ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.881「廃材と太公望と温泉と」    2016(平成28)年5月31日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、信号のすぐ先で、ちょうど壊した家の廃材を撤去していたところ。先がはさみのようになっている重機を使い、角材をまとめて挟みグーンと持ち上げてです。すぐ後ろにトラックが待機、あれで運搬するのでしょう。でも、積み重ねられた木材が、なんだか悲しそうに。
 橋を過ぎてすぐ、左側の道路から軽四トラックが出てきました。運転席側のドア外側に、漁場監視巡回車の文字が。鑑札を持たずに川で釣りをする人がいないか、見守りをしているようです。もう、鮎の時期。太公望たちにとっては、いよいよ腕を発揮できる時機が到来してきたか。
 さて、空気が暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中悪い人はいないと性善説でいられたのは子供の頃まで、悲しいことにそれが年を重ねるに従って人はうかつに信じるものではないぞと、誰もが他人を信じられる社会にするにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.880「シュロのほうきと綿帽子と温泉と」    2016(平成28)年5月30日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路沿いにある家で、ほうきを持って玄関の階段を掃いている高齢の男性が。紺色のトレーナー上下を着て、ほうきは茶色いシュロです。最近、化繊のものも多いようですが、やはり自然のものがしっくりくるかも。男性だって、たまには掃除ぐらいした方がいいようで。
 職場へ近づいた時、道路の横にある麦畑の麦が、まるで綿帽子をかぶっているかのように白色で覆われて。収穫が近づいており、あれだといつ刈り取ってもよさそうです。隣の田んぼの苗は、降った雨でおかげでかすくすくと。育ち盛りと成熟期、まるで人生の縮図のように。
 さて、つばめの姿がやけ目に入ったこんな日は、あったかい温泉に入り、社会は異なった世代の人たちいることでうまくいくもの、若者は肉体的な力と斬新な発想を、高齢者は経験と知恵を、ないないずくしのこの身とすれば、せめて「頑張れ」と声を出すことぐらい、考えるのも。。。



No.879「増改築ブームと緑色の紐と温泉と」    2016(平成28)年5月27日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、ついこの前まで屋内の片づけが行われていた家が、今朝は跡形もなくなっていました。すっかり整地され、重機だけが置かれて。あんな狭い場所に家が建っていたのかと、驚くぐらいです。最近、あちこちで家の増改築等が見られ、世間はそんな景気なのかと。
 信号に近づいた頃、道路側にある田んぼの上に、細い紐が何本も張られているのに気がつきました。色は緑色のように見え、晴れた日は光って目に入らないのに、今日のような雨の日だと、それがはっきり。あの紐は、苗を鳥の害から守るためのもので、人間と鳥との知恵比べが。
 さて、雨のおかげで涼しくぐっすり眠れたこんな日は、あったかい温泉に入り、お金もなければ、力もなし、おまけに頭の中身が空っぽなのはがってん承知のこの身、金や力はどうにもならぬが、絞った雑巾をまた絞り返すつもりで、ない知恵を出すことを、考えるのも。。。



No.878「空っぽの窓ガラスと草刈り機と温泉と」    2016(平成28)年5月26日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路近くにある家の前で、男性二人が立ちながらの話し中。近くに黄色い重機があり、改築工事でも始まるのかと思って見ると、窓ガラスが全部とりはずされて空っぽです。部屋の中、タンスなどの家具類もすっかりなくなって、それほど古くない家だったのに。
 職場に近づいた時、田んぼのあぜで、草刈り機を使いながら作業をしている人たちが3人。その内の1人は、女性です。男性に比べ肉体的に劣るはずの女性が、男性に負けじと同じ外作業をするとはなかなかなこと。努力をしていると、いろんな部分をカバーできるようで。
 さて、ヒヤッとした空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、どうせやってもだめだからと、やる前から投了を続けてきたこの身、やってだめなら次の手を、それがだめながら別の手で、それでもうまく行かねば違う手で挑戦し続けることを、考えるのも。。。



