ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.966「パイプと白い合羽ズボンと温泉と」    2016(平成28)年9月29日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、ゴミステーションの後ろ側に、パイプで枠のようなものが組まれていました。あれは、建築などをする際に足場などのため立てるもの。敷地の広さからすると、家ではなく物置でもを作るのか。雪が降り出すことを考えれば、今頃から始めねば間に合わなくなるのは必然。
 信号を通る時、斜め前の空き地に止めてある車の横で、傘をさしながら白い雨合羽ズボンを脱いでいる男性が。交通指導が終わり、帰り支度をしていたようです。濡れた合羽ズボンのままだと運転席に座れず、雨の中でも地域社会のため頑張る姿に、ただただ頭が下がるだけ。
 さて、雨が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、暑いのが嫌、寒いのが嫌、ましてや濡れるなんてとんでもないと、理屈をつけては逃げ回っているこの身、そろそろ、世のため人のためとは言わずとも濡れることをいとわず雨の中へ一歩踏み出すことを、考えるのも。。。



No.965「あぜ道と厚手のベストと温泉と」    2016(平成28)年9月27日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐ、緊急ライトを点滅させて停車している軽四ワゴン車が1台。どうしたのかなと周りを見渡すと、細いあぜ道を山側から車の方へ向かって歩いてくる男性。少々使い込んだ、麦わら帽をかぶってです。手にしていた袋、あの中にはいったい何が。
 緩い坂道の途中、家の玄関へ入ろうとしている高齢の女性がいました。足が悪いようで、右手に杖を持ち、左手で電柱につかまりながらです。着ていたのが、白いブラウスの上に、黒っぽい少々厚手のベスト。この時季ベスト1枚あるのとないのでは、暖かさが違いますから。
 さて、青空がこんなにきれいだったのかと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、母親が編んでくれたセーターを着ていたのは何十年も前のこと、デザインはもう一つでも暖かさは抜群、親不孝なこのドラ息子、もう二度と身につけられない親の手のぬくもりを、西の方を仰ぎながら、考えるのも。。。



No.964「ゴミステーションと交通安全と温泉と」    2016(平成28)年9月26日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ゴミステーションに、普段は見慣れない軽四トラックが、何台も止まっているのが目に止まりました。見ると、奥の駐車場で、高齢の男性3〜4人が、しゃがんでの作業です。白い角材らしき物が見えましたから、関係者で何かを組み立てている途中だったのか。
 坂を登り切ったところで、お巡りさんと高齢の女性が二人並んでの立ち話です。お巡りさんは、白いヘルメットに、白いコート姿。女性は、黄色い帽子に、黄色の旗を手に持っており、交通安全運動のため朝早くから。見守られているあの地域の子供たちって、幸せだよなと。
 さて、暖かさが戻って来たように感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の知らないところで助けてくれている人たちがいることに気がつきもせず、全て自分一人でやって来たと勘違いをしているこの身、次はこちらから社会へお返しをすることを、考えるのも。。。



No.963「草刈りとサイクリングと温泉と」    2016(平成28)年9月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、家を取り壊し更地になっているところで、夫婦らしき高齢者2人が草取りをしていました。手にしていたのは、草刈り鎌で、腰が痛くなるためか座っては立っての繰り返しです。広い敷地なので、終わるのはいつになることやら。それでも、始めたからには。
 愛本橋の真ん中付近で、サイクリング自転車に乗った男性3人が坂の方へ向かって進んでいました。横に2台並んでおり、前から車の来る気配がないため、右側車線へ大きくはみだしての追い越しです。3人の若者たち、半ズボンを履き、ヘルメットがキラキラと輝いて。
 さて、久しぶりに太陽が顔を出しているこんな日は、あったかい温泉に入り、無理だと思っていても、やってみなければ分からないもの、やりもせず最初からあきらめることが多いこの身とすれば、誰かさんに声をかけ、まずは一緒に始めることから、考えるのも。。。



