ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.988「マスクと小猿と温泉と」    2016(平成28)年10月31日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、畑の方へ向かって歩いて来る、高齢の女性がいました。つばの周りに白い布が下がっている大きな帽子をかぶって、表が青で裏地が赤のおしゃれなベスト、右手に杖を持ってです。白いマスク姿でしたが、あれは風邪のためではなく、きっと寒さを防ぐためものだと。
 信号を過ぎてすぐ、猿が建物の横をのっしのっしと歩いていました。こんなところまで下りて来てるのだと、動いている先に目をやると、母猿にくっつき両手で抱きついている小猿がいるでは。生まれてまだ月日が経っておらず、あどけない顔でこちらの方をじっと見つめて。
 さて、山の色が変わってきているのが目についたこんな日は、あったかい温泉に入り、嘘はつくな、正直であれと、あれほど親から言われたのに、それを守っていたかはなはだ疑問のこの身、澄んだ瞳で見つめられても恥じることのない生き方をしているか、考えるのも。。。




No.987「年賀状予約と雪囲いと温泉と」    2016(平成28)年10月29日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路側にある郵便局の前にのぼりが立てられ、年賀状と書かれているのに気がつきました。玄関横のガラス窓に、年賀状予約受付開始とあり、もうそんな時期になったのだなと。年賀状を受け取れる幸せに比べると、書いて出す少々の手間ぐらいどうってことは。
 コミュニティーセンター前を通った時、建物の近くにある庭木の横で、揃いの紺色合羽を着て作業をしている男性が数人。木と木の間に太いクイが打ち込まれており、雪囲いの準備が始まっているようです。それにしてもこの雨だと、仕事の進み具合、なかなかはかどらないか。
 さて、久しぶりにワイパーを動かしながら運転してきたこんな日は、あったかい温泉に入り、雨風などの天候に左右されず冷暖房の効いたところにいながら、やれ寒い、やれ暑すぎるだのと、不平不満が止まらないこの身、よもや我慢の二文字を忘れてなかったか、考えるのも。。。




No.986「寺院の扉とホースと温泉と」    2016(平成28)年10月28日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いの奥にある寺院の正面扉、いつもは閉まっているのに今朝は少し開いていました。中に見える黄色っぽい灯りが、何とも幻想的で、扉の向こう側にある別世界が垣間見られたよう。今日は特別なお勤めなどが予定されており、そのための準備があって戸を開けたか。
 坂を登り切ったところに、タンクローリーらしき車が止まっていました。すぐ横に、直径20センチ以上もあろうかと思われる太いホースがくねった状態で無造作に置かれており、側に運転手らしき人がじっと見つめて。近くに建築の始まった家があり、ライフラインの設置などが着々と進んで。
 さて、遠くに見える家の庭からに白い煙が上っているのが見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、電気・ガス・水道は大切なもの、その中のどれが欠けても大変なのに、あるのが当たり前だと尊大な気になっているこの身、毎日使えることに感謝し手をあわせることを、考えるのも。。。




No.985「ビニール袋とクレーン車と温泉と」    2016(平成28)年10月27日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、右手に白いビニール袋を提げ、歩いている高齢の男性がいました。紺色の野球帽に、薄い緑色のジャンパー、白っぽいズボン姿です。白いビニール袋の中には、橙色した柿のようなものがうっすらと透けて見え、朝採りした果実を知人のところへでも届けに行く途中か。
 橋を過ぎてすぐ、大きなクレーン車が、道路沿いの家の前に止まっていました。周りに、作業関係者らしき3人の男性がおり、何やら話し中。あれだけのクレーン車なので、よほど大きな木でなければ伐採は難しくないはず。あの周辺、明日は、きっと随分明るくなっているかなと。
 さて、葉が落ちたためか柿の実がやけに目立ったこんな日は、あったかい温泉に入り、いつか使うときが来るだろうと、タンスや引き出しの中へしまってそのままに、結果物が増え続け場所がないと頭を抱えているこの身、物はもちろんあれもそろそろ処分することを、考えるのも。。。