No.877「弁当箱と親猿と温泉と」    2016(平成28)年5月25日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路に止まっている軽四トラックの横で、ちょうど女性が男性に小さな荷物を手渡していたところ。上下白っぽい作業服姿の高齢男性が、つれあいらしき女性から受け取っていたのは、四角い形状からしておそらく弁当です。優しそうな奥さんの笑顔が、なんだかほのぼのとして。
 坂道で、左側から突然道路へ飛びだしてきたのが小猿。親猿がそのすぐ後を追いかけ、通り過ぎて右側の方へ。右側車線には、車がこちらへ向かっており、その進行を邪魔するかのようにです。親猿が歯をむき出し、その車をにらみつけるようにしているでは。あれが、親の力か。
 さて、地面が久しぶりに茶色く濡れているこんな日は、あったかい温泉に入り、今の自分があるのは自分一人の力で努力してきた成果だと、親や周りの人の恩を忘れてしまっている情け知らずのこの身、今更でも、両手を合わせ大きな声で言わねばならぬ感謝の言葉を、考えるのも。。。



No.876「青色ヘルメットとソーラーパネルと温泉と」    2016(平成28)年5月24日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、山の麓にある林道にトラックが止まっているのが見え、その近くに揃いの青色ヘルメット姿の男性たち。あれは、伸びた枝の伐採作業等を行う専門の人たちのはず。邪魔な枝など大きくなる前に切れば、本命の木はすくすくと育つもの。だから、日ごろからの手入れを忘れては。
 橋を渡ってしばらく進んだところにある空き地で、ちょうどソーラーパネルの設置を始めていたところ。昨日、アルミ製の支柱が建てられており、何かなと思っていたのですが太陽光利用のパネルとは。耕作してない空き地なら、いろんな活用方法を考えた方が、地球のためにもいいか。
 さて、爽やかな春の光を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、これまでと同じようにやるのが一番楽で簡単なこと、そんなぬるま湯に体全体がどっぷり浸かり、そこから抜け出せないでいるこの身とすれば、仕事の空き地を埋めるため頭と体を絞って一汗流すことを、考えるのも。。。



No.875「脚立とホースと温泉と」    2016(平成28)年5月23日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いある松の木の側に、脚立が立ててあるのが目に入りました。近くに人影は見えなかったのですが、ふと見上げると枝の間から男性の姿が見え隠れ。どうやら松葉の剪定をしていたようで、脚立では届かない高い所での作業です。事故など、起きませんように。
 しばらく進んだ事務所の前、男性がホースでプランターに水やり中です。プランターには、赤や白色のきれいな花が咲いており、暑い日が続いてるため人間と同じように水分の補給か。水色のホースがまるで生き物のように動いており、元気そうな水がピチャピチャ飛びはねて。
 さて、空に薄雲が広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、活発な人を見ていると、こちらまで元気になってくるよう、ところがいつも静かな人だと、この人何か悩みでもあるのかなと、私の場合、内面はどうあれ外面だけでもカラ元気な振りをすることを、考えるのも。。。



No.874「白い紐と草刈りと温泉と」    2016(平成28)年5月20日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横にある家の玄関に、白い紐が横に張られていました。多分あれは、床のセメントが乾燥するまで出入り禁止の目印。頭ではわかっているつもりでも、ついうっかりはあるもの。自分だけでなく、誰にでもわかるようにしておくことって大事なことかも。
 信号を過ぎてすぐの左側、草刈機を持った男性が作業を始めたところ。草が伸びてきたので、梅雨に入る前、やっつけようとしているようです。すぐ右側の空き地には車が4台止まっており、横で作業服に着替えている人たち。大勢でやれば、草刈りも早く終わるから。
 さて、青い空に筆で横に一本の線を引いたような白い雲が見られたこんな日は、あったかい温泉に入り、一人だけだと限度があるけど大勢だとすぐに終わるもの、随分腹の出ているこの体なれど、仕事が遅れそうな時はやせ我慢せず、「お願い」の言葉を口にすることを、考えるのも。。。



No.873「短いエプロンと綿毛と温泉と」    2016(平成28)年5月19日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、ゴミ袋を手にした女性が、道路を歩いていました。両手には、青色の腕抜き。そして、膝の上ぐらいまである、短めのちょっとおしゃれなエプロンをしてです。あのエプロン、以前は店などでしか見かけなかったのですが、今は、一般的になってきたようで。
 赤信号で停車した時、フロントガラスに、白っぽいゴミの固まりが風に吹かれて。続いて、タンポポの綿毛がガラスに一片。そこで、あの固まりゴミではなく、綿毛の固まりだったことに気がつきました。見ると、太陽に反射しながら、道路の上をたくさんの綿毛がふわふわと。
 さて、爽やかな空気と青空が気持ちよく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、無理はせず現状のままが一番だと、探求心もなければ向上心のかけらも見られないこの身、ちょっとは昔のことを思い出し、忘れかけていた夢に向かって重い腰を上げることを、考えるのも。。。



