ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.817「ミニパトカーと電車の灯りと温泉と」    2016(平成28)年2月29日掲載
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 今朝は、雨。積雪は、0センチです。
 出勤途中、前照灯を点けて、こちらへ向かってくる車とすれ 違いました。大きなライトですから、目にまぶしいくらい。いくら薄暗いとはいえ、小さなライトで十分のはずだと見たら、その車はミニパトカー。お巡りさん、交通規則をしっかり守って模範運転に努めていたのかなと。
 信号に近づいた頃、崖の上を、ちょうど電車が走ってきたところ。灰色の地で、下の方に赤色の線がある車両です。車内には電気がこうこうと灯っており、あそこだけまるで別世界のような明るさ。あの車両、こちらへたどり着くまで、いったいどこをどんな風にして走っていたのか。
 さて、強い雨が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、我が人生これまでの経験を積み上げると、砂場の砂山ぐらいにはなっているはず、その経験をどれだけ生かしているかと振り返ると背中を冷や汗が、今からでも遅くないと自分に言い聞かせ過去の経験をどう生かすか、考えるのも。。。



No.816「紺色のエプロンとカラスと温泉と」    2016(平成28)年2月26日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、紺色のエプロンをして道路を歩いている中年の女性がいました。白いビニール袋を手にしていましたから、近所へでも届け物にか。ちょっと汚れた服を着ていても、エプロンだと隠してくれるから便利なことも。デザイン物もありますが、紺色無地だってなかなか。
 職場へ近づいた頃、道路側にいたカラスが、ちょうど飛び立つところ。そう言えば最近カラスの姿を見てなかったな、と気がつきました。寒さが厳しい時は、カラスだってどこかへ避難しなければ体が持たないはず。暖かくなり始めたので、ようやくその姿を現したか。
 さて、道路が凍って転びそうになりながら歩いてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、満を持しての登場ならいいのに、いない方がいい邪魔な時だけ顔を出したがるこの身、誰からも待ち焦がれるような人間になるためには何をどうしなければならないか、考えるのも。。。



No.815「ママさんダンプと欄干の雪と温泉と」    2016(平成28)年2月25日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約40センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家の前、3人が並んで除雪をしていました。隣の家が、すぐ横にある隣どうしです。示しあわせてやっている訳ではないのでしょうが、それほど雪が降った証拠。片づけようとしていたママさんダンプ(スノッパー)が、またあちこちで大活躍を始めたよう。
 愛本橋の上から見える景色が、いつもとはどこかが変わっており、何だか違和感。どうしてだろうかとよく見ると、ちょうど目線にあたる欄干部分に雪が積もり、まるで高さ50センチほどもある真っ白い壁ができており、視界が遮られているためでした。やはい自然の力は、すごいなと。
 さて、雪がしんしんと降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、同じものでも見方によっては違って見えることが、ましてや人間なんていくつもの顔がありどれが本当の顔やらさっぱり、本性を隠したほうが世のためになるこの身とすれば、せめて外見だけでも嫌われないためにどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.814「大きなショールと若い警察官と温泉と」    2016(平成28)年2月24日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、0センチです。
 出勤途中、大きなゴミ袋を手に持った女性が、歩いていました。今日は、もやせないゴミを捨てる日で、その女性大きなショールを肩にかけてです。ショールの色は濃い茶系で、センスの良さが窺えるような素敵なもの。ゴミを捨てる時もおしゃれを忘れない人って、いいよなって。
 坂を登り切って少し進んだ所にある横断歩道近くで、若い警察官と高齢の女性が立ちながらのおしゃべり。女性は、上下揃いの黒っぽい雨具を身につけており、頭には雨具のフード。病院などへ行くため送迎バスを待ちながら、顔見知りで交通指導に来ていた警察官と世間話をしていたか。
 さて、小さな小さな雪がゆっくり舞っているこんな日は、あったかい温泉に入り、余計なことならどれだけでもしゃべられるのに、大事な場面になると口が突然閉じてしまうこの身、せめて誰かから言われる前こちらから先に明るく元気な声で挨拶していたか、考えるのも。。。