No.962「白い長靴ときれいな水と温泉と」    2016(平成28)年9月23日掲載
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 今朝は、強い雨。
 出勤途中、公民館の方へ向かって歩いてくる、高齢の女性がいました。ピンクの傘に、薄い水色のエプロン姿。雨が強く降っており、普通の靴だと飛び跳ねた水で濡れるため、白い長靴を履いてです。あれだけの雨になると自転車には乗れないし、困ることがいくつも。
 愛本橋に差しかかり、下を覗くと、茶色く濁っているかと思ったのに、そうではなく、きれいな水が流れていました。降り始めてからそれほど時間が経っていないためか、それとも、自浄作用のおかげなのか。人間なんかに比べて、やはり、自然の力は偉大なようで。
 さて、雨なのに寒く感じられないこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の存在と持つ力を必要以上に大きく見せたがる小さな心しか持ち合わせていないこの身、いざ事あるとき、その真骨頂を見せられるだけの知識と行動力を身につけるようにしてきたか、考えるのも。。。



No.961「食べないトマトとトラックの荷台と温泉と」    2016(平成28)年9月20日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある小さな畑の中、トマトがたくさん残っているのに気がつきました。熟れすぎて食べられそうにないものも、たくさん。食べる人がいないため、そのままにしているようです。暑い盛りだと、どれでけでも欲しくなるのに、涼しくなった途端見向きも。
 坂を登り切ってすぐ、トラックの荷台部分が左側歩道の白線近くまで出ているでは。バックするのかなと思わずブレーキを踏んだのですが、その気配なし。見ると、建築工事関係者の車で、場所がないため庭へ頭から突っ込んでいたようです。路上駐車より、まだましとするか。
 さて、涼しいというより寒さを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、これ以上どうにもならないと感じた時は見切ることも大切、それが被害を小さくすることにも、ずるずると最悪の状況を招きっぱなしのこの身とすれば、一度きちんと整理をすることを、考えるのも。。。



No.960「白い花とヘチマと温泉と」    2016(平成28)年9月19日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路横にある大きな畑一面に、小さな白い花が咲いていました。あそこは、以前、トウモロコシ畑だったところで、収穫後に植えられたもの。高さは膝ぐらいになっており、成長の早いことが分かります。食べ物として口にできるのか、それとも、何か違う用途で植えたのか。
 坂を登ってすぐ、道路横にある小屋の壁半分ほどが、大きな葉のツルで覆われていました。屋根のすぐ下、大きなキュウリのようなものが何個も実っており、あれは確かヘチマ。見ると、黄色くなっているものもあり、ちょうど収穫時期を迎えているよう。そろそろ、採ってあげねば。
 さて、雨がポツポツと降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、ものには旬ということがあり、その時期を逸すると折角の味が台無しになることも、人として旬の時期に無駄な時間を過ごしてきたこの身とすれば、常識といわれる知識を身につけるよう努めてきたか、考えるのも。。。



No.959「運動会と長い傘と温泉と」    2016(平成28)年9月17日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、黄色い帽子をかぶった小学生と一緒に、学校の方へ歩いている安全パトロール指導員がいました。今日は、地元の小学校で運動会が開催される日。緊張しているに違いない子供たちを、しっかり守ってです。運動会では、みんないい成績をとれればいいのに。
 しばらく進んだ右側歩道に、白いポロシャツ姿の中年男性が一人。右手に長い傘を持ってです。予報では午後から降るらしく、万全を期してなのでしょう。長い傘だと、ちょっと邪魔になりますが、杖代わりにもなるしいいことも。でも、一番は、なんといっても突然の雨。
 さて、空気がやわらかく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、面倒だからと準備を怠り痛い目にあったことが数知れず、それなのに日が経つとすっかり忘れ、また同じ過ちを繰り返しているこの身、普段から最悪の状態を想定し備えるようにしていたか、考えるのも。。。



