ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.902「逆さまの肥料袋と格子の鉄棒と温泉と」    2016(平成28)年6月30日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路から離れたところにある畑に、空になった肥料袋が、棒で逆さまに立てられていました。20キロ程入りの大きなビニール袋で、それが横に3枚並んでです。鳥避けのためではないと思うのですが、何か意味があるはず。それとも、単に趣味で飾っただけなのか。
 そこから少し進んだ道路の右側、トラックが2台停車しており、その横に男性の姿が。車のすぐ後ろ側、少し掘られた地面で格子状に組まれた鉄の棒を、上から持っている人も。あそこは、つい先日撤去したばかりの小屋の跡で、新しく建てるため、もう基礎部分の工事が。
 さて、雲が近くの山の頂付近まで下りているこんな日は、あったかい温泉に入り、結果だけを優先し、途中の経過をないがしろにしてきたこの身、基礎さえ押さえてあれば何かあっても少々の応用はきくのに、目先のことだけに捕らわれていなかったか、考えるのも。。。



No.901「満開のアジサイと散歩の犬と温泉と」    2016(平成28)年6月28日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路の横にアジサイの花が咲いているのが目に入りました。それが、何カ所もです。花の色は、水色、白や紫など様々。普段、そこにあることさえ気がつかないのに、雨の日になるとこんなにあったのかと驚くほど。どんな花でも、キラキラと輝く瞬間が天から与えられているのか。
 坂の中腹に差しかかった時、右側の道路から、こちらへ向かってくる女性が一人。傘は持たず、長袖シャツを腕まくりし、サファリ帽をかぶってです。右手から伸びた紐の先には、元気そうな犬が首を前へ伸ばしながら前へ。雨で少々濡れても、一人と一匹にとって、朝の散歩は気持ちいいようで。
 さて、細かな雨が涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、他人から見て大変だなと思っても、本人にとっては全然と感じることがあるもの、ましてや自分の好きなことだと時間の経つのも忘れるぐらい、そうだ、嫌いなあのこと、どうすれば好きになれるか、考えるのも。。。



No.900「畑の3人娘と伐採と温泉と」    2016(平成28)年6月27日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路から少し離れている畑で、腰を曲げて仕事をしている中年の女性が3人。すぐ側に、積み上げられたタマネギが見えましたから、収穫をしていたところだったよう。一人でやるより大勢でやれば、時間も早いし楽しいはず。どうせなら、誰だって楽しい方がいいに決まって。
 信号機近くの崖側下に、葉っぱのついた小枝がたくさん落ちているでは。見ると、道路から1mほどの幅で草がきれいに刈り取られており、伸びた枝なども一緒に伐採。近くに人の姿は見えず、離れた所で作業中だったのでしょう。雨が降り出す前に、やれる外仕事はやっておかねばか。
 さて、遠くの山の稜線から、白い雲が頭を出しかけていたこんな日は、あったかい温泉に入り、やろうと思っていた時、誰かからやりなさいと言われると反発し、絶対にやろうとしないへそ曲がりなこの身、自分の気分を害させないためにも言われる前やっつけてしまうことを、考えるのも。。。



No.899「連携排砂と自動販売機の補充と温泉と」    2016(平成28)年6月26日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、愛本橋の上から下を覗くと、いつも透き通っている水が茶色く濁っていました。上流にあるダムが、連携排砂をしたためです。ダムの湖底にたまった泥をそのままにしておくと、いつか収拾のつかないことに。憂いを取り除くため、定期的に手を加えるのは不可欠なことで。
 坂を登り切ったところにある店の前、飲料自動販売機の前扉を大きく開いて、中を見ている店主らしき女性が。麦わら帽に、赤いエプロンをしてです。どうやら、補充のため数の確認をしていたよう。扉を開けたまま店の中へ入って行きましたから、補充するための数が、決まったか。
 さて、車の窓から入ってくる風がやけに冷たく感じたこんな日は、あったかい温泉に入り、まだまだ大丈夫と、やっておけばいいのに先送りしその場になって大慌て、そんな経験が山ほどあるこの身、あの準備に怠りがなかったか、そろそろ念を入れて確認することを、考えるのも。。。