No.813「白梅と森林組合と温泉と」    2016(平成28)年2月23日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、0センチです。
 出勤途中、道路沿いにある家の庭木に、目が止まりました。可憐な白い花が咲いており、あれは白梅。花が開いてまだそれほど時間が経っていないようで、寒くて身を縮めるようにしてです。暖かい日を迎え、あの梅の木が花で埋め尽くされるまでは、もうしばらくか。
 愛本トンネル手前で左折した時、白いワゴン車とすれ違いました。車の側面に、森林組合の文字。伐採などに使うと思われる資材が積まれており、山仕事へ向かう途中だったのかも。里の雪は消えても山にはまだたくさん残っており、仕事とは言え厳しいだろうなと。
 さて、外へ出ても寒気を感じないこんな日は、あったかい温泉に入り、暖房が十二分に効いたところで働いていながら、やれ寒いの冷たいのなどと朝から晩まで言いたい放題のこの身、今の恵まれた職場環境に感謝しその恩をどう還元するか、考えるのも。。。



No.812「朽ちた看板と三羽の鳥と温泉と」    2016(平成28)年2月22日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約5センチです。
 出勤途中、ある倉庫の横に、大きな看板が置かれているのが目に入りました。あの倉庫、今使われていないようなのですが、看板は仕事をしていた当時のもの。書かれていた文字は消えて読むことができません。それでも、頑張っていた当時の雰囲気は、看板から伝わってくるようで。
 愛本橋の上から下流の方を見ると、背筋をスッと伸ばした鳥が、コンクリートの端に立っていました。腹の部分は白いのですが、他は灰色、このあたりではほとんど見かけない鳥です。三羽いた鳥たちは、どれも同じ方角に体を向けており、エサとなる虫や魚などを探していたのか。
 さて、寒さが和らいでいるように感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、三度三度の食事をとれるのは当たり前と勘違いしているこの身、世界には一度の食事にもこと欠く人も多いとか、食事の前に感謝の気持ち込め「いただきます」と口にしていたか、考えるのも。。。



No.811「雪の花と緑色の羽毛ベストと温泉と」    2016(平成28)年2月19日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、公民館を過ぎたあたりで、道路から離れたところにある木に目が止まりました。枝の先に雪が凍って白い花が咲いているように見える、雪の花。と思ったけど暖かいため凍っているはずがないな、とよく見たら本当の小さな花。いよいよ開花の時期が、すぐそこまで。
 元保育所の方へ向かって歩いている、女性がいました。散歩をしていたようで、上に着ていたのは緑色の羽毛ベストです。周りの田んぼなどには雪がたくさん残っており、まだ寒いだろうにと思うのですが健康のことなどを考え、冬から春へ向かって足を一歩前へ踏み出したか。
 さて、木の枝を揺らすような風が吹いているこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中待ち構えているのはつらいことが多いもの、それを恐れいつも躊躇して立ち止まってばかりのこの人生、ここは一つ希望という名の光を求め、抱え上げてでも重い足を前へ進めることを、考えるのも。。。



No.810「作業服と屋根雪下ろしと温泉と」    2016(平成28)年2月18日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、歩道の真ん中に軽四トラックが止まっており、そのすぐ近くで重そうな機械を運んでいる作業服姿の男性が。トラックの前後に、紅白の三角ポールが置かれており、しばらく停車して作業をするよう。朝の冷え込みのため、あそこの家近くで何かトラブルが発生したか。
 信号に近づいた時、1階の屋根で、雪下ろしをしている高齢の女性が目に止まりました。毛糸の帽子をかぶり、黄色いベストを着てです。手にしたスコップで、2階屋根の縁にある雪をつっついて。積雪は50センチ弱ですから、家が壊れることはないと思うのですが、心配になったよう。
 さて、遠くに見える山の頂付近に、雪煙が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、ちょっと気になったのにそのままにしておいたため、後からしまったと何度も反省しているこの身、最近、心の奥に引っかかっているあのことについてもう一度見直してみることを、考えるのも。。。