No.958「刈り残しとスズメと温泉と」    2016(平成28)年9月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、信号を過ぎてすぐの左側、草刈りをしている2人の男性がいました。1人は草刈り機を肩から下げ、もう1人は、何やら指示をして。道路の左側斜面は草刈りが終わり、刈り残した部分をきれいにしていたようです。確認し、いたらぬ所に手を加えるとは、なかなか感心なことで。
 職場に近づいた時、道路横にある田んぼの中から、突然スズメが5〜6羽飛び立っていきました。どうやら、車の音に驚いたようで、身に危険を感じたのかも。でも、稲にとってスズメは大敵です。5月の田植えから始まり、ここまで育て上げた稲、収穫前、鳥の被害にあうのは避けたいのに。
 さて、外へ出た途端ヒヤッと感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、嫌で嫌で避けたいと思っていると、どうしてだか、その方向へ導かれていくことが多いもの、いつも悪い予感が的中しっぱなしのこの身とすれば、常に人事を尽くす最善の努力をしていたか、考えるのも。。。



No.957「解体の家と色づいた柿と温泉と」    2016(平成28)年9月15日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路前方に大きなトラックが止まっていました。通り過ぎる時に見ると、トラック横にある家の解体が始まるよう。戸が外され、家の中は空っぽで丸見え、家財道具は見あたりません。奥に、別の大型トラックとクレーン車が止まっており、おそらく帰る頃には。
 学校へ近づいた頃、畑の中にある柿の木、黄色くなっている実があるのに気づきました。まだ緑色の実が多いのですが、日当たりのいい場所にある柿は、もう色づき始めて。大きな実が目立ち、今年は、柿の当たり年なのかも。でも、収穫するまで、安心するのは、まだ。
 さて、車の窓を半分だけ開いただけで涼しく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、物ごと八分どおりうまく行くと、もう大丈夫だと気を緩めてしまうことが多いこの身、99%の段階でようやく半分が終わったものとの意識を忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.956「セメントと赤い実と温泉と」    2016(平成28)年9月14日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している家の前に、三角ポールが10本ほど並んで立っていました。色は、赤がほどんどで、黄、そして緑です。どうやらセメントをうったばかりらしく、誰かが間違えて踏まないようにとの目印。あれだけポールが置かれてるので、まさか入る人がいるとは。
 職場に近づいた時、街路樹に木の実がたくさんなっているのに気がつきました。小さな赤い実で、それがほとんどの木にです。熟して落ち、根本近くに撒いたように散らばっているところも。落ち着いた感じの赤色なので、体に良さそうな実に思えるのですが、果たして食べられるか。
 さて、半袖シャツを着るのもそろそろ終わりかなと感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、お腹がいっぱいになればそれだけで満足なんて昔のこと、カロリー表示に目をこらし食べ物を選んでいるこの身、食べ物なんかに気を配るより、まずは体を動かすことを、考えるのも。。。



No.955「もみ殻とベルトと温泉と」    2016(平成28)年9月13日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路から少し高い所にある畑に、もみ殻がまかれている広い畝(うね)があるのに気がつきました。もみ殻の色は白っぽくて、新米のものかも。そこに、黄緑色した小さな2枚の葉が頭を出しており、野菜の種類は分からぬも、今からだと、大根や白菜などか。
 そこから少し進むと、前の方から中年とおぼしき女性が歩いてきました。花柄模様、長めのブラウスの上から、幅広焦げ茶色のベルトをしているでは。ベルトはズボンが緩んで落ちないために使う物だと思っていたのに、オシャレを演出するための道具のにもなるなんて。
 さて、稲刈りした田んぼのあちこちにキャタピラー跡の水たまりが見られたこんな日は、あったかい温泉に入り、深く考えもせず、これはこうあるべきだと思い込んでいることが多い変に堅物のこの身、足腰だけでなく頭もやわらかくすることを、考えるのも。。。



No.954「鍬の柄と色違いのヘルメットと温泉と」    2016(平成28)年9月12日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、大人用三輪自転車で、畑から帰る途中だと思われる高齢の女性がいました。茶色くて小さな笠をかぶり、もちろん長袖の上着です。荷台にある大きな肥料袋の中から、鍬の長い柄だけが出ており、どうやら収穫ではなかったよう。今日は、野菜植え付けの日だったか。
 信号を過ぎてすぐ、サイクリング自転車に乗り、トンネルの方へ向かっている若い男性が4人。真ん中の2人は大きなリュックを背負い、前後の2人は、前輪の左右に黒色の四角いバッグをつけでです。黒、赤、白、黄と異なったヘルメットが、あの 4人の個性を表しているよう。
 さて、稲刈りの終わった田んぼから風が吹き抜けてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、時には横並びも必要だけれど、それだけだと進歩がなくなることも、他人と同じが嫌いなこのあまのじゃく、良い意味で個性を高めるよう自分を磨いていたか、考えるのも。。。



