ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.1,029「ママさんダンプと鉄パイプの撤去と温泉と」    2016(平成28)年12月28日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は0センチです。
 出勤途中、道路横にある車庫の前に、ママさんダンプ(スノッパー)が置かれていました。銀色に光っており、あれはおそらくアルミ製。重い鉄製から、プラスチックへとかわり、そして今はアルミ製です。振り返ると素材の変遷が、ママさんダンプの世界にも見られたか。
 坂を登り切ったところにある新築中の家で、足場を組んでた周囲の鉄パイプなどを、ちょうど取り外していたところ。スマートな上下の合羽を着た人が上と下にいて、声を掛けあいながらの作業です。どうやら仕事納めに間に合うようで、気持ち良く新年を迎えられるなと。
 さて、あられがパラパラ降っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、終わりよければすべてよし、そんな年の暮れならいいけれど、悔いばかりが残っているこの身、この1年を振り返りながら、来年をいい年にするためには何をどうすべきか、じっくり、考えるのも。。。




No.1,028「アスファルトの色と蛇口のカバーと温泉と」    2016(平成28)年12月27日掲載
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 今朝は、強い雨。
 出勤途中、小学児童たちのための細い通学路の中央部分が、水色になっているのに気がつきました。用水路へ向かう坂道で、距離は3mぐらい。両端は黒いアスファルトなのですが、真ん中だけが色違い。子供たちの専用道路だということが、誰が見ても分かるようにか。
 学校へ近づいた頃、道路に面している車庫の前にある蛇口が、緑色のカバーで覆われていました。あの水を使って長靴のドロを洗い流したり、プランターの花に水をやったりしていたはずなのですが、雪の季節は外で使う機会なし。蛇口も、長い冬眠に入ったようで。
 さて、ワイパーを強にしてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、人生順風満帆ならいいけれど、曲がりくねった坂道息を切らせながら歩んでいるこの身、人間耐える時間も必要なのだと自分に言い聞かせ、茨の道が終わることを信じて前へ進むことを、考えるのも。。。




No.1,027「ふかふかの防寒具とアルミ製はしごと温泉と」    2016(平成28)年12月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、電信柱の影に身を隠すように、緑色の上下防寒具を着た男性が立っていました。手に赤い旗を持っていましたから、道路工事のため交通指導をする人。車1台がやっと通れる程の狭い小路前なので、必要な場所です。あのふかふか防寒具で、この寒さを乗り切ってと。
 緩い坂道の途中、荷台にアルミ製のはしごを載せた軽四トラックとすれ違いました。長いはしごは、運転席の随分前の方まで出ており、車体からはみ出る長い物には、赤い目印をつけろと学んだような記憶があるのですが。その後、法律が変わったのか、それともそれとも。
 さて、吹く風が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、都合が悪くなると、聞いてなかった、知らなかったを連発し責任を逃れようとしてばかりのこの身、法治国家に暮らしている以上知らなかったでは通らず、きちんと自らの責任を果たしていたか、考えるのも。。。




No.1,026「U字型のライトと白と灰色の犬と温泉と」    2016(平成28)年12月24日掲載
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 今日は、小雨。
 出勤途中、道路の向こう側から、小さな前照灯を点けた車がやってきました。それが、U字型のライトなのです。最初、頭の中で前照灯だとは理解できず、白っぽいものがなんであんなところにと。主ライトはU字の中央部分になるのでしょうが、なるほど、あれもアイデア。
 横断歩道手前に、白と灰色の大きな犬を連れた女性がいました。飼い主は自転車に乗り、手元からのびている紐をよった紺色の綱は、胸を張って立っている犬の首本まで。立ち止まって左右を確認してから、犬は飼い主を先導するかのように、颯爽と駅の方へ向かって。
 さて、職場すぐ近くの山の木々に白い雪がうっすらと見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、自主性がなくいつも誰かに引きずられ右往左往してばかりのこの身、自分の行き先ぐらい自分の意志で決め、前へ進むためちょっとは頭を使うようにしていたか、考えるのも。。。