No.872「横断歩道と欄干と温泉と」    2016(平成28)年5月18日掲載
_
 今朝は、快晴。
 出勤途中、横断歩道のところに、緑色のジャンパーを着た高齢の男性が5人立っていました。背中に、安全パトロールの文字です。あれは、児童や生徒の登校を見守るボランティア。時間に余裕がある高齢者とはいえ、毎日のこととなるとそう簡単では。言うは易し行うは難し。
 愛本橋にさしかかった時、中央付近の欄干から一本の短い棒状のものが、上流側へ伸びているのに気がつきました。その先には、電灯の笠のようなものが見えるでは。あれは、水量などを見るためのカメラか、下を照らすライト。それとも、どこかの誰かが違う目的で置いたものか。
 さて、さわやかな青空が広がるこんな日は、あったかい温泉に入り、分からないことがあればすぐ辞書を引け、と学校の先生に言われたのは昔のこと、今パソコンや携帯を持ちながら宝の持ち腐れ状態、おっくうがらず疑問に感じたあのことについて指を動かすことを、考えるのも。。。



No.871「稼働率と交通誘導と温泉と」    2016(平成28)年5月17日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路近くにある小屋の中に、田植機が置かれていました。あの様子だと、今年の役割は、もう済んだよう。待機期間が長く、活躍できるのは1年でほんの数える日のみ。稼働率だけを考えると良くないのですが、あれを全部人手でとなると、とてもじゃないけど。
 橋を過ぎてから、しばらく進んだ空き地に、車が3台停車。すぐ横に、オレンジ色の上下カッパを着て、手に紅白の旗を持った男性が3人立って話し中です。どうやらあの近くで工事が始まるよう。あの人たち交通誘導のため、早めに現場入りしたのかも。雨の中、ご苦労様と。
 さて、降る雨がやけに冷たく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かに言われないと重い腰を上げようともしない悪いくせのあるこの身、どうせやらねばならないのなら、嫌みの一つも言われる前ににっこり笑って先手先手とこなしていくことを、考えるのも。。。



No.870「基礎工事と白い日傘と温泉と」    2016(平成28)年5月16日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路の右側に、一台のトラックが停車。見ると、奥の方にも車が2台止まっており、新築のための基礎工事が始まったようです。少し離れた空き地に止められた車からも、作業服姿の男性がその家へ向かっていました。家を建てるということは、やはり大仕事。
 緩い坂道を登り切ったあたりに、女性が傘をさしながら駅の方へ歩いていました。白い上下のスーツ姿で、手に紙袋と茶色のトートバックを持ってです。梅雨入りにはまだ早く、傘は傘でも白い日傘ですから、見た目にも涼しそう。上から下まで白ずくめで、なんと爽やかな。
 さて、青い空に白い雲がぽっかりと浮かんでいるこんな日は、あったかい温泉に入り、冬物も片づけてないのにもう夏物の準備をする時期に、薄着で風邪を引くより汗をかいてたほうがいいなどと負け惜しみを言わず、季節に追いつくための準備について、考えるのも。。。



No.869「家具と半袖Tシャツと温泉と」    2016(平成28)年5月13日掲載
_
 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路沿いにある家の前、紅白の三角ポールが2本立っていました。改修のためか、玄関にある家具などが片づけられて床下が見えており、板材などが奥の方に積まれたままの状態。近々工事が始まるのかも知れません。春は、人や動物、そして家まで動き出すようで。
 そこからすぐ近にある、広い庭の隅で、草刈り機を手にしている若い男性が。雑草が伸びてきているため、長くなる前に刈り取るのでしょう。ただ、その服装が、半袖のTシャツなのです。草刈りに、半袖はどうかと思うのですが、人の考えはそれぞれ。やってみれば、分かるか。
 さて、すがすがしい空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、頭の中で考えたことを実際にやってみると、違うことが随分あるもの、机上の知識をひけらかし経験なんてと疎んじがちのこの身、少しは経験者の意見に耳を貸し万全を期すことを、考えるのも。。。



