ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.859「スポーツウェアと松ぼっくりと温泉と」    2016(平成28)年4月29日掲載
_
 今朝は、霧雨。
 出勤途中、学校に近づいた頃、紺色に白い線が入っている上下のスポーツウェアを着た男子中学生が歩いていました。手にしていたバック側面に動物のマークがあり、あれは某スポーツメーカー製。あのマークのものは価格がちょっと張るはずで、どうやら親が奮発を。
 信号を過ぎた頃、大きな松の木のあちこちに、丸い薄茶色のものが。それほど大きくないのですが、木の上から下、枝の先の方までたくさんなっており、どうやら松ぼっくりの花のよう。あれが立派な松ぼっくりに育つのは、暑い夏を通り過ぎ、寒い冬を迎える前頃か。
 さて、細かい雨が降り寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、影になって支えてくれた人たちの恩をすっかり忘れ、自分だけの力で一人前になったと勘違いをしているこの身、せめて、これまで自分が受けた恩を、次代へどう返していくか、考えるのも。。。



No.858「黄緑色の雨具と鉄板と温泉と」    2016(平成28)年4月28日掲載
_
 今朝は、強い雨。
 出勤途中、改築中の家の前で、白いワゴン車が後部ドアを上げて止まっていました。中年男性が、そのドアの下で、外仕事でも濡れないよう黄緑色の雨具に着替えの最中です。どんなに雨が降っても、仕事は仕事。今日は雨だから止めた、なんて言ってられませんから。
 そこから少し進んだ道路の横に、茶色い鉄板が顔を出しているのに気がつきました。奥にある家の隣に黄色いブルドーザーが止めてあり、鉄板は重機が沈まないため敷き詰めたもの。鬱蒼としていた木の半分ほどが姿を消し、庭が見違えるようすっかり明るくなって。
 さて、雨が音を立てて落ちてきているこんな日は、あったかい温泉に入り、暗い所にいるとなんだか心まで重苦しくなってくるもの、人生裏道ばかり歩いているような気がするこの身とすれば、せめて暗くなってる家の電球をいつ新しいものに交換するか、考えるのも。。。



No.857「コンクリートの基礎と小さな犬の散歩と温泉と」    2016(平成28)年4月27日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、先日まで道路すぐ近くにあった平屋建ての小屋が、跡形もなく姿を消していました。古くはなっていましたが、保管するだけならまだまだ使える状態だったのに。目に入ったのは、きれいに整地されたコンクリートの土台部分で、あんな狭い場所に建っていたのかなと。
 職場へ近づいた頃、小さな茶色の犬を連れ散歩途中の高齢女性が一人。犬が立ち止まったため、持ち主もその場にしゃがんで手を差しのばす姿勢に。何をするのかと思ったら、犬を抱きかかえて歩き出しました。犬の散歩でなく、まるで人間が犬に散歩させられているかのように。
 さて、あちこちの田んぼに水が張られ田植え間近を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、やらされている、そんな風に感じていたのに、実はそれが得難いものであったことに気づくことが、やらさせていただいているという謙虚な気持ちを忘れないためにはどうすればいいか、考えるのも。。。



No.856「大型バスと釣り人と温泉と」    2016(平成28)年4月25日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館の入り口正面に大型バスが止まっていました。側面には、大きく旅の文字。関係者が集い、どこかへ研修などのため出かけるのでしょう。あちこちにきれいな花が咲き、青葉若葉が目に眩しいくらい。その上、天気がいいとなれば、出かけない手は。
 愛本橋の上から下を覗くと、右岸側に釣り人が3人。ここ何日か前から、釣りをしている人を見かけるようになりました。長い竿を、みんな流れの中央付近に向けてです。でも、どうして左岸側に一人も釣り人がいないのか。答えは簡単、経験上あそこでは釣れないから。
 さて、やわらかい日射しが気持ちいいこんな日は、あったかい温泉に入り、難しく考え過ぎると簡単に見えるものも見えなくなるもの、悩んだときは頭を切り換え自分の直感を信じるのも一つの選択肢、泥沼へ入り込んで迷子状態のこの身とすれば、そんなことを考えるのも。。。



