ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.924「トウモロコシ畑と怖がらないカラスと温泉と」    2016(平成28)年7月30日掲載
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 今日は、晴れ。
 出勤途中、道路から一段高い所にあるトウモロコシ畑、先端にふさふさの毛のようなものをつけた実がたくさんなっていました。背丈が随分伸びており、実もこれから大きくなるのでしょう。畑は、上から下まで隙間がないくらい緑でいっぱい。お腹がいっぱいになるのも、もうすぐか。
 信号で止まっていた時、道路の前方をランニングしている男性が一人。そのすぐ先、道路上にカラスが一羽いたのですが、人が近づいているのに慌てる様子もなく、ゆっくり横へピョンピョンと跳ねるように移動です。あのカラス、どうやら人間は怖くないものとの認識。おいおい、それは。
 さて、夏本番を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、無茶をやっていても、その先の怖さを知っている人は、限度の手前で止めるもの、それを知らないが故に突っ走り、後で後悔の山を積んできたこの身とすれば、慎重という言葉の意味を忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.923「ヒマワリと帽子と温泉と」    2016(平成28)年7月29日掲載
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 今日は、晴れ。
 出勤途中、道路すぐ横にある畑に、ヒマワリの花が咲いていました。花は小ぶりですが、まとまって10輪ほどあり、そこだけは夏真っ盛りの雰囲気。これまで、そこにヒマワリがあることさえ気がつかず、この暑さで一気に花開いたのか。暑さは、花も一緒に引き連れて。
 少し進んだコミュニティーセンター駐車場に、大勢の高齢者が集まっていました。男性はほとんどが麦わら帽、女性はつばの広い帽子をかぶってです。首に汗拭き用の白いタオルをかけ、これからどこかへ出かけて外仕事のよう。暑い中、熱中症なんかには負けるなよと。
 さて、空気が妙なあたたかさを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、不測の場合を想定し事前にそれなりの対策をしておくことが大切、何とかなるさと楽観主義の典型的なこの身、せめて頭に浮かんだ最低限のことだけでもやっておくことを、考えるのも。。。



No.922「立ちこぎ自転車とヒエと温泉と」    2016(平成28)年7月28日掲載
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 今日は、晴れ。
 出勤途中、サドルに腰かけず立ちこぎをしながら自転車に乗っている、青いヘルメット姿の男の子を見かけました。前カゴの中には、青い袋が入っており、プールへでも行った帰りなのか、そのまま横道へすーっと曲がって。あの元気な体と素直な心、いつまでも続きますように。
 職場へ近づいた時、田んぼの中にヒエが生えているのに気がつきました。焦げ茶色の穂で、背丈も稲よりちょっと上のため目につくのですが、田んぼの持ち主忙しくて、ヒエを抜いてる時間がないのかも。それにしても、他の田に一本も生えてないのが、不思議と言えば不思議。
 さて、これぞ夏という暑さを感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、昔夏休みになるとトンボやセミなどを網で捕まえていたもの、あんなに飛んでいたトンボたち、今いったいどこへ行ったのやら、待てよこの身が消えた原因の一つに加担していなかったかと、考えるのも。。。



No.921「救急車と青い手提げバッグと温泉と」    2016(平成28)年7月27日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に救急車が停車しており、すぐ横にある庭に簡易ベッドのような物が置かれていました。車は赤いランプを点滅させたままなのですが、近くに救急隊員の姿は見えず、家へ入って救命活動等をやっていたか。救急対応が功を奏し、誰にも笑顔が戻りますように。
 少し進んだところで、駅の方へ向かっている小学低学年の女の子がいました。白地で背中にカラフルな絵のある、Tシャツを着てです。右手に布製、ふくらんだ青色の手提げバックを持っており、多分あの中には宿題などが入って。夏休み早々から宿題とは、あの小学生感心感心。
 さて、車の窓から心地よい風が入ってくるこんな日は、あったかい温泉に入り、楽しいことが最優先で嫌なことは後回し、それを繰り返し最後に何度も泣きを見た経験のあるこの身、、見るのも嫌で引き出しの一番奥へしまったままの懸念事項、本気で取りかかることを考えるのも。。。