No.984「割烹着と大型バスと温泉と」    2016(平成28)年10月26日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある家の玄関から、白い割烹着姿の女性が出てきました。手に持っていたのは、小さなほうきとピンク色したちりとりです。ほうきとちりとりを、ぶつけるようにトントントン。くっついていたゴミを、はらっていたようで、あの女性割烹着がやけに似合うなと。
 緩い坂道の途中、大型バスが止まっていました。運転席の斜め上に、団体名を示す地区名が最初に記載された長方形の白い紙があり、関係者が揃って温泉にでも出かけるのか。稲刈りが終わり、農作業も一段落です。疲れた体をいやし、長い冬に備えるのも、必要なこと。
 さて、橋を通過したとき山側から太陽の光がほほに差し込んできたこんな日は、あったかい温泉に入り、ろくな働きもしてないくせに休みはだけは人一倍欲しがるこの身、体全体が疲れてクタクタになるまで働いた後、最初ではなく一番最後に休むことを、考えるのも。。。




No.983「フォークリフトと雨合羽と温泉と」    2016(平成28)年10月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館に近づいた時、フォークリフトが前をゆっくり進んでいました。前のつめ部分は空っぽで、これからどこかへ行って積み込むところだったよう。何かが足りないなと、気づいたのはナンバープレートです。でも、普通は敷地内だけの運転だから、なくてもいいのか。
 そこから少し進んだところにある畑で、高齢の男性が農作業の真っ最中。紺色と黒のおしゃれな感じがする、雨合羽の上下を着てです。まだ、雨の気配はないのですが、冷え込んでおり寒さを防ぐためにでしょう。伸びた草の間から見え隠れする仕事している姿、なかなかいいよなと。
 さて、木の葉が揺れるのを見てが風が吹いているのを知ったこんな日は、あったかい温泉に入り、言われことしかやらず、それもいつだって遅れぎみ、結果いい仕事が出来てないこの身とすれば、人が休んでいるうちからでも、自分の頭と体を使って責任を全うすることを、考えるのも。。。




No.982「駐車場の干し柿と橙色のバッグと温泉と」    2016(平成28)年10月24日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横屋根付き駐車場に、干し柿が下がっていました。昨日、皮を剥いたばかりのようで、どれもがまだ白っぽい感じ。十列以上横に並び、一列には七、八個が下げられ、まるで大きなたまのれんのようです。寒暖の差のある日が続き、日差しがあれば、きっとおいしい干し柿に。
 学校を過ぎたあたりで、橙色のバックを背負った中年の男性が山の方へ向かって 歩いてました。右手に、ポールを持ってですから、どうやら仕事などではなく、散歩のよう。紅葉を見るため、おにぎりと水筒でもリュックに入れてのお出かけか。電車や車も悪くはないけれども、たまには。
 さて、青空が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、疲れるから、足が痛くなるから、天気が悪いからなどと、理由にならない理由で、ほんの短かな距離でも車を使ってばかりの大怠けのこの身、天気が良い日は太陽の下、大きく手を振って元気に歩くことを、考えるのも。。。




No.981「提灯と紅い生け垣と温泉と」    2016(平成28)年10月21日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している神社の入り口に、五色の旗と大きな提灯が下げられていました。社殿の方を見ると、総代らしき人たちが、大きな鳥居の上部分に手にしたものを取り付けており、秋祭りの準備です。この秋、無事収穫を迎えられたことを祝い、明日は地区の各家をご巡幸か。
 坂を上って少し進んだ道路沿いにある生け垣が、紅く染まっているのに気がつきました。種類によって違うようで、まだ緑色のところも多いのですが、その生け垣は全体が紅く色づいて。生け垣は、四季でその姿を変えて見せてくれます。身近に目で楽しめる秋があり、それも楽しみの一つ。
 さて、空気がやわらかく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、同じ人でも、時には違った顔を見られることがあるもの、無理矢理押さえるようにしていても隠しておきたい裏の顔がつい表へ出てしまうこの身とすれば、表裏をなくするためにはどうしたらいいか、考えるのも。。。




No.980「自転車の荷台と窓からの煙と温泉と」    2016(平成28)年10月20日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、大人用三輪自転車に乗って、畑の方へ向かっている高齢の女性がいました。後ろに荷物がたくさ載せてあり、鍬の柄だと思われる長い棒も。冬を迎える前、畑ではやらねばならないことが、いろいろあるようです。野菜たち、そう簡単に食卓へ出てくる訳ではなさそう。
 学校を過ぎたあたりで、何かを燃やしている匂いが、車の窓から入ってきました。あれは、どこかで枯れ枝や葉っぱなどを燃やしているもの。プラスチックなどを燃やした時とは違い、どこか懐かしく心地良く感じる匂いです。そう、かまどでご飯を炊いていた、懐かしいあの時の。
 さて、青空が広く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、台所からのぼる煙を見たり、包丁でトントンと刻む音を聞き食事の時間だと気づいたのに、今は電子音が教えてくれる時代、ボタン一つの便利もいいが、目に染みた煙を指で拭いてた古き良き時代のことを、考えるのも。。。