No.868「OKサインとカラスと温泉と」    2016(平成28)年5月12日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、車道の左側に軽四車が止まっていました。車の持ち主、運転扉の横に立っており、そこへ反対側から対向車が来たところ。軽四車の手前で待っていると、反対側車線の車が通り過ぎた後、その運転手、親指と人差し指で丸い形をつくり、こちらへ向かってOKサイン。
 道路すぐ横にある田んぼに、トラクターが入って運転中。カラスが、そのすぐ後ろを、追いかけるようにトコトコと歩いて。あれは、土の中から出てくる小動物などを食べるためです。自分は汗をかかず、誰かの力を利用する輩、人間だけかと思ったら、ほかの動物界にもいるようで。
 さて、橋の上から下を見ると、こげ茶色に濁っていた水が薄まってきたように感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも誰かのいいとこどりを狙って楽ばかり考えているこの身、たまには時間がかかってでも自ら汗を絞りながら求めるものを手に入れることを、考えるのも。。。



No.867「前照灯と田んぼの水と温泉と」    2016(平成28)年5月11日掲載
_
 今朝は、強い雨。
 出勤途中、どの対向車も前照灯をつけていました。雨のため薄暗くなっており、加えて土砂降りの雨で視界が狭められているせいです。小さな前照灯だけでも、点灯しているのといないのでは大違い。事故防止のためには、ほんの少しの心がけさえ持ち合わせていれば。
 職場に近づいた頃、見える田んぼに、満々と水がたたえられているのに気がつきました。休耕田にも水がたまっており、見渡す限りどこも、まるで田植え直後のような感じさえ。あの水、農家の人が意識して入れたものではなく、降った雨のせい。自然の力は、なんと。
 さて、車のワイパーを強にしてようやく前が見通せたこんな日は、あったかい温泉に入り、たかが水の一滴だけとあなどって針のような穴から水が漏れ出し堤防が決壊したこともあったそう、自然に対し畏敬の念を持って共存するようにしてきたか、考えるのも。。。



No.866「クモの巣取りとパワーショベルと温泉と」    2016(平成28)年5月10日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある会社の前で、紺色のカーディガンを着た女性社員が玄関の掃除中。両手に小さなほうきを持って動かしていた様子から、あれはおそらくクモの巣取り。この時期、植物は生き生き、動物たちだってそれに負けず活発な動きを始めたか。
 少し進んだところで、パワーショベルを載せた大型運搬車が、ちょうど右側の家から出てきたところ。整地のためか、何日か前から置かれていたのですが、どうやら仕事が終わったようです。それにしても、あんな大きなパワーシャベルを運べる車があるなんて。
 さて、なんだか蒸し暑くさえ感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中、上には上があることに気がつかず、自分が一番と勘違いをし、それを態度や言葉にしてしまう厚顔無恥なこの身、最近、謙虚という二文字を忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.865「ヨモギと鯉のぼりと温泉と」    2016(平成28)年5月9日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、白いガードレールの下に、30センチほど伸びた草が目に入りました。淡い緑色をした葉が、アスファルトの中から顔を出しており、よくぞあんな隙間から。あれは、見覚えのあるヨモギ。横目で見ながら、摘みたてを草餅にすると、さぞおいしいだろうなと。
 そこからしばらく進んだ家の窓に、鯉のぼりが出てました。紙製の小さなものです。こどもの日は過ぎたのですが、あの家の子供たち片づけを拒んだのかも。大きな目とウロコが印象的で、元気あふれる感じが伝わってくるよう。健康は、なんにしても素晴らしいこと。
 さて、やわらかい空気を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、年に1度の健康診断さえ乗り切ればいいと、直前になりとってつけたように暴飲暴食を止め、終わった途端、健康のことが頭から離れてしまうこの身、せめて毎日口にする物だけでも体にいい物を、考えるのも。。。



No.864「催し物と赤いバイクと温泉と」    2016(平成28)年5月6日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側にある寺院の前に、「午後1時〜」の白い看板が立てられていました。今日は、何か催し物が開催されるのでしょう。見ると本堂の扉が開けられており、いつでも、誰でも入れる状態。あのお寺普段は静かでも、催し物が始まるときっと賑やかに。
 しばらく進んだ歩道に、赤いバイクが止まっていました。配達している人が、郵便を近くの家へ届けるために止めているものです。荷台のところに、これから配達する郵便物が見え隠れ。雨が降ろうが嵐になろうが、毎日配達してもらえるのは、なんて幸せなことか。
 さて、雨が降りだしそうな気配を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、やれ雨が降りだした、やれ日射しが強すぎるなどと、仕事を怠けるための口実を探しては逃げてばかりのこの身、遅ればせながら配達に汗を流している人たちに負けぬよう奮起することを、考えるのも。。。