No.898「干したタマネギと中学生の半袖シャツと温泉と」    2016(平成28)年6月24日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある家の2階物干し竿に、タマネギが下がってました。見ると、まだ青っぽい部分が残っている春物です。昨年秋に植えた野菜、厳しい冬を越えてようやく収穫する時期に。竿に下げられたタマネギ、薄茶から濃い色へ変わりつつあり、いよいよ食べごろ。
 坂の上り口付近で、自転車に乗った中学生が、駆け下りてきました。着ていたのは半袖シャツと半袖のブラウス。青少年、もう夏服だな、と思ったら続いてきた学生二人が長袖です。後の二人は高学年のようで、上級生になるとオシャレ感もいささか違ってくるのかと。
 さて、朝の空気がおいしく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、オシャレは季節を先取りすることだとか、その点いつも季節に置いてけぼりされているこの身、タンスの奥へ押し込んだお気に入りの夏物を取り出し、アイロンのお願いすることを、考えるのも。。。



No.897「葉っぱとカラスの背筋と温泉と」    2016(平成28)年6月23日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路横にある畑で、黒いシートの穴から、黄緑色の葉っぱが元気よく顔を出していました。つい先日まで、しおれてよれよれに見えていたのですが、雨のお陰で元気になったよう。昨年、あそこは、とうもろこしが植えられていたところ。どうやら、今年もそのようで。
 愛本橋の手前、道路左すぐ横にあるコンクリートの上にカラスが一羽。運転席とほぼ同じ高さで、手を伸ばせば届くような所です。そのカラス、すぐ横を通る車には全く動ぜず、背筋を伸ばし下流側を見つめたまま。おっ。鳥にしておくには、もったいないくらいの風格だぞと。
 さて、強い雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、品性は持って生まれたものと、経験で積み上げられたものが重なって滲み出てくるもの、風格や品性などとは縁のないこの身とすれば、最近やけに曲がりつつある我が背筋しゃきっと伸ばすことを、考えるのも。。。



No.896「CDプレーヤーとトロッコ電車と温泉と」    2016(平成28)年6月21日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、小さな橋の手前、向こうから黒いヘッドホンをして、小走りでやってくる中年の女性がいました。腕の振りかたはマラソンのようなのですが、地面と平行にしている右手にCDプレーヤーを持ってです。あんな形だと走りにくいはずなのに、よほど音楽が聴きたいのか。
 赤信号で止まっていた時、黒部峡谷トロッコ電車の車両を荷台に載せた大きなトラックが、トンネルの方へ向かって。白地で下の方に黄緑色とオレンジ色の横線が入っている、窓つき車両です。後ろを走っていた軽四車とほぼ同じ車幅で、トロッコはあんなに小さかったかなと。
 さて、降った雨のためか、やけに涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、昔のことや印象の強いものなどは実際より大きかったと感じるもの、居るか居ないか分からぬような影の薄いこの身とすれば、人間的に大きく成長するためどう努力をすべきか、考えるのも。。。



No.895「木製ドラムと建築の基礎と温泉と」    2016(平成28)年6月20日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館を過ぎたあたりで、赤色と白色の大きな旗を持って車の誘導をしている人が左側に。電気工事用の黄色い高所作業車が停車し、そのすぐ先にも同じような車が2台の計3台です。道路の横、木製の大きなドラムに巻かれた電線が、眩しいくらい銀色にキラキラと輝いて。
 そこから少し進んだ小屋の跡地に、コンクリートが一定の間隔で置かれていました。角状で、土から上に出ている部分がいささか長めの感じです。建物の基礎部分としては、間隔が短く本数も多すぎてなんだか違和感が。でも、専門家のやることなので、素人の勝手な推測なんて。
 さて、薄い雲がかかっているこんな日は、あったかい温泉に入り、基礎を学んだ人は突発的に問題が発生しても、素早く対応することができるもの、その点、勉強嫌いで学ぶことから逃げ続けてきたこの身とすれば、まずはその道の本を手に取り、目次のページから開くことを、考えるのも。。。