No.979「歩き電話と杖と温泉と」    2016(平成28)年10月19日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、携帯電話で話しながら、ゆっくり横断歩道を渡っている女性がいました。肩から大きなピンクのトートバックを下げてです。笑いながらでしたから、きっといい話題。あの電話、おそらく急用ではなく世間話に類するもの。最近の携帯、そんな使い方が多いようで。
 坂道を上がってすぐ、道路の左側に高齢の女性が立って誰かを待っている様子。腰が少し曲がり気味、両手で杖を持っており、黒いベストを着てです。上着は着ておらず、今日は暖かくなるとの読みのよう。あの時間帯なので、友人とのお出かけか、それとも病院の送迎車待ちか。
 さて、青空と太陽が目に眩しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、知人と会う約束した時間に遅れ、近くに公衆電話も見あたらず冷や汗が背中をすーっ、そんな誇れない経験豊富なこの身、どうすれば誰かを待たせるより待つ側へ回れるか真剣に、考えるのも。。。




No.978「小さなリュックと大黒柱と温泉と」    2016(平成28)年10月18日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、リュックを背負った中年とおぼしき女性が歩いていました。薄茶色した小さなリュックが、ちょうど腰の真後ろあたりに。肩ひもが長いため、あんなところまで下がってです。バックが重いと歩きにくいはずですが、ファッションを兼ねてですからおそらく中には。
 坂を登り切ってすぐ、トラックが止まっていました。荷台に建築用の角材が積まれており、ちょうど下ろしていたところだったよう。すぐ横の敷地、ブルーシートで覆われた床の上にも、透明のビニールに包まれた角材が。あの柱たち、どれもがきっと家を支える重要な役割を。
 さて、空気が妙に暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも誰かにおんぶとだっこされてばかりだったような気がするこの身、大黒柱などとはおこがましくて口には出せないが、せめて家や職場を支える礎のかけらぐらいの働きをしていたか、考えるのも。。。




No.977「倒れた稲と甘ウリと温泉と」    2016(平成28)年10月17日掲載
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 今朝は、曇り
 出勤途中、道路から下の方に見える田んぼに、刈り取る前の稲がべったり倒れているのが目に入りました。ほとんどの田んぼで稲刈りは終わっているのですが、残っているのが2枚並んでです。立ってる稲はほんのわずかで、あれだと刈り取るとき、相当苦労するだろうなと。
 職場へ近づいた頃、道路沿いにある駐車場の後ろ側に、黄色い甘ウリが何個もあるのに気がつきました。葉などは枯れており、熟れた実が小さな畑の中に。色の具合からして、食べるには問題ないはずですが、持ち主収穫するのを忘れたか。夏の名残は、あんなところにも。
 さて、雨が降りだしそうなこんな日は、あったかい温泉に入り、苦労したことは最後まで気になるもの、ところが、あまり手をかけないと、どんな結果になろうが関係なし、後者ばかりのこの身とすれば、せめて食事の前後自然の恵みに感謝し手をあわせていたか、考えるのも。。。



No.976「庭の手入れと街路樹の紅葉と温泉と」    2016(平成28)年10月14日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館の手前、道路に面している家の庭先で、膝をつきながら手を動かしている高齢の女性3人がいました。場所は、木や家などの影になっており、日が射すまでは寒いはず。この時期、まさか草むしりではないとは思うのですが、庭木などの手入れかそれとも。
 職場へ近づいた時、街路樹の葉っぱが紅く染まっているのに気がつきました。見ると、4本に1本は、木全体がもう真っ赤です。残りの木も、紅くなってくるのは、おそらく時間の問題。こんなにすぐ近くまで紅葉が下りてきており、朝晩冷え込みを感じるのは当たり前か。
 さて、車から降りたら吹く風が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、肉体はいつまでも若い時のままだと勘違いをしているこの身、認めたくない現実も素直に認め、せめて若い時に比べ少しは増えているはずの知識を精一杯活用することを、考えるのも。。。