No.920「旧暦七夕と枯れたアジサイと温泉と」    2016(平成28)年7月26日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している寺院の前、大きな竹にたくさんの飾りがつけられていました。高さが小さな電柱ぐらいある竹で、赤や黄、緑色などの飾りがいっぱい。旧暦七夕にあわせての七夕飾りで、竹の葉は茶色くなり始めていましたが、人の目を楽しませるには十分。
 坂道にさしかかった時、ある家の庭に咲いているアジサイの花に目が止まりました。雨の日、潤いを含んだような青色の花がきれいだったのですが、今日はちょっと様変わり。花全体が枯れており、色もくすんで黒っぽく。アジサイたち、梅雨から夏、卒業の時期を迎えたか。
 さて、雨のため涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、盛りの時期がいつまでも続くものだと勘違いをし、体と頭の動きがにぶっているのを感じながら余計な口だけ達者になってるこの身、自覚という二文字をしっかり脳裏に焼き付けることを、考えるのも。。。



No.919「トラクターと赤い三角旗と温泉と」    2016(平成28)年7月25日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の近くにある畑を、トラクターで耕している人がいました。春以降、野菜などは植えられておらず、草ぼうぼうになっていたところです。暑さに向かってですから、秋口を考えての準備かも知れません。ただ、いくら屋根のあるトラクターでも、この暑さだと我慢の限界。
 職場へ近づいた頃、田んぼに小さな三角の赤い旗が立っていました。あれは確か、ラジコンヘリで散布の目印。害虫駆除等のため、専用のヘリコプターを使って薬を散布するのでしょう。重い機械を背負い、二人がかりで撒くことを思えば、多少の費用がかかっても、機械の方が勝るか。
 さて、雲が下へおりてきているようなこんな日は、あったかい温泉に入り、クーラーの効いた部屋にいて、汗を絞りながら仕事に取り組む人たちを横目で見、大変だろうなと熱いお茶をふーふーしながら飲んでる大怠けのこの身、たまにはお天道様の下へ出ることを、考えるのも。。。



No.918「エンジン音とリュックのキーホルダーと温泉と」    2016(平成28)年7月22日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、公園に近づいたところで、ブーンというエンジン音が聞こえてきました。音のする近くの歩道では、高齢の女性三人が草むしり。通りすがりに見ると、公園内で5〜6人の男性が草刈り機を使って作業の真っ最中です。暑さが本格的にやって来る前、総動員で伸びた草刈りか。
 愛本橋を渡ってすぐ、自転車に乗った登校途中の女子中学生とすれ違いました。見ると、リュックの側面に、キーホルダーらしき物をたくさん下げてです。自分で買ったものか、それともお土産にもらったもの。校則に縛られている学生にとって、あれが、こだわりのおしゃれだろうなと。
 さて、厚い雲が顔を出しているこんな日は、あったかい温泉に入り、いい意味でのこだわりは人間性を高めることに、でも変なこだわりだと周りから総スカン、後者の臭いがプンプンとするこの身は、耳元でささやく遅すぎるの声を無視し仕事にこだわりを求めることを、考えるのも。。。



No.917「とうもろこしの白い花と建前と温泉と」    2016(平成28)年7月21日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路のすぐ近くにある畑で、とうもろこしの花が咲いているのが目に止まりました。茎のてっぺんに白い枝状の花、それが畑一面すべてのとうもろこしにです。植えたのが同じ日はずですから、開花の時期もいっしょになったか。そう、兄弟は、仲がいいのが一番で。
 少し進んだ道路に面している基礎工事が終わった家に、白木の柱が何本も建てられており、どうやら今日が建前。Tシャツを着た若い大工さん数人が柱の側にいて、活気溢れる様子が伝わって来るようです。うち何人かが頭にした白いタオル、あの姿は時代が変わっても同じか。
 さて、吹く風が気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、服や靴などは時代時代で異なり、それが流行というもののよう、でも、時代を超えて受け継がれるものこそが本物、本物を身につけるにはほど遠いこの身なれど、せめて汗用に手ぬぐいを使うことを、考えるのも。。。



No.916「白シャツ姿のワンちゃんと黒いアゲハと温泉と」    2016(平成28)年7月19日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、歩道を小さな犬を連れ散歩している高齢の男性がいました。腰が少し曲がり気味で、右手に移植ごてを握ってです。しっぽをピンと立てた小型犬、おしゃれな白いシャツ姿。それにしても、あのワンちゃん、夏の日射しの中シャツを着させられ、暑くないのかなと。
 道路の横、小さな畑に咲いている赤い花に、黒いアゲハチョウが止まっていました。それほど大きくないのですが、羽根にはきれいな模様。もうアゲハかと思ったら、そのすぐ先、大きなアゲハが車の前をゆうゆうと横断。体の大小にかかわらず活動開始は、どうやら同じで。
 さて、白い雲がまぶしく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、独立独歩もいいけれど、周囲の和をかき乱しながら我が道を行くとなるといささか、その気が多々あることを認めざるを得ないこの身とすれば、朝会った人たちと笑顔であいさつを交わしていたか、考えるのも。。。