No.855「チューリップの花びらとクラブ活動と温泉と」    2016(平成28)年4月24日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、歩道部分にチューリップの花びらが敷き詰められていました。それほど広くないのですが、黄色と赤の2色で、入り口すぐ横左右の2カ所にです。その奥に寺院があり、境内にも何カ所かチューリップの花模様が。今日は、何か人の集まる催しごとがあるのだろうなと。
 女子中学生3人が、横一列に並んで学校の方へ向かって歩いているのが目に入りました。今日は日曜ですから授業はないはずですが、服装からすると、おそらくクラブ活動。勉強のため机に向かっているより体を動かしている方が楽しいと感じるのは、昔も今も同じなのかも。
 さて、空気が暖かく春を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、文武両道なんて夢のまた夢だったもの、文の方は頭がついてこず低空飛行、武は体がついていかずこれまた足踏み停止のまま、せめて取り柄の一つも探し出し、遅いようでも極める道を探し出すことを、考えるのも。。。



No.854「工務店と停車トラックと温泉と」    2016(平成28)年4月22日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、中学校に近づいた頃、空き地に工務店と書かれた軽四トラックが止まっていました。近くにある家の壁面にブルーシートがかけられ、その横に脚立を持った男性が。壁の下には古い板が何枚も重ねられており、補修が行われるよう。先日の、強風で被害が出たか。
 坂を登り切って進んだところに、車が停車中。道幅が狭く、片道ギリギリに感じる場所です。反対側から車が来たのが見えたけれども、そのまま進むと停車していたのが1台かと思ったら計3台。反対車線の車を随分待たせ、通り過ぎる時、片手を上げた合図の返礼にホッ。
 さて、今にも降りだしそうなこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かを待たせるのは何時間でも気にならないのに、自分が待たされるとわずかな時間でもイライラぶつぶつ、そんな自分本位の塊のこの身とすれば、人を待たせないためにはどうすべきか、考えるのも。。。



No.853「溝切りと青色手袋と温泉と」    2016(平成28)年4月21日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している田んぼに、幅20センチほどの円筒形の土が並んでいるのに気がつきました。そのすぐ横、ほぼ直線に土を掘った跡があり、あれは、水はけをよくするための溝です。昨年、雪が降る前に掘ったもののようで、いよいよその成果が出てくるか。
 交差点の真ん中に、青色の手袋が落ちていました。それも、片方だけで防水製のものです。おそらく、荷物などを運搬している途中、車から落としたのでしょう。車を止め、仕事を始めるとき手袋のないことに気がついて、慌てるかも。あるべきものがないと、困ること必定。
 さて、空気が生暖かく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、身近にあると、それが永遠に続くものだと思い込み、失ってから、ようやくそのありがたさに気がつくもの、照れくさくても遅くなる前「ありがとう」と感謝の言葉を口にすることを、考えるのも。。。


No.852「ハンドバックと布団と温泉と」    2016(平成28)年4月20日掲載
_
 今朝は、快晴。
 出勤途中、緩い坂道の途中、駅の方に向かって歩いている中年女性が。白っぽいスプリングコートを着て、手にハンドバックを持ってです。そのバックは、茶色と水色の2種類、中に入れる物が多くバック1個では足りなかったのでしょう。年を重ねると、おしゃれより実用が優先で。
 橋を渡り、しばらく過ぎた右側に設置されているゴミ置き場の上に、布団が置いてありました。敷き布団と掛け布団の2種類で、そのまま縛って丸めただけ。あれだと、大きすぎて収集車は持っていかないはずなのに。布団の綿は打ち直して再利用、そんなことって遠い昔のことか。
 さて、空一面青空になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、使い込んで薄くなった布団には新しい綿を加えて再利用、戻ってきた布団は寝心地抜群だったもの、ちょっと古くなったからと捨ててしまうこのご時世、リサイクルについてもう一度ゆっくり、考えるのも。。。