No.894「臨時トイレと黒いシートと温泉と」    2016(平成28)年6月17日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している新築工事中の家の前に、臨時トイレが置かれているのに気がつきました。電話ボックスより、少し小さいぐらい。お腹のすいたのは我慢できても、トイレの我慢はそうそう出来るものでは。安心して仕事をするためには、トイレも必需品の一つのようで。
 そこからしばらく進んだ先、大きな庭木を切った家の前、緩い傾斜ののり面部分に、黒いシートが張ってありました。あれは、土が崩れるのと草が生えるのを防ぐため。所々に大きな鋲のようなものが見え、それでしっかりと押さえて。やはり、支えるものがなければならないか。
 さて、涼しい風が心地よく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、目につくのは表舞台で脚光を浴びている人ばかり、それを影で支えいる人たちのことを、つい忘れがちなこの身、もくもくと汗を流している誰かさんに「ご苦労様」と優しい声の一つもかけることを、考えるのも。。。



No.893「除草剤と軽四トラックの荷台と温泉と」    2016(平成28)年6月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、若いお母さんが両手に大きなゴミ袋を持ち、ゴミ置き場の方へ向かっていました。ピンク色のパジャマ上下を着た女の子がすぐ前を歩いており、まるで先導するかのようにです。ところが、歩道の窪みにでも足を引っかけたか、つまづいてヨロヨロ。頑張れ頑張れ応援団。
 職場へ近づいた頃、白い帽子をかぶった高齢の男性が田んぼの中に一人。近くに軽四トラックが止まっており、伸びた草をとっていたよう。腰の後ろ側に青色の田植えカゴを下げて、中には取った草がもう半分近くです。朝早くから腰を曲げての田の草取り、ご苦労様ですと。
 さて、車の窓から吹き込んでくる風が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、たとえ一本の草でも残しておくと、それが後から増えて手に負えなくなることだって、目の前の一本の草の影に百本千本の草が隠れていることを忘れていなかったか、考えるのも。。。



No.892「除草剤と軽四トラックの荷台と温泉と」    2016(平成28)年6月15日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から少し高いところにある畑の畔で、除草剤をまいている高齢の男性がいました。四角い箱を背負い、手に先端が漏斗(じょうご)状の形をしたものを持ってです。あの箱の中身は、除草剤を薄めた液。まいた後、どうか数時間でいいから、雨が降りませんように。
 そこから少し進んだところで、軽四トラックが前を横切って行きました。荷台に積んであったのが、選挙ポスターを貼るための、掲示板。まてよ、ここのところ選挙の二文字を見聞きすることが多くなっており、それが頭に刷り込まれ何を見ても勘違いするようになってしまったか。
 さて、ひんやりする空気が爽やかに感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、あいつは気にくわない嫌なやつだと思っていると、その人がどんなことをしても悪く捉えてしまうもの、そんな偏った心はどこかへ捨てて、いい面をきちんと評価するようにしていたか、考えるのも。。。



No.891「対向車線の運転手と建築廃材と温泉と」    2016(平成28)年6月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、対向車線の車の運転席から、こちらへ向かって頭を下げる男性が。運転をしている人は帽子をかぶっており、見覚えのない車です。こちらも頭を下げた後、いつも交通指導で立っている人だったことに気がつきました。こんな私でも、覚えてくれている人がいるなんて。
 信号にさしかかった時、向かい側に建っていた家が、すっかり取り壊されていました。先端がはさみのようになっている重機を使い、廃材を分別中。その横に、太い柱と板材を分けて置いてあり、いつでも運搬可能な状態です。建ってた家が、わずか1日で影も形もなくなるとは。
 さて、山に霧がかかっているこんな日は、あったかい温泉に入り、今の状態がいつまでも続くものだと思い込み、安心しきっていたらある日突然、なんて経験があるくせにそれを生かせてないでいるこの身、いつ何があってもいいよう常に臨戦態勢で備えているか、考えるのも。。。