No.915「カボチャの花とピンク色の浮き輪と温泉と」    2016(平成28)年7月18日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路の横にある小さな畑で、橙色の花が何輪も咲いていました。あれは、まぎれもなくカボチャの花。ツルが随分伸び、大きな葉っぱが一面畑を覆っており、あれだけ元気なら豊作間違いなしかと。先日からの雨、多すぎると驚異でも、野菜たちにとっては恵みの雨。
 コミュニティーセンターへの坂道、小さな女の子がピンク色の浮き輪を腰に通し、飛び跳ねるように走り回っていました。すぐ横に、若いお父さんとお母さん。そして、その後ろに、女の子のちょっと年上らしきお姉さんが。今日、あの家族にとって、ビニールプール開きの日かも。
 さて、窓から入る風が涼しいと感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、学校にプールなどなかった時代のこと、泳いでいたのは黒部川、青空と透んだ水の色が今でも脳裏に、今、川での泳ぎは厳禁、せめて黒部の流れで顔でも洗い一緒に心の汚れを洗い流すことを、考えるのも。。。



No.914「パトカーのお供と濁った川と温泉と」    2016(平成28)年7月15日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、家を出てすぐ、赤色灯を点滅させながらやって来る、パトカーとすれ違いました。赤い前照灯も点滅しており、絵に描いたように制限速度を守った安全運転です。パトカーの後ろにいる軽四トラックも、まるでお供するかのようにゆっくりと。そうか、今日は15日だったか。
 愛本橋の上にさしかかり下を見ると、茶色く濁った水が川幅いっぱいに広がり、ゴウゴウと流れていました。昨日からの強い雨で水かさが増し、いつもの澄み切った清らかな流れとは違って、荒々しくまるで別の生き物のようです。川にも優しさと怖さの二面性があることを、この目で。
 さて、ツバメが地上すれすれを飛び回っているこんな日は、あったかい温泉に入り、他人の悪い点はすぐ目につき、それに比べると私は精錬潔癖で、と口から出そうになりながら、違う違うと正直な心が待ったをかけるこの身、これからは誰かさんの良い面だけ見ることを、考えるのも。。。



No.913「麦わら帽のリボン紐とスピーカーと温泉と」    2016(平成28)年7月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、竹箒(ほうき)で、道路の横を掃いている高齢の女性がいました。長年使い込んだ色合いのある茶色い麦わら帽に、白いシャツ。濃いピンクの、短い長靴を履いてです。麦わら帽にもピンクのリボン紐がついており、どうやらあの色が好きなよう。好きは、似合って。
 坂道を登り切った付近で、前の方から、屋根の上にスピーカーのある車がやって来ました。スピーカーは、前と後ろ向き背中合わせにつけてあり、街宣活動などの際に使うのでしょう。でも、ジープタイプの車なので、これまでスピーカーがあるのは、ほとんど見かけたことが。
 さて、窓を開け涼しい風をいっぱいに受けてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の知識や経験だけを頼りに世の中上っ面だけでかろうじて生きてきたようなこの身、昔学校の先生に言われた疑問に感じたことはすぐ調べるを、そろそろ実行に移すことを、考えるのも。。。



No.912「よしずと青いトマトと温泉と」    2016(平成28)年7月13日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路に面している家の窓に、茶色のよしずが下げられているのが目に入りました。細かく編んであり、あれなら強い日射しでも十分に遮られるはずです。類似品で、合成繊維等で作られたものもあるようですが、自然の素材だと、見ててもしっくり涼しそう。
 道路から一段高いところにある畑に、トマトがなっていました。大きく育っているのですが、まだ青いまま。でも、何日か晴れの日が続けば、口にできるかも。夏野菜や夏の果物たち、梅雨明けする前に我が家の食卓を潤してくれるようで、自然の恵みに感謝しなければ。
 さて、雨のお陰で涼しくなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、黙っていても食べ物を口にできると勘違いしているこの身、農家や漁師さん、運送業、お店、そして、料理を作る人たちなど全ての人たちに感謝し「いただきます」と手をあわせていたか、考えるのも。。。