No.851「生木の枝とビニール袋と温泉と」    2016(平成28)年4月18日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、信号に近づいた時、崖側の歩道付近に杉の枯れ葉がたくさん落ちているのに気がつきました。昨日の強風で飛ばされたようで、中には長さが1m以上もある生木の枝も。まるで台風のような風でしたから、枝を飛ばすぐらい簡単なもの。風の力も、あなどれないよなと。
 道路右側、手に白いビニール袋を持ち、しゃがんで何かをしている女性が一人。隣に小さな犬がおり、どうやらうんちを拾っていたよう。今、犬の散歩には、ビニール袋などが必需品のようで。見ると、その犬おしゃれな模様が入ったベストを着せてもらい、ツンとすまし顔。
 さて、山が霞んでいるように見えるこんな日は、あったかい温泉に入り、私は偉いと勘違いをして他人任せにしているくせに、気に入らないことがあるとすぐ態度や言葉に、そんなことを続けてきた情けないこの身、せめて身の回りのことぐらい自分でやることを、考えるのも。。。


No.850「プランターと麦と温泉と」    2016(平成28)年4月17日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路に面している家の前に、プランターが置かれているのが目に入りました。それも、多くの家にです。花は、黄や、紫、赤などの色が多く、そのほとんどが背丈の低いもの。鉢の置かれている家もありましたが、どうしてだか、そこはまだ花の姿が見られず。
 職場へ近づいた頃、麦の穂が出始めているのに気がつきました。黄緑色した葉が濃くなっており、草にしてはやけに元気だなと感じていた田んぼです。隣の田は耕されており、田植えの準備が着々と。そんなことを知ってか知らずにか、麦は天へ向かって元気いっぱいすくすく。
 さて、黒っぽい雲が見えるこんな日は、あったかい温泉に入り、どうでもいいことなのに周りの人の目がちょっと気になり、自分の思いを通せず後で悔いの残ることが多かったこの身、信じる道を貫き通すため強い心を持ち続けるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。


No.849「トレーナーズボンと黄緑色の葉と温泉と」    2016(平成28)年4月14日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、中学校を過ぎたあたりで、高齢の男性がちょうどゴミ箱へゴミ袋を出しているところ。履いていたのが灰色のトレーナーズボンで、シャツをズボンの中へ入れてです。最近ほとんどの人がシャツを外へ出してますが、年配者はそれだとしっくりこないようで。
 信号に近づいた頃、山側の空き地にある桜の木の下、まるで絨毯を敷いたように一面薄いピンク色。昨夜の雨で桜が散ってしまったようです。残っていた花は、チラホラとだけ。ただ、黄緑色した葉が木全体覆い始めており、春の息吹はこちらの方がより強く感じられるか。
 さて、山全体がかすんで見えるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも主役でいたいのは誰も同じはず、でも、案外脇役の方が実力を持っていることがあったりして、そのどちらとも縁のないこの身とすれば、せめてほんの少しだけでも誰かの役に立てないか、考えるのも。。。



No.848「3色チューリップと田んぼの水と温泉と」    2016(平成28)年4月13日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路すぐ横にある小さな畑に、チューリップの花が咲いてました。色は、白、黄、赤の3色です。よく見かけるものと違い、花の先の方が広がっている種類です。同じチューリップでも、最近は、いろんな種類のものを見かけるように。花の世界も、日進月歩か。
 坂を登り切って少し進んだところにある田んぼに、もう水が張ってありました。それほど深くはないのですが、土がすっかり隠れるくらい。いくらなんでも田植をするには早いと思うのですが準備だけは着々と進んでいるおり、あちこち活気が溢れて来ているようで。
 さて、なんだか暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、気持ちが滅入っていると声まで小さくなってしまうもの、でも、いいことがあると自然と大きな声に、だったらカラ元気でも明るく大きな声を出してればいいことあると信じ実践することを、考えるのも。。。