No.975「扇風機と田起こしと温泉と」    2016(平成28)年10月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にあるゴミ箱の隣に、扇風機が2台置かれていました。今日は金属類ゴミを出す日なので、捨てたもの。外見からすると我が家で使っている扇風機より新しく、きれいで壊れたようにも見えないし、まさか、時代遅れになっただけの理由で捨てたなんてことは。
 職場へ近づくと、稲刈りの済んだ田んぼで、田起こしがされているのに気がつきました。まだ数えるほどの枚数なのですが、どうやら昨日トラクターで起こしたようです。来年の春、田植えに備えての準備をもう始めたようで、見習うべき手本が、こんな近くにもあるなんて。
 さて、寒さが少しやわらいでいるような気がするこんな日は、あったかい温泉に入り、仕事熱心な先輩の真似をすればいいのに、悪い先輩などの真似ばかりしていつの間にかサボり癖が身についてしまったこの身、口を動かす前、手や体を動かしているか、考えるのも。。。。



No.974「黒いビニールシートと建築工事と温泉と」    2016(平成28)年10月12日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から田んぼ1枚ほど離れているところにある柿の木に、黒い物が下がっているのに気がつきました。見ると、畑などに敷く、幅広の黒いビニールシート。どうやら風で飛ばされて、引っかかったようです。ビニールだって、まさか、柿を覆うことになろうとは思っても。
 坂を登り切ってすぐ、トラックが非常灯を点滅させながら停車中。薄い水色の上下服を着た男性が、荷台のロープをはずしており、濃い緑色したシートの内側にベニヤ板と角材が見えていました。敷地のコンクリート基礎部分工事が終わっており、いよいよ建築工事が始まるようで。
 さて、車から降りたら吹く風が冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、まだかまだかと待たれるようならいいけれど、あれっあいつまた来たぜと嫌な顔を見ることが多い気がするこの身、普段から投げやりな言葉や態度をしてなかったか振り返ることを、考えるのも。。。



No.973「腕まくりのワイシャツと小さなバックと温泉と」    2016(平成28)年10月11日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、緩い坂道の上り口付近を、急いだ様子で自転車のペダルをこいでいる、男子中学生がいました。登校時間に遅れるかどうかの時間帯。腕の上部分までまくっているワイシャツが、落ちてきそうになるのを片手で上げながらです。事故なく、ちゃんと間に合えよと。
 駅の方へ向かって歩いてくる、二人連れの高齢の女性とすれ違いました。一人は、長袖の上に灰色のベスト。もう一人は黒っぽい上着を着て。ベストの女性は、小さなバックを肩から斜めに提げて、おしゃれな感じです。紅葉を見るための、お出かけか。秋の楽しみは、目でも。
 さて、窓から入ってくる太陽の光がまぶしく感じるこんは日は、あったかい温泉に入り、それほどでもないのに普段から気ぜわしい日を過ごし四季の移ろいを楽しむ心の余裕もなくしているこの身、たまにはお茶でも飲みながら窓の外の景色をゆっくり楽しむことを、考えるのも。。。



No.972「柿の実と自転車の荷台と温泉と」    2016(平成28)年10月08日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横の空き地に植えてある柿の木の下、たくさんの実が落ちていました。見ると、青みがかったものもあり、あれはおそらく雨風のせい。葉っぱも随分散っており、薄い橙色した柿の実が目立つようになっています。このあたりで秋の味覚を楽しめるのも、もうすぐか。
 ある施設の前に止めてある、自転車の荷台に目が止まりました。荷台に、食器を洗った後、水切りをするためのピンク色したプラスチック製の箱が、くくりつけてあるでは。あの箱の中へ入れれば、物を落とさずに運べるため頭を使ったようです。頭も使えば、いろいろ出てくるもの。
 さて、今にも降りだしそうな空模様のこんな日は、あったい温泉に入り、使わなければ衰えると聞いたことがあるけれど、自分だけは例外だろうと気にもせず、その結果使わず錆だらけになったこの体と頭、油やアルコールなどを差すよりまずは動かしてみることを、考えるのも。。。



No.971「洗濯物と木製ハシゴと温泉と」    2016(平成28)年10月07日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、田んぼ近くにある家の庭、物干しざおに、洗濯物が干してあるのが目に入りました。ほとんどが白色で、その中に赤が1点だけ。久しぶりの天気ですから、たまった汚れ物などをまとめて洗ったのでしょう。洗濯物だって、太陽の光を浴びれば、きっとすっきり爽やか。
 坂を登り切ってしばらく進んだ歩道に、木製の長いハシゴを持った高齢の男性が。野球帽に、白シャツ、黒色の腕抜きをしてです。道路に面している風よけネットの修理のようで、庭の内側には、別の男性が待ちかまえていました。治すのは、手遅れになる前、早い方がいいに。
 さて、青空と太陽の光がまぶしく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、急いでいる訳ではないし明日やればいいからと先延ばしにした結果、その明日が1年経っても来てないこの身とすれば、すぐ手をつけことにし、心の中もやもやをなくすることを、考えるのも。。。