No.911「青いアサガオとレントゲン車と温泉と」    2016(平成28)年7月12日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路横にある家の前、青いアサガオが何輪も花開いてました。軒先に、大きな編み目ネットがかけられており、アサガオのつるが屋根のすぐ近くまで。あそこは日当りがいいので、花などの栽培にはうってつけの場所です。夏休みに入る前、宿題の課題はもう万全か。
 少し進んだコミュニティーセンターの駐車場に、大きなレントゲン車が止まっていました。その横を、半袖の白衣を着た男性が早足で。今日は、あそこの地域で住民検診があるようです。公共機関が行う年に1回の検診、地域の人々にとっては、きっと命綱になっているはずで。
 さて、青空が気持ちのいいこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の体のことぐらい言われなくても分かっているさと強がりを言っても気になるのは検診結果、昨年ギリギリの値で難から逃れたこの身、今からでも遅くはないはずと自分に言い聞かせ食事制限を、考えるのも。。。



No.910「赤いリュックと白いイヤホンと温泉と」    2016(平成28)年7月11日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している家の玄関から、赤いリュックを背負った男性が、ちょうど車へに乗り込むところ。半袖白ワイシャツに紺色ズボンの外見からして間違いなくサラリーマンですが、手提げバックではなくリュックというところが今の時代を象徴。実用優先も、またよし。
 愛本橋の上で、駅の方へ向かっている高校生らしき青年とすれ違いました。黒い半ズボンに、白いポロシャツ姿。学校へ行く時間にすると遅すぎるし、服装から見ても授業ではなさそう。耳から伸びる白いイヤホンコードが見えたので、気軽に音楽でも聴きながらのお出かけか。
 さて、太陽の強さから暑くなりそうな気がするこんな日は、あったかい温泉に入り、以心伝心はそれなりの関係がなければ無理というもの、大きな声だけでなく言いたいことを分かりやすく伝えねばならないことに遅まきながら気づいたこの身、それをいつから実践するか、考えるのも。。。



No.909「自動販売機の屋根と散歩帰りと温泉と」    2016(平成28)年7月9日掲載
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 今日は、雨。
 出勤途中、道路横にある自動販売機の上に、屋根がついているのに気がつきました。あれは、雨や雪などの被害にあわないように、との配慮。見てると、いくつかある販売機は、どれも屋根かひさしの下です。自分では一歩も動けぬ販売機、置いた人間が考えてあげねばか。
 坂を登り切って少し進んだところにある庭先、灰色の帽子に赤い雨具、両手に杖を持った女性が立っていました。どうやら、散歩から帰ったところです。涼しい朝でしたから、出かける気になったのでしょう。体のためには、じっとしてるより少々動いた方がいいことだって。
 さて、久しぶりの雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、汗をかくのが嫌だと、ほんの少し動くことにも躊躇し、クーラーの効いた所から頑として離れようとしないこの身、誰かのためとは言わずとも、せめて我が身のために体を動かすことを、考えるのも。。。



No.908「青いゴザと絡まったつると温泉と」    2016(平成28)年7月8日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にあるゴミ置き場の上に、白い紐で縛ったゴザが捨ててありました。表は青く、あれならまだ十分使えそうなのに、黒い大きな汚れでもついたのか。昔、家にあったゴザは、長年日に当たり茶色くなっても、ボロボロになるまで、それは大切に使ってたのに。
 坂の途中付近で、道路の上を横断している線に、つるが絡まっているのが目に入りました。電柱から山側へ、少し斜めに伸びている線です。つるは、山側から3分の一ぐらいまで侵入しており、あのままだと電柱まで着いてしまうかも。除草は下も大事だけれど、上だって。
 さて、開けっ放しの窓から入る風が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも下ばかり向いてるためか、背中だけでなく心まで曲がってきているようなこの身、たまには背筋を伸ばして目線を上げ、明るい未来と広い世界に目をやることを、考えるのも。。。



No.907「乗り越えた枝と赤い花と温泉と」    2016(平成28)年7月7日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、ガードレールを乗り越え、道路側へ進入している枝があるのに気がつきました。高さは大人の膝上ぐらいで、大きな葉が50センチほど道路上へはみ出して。ぶつかりそうな気がして、そこだけハンドルを大きく右側へ。持ち主よ、早く切らないと事故の原因になるかも。
 トンネルのすぐ手前、クレーン付きのトラックが2台止まっていました。荷台には、橙色の小さな花がたくさん積まれており、これから植えるところ。愛本橋山側の直下には、赤い花がきちんと列になって植えられており、人々を目で歓迎するため、その準備が着々と進められて。
 さて、雲が山の麓近くまで下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、自分の意志を伝えるため口に出して言うのは大切なこと、でも、言いたいことの何分の一しか表現できない口べたなこの身とすれば、口で足りない分熱意を加えて心が少しでも伝わるよう、考えるのも。。。