No.863「紺色ヘルメットと田植機に3人と温泉と」    2016(平成28)年5月5日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある家の庭で、小さな男の子が自転車を乗り回していました。子供用の白い自転車で、頭に紺色のヘルメットをかぶってです。乗り慣れているように見え、あれなら少々の悪路でも転ばずに行けそう。休みの日なので、朝からの運動も楽しいか。
 職場に近づくと、田植えの真っ最中。田んぼの周りには、7台の軽トラックが止まっており、あの台数なら苗運びが滞ることはないはず。田植機の上に運転手のほか大人2人が乗り、苗の補充作業の手伝いを。あんな頼もしい応援団がいれば、きっと田植えも順調に。
 さて、風が木を揺らし続けているこんな日は、あったかい温泉に入り、これまで困った人がいても見てみ見ぬふりを続けてきたこの身、今度こそどこかで困っている人を見かけた時には、誰かに言われなくても「どうされましたか」と一声かけることを、考えるのも。。。



No.862「野菜苗と田植機と温泉と」    2016(平成28)年5月4日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から少し離れたところにある畑で、野菜苗の横に棒が立てられているのが目に入りました。あの野菜は、遠目から見ておそらくナス。茎の部分と棒が白い紐で結ばれており、あれなら少々の風では倒れることがはないはず。備えの支えがあれば、憂いなしか。
 職場へ近づいた時、近くの田んぼに田植機が1台入っていました。運転席に人が乗っており、いつでも田植えが出来る状態のよう。側に、苗の箱は見あたらず、これから運んでくるのでしょう。帰る頃の時間には、水面から黄緑色の苗が、ほんの少しだけ頭を出してるかなと。
 さて、爽やかな風を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、これまでどれだけ多くの支えを得てきたのかに思いを至らせることもなく、俺が俺がとただ自分本位な日を重ねてきたこの身、苦労をかけっぱなしだったあの人にどう感謝の気持ちを伝えるか、考えるのも。。。



No.861「日の丸とランニングと温泉と」    2016(平成28)年5月3日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路に面している玄関前に、日の丸が掲げられている家が一軒。祝日になると、どの家でも国旗を掲げていたのは、随分昔のことです。今、日の丸を目にするのは、大きな競技会などの時だけ。それにしても、あれだけの距離を走って一軒だけとは。
 橋に近づいた頃、白い帽子をかぶった中年女性が、こちら側へ向かって走って来ました。腰に、紺色のウィンドブレーカーを結んだ、おしゃれな格好。平日のあの時間帯には、見ることができないランニング風景です。休日は、慌ただしい日常を忘れ、ゆったりと。
 さて、穏やかな空気が気持ちよく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、たまにのんびりしたいなと思うのは誰でも同じはず、出不精のこの身なれど、ここは思い切って家人を連れ行きたかったあの場所を訪れ、爽やかな空気を吸うことを、考えるのも。。。



No.860「シーツ干しと出てきた車と温泉と」    2016(平成28)年5月2日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、家の前の物干しに、洗濯物を干している女性がいました。真っ白いシーツを横に引っ張りながら、しわを伸ばしてです。今日は、雨の確率がゼロとのことですから、洗濯物日和。夜、太陽の光を吸収し、その匂いまで感じられる布団に入るのが、羨ましいくらいで。
 坂道の途中、黒い車が左側にある車庫からスーッと出てきました。ボンネット部分が長く、少し前へ出ないと運転席から横が見えないようで、こちらは慌てて右側へハンドルを。その車、少し前へ出てから停止したため問題なかったのですが、久しぶりに冷や冷やドキドキ感。
 さて、薄雲が広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、ひそかに恋い焦がれていた人の姿を見ただけ、声を聞いただけでドキドキ、そんなこともあったのに今はそんなときめきなんてどこへやら、少々ひねた我が心あの純な頃へ戻すにはどうしたらいいか、考えるのも。。。
















本波 隆(ほんなみ たかし)

前のページに戻ります
トップページに行きます