No.1,025「車庫のシートと素足に靴と温泉と」    2016(平成28)年12月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横に新しく作られたブルドーザー用車庫の周りが、緑色のシートで覆われていました。昨日までは、トタン屋根に鉄パイプだけ。吹雪の日など、横から雪が吹き込むし大変だろうなとは思っていたのですが、やはり考えていたよう。シートで覆えば、まずは安心か。
 橋を渡ってすぐ、自転車を手で押しながら歩いている男性が。見るともなしに足下へ目をやると、履いていたのが茶色い靴。それだけならごく普通なのに、靴下をはかず裸足なのです。いくら暖かい日だとは言え、靴に素足はどうかなと。んっ。もしかすると、あれも今の流行。
 さて、強い風が吹いていたこんな日は、あったかい温泉に入り、狭い知識や経験にこだわって、これはこうあるべきだと、新しい風を受け入れるのを大の苦手としているこの身、最初から拒否反応を示すのではなく、一度にやってみて、それからどうするかを、考えるのも。。。




No.1,024「サングラスと白いポールと温泉と」    2016(平成28)年12月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、すぐ後ろにいる車がこちらの車にくっつき過ぎて気になり、バックミラーを何度もチラチラ。すると、最初はしてなかったサングラスを、途中からかけたのに気がつきました。正面からの太陽光が眩しく、運転しづらかったのかも。でも、一陽来復、光はそのまま全身で受けた方がいいようで。
 職場に近づいた時、道路の両側に、等間隔で白いポールが立てられているのが目に入りました。高さは、大人の背丈より、少し低いぐらいです。上のほうに3本の赤い線があり、雪が降った時、そこから向こう側は危険な場所だと知らせるための目印。どこの誰が立てたか知らないが、感謝せねば。
 さて、太陽の光を浴びながら来たこんな日は、あったかい温泉に入り、これもあれも自分がやったことだと、人の手柄を横取りした上、やった事実を十倍程にふくらませて自慢ばかりしているこの身、名前を表に出さずただ黙々と働いている人の心へ近づくにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,023「白いビニール袋と柿の実と温泉と」    2016(平成28)年12月20日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、少し高い場所にある家の庭木が、白いビニールで覆われているのに気がつきました。雪から木を守るためなのですが、ビニールを使うのは珍しいこと。でも、あれだと通気性が悪くて、木に悪影響が出ることに。ん、そうか。ビニールハウスの温室を真似たか。
 坂道の途中、道路横にある柿の木に、橙色した大きな実が4〜5個残っているのが目に入りました。あれだけあちこちにあった柿の実、他には見あたりません。落ちて肥料になったか、それとも、お腹を空かせた鳥たちのエサに。いずれにしても、役に立ったことだけは。
 さて、生暖かい空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、大上段に構えて地域社会の役に立たねば、などと言うのは簡単だけど、所詮、出来ることが限られているこの身、まずは、すぐ近くで困っているあの人に、優しく声をかけてみることを、考えるのも。。。




No.1,022「手にした数珠と蛍光テープと温泉と」    2016(平成28)年12月19日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、0センチです。
 出勤途中、道路すぐ横を、お坊さんが歩いていました。左手に数珠を持ち、右手に小さな包みを手にしてです。黒い着物の下から10センチほど出ている衣の白色が、目にまぶしいくらい。多分、月命日等でお勤めを頼まれて、その家へ。朝からのお経だと、一日心が洗われるかも。
 信号に近づいた緩い曲がり角、道路すぐ近くに立てられた竹の棒の先に、ピンクと黄色の蛍光色テープが、ひらひらと風になびいていました。積雪時、あの棒の内側は危険だとの注意を促すための目印です。とすると、これまで、あそこで何かがあった証拠。事故よ、二度と起きるなよ。
 さて、風が強く感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、一度だけなら許してもらえても、それが二度三度と重なると信用だってなくなるもの、間違えた数なら電卓の桁以上あると豪語できるこの身、変な自慢などする前に、日頃から注意を怠ることがなかったか、考えるのも。。。