No.906「銀色の断熱材と草刈り機と温泉と」    2016(平成28)年7月6日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路すぐ横で建築中の家の外壁面が、銀色に輝いていました。あれは、壁面が完成した訳でなく、外の暑さや寒を防ぐための断熱材。聞くところによると、あれを入れると夏は涼しく冬暖かく過ごせるとか。厳しい季節を乗り切るためには、それなりの対策が必要なようで。
 公民館を過ぎてすぐ、山側の方からブーンという草刈り機の音が聞こえてきました。音の聞こえたあたりに目をやると、顔全体を覆うマスクに、紺色の大きなエプロンをした男性が機械を手に。その近くに鍬を振り上げ畑を耕している高齢の女性がおり、あの二人夫婦で仲良く農作業か。
 さて、青空が広がりつつあるこんな日は、あったかい温泉に入り、どうせやらねばならない仕事なら気分よくやりたいもの、言われた仕事をきちんとしているから他の人はどうでも、などど不遜な空気を漂わせているこの身、悔い改め笑顔で周りの人たちと仕事することを、考えるのも。。。



No.905「黄色いズボンと緑色の大型観光バスと温泉と」    2016(平成28)年7月5日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、右側にある細い道路から出てきたのが、ゴミ袋を手にした高齢の女性。今日は、もやせるゴミを出す日のため、ゴミ置き場へ行く途中です。履いていたズボンが、黄色地に薄い色の模様が入ったもの。あの色のズボンは、若者でもなかなか履けるものでは。いいぞ、高齢者。
 赤信号で止まった時、トンネルの方からこちらの前を通り過ぎて行ったのが、大型観光バスです。全面、品の良い濃い緑色に塗られており、昨日、温泉を楽しんだ帰りなのでしょう。側面に某有名デパート名が横文字で書かれており、バスの所有者名か、それとも全面使った広告か。
 さて、窓から入る風が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、こんな頑張っているから黙っていても認めてくれるはずと甘い幻想を抱き続けてン十年、大きなホラは論外として、時には貝のように閉じ気味のこの口から、ささやかな声を上げることを、考えるのも。。。



No.904「紗の着物と黄色いタオルと温泉と」    2016(平成28)年7月4日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路側にある家の玄関から、中に入ろうとしているお坊さんの姿が。黒い紗の着物で、月命日等のためのお勤めのようです。実際の着心地は分からないのですが、紗の着物ですから、中の白衣が透けて見え涼しそう。着心地も大切だけども、時には見た目も大事せねば。
 橋を過ぎてすぐ、道路横の庭に止めてある軽四トラックの荷台から、何かを取り出そうとしている男性がいました。紺色のTシャツに白い作業ズボン、頭には黄色いタオルです。荷台の大きなカバーをめくって手を入れてましたから、道具などを手元に置いて、いよいよ仕事の開始か。
 さて、雨のため涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、何かを始めるにはその準備が必要、ぶっつけ本番でうまく行くことがあっても、それはたまたま、幸か不幸かいつもそのたまたまに救われているこの身、大失敗する前、準備のための準備について、考えるのも。。。



No.903「昼寝と低圧発電機と温泉と」    2016(平成28)年7月1日掲載
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 今日は、晴れ。
 出勤途中、愛本橋のすぐ手前に軽四トラックが一台止まっていました。その車の陰で、横になって休んでいる男性が二人。側面に造園の社名がありましたから、花壇などの整備をしているよう。お昼を食べた後昼寝をすると体の疲れがとれ、午後からも元気に働けるはずで。
 橋を渡って少し進むと、赤い旗を持っている交通作業員から、停車の合図が。その先、左側に黄色い高所作業車が4台並んで止まっており、大がかりな電気工事が行われている様子。一番手前に、低圧発電機という表示のある車も停車しており、あれは見るからに専門集団。
 さて、夏の到来を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、雰囲気だけでこの人は何か違う、と感じさせられることがあるもの、その点、いてもいなくても分からないようなこの身とすれば、誰にでも分かるようせめて名札だけでもきちんしているか、考えるのも。。。














本波 隆(ほんなみ たかし)

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