No.890「キュウリの黄色い花と雨の自転車と温泉と」    2016(平成28)年6月13日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路すぐ横にある畑に黄色い花が咲いているのが目に入りました。あれは、確かキュウリ。花は地面のすぐ近くに多くあり、つるが伸びている上の方にその姿が見当たらず。そのつるも、ようやく支え棒の半分を過ぎたぐらいで、これからが急成長する時期かも。
 坂道を下ってしばらく行くと、小屋の前に自転車2台が置かれていました。雨の中、屋根などの下ではなく、露天駐車場にそのままです。雨で濡れた黒いサドルが、なんだか寂しそう。自転車の持ち主、雨で濡れると嫌なこと、人間だけではないことに気がついていなかったか。
 さて、久しぶりに涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分が良ければ他人のことなんてどうでも、そんな人だけにはなりたくないと思っていたのに、いつの間にか仲間入りをしていたようなこの身、この次、傘を持たない人を見かけたら「ご一緒にどうぞ」と、傘をさし出すことを、考えるのも。。。



No.879「運転席の煙と街路樹と温泉と」    2016(平成28)年6月11日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、対向車と2台すれ違った後の3台目、運転席周辺にただよう白い煙が目に入りました。あれは、煙草の煙です。出勤前の一服は、さぞおいしいだろうと思うのですが、職場へ到着すると喫煙場所が限られており、いささか肩身の狭い思いをしなければならないか。
 職場へ近づいた頃、街路樹に白と薄いピンクの花が咲いていました。葉っぱ全体を覆うように咲いている木もあれば、まったく花の姿が見あたらない木も。街路樹はおおよそ40本ですが、そのうち4本が緑色の葉っぱだけ。でも、遅咲きの方が、大輪の花を咲かせることだって。
 さて、暑くなる予感をさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、あちこち立派に花開いた人たちのことを見聞きしながら、その足下にも及ばず、ずっと人生の裏街道を歩んできたようなこの身、まずは甘えと変な自慢を捨てて、もう一汗も二汗も流すことを、考えるのも。。。



No.888「自転車の中学生と山の作業と温泉と」    2016(平成28)年6月10日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、前方、道路沿いにある小屋跡の横から、自転車に乗った男子中学生がとび出してきました。赤い横線が入った白のヘルメットで、シャツはもう半袖です。学校の始まる時間が近づいているためか、道路を横切った後ハンドルを右へ切り、さっそうと走り抜けて。
 トンネルのすぐ手前、山側で作業をしている若い男性が5人。すぐ横に軽四トラックが止められており、荷台に木の枝などが積み上げられていました。お日様が昇る前、朝の涼しいうちから始めれば、仕事がはかどるもの。どうせやらねばならぬのなら、早くからがいいか。
 さて、雲の間から青空が見えているこんな日は、あったかい温泉に入り、好きなことはすぐやるくせに、嫌なことだといつも後回し、結果ギリギリになって慌てふためいてばかりのこの身、どんな仕事でも客観的に優先度合いを見極めて早め早めの着手を、考えるのも。。。



No.887「野菜の苗と瓦と温泉と」    2016(平成28)年6月9日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横にある畑で、高齢の女性が二人向かい合いながら野菜の苗を植えていました。うねは黒いシートで覆われており、雑草の予防は万全です。それにしてもあれだけ広い畑なので、植え終わるまで相当時間がかかるはず。少し離れた所に、自転車がぽつんと置かれて。
 赤信号で止まると、すぐ先にある家の窓が空っぽで、中には家具が見あたらず。すぐ手前にあった家は、先日取り壊したところ。その奥なので、二軒続けて取り壊すのは珍しいなと。その家の方へ横に瓦の文字が記載されたトラックが向かっており、朝一番で屋根の瓦を外すよう。
 さて、気持ちのいいそよ風を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、物事には順番があるもの、それを間違えるととんでもなく余計な時間がかかることだって、後先を考えず前へ進むことが多いこの身、たまには置きっぱなしにしていた取扱説明書に目を通すことを、考えるのも。。。



No.886「サファリハットと茶色い紙袋と温泉と」    2016(平成28)年6月7日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館を過ぎてすぐ、左側に見える狭い道路を歩いている中年の女性が。頭にかぶっていたのは、あごひも付き灰色のサファリハットです。エプロン姿ですから、遠出ではなく畑へでも行くところだったか。麦わら帽ではないのが、今の時代らしいかも。
 しばらく進んだ道路の隅に、茶色い紙袋が落ちていました。袋の中に、何かが入っているかのようにふくらんだまま。今、店でもらえるのは、ほとんどプラスチック製で、昔紙袋の時代もあったよなと。誰かがうっかり落としたのか、それともゴミを車の窓からポイ捨てか。
 さて、肌にやわらかい空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、ここなら誰も見てないはずだし、このくらいならいいだろうと捨てたゴミ、自慢じゃないがそんな後ろめたい経験を持つこの身、次にゴミを見つけた時は黙って拾いゴミ箱へ捨てることを、考えるのも。。。