No.847「肥料袋と黒いフリルの日傘と温泉と」    2016(平成28)年4月12日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路から少し離れたところにある畑の方へ向かっている、年配の男性がいました。水色の作業服を着て、左肩にのせたの肥料袋を片手で支えながらです。野菜の種や苗などを植える時期ですから、そのための準備。土などの環境が悪いと、育つものだってそうそう。
 橋を過ぎてすぐ、チェックのスカートをはいた若い女性が駅の方へ向かって。今どき風の、リュックを背負ってです。手にしていたのが黒い傘。こんないい天気なのにと思っていたら、フリルと白い模様があるおしゃれな日傘で、もう日射しを気にする時期になったのかなと。
 さて、薄い雲が空全体を覆い、きーんと寒さを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、寒い時はおしゃれの気分がわいてこず、着る物も黒系が多いのに、暖かくなってくると明るい色を着たいなどと思ったりして、そうだ心も季節にあわせて衣替えすることを、考えるのも。。。



No.846「片手の返礼と新芽と温泉と」    2016(平成28)年4月11日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路すぐ横に、上下揃いの真っ白い雨具を着た交通指導員と、安全パトロールジャンパー姿の二人が立っていました。新学期が始まり、子供たちの登下校を見守っている大切な人たち。車の中から頭を下げると、いつものように片手を上げて、笑顔で返礼が。
 職場に近づいた頃、数ある街路樹の中の1本だけ、葉っぱが芽を出しているのに気がつきました。他の木は、その気配もないのにです。同じ環境の中で育っても、成長の具合が違ってくるのは、人間も同じなのですが。残された木たちよ、早くあの木に追いつけ追い越せ。
 さて、つい先ほど、白いものが舞ってきたこんな日は、あったかい温泉に入り、若いうちから頭角を現す人もいれば、大器晩成型の人だって、そのどちらにも属した覚えのないこの身とすれば、少々古びていても遅い春が来ることを信じ地道に汗を流しているか、考えるのも。。。



No.845「菜の花と川の中の魚たちと温泉と」    2016(平成28)年4月8日掲載
_
 今朝は、霧雨。
 出勤途中、道路に面している畑の隅に、菜の花が咲いていました。茎が随分伸びており、葉っぱも少なく、なんだかスカスカな感じです。それでも、黄色がとても強く、あれはまさしく春の色。今、どこに目をやっても、花たちが目へ飛び込んでくるので、いい季節だなと。
 愛本橋から下を見ると、薄茶色した水が、川岸いっぱいに広がりながら流れていました。昨日までの水の色とは、大違いです。おそらく上流の土が流され、それであんな色に。昨日まで太公望たちがいた場所は、もちろん濁流の中、魚たち、あんな中でじっと耐えているか。
 さて、とても細かい雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、些細なことにすぐカッとなってしまい、それを言葉や態度に出すなど、我慢という二文字をすっかり忘れているこの身、たまには物ごとに堪え忍ぶ美徳というものについて、ゆっくり考えるのも。。。



No.844「薄桃色の芝桜と田植えの準備と温泉と」    2016(平成28)年4月7日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路沿いの石垣の上に、薄桃色した芝桜が小さなつぼみをふくらませているのが目に入りました。黄緑色の葉はまだ数が少ないのですが、あの様子だと開くのは近いはず。芝桜は咲いてから長期間目を楽しませてくれます。本物の桜とは、また違った良さが。
 職場に近づいた頃、田んぼの畔に表示が立てられているのに気がつきました。棒は、大人の膝ぐらいの高さで、上の方に横30センチぐらいの白い板が。そこに漢字と数字などが書かれているようで、何かの目印のため。ここでも、いよいよ田植えの準備が始まったか。
 さて、花の汚れを落としてくれるような雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、大きな事業を始める前にはそれなりの準備が必要なのに、それが追いつかず結局なるようになれと開き直りが多いこの身、まずは机上から一つずつ詰めることを、考えるのも。。。