No.1,021「空っぽの駐車場と高級車と温泉と」    2016(平成28)年12月16日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、道路横に新しく作られた大きな駐車場の中、車がなくて空っぽでした。いつもは、大型と中型の黄色いブルドーザー2台が止められているのですが、雪のため出動したのでしょう。この日のため前から準備してあったので、腕が鳴ってむずむずしていたはず。
 緩い曲がり道の途中、白い高級車とすれ違いました。ゆっくりブレーキを踏んだのですが、その車はスピードも落とさず、道路にたまった雪混じりの水を、こちらのフロントガラスが見えなくなるくらいにバシャッと。おいおい運転手君、いくらなんでも高級車が泣くぜ。
 さて、雪で300 mほど先が見えなくなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、自分がやられると文句を言うくせに、反対の立場の時、相手がどんなに困ろうが全く気にかけていないこの身、失いかけている思いやりの心を探し出すにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,020「石仏と屋根の上の雪と温泉と」    2016(平成28)年12月15日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約2センチです。
 出勤途中、道路の横にある、石仏が入っている祠の正面がガラス戸になっているのに気がつきました。以前、確か、あそこは板張りだったはず。仏様にすると、前を通る人が見えないより見えた方がいいし、もちろん人間だって。労力とお金、あれなら、生きた使い方だよなと。
 橋を通り過ぎた頃、前から来る車の屋根とフロントガラスに、雪が積もっていました。雪が降っていないのに、ワイパーを作動させながらです。多分ギリギリまで寝ており、雪の始末をしないまま慌てて飛びだしたのでしょう。寒くなると、朝つらくなるのは誰でも同じようで。
 さて、一面真っ白になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、みんな持っているから、みんなやっているから、だから私も欲しい、やりたい、そんな子供じみたことを今だに言い続けているこの身、誰か分からぬみんなを隠れ蓑にせず本音で勝負することを、考えるのも。。。




No.1,019「発泡スチロールと赤色灯と温泉と」    2016(平成28)年12月14日掲載
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 今朝は、強い雨。
 出勤途中、ゴミ置き場のすぐ横に、縛られた発泡スチロールの箱が置いてありました。今日は、プラスチック類のリサイクル物収集日。家にたまっていた物などを、まとめて出したのでしょう。昔は、専門業者の人たちが使う物だったのに、今は一般の家庭でも使うように。
 暗いトンネルの向こう側から、屋根の赤色灯を点滅させこちらへやって来る車が1台。まるで、映画の1シーンのようにです。暗くて車種などは分からずサイレン音も聞こえないのですが、あれはパトカーに間違いなし。赤色灯点滅は、緊急出動の意ではなく啓蒙のようで。
 さて、雨のため薄暗くなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、近くに偉い人の姿を見かけると、さも一生懸命に仕事をしている振りをする、そんなことなら日常茶飯事のこの身、ここは心を入れ替えて、誰かさんがいなくても手抜きせず働くことを、考えるのも。。。




No.1,018「白い切り口と20キロ入り袋と温泉と」    2016(平成28)年12月13日掲載
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 今朝は、曇り。積雪0センチ。
 出勤途中、公民館手前にある庭木の枝が、切られているのに気づきました。切り口がまだ白っぽく、切ってからそれほど時間は経っていないはずです。どうやら、道路側へ向かって伸びている枝を選んで切ったようで、通る人の邪魔にならないようにとの、優しい配慮か。
 橋を過ぎてしばらく進んだ所に設置されている緑色の箱の上段と下段に、白い袋が2個入っていました。あれは、雪が降った時、車のタイヤがすべらないようにと撒くもので、坂道近くに置かれています。袋の重さは20キロほどあり、活躍する日を、今や遅しと待ちかまえて。
 さて、空気が暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、まだかまだかと待ち焦がれての登場ならいいけれど、顔を出すと、あの人また来たよとの陰口が聞こえてくるような気がするこの身、自慢話や悪口を言うのためしゃしゃり出ることは止めることを、考えるのも。。。




No.1,017「電線工事と横断歩道と温泉と」    2016(平成28)年12月12日掲載
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 今朝は、快晴。積雪は約1センチです。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐ、短い距離ですが、電線工事のため片側車線が通行止めになっていました。黄色い高所作業車が2台停車しており、カゴの部分に人が入って作業中です。車の前と後ろ側に、車を止めたり進めたりする作業員の人がおり、協力体制はばっちり。
 中学校近くにある横断歩道の横に、交通指導の人が立っていました。紺色の丈の長い防寒コートに、いつもの白いヘルメット姿。腰の前、両手で黄色い横断旗を持ってです。頭を下げるとこちらへ向かって片手を上げての返礼。朝からの立ちっぱなしは、さぞ寒いだろうなと。
 さて、職場の駐車場がバリバリに凍っていたこんな日は、あったかい温泉に入り、暖房の効いた部屋の中にいるくせに、寒い寒いを口癖にしているこの身、寒風にさらされても文句の一つも言わずに職務を全うしている人たちのことを忘れていなかったか、考えるもの。。。