No.809「羽毛服と壊れた交通標識と温泉と」    2016(平成28)年2月17日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、駅の方へ向かって歩いている、若い男性がいました。紫色の羽毛服に、今はズボンと言わない、白いパンツ姿。手に透明のビニール傘を持ってです。あのまま、渋谷の駅前にいても不自然ではないなと。こんな田舎でも、オシャレな人たちが増えて結構結構。
 しばらく進んだところで、道路右側に設置されている交通標識の下が、めくれ上がっているのに気がつきました。あれは、車でひっかけられたもの。ぶつかった時、相当の衝撃があったはずなのですが、そのままどこかへか。今、かかった修理代以上に、心に傷が残っているかも。
 さて、細かな雪が落ちてきているこんな日は、あったかい温泉に入り、手をかけて治すと物は元の形へ近づくもの、でも、心に負った傷は消えることなく逆に大きくなることだって、そんな傷をいくつか抱えているこの身なれど、ここはひとつ気分を前向きに変えて歩むことを、考えるのも。。。



No.808「雪のシャワーと赤いスコップと温泉と」    2016(平成28)年2月16日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約30センチです。
 出勤途中、坂の上り口付近に差しかかった時、大きな杉の木の上から、ちょうど雪が落ちてきたところ。まるで、大量の白い粉を、上から振りまいたかのようにです。その真下に2台の車が走っており、先の車は大丈夫だったのですが、後ろの車の屋根が一瞬で真っ白に。
 道路沿いの家の前で、男性が雪かきをしていました。あそこは、足の不自由な高齢の女性が、一人で暮らしている家です。おそらく除雪もままならず、近くの人か親戚の人などが助っ人に来てくれたのでしょう。樹脂製スコップの赤い色が、なんだかとても頼もしく見えて。
 さて、久しぶりに見る青空が心の染みるほどきれいだなと思ったこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かに頼りにされることは嬉しいもの、そんな喜びをとんと味わったことのないこの身とすれば、せめて身近にいるあの人の信頼を得るためにちっとは汗を流すことを、考えるのも。。。



No.807「オシャレな観光バスとシュロの木と温泉と」    2016(平成28)年2月15日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約5センチです。
 出勤途中、愛本トンネル手前で、大型バスとすれ違いました。県外ナンバーで、赤や橙色など明るい色のデザインが入った、オシャレな感じのバス。座席は満員ではなかったのですが、それでも大勢の人の顔が見え、車内から楽しい一夜を過ごされたことが伝わってくるよう。
 橋を渡ってしばらく過ぎた頃、ある家の庭に植えてある、大きなシュロの木に目が止まりました。普段は、南国を彷彿とさせる木なのですが、葉に雪が積もっている姿からは、いつもの元気さが見られない感じが。シュロの木には、やはり真っ赤な太陽と青い空が似合うのかも。
 さて、重そうな雪が降り続いているこんな日は、あったかい温泉に入り、店内から聞こえてきたタイムサービスの声に振り返り、値段だけを見て買ったあげく、タンスのこやしにしていることが多いこの身、これからは価格だけでなく本当に似合うかどうかを最優先に、考えるのも。。。



No.806「白木の柱と大型クレーン車と温泉と」    2016(平成28)年2月12日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、公民館を過ぎてしばらく行ったところで、家の前に置かれているブルーシートが、半分ほど開かれていました。中に見えたたのは、積み重ねられた白木の柱です。あれは建築用資材で、家の柱などに使うためのもの。晴れた間に、家の改築工事でも行うか。
 トンネルの手前に、大きなクレーン車が止まっていました。車の側にいたのは、黄色いヘルメットをかぶった3人と、黒い帽子の1人。雪の影響で線路近くの木が倒れ、その対応のためにやって来たのかも。すぐ先停車中の車の横には、黒い防寒着姿の数人が立ち話を。
 さて、太陽の光が目にまぶしく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、その場の思いつきで物ごとを進め、それがいい結果に結びつかなかったことの反省もせず漫然と日を重ねてきたこの身、そろそろ周りの人の知恵と力を借りより良い結果を目指すことを、考えるのも。。。