No.843「持ち主不在の自転車と姉さんかぶりと温泉と」    2016(平成28)年4月6日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路横に、青色の自転車が置かれていました。そこは、少し離れた所にある畑への、出入り口付近です。持ち主を目で探したのですが見あたらず、しゃがんで草取りなどしていたのかも。あそこは、例年自転車2、3台の指定席で、いよいよ畑仕事が始まったか。
 中学校から少し先の方にある家で、白い手ぬぐいを姉さんかぶりした女性が、庭で何かの仕事中。髪が乱れないよう、真っ白い手ぬぐいが、頭全体を覆っています。最近、姉さんかぶりをしている人はほとんど見かけないため、懐かしく、なんだか心がほのぼのして。
 さて、青空が空一面に広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、毎日見ていたのに目にしなくなった物があります、それが無くなったことさえ気がつかず、いつの間にか記憶の中からも消えて、まさか受けた恩のことまで忘れてなかったか、考えるのも。。。



No.842「橋の桜とスコップ田起こしと温泉と」    2016(平成28)年4月5日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、愛本橋の上から下を覗くと、釣り人が2人。最近、あそこで釣りをしている人を見かけなかったのですが、解禁になった魚がいるのかも。橋のすぐ下にある桜も咲き始めており、もうすぐ見頃のようです。水ぬるむ時期を迎え、生き物たちはすくすくと。
 職場へ近づいた頃、道路側にある田んぼで、男性2人がスコップを手にし作業の最中。見ると、田んぼはトラクターで耕されており、残された四隅の土をスコップで起こしている様子。機械は便利で早いけれども、完璧というわけでは。最後は、やはり、人の手か。
 さて、山の中腹あたりまで霞に覆われ、麓に咲いている桜がなかなか見応えあるなと感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、機械だから大丈夫だと安心しきっているこの身、たまには出た結果の確認をして、より良いものにならないか、考えるのも。。。



No.841「薄いピンク色の桜と名札と温泉と」    2016(平成28)年4月4日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路すぐ横にある公園の桜が、きれいに咲いていました。色は薄いピンク色をしており、この2日間の暖かさで一気に開いたようです。これまで薄暗かった公園の中が、桜のおかげで急に明るくなったよう。これで雨が上がれば、花見の人が集まって来るかも。
 そこから少し進んだ所に、黒っぽいダウンジャケットを着て、小さな荷物を持った高齢の男性が歩いてました。お腹の前あたりに、白い名刺のようなものを下げてです。あれは、おそらく名札。昔は安全ピンで胸元につけていたのに、最近は、首から紐のタイプが主流になって。
 さて、職場近くの桜も咲き始めていたこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かにものを尋ねる時まず自分のことを名乗るのが礼儀と言うもの、見るといつの間にか名札が裏返しにしなってることが多いこの身、まさか常識まで一緒に裏返しにしてなかったか、考えるのも。。。



No.840「桜のつぼみと祠の花と温泉と」    2016(平成28)年4月1日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、公園の中にある桜の木、つぼみがふくらんで、木全体が上から下まで赤く染まっているよう。どうやら、開花は時間の問題なのでしょう。今、見慣れた春の花が、あちこちから顔をのぞかせており、まさに春爛漫。主役の桜を楽しめるのは、もうすぐのようで。
 そこから少し進んだ道路の横に、小さな祠があります。見ると、いつの間にか雪囲いが取りはずされ、野草が供えられていました。おそらく百年単位で、あの祠の中から通る人を見守っていたはず。花の供えるぐらい安いもの、これまでそれを支えてきた人たちもすごいなと。
 さて、薄曇りのこんな日は、あったかい温泉に入り、一発勝負なら簡単とは言わないけれども、それほど難しくはないもの、でも、10年、50年と続けるのは至難なこと、ましてや名誉や見返りなどを求めず続けられる人たちの心にどうやれば近づけるか、考えるのも。。。
















本波 隆(ほんなみ たかし)

前のページに戻ります
トップページに行きます