No.970「緑色の腕章と倒れた木と温泉と」    2016(平成28)年10月06日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、坂を登り切った歩道付近、白いヘルメットに白い合羽姿の2人が立っていました。ヘルメットに細い緑色の線が入っており、緑色の腕章をしてです。思わず警察官かと身構えながら近づくと、風で落ちた杉の枝や葉を片づけていたようで、側にはうず高く積まれた山が。
 職場に近づいた頃、一番手前にある街路樹が根本から倒れていました。直径20センチほどですから、決して細い木ではありません。昨夜の強い風に、やられたよう。そこから少し進むと、倒れている木が、また1本。こちらは、途中から折れてです。風よ、その力をあなどれず。
 さて、職場駐車場に隣接している田んぼの稲刈りがいつの間にか終わっていたことに気づいたこんな日は、あったかい温泉に入り、大声を出す人の影に隠れている人を、ついつい無視しがちなこの身、そんな人たちが暴発する前、声なき声に耳を傾けることを、考えるのも。。。



No.969「ゴミ箱と柵の作業と温泉と」    2016(平成28)年10月05日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場のふたが、片方開けられていました。ゴミを持ってきて中に入れた後、閉めるのを忘れたのでしょうか。でも、ゴミ箱のふたが開きっぱなしになっているのを見たのは、これまでで初めてのことです。よほど急いでいたのか、それとも単に。
 トンネルへ近づいた時、下の方に見える畑で、高齢の男性が脚立に上って作業中。猿や鳥などの被害から野菜を守るため、青い網で畑全体を囲っている柵の上部分です。高さが2メートルほどあるため、強い風が吹くと壊れる危険性も。台風への備えは、万全にしておかねば。
 さて、台風のため夜半頃強い雨風との予想のこんな日は、あったかい温泉に入り、自然災害は待ったなしなのに、他はどうでも、我が家だけ私だけは大丈夫と、理由もないのに楽観主義で凝り固まっているこの身、せめて今夜だけでも鍵をしっかりかけることを、考えるのも。。。



No.968「大きな看板とモミジと温泉と」    2016(平成28)年10月04日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公民館を過ぎたあたりで、上空に注意と書かれた大きな看板が立てられていました。見ると、少し先にある電線に黄色いテープのようなものが巻きつけられており、送電線の工事が始まるよう。普通なら、あれだけ高いと注意など関係ないのに、やはり万一に備えてか。
 学校へ近づいた頃、道路の横に植えられているモミジが紅くなっているでは。木の上半分ほどが紅く染まっており、いよいよ紅葉が近づいて来ているなと。ついこの間までは緑色ばかりだったのに、景色の中に黄色が目立つようになっており、秋の足音と共に季節は忘れずにこの地へも。
 さて、空気がやわらかく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、約束したことを忘れてすっぽかし、後で慌てふためいた経験豊富なこの身とすれば、メモに書いたからもう大丈夫だなどと安心せず、うっかりを防ぐため二重三重のチェックを実行しているか、考えるのも。。。



No.967「黄色い蝶々と掃除と温泉と」    2016(平成28)年10月03日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ひらひらした黄色いものが、フロントガラスにぶつかってきました。それも短い距離で、2回もです。通り過ぎてからバックミラーを見ると、小さな蝶々が舞うようにゆっくり後ろの方へ。あの蝶々たち、寒くなる前、花の蜜を探して飛び回っていたのかも。
 坂の途中、道路に面している家の玄関先で、ほうきとちりとりを手にして掃除をしている男性が。半袖シャツに、黒い長靴を履いてです。隅を丁寧に掃いており、おそらくあそこにゴミなどがたまって。掃除は女性がやるものだ、などとは言わず、男性だって繊細なところを。
 さて、空気が妙に暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、ガチガチの会社人間を自覚しているこの身とすれば、家へ帰ると、黙っていても食事が出て、家の中はきれいになっているものとの意識を変え、たまには罪滅ぼしを兼ねて誰かさんの手伝いを、考えるのも。。。














本波 隆(ほんなみ たかし)

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