No.885「青いトマトと工事予告看板と温泉と」    2016(平成28)年6月6日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路の横にある畑に、トマトの実がなっているのが目に入りました。青色で、まだ大きくはないのですが、それでも立派なトマトの形です。葉っぱの間から、たくさんの小さな実が見え隠れ。順調に生育すれば豊作間違いなしで、口に入るのはもうすぐのよう。
 橋の手前へ差しかかった時、工事の予告看板が立っていました。その看板、百メートル前から何枚もです。近日、照明に関する工事が始まるようで、そのための告知。工事中はおそらく片側車線だけの通行になり、久しぶりで臨時信号機が登場し、待ち時間が必要になるかも。
 さて、雲が広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、大事な日だけどよく知ってる道だしいつもと同じ時間に出発すればいいやと出かけたものの、忘れ物に気づき慌てて引き返したことのあるこの身、いつ何があってもいいように余裕を持って出かけることを、考えるのも。。。



No.884「模様替えと屋外勉強と温泉と」    2016(平成28)年6月3日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路から一段高くなっている畑の中に、黄色い小型パワーシャベルが。近くには、掘り返したばかりと思われる黒っぽい土が、山のように積み上げられていました。その横に片手を腰にあて、何やら話し込んでいる男性が二人。大がかりな畑の模様替えか、それとも。
 地区のコミュニティセンターへ来た時、紺色上下のスポーツウェアを着た中学生十人ほどが、駐車場の片隅に腰かけているのが目に入りました。周りに、生徒たちを見守るように大人の姿も。生徒たちの足下に小さなリュックが置いてあり、今日はどうやら屋外での勉強のよう。
 さて、青い空が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、机に向かっての勉強はもちろん大事、でもそればかりだと知識が偏ってしまうことがあるもの、勉強とは無縁のこの身なれど、たまには、辞書を片手にお天道様の下へ出かけることを、考えるのも。。。



No.883「植木職人と側溝と温泉と」    2016(平成28)年6月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある家の庭木を、外見からしてその道の専門の人が手入れ中。植木職人が、個人の家で作業をしているのは珍しいことです。木の側にある脚立は、家にあるような長方形ではなく、下の部分が広がっているもの。その道のプロは、扱う道具などからして違うなと。
 橋のすぐ手前にある崖の下、狭い側溝の掃除をしている男性が3人。黄色いヘルメットをかぶり、停車中の軽四トラックの荷台には、側溝から上げたとおぼしき土が山積みになっていました。これまで側溝の掃除のことなど考えたこともなかったのですが、どこかの誰かが忘れずに。
 さて、スキッとした空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分のやってることは間違いなく、誰からも文句を言われる筋合いはないはずと、聞く耳を持たなくなって久しいこの身、直接この耳には聞こえなくても心の中へ響いてくる声に耳を傾けることを、考えるのも。。。



No.882「クレーン車のアームと白いワイシャツと温泉と」    2016(平成28)年6月1日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いある家の屋根の上に、クレーン車のアームが伸びているのが見えました。その横を通る時に見ると、新築の家の柱を建てているところ。周囲はパイプで、その内側部分には、もう壁になる板が。真っ白い柱が何本も見え、さぞきれいな家ができるのだろうなと。
 信号に近づいた頃、前の方に見える道路を、学校へ向かっている男子中学生3人の姿が。自転車に乗り、揃いの白いヘルメットをかぶってです。あそこからだと、学校までもうすぐ。着ている真っ白いワイシャツが、青春まっただ中を表すかのようにキラキラと輝いて。
 さて、ヒヤッとした冷たい空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、小さな体に大きな夢を持っていたのは昔のこと、それが妥協という迷路に入り込み、夢が夢のままとなっているこの身、大きくなったこの腹はさて置き、せめて小さな夢を忘れないためにどうしたらいいか、考えるのも。。。














本波 隆(ほんなみ たかし)

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