No.953「空のペットボトルと長袖ワイシャツと温泉と」    2016(平成28)年9月9日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公園前の歩道に、空っぽになったペットボトルが落ちていました。青いキャップがついており、おそらく飲んでから捨てたもの。すぐ近くにゴミステーションがあるので、そこまで持っていけばいいのに、どうしてまた。人も、やはりその器が重要な要因の一つか。
 そこから少し進んだ道路の脇を、自転車に乗った2人の男子中学生がいました。細い赤色の横線が入っている、白いヘルメットをかぶってです。長袖ワイシャツは、肘の上まできちんと折り曲げてあり、半袖状態。そう言えば、あんな袖のまくり方、最近ほとんど見たことが。
 さて、車の窓を全開にしたら寒く感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、オシャレは大事なこと、でもにそれにこだわりすぎると、奇をてらうことになることも、オシャレとは縁遠いこの身とすれば、ここは素直に基本中の基本である清潔に心がけていたか、考えるのも。。。



No.952「米の乾燥機とゴミ袋と温泉と」    2016(平成28)年9月8日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路沿いにある小屋の窓から、大きな白い筒状のものが側溝の方へ出ていました。あれは、米の乾燥機から出ている排風口。出荷時、指定された乾燥度に合致するようボイラー等で調整しているものです。稲刈りの出来ない雨の日も、農家の人たちには仕事がたくさん。
 橋を過ぎてすぐ、大きなゴミ袋を持った女性が、ゴミ置き場へ向かっていました。左手で1つを抱え右手にもう一つを下げですから、手がふさがっており、傘は持たずにです。今の時期、少々濡れるぐらい、ちょうどいいのかも。ゴミが出た分、家庭でそれだけ消費した証に。
 さて、山の麓に霞がかかっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、物に恵まれ不自由を感じることなく生活ができている昨今、余計な物で溢れかえり足の踏み場がなくなっている狭い我が家、使わないあれやこれについて、そろそろゴミとして処分することを、考えるのも。。。



No.951「看板と工事と温泉と」    2016(平成28)年9月7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している新築中の家の前に、看板が掲げられていました。看板の表示から、食品関係の店らしいということが。全国発信の文字も見え、地域だけを相手にする商売ではなさそう。インターネットのこの社会どうせなら日本、いやいや世界を相手にせねば。
 坂を登り切ってすぐ、道路側の敷地が板材で四角く囲ってありました。隅の方には、簡易トイレが置かれており、これから新築工事が始まるよう。今から始めると、よほどのことがなければ出来上がるのは年内のはず。新しい年を新居で迎えられるとは、なんとも羨ましいこと。
 さて、長袖の人を何人も見かけるようになったこんな日は、あったかい温泉に入り、結果だけを見て自分もああなりたいと思うことがたびたび、しかし、そこまで重ねられてきた努力に気づいていなかったこの身、目的を果たすため日夜の努力を忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.950「枝豆とキャタピラーと温泉と」    2016(平成28)年9月6日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いある家の屋根の下、白い半袖姿の男性が座っているのが、目に止まりました。あそこだと、昼過ぎまで太陽の光が射さず、日陰なので涼しい場所。手元に見えた葉っぱの形状などからして、枝豆です。あの枝豆、きっと今夜塩ゆでにし、冷えたビールで一杯か。
 坂の上り口付近に来た時、コンバインが前を進んでいました。白い帽子をかぶった男性が、高くなっている運転席に座り、キャタピラーをガチャガチャ言わせながら、ゆっくりゆっくりです。通行の邪魔にならぬよう道路の端を運転しており、あの気配り、ぜひ見習いたいもの。
 さて、田んぼの横を通ったとき、米のいい匂いがしてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、人間なんてほんの少しの気配りで評価されるもの、誰かさんの評価なんかは別にして、忙しそうにしているあの人へ「何か、お手伝いすることありませんか」との声かけを、考えるのも。。。