No.1,016「ステンレス製のゴミ箱と黒い屋根瓦と温泉と」    2016(平成28)年12月10日掲載
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 今朝は、雪。
 出勤途中、道路すぐ横にあるステンレス製のゴミ置きの角が、大きく曲がっているのに気がつきました。あれは、車などでぶつけられたもの。もし、人があそこにいたら、大けがをしたに違いありません。ただ、ペンキなどの痕跡はなく、犯人はいったいどこの誰だ。
 橋を渡ってすぐ、黒い屋根瓦がやけにくっきり見えました。それが、どの家の屋根もです。どうしてかなと、目を細めて見ると、今朝方降ったらしき雪がうっすら残っており、それで瓦と瓦の境目がはっきり。側に引き立ててくれる物があると、あんなに目立つものか。
 さて、冷え込みがやけに強く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、今があるのは自分の努力の成果だと不遜な思いに凝り固まっているこの身、記憶から薄れているが多くの人々に支えられ、育ててもらった感謝の気持ちを、忘れていなかったか、考えるのも。。。




No.1,015「子供用自転車とむしろ巻きされた木と温泉と」    2016(平成28)年12月 9日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路横にある新築中の家の車庫に、2台の自転車がありました。家には、まだ入居していないはずなのですが、オープン型車庫の中には、黒とピンクの子供用自転車がどーんと。色からすると、あれは男の子と女子用で、元気な声が庭先から聞こえてくるよう。
 緩い坂道を上ったところで、大人の背丈ぐらいある木が、むしろでグルグル巻きにされていました。上から下まで完全に覆われており、あれならどんなに雪が降っても枝が折れることはないはず。ただ、雪がなくなるまでお日様の顔を見られないのは、ちょっと寂しいかも。
 さて、暖かい雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、欲張ってあれもこれもと追い求め、結局、手に出来たのはカスばかり、そんな経験なら自慢できるほどあるこの身、大きな声で「二兎を追う者は一兎をも得ず」を三度唱えてみることを、考えるのも。。。




No.1,014「立ちこぎの自転車と真っ赤な顔の猿と温泉と」    2016(平成28)年12月 8日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐ、自転車に乗って学校の方へ向かっている学生服姿の男子中学生がいました。サドルに腰かけず、立ちこぎです。見ると、体は左右へ大きく動いているのに、自転車本体は、中心部分からほとんど動かず。核になるところって、やはりぶれては。
 坂道を登り切った所にあるゴミ置き場の前、両手両足でゆっくり歩いているいる大きな猿が2頭。毛はふさふさ、顔色は怖くなるぐらいに、真っ赤です。朝食を取り損ない頭に血が上ったか、それとも、あれが普段の顔色。心の中を顔に出すのは、修行が足りないとかなんとか。
 さて、冷たい空気が気持ちをピシッとさせてくれるようなこんな日は、あったかい温泉に入り、嫌なことがあると、どんな些細なことでもすぐに顔へ出てしまう小心者のこの身、少々のことがあっても動ぜず、常に泰然自若としていられるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,013「ダンボール箱ともみ殻の影と温泉と」    2016(平成28)年12月 7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場の前、あったかそうなジャケットを着て、手に持った大きなダンボール箱の中から、紙類を指定の簡易ゴミ箱へ入れている女性がいました。空になったダンボール箱は、そのまま家へ持ち帰って再利用。おっ、あれも、なかなかのリサイクルだよなと。
 学校を過ぎてすぐ、畑に積まれているもみ殻の影側に、白い物があるのに気がつきました。目をこらして見ると、雪。どうやら、昨夜から今朝方にかけて降った雪やみぞれがとけずに、そのまま残ったようです。朝方、それだけ冷え込んだ証拠。そうか、今日は、二十四節気の大雪だったか。
 さて、気持ちのいい青空が広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、季節は黙っていてもきちんとやってくるのに、誰かに言われたことさえ守ることが出来ずごめんごめんと謝ってばかりのこの身、紙だけでなく心にしっかり刻むにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,012「ガスボンベと青いコートと温泉と」    2016(平成28)年12月 6日掲載
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 今朝は、強い雨。
 出勤途中、路地から、荷台に大きなガスボンベを積んだトラックが出てきました。ボンベは、荷台前半分ほどに並べて立ててあり、配達に向かうところだったのでしょう。プロパンガスを利用している家が多いようで、定期的な補充は欠かせません。そう、もちろん雪の前に。
 学校を過ぎたところで、膝下ほどの丈がある青いコートを着た男性が、道路すぐ横に立っていました。片手に竹ほうきを持ち、もう片方の手で、コート上側のボタンを締めようとしているのですが、強い風にあおられてパタパタと。雨の中の仕事は、予想もつかないことだらけ。
 さて、どの車もライトを点けていたこんな日は、あったかい温泉に入り、宝くじははずれてばかりなのに、手抜きをして危ないかもと思った時に限って嫌な予感が的中しているこの身、大勝負の夢は持ちつつ、大変でも懸命に汗を流すことを忘れてなかったか、考えるのも。。。




