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、ギリギリまでやらず、とうとう時間切れ、どうしようと頭を抱えたところで目が覚める、そんな夢をつい先日も見たこの身とすれば、あの悪夢を正夢にせぬためにはどうしたらいいか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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