No.949「クラクションとコンバインと温泉と」    2016(平成28)年9月5日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している車庫から、バックで出ようとしている車が一台。右側へ避けて通り過ぎようとしたら、車がそのまま後ろへバックしてくるでは。ぶつかるぞと思わずクラクションを鳴らし、右側へ大きくハンドルを。いけません。車は、右と左の両方を見なければ。
 職場へ近づいた頃、離れた田んぼに軽四トラックが3台止まっていました。すぐ横に人影が見え、田んぼの中には、大きなコンバインが入って。どうやら、もうすぐ稲刈りが始まるよう。あちこちの田で黄金色に染まった稲穂が頭を垂れており、刈り取りを、今や遅しと待ち構えて。
 さて、橋の上を通った時、強い風が車の中を吹き抜けたこんな日は、あったかい温泉に入り、無理やり押しつけるより、まだかまだかと待たれたぐらいが、同じようにやっても喜ばれるよう、前者ばかりこの身とすれば、どうせなら満を持しての登場を、考えるのも。。。



No.948「横断歩道とマイクロバスの運転手と温泉と」    2016(平成28)年9月3日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、地域のコミュニティセンター前の横断歩道を、高齢の女性が3人渡っていました。少し後ろにいた女性、こちらの車を見て、早足で前の3人を追いかけるように。4人とも、少しばかり色あせた麦わら帽にゴムの長手袋、手に鎌を持ってです。女性軍、今日は草取りか。
 橋を過ぎてすぐ、前の方から温泉ホテルのマイクロバスがやって来ました。見るともなく運転席に目をやると、紺色の制服を着た、若い女性です。バスなので、普通ではなくそれ用の免許が必要。大きな車の運転は男性の世界だと思っていたのに、ここにも女性が進出したよう。
 さて、日射しが暑くなる日を予感させるこんな日は、あったかい温泉に入り、できないだろう、できるはずがない、そんな先入観や思い込みで、人を判断することが多いこの身、周りにいる人たちの、目に見えず隠された能力を生かせるように努めていたか、考えるのも。。。



No.947「わらと橋の上の猿と温泉と」    2016(平成28)年9月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある田んぼの、稲刈りが終わっていました。まだ青いところも残っていたのですが、雨の前、早めに刈り取りをしたのかも。コンバインで刻まれたわらが、田んぼ一面を敷き詰めるように。手作業で押し切りを使っていたのは、もう何十年前のことになるか。
 愛本橋に差しかかり、下流側を見た時、目に飛び込んできたのが茶色い固まりです。猿が橋の手すりの上にしゃがんでこちらを見ており、あまりの近さに、思わずぎょっ。別の大きな猿が、反対側の手すりから車道へ下りてくるし、橋の上は、いつもと違い猿たちで大にぎわい。
 さて、高い雲が秋を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、人の出入りが多いところは、それだけ人を引きつけ何かがある証拠、そう言えば、最近とんと人がやって来てない我があばら家、おいしいダンゴとすすきを準備し誰かさんに声をかけることでも、考えるのも。。。



No.946「男子中学生とツルと温泉と」    2016(平成28)年9月1日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、男子中学生が、自転車に乗って学校へ向かっていました。白いヘルメットをかぶり、白い長袖ワイシャツです。少々急いでいる様子で、あの時間だと始業時間ギリギリになるかも。夏休み明けの初日、布団から出るのはつらかったのは分かるが、頑張れよ中学生。
 坂の途中、道路の真上を渡っている電線、ツルが三分の二ほどのところまで来ているのに気がつきました。見ると細いツルで、山側から、海側の方へ向かっており、先端部分が下がっている状態。それにしても、道路をほぼ横断するとは、あのツルなかなか根性あるよなと。
 愛本橋を渡った時、強い風が車の中を吹き抜けたこんな日は、あったかい温泉に入り、小さいからとあなどっていると、痛い目にあうことがあるもの、人を外見だけで判断しがちなこの身、外見にこだわらず内面からきちんと見極めるようにしていたか、考えるのも。。。














本波 隆(ほんなみ たかし)

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