No.1,011「臨時信号機とプラスチック板と温泉と」    2016(平成28)年12月 5日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館の近く、道路上で臨時信号機のボタンらしきものに触りながら作業をしている2人の男性がいました。どうやら、信号機の待ち時間調整。信号機と信号機の距離は車2台分ぐらいしかなく、あんなに短いのなら、なくてもいいのにと思うのは、素人だからか。
 坂を登ってすぐ、道路に面している家に、薄い水色したプラスチック板で雪囲いがしてあるのが目に入りました。あれだと、雪になっても部屋の中はそれほどは暗くなりません。幅の広い板で覆っていた頃に比べると、薄くて、軽くて、明るくて、便利になったものだよなと。
 さて、雲の間から青空が見え隠れしているこんな日は、あったかい温泉に入り、変なことには執着するくせに、日進月歩の世の中に追いつくことは、とうの昔にあきらめている身、無駄な努力をすることもなくよりよい結果を出すためにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.1,010「銀杏の葉と格子状と鉄棒と温泉と」    2016(平成28)年12月 2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある寺院の庭に、銀杏の葉が一面に敷き詰められているのに気がつきました。色は、ちょっと汚れた黄色。見上げると、葉が木のてっぺんまで鮮やかな黄色に染まっており、まぶしいくらいです。全部散るまで、もうしばらくの間、目を楽しませてくれるよう。
 少し進んだところにある新築中の家の庭が掘り起こされ、底に格子状に組まれた鉄の棒が置かれているのが目に入りました。あれは、コンクリートを流し入れ、土台となって基礎を固めるためのもの。上にどんな物が作られても、基盤さえきちんとしていれば、怖いものなんて。
 さて、太陽の光が強いなと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、よく知らないくせに、さも知ってるかのような素振りをし、後からボロが出て赤っ恥をかいてばかりのこの身、表面を取り繕うことだけに終始し基本を学ぶ努力をおろそかにしてなかったか、考えるのも。。。




No.1,009「白ワイシャツと自転車のLEDと温泉と」    2016(平成28)年12月 1日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、路地から出て駅の方へ走って行く男子高校生がいました。電車の時間に遅れそうになったのか、大あわてでです。白いワイシャツをズボンの上に出し、ネクタイはゆるゆるで、今時のファッション。おい若人よ、せめて上着ぐらい、と心の中でぶつぶつと。
 坂道の途中、まるで車の前照灯を上向きにしたような、白い光がこちらへ向かって来るでは。まぶしくて周りが見えないくらい、近づくと自転車に乗ったセーラー服の女子中学生です。ライトが横に複数あるタイプのもので、それにしてもLEDとやらの力は、と感服。
 さて、妙に暖かくなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、昔から使っている物に慣れてしまい、新しいものが出てきても聞くだけで拒否反応を示すことが多いこの身、ただ古きを大切にするだけではなく、新しきものにも目を開くことを、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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