No.805「積み上げられた雪と望遠カメラと温泉と」    2016(平成28)年2月11日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、道路沿いにある公共施設の駐車場、山のように雪が積まれているのが目に入りました。あれは、ブルドーザーで運んできた、大量の雪の置き場。民家の屋根ぐらいの高さですから、とけるまでには随分時間がかかるだろうなと。あの山が低くなれば、いよいよ春がやって。
 信号に近づいた頃、道路脇に止めた車から出てきた、中年とおぼしき男性。大きなカメラ用三脚を右手で持ち、肩から高級そうな望遠レンズのついたカメラと、黒いカメラボックスを下げてです。晴れた日の冬の風景を撮るためか、それとも、野生の猿でも写しに来たのか。
 さて、久しぶりにあられを目にしたこんな日は、あったかい温泉に入り、表の顔と裏の顔が大違い、なんてこと言われた覚えはないけれど、本当にそうかと問われると答えに窮するこの身、せめて石けんでも使って普段は手の届きにくい体の裏側をきれいにすることを、考えるのも。。。



No.804「新聞配達の足跡と電柱の雪と温泉と」    2016(平成28)年2月10日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、愛本橋を過ぎてしばらく行ったあたりで、家の前に足跡がくっきりと。足跡の中に雪が積もっていませんでしたから、あれは、おそらく新聞配達の人のもの。寒い中、仕事とはいえ朝早くから頑張っていることが窺え、私などには到底無理だろうなと。
 坂を登り切った付近にある電柱の、側面だけに雪がついているのに気がつきました。どの電柱も、雪が付着しているのは、西側に面している部分だけ。どうやら、今朝方の雪は、西風に乗ってやってきたようです。同じ電柱でも、裏側と表側では季節が大違いのようで。
 さて、久しぶりにあられを目にしたこんな日は、あったかい温泉に入り、表の顔と裏の顔が大違い、なんてこと言われた覚えはないけれど、本当にそうかと問われると答えに窮するしかないこの身、せめて石けんでも使って体の裏側をきれいにすることを、考えるのも。。。



No.803「ゴミ置き場前の雪と角スコップと温泉と」    2016(平成28)年2月9日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、ゴミ置き場前に積もっている雪を、足で踏み固めている高齢の女性がいました。大きなゴミ袋を手にしており、捨てるためにやってきた小柄な人です。固めた雪の上に足の乗せ、背伸びしながら上部にある扉を開けて。敷地内は除雪してもゴミ置き場の前は、誰もか。
 そこから少し進んだ左側にある坂道に、緑色の箱があるのに気がつきました。箱の中には、窮屈そうに角スコップが一本。あの箱には、すべり止め用剤も入っており、歩行や運転に支障がでそうな時に使うもの。やわらかい雪を片づける時は、丸より角がはかどりますから。
 さて、今にも降りだしそうな空模様のこんな日は、あったかい温泉に入り、ものには適材適所ということがあるもの、その点、いまだに自分の居場所を見つけられないでいるこの身とすれば、せめて、とがった角を取っぱらい少しは人間的に丸くなることを、考えるのも。。。



No.802「雪よけネットの倒壊と小さな犬のベストと温泉と」    2016(平成28)年2月8日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約20センチです。
 出勤途中、道路側にある家の前に立てられていた青色雪よけネットが倒れているのに気がつきました。両端の竹が支柱となっていたのですが、先日の強い風と雪の重さに耐えきれなかったようです。倒れたネット付近にははたくさんの雪が積もっており、早く片づけねば。
 職場に近づいた頃、小さな犬を連れ散歩をしている高齢の男性がいました。男性は黒い防寒着を身につけ、頭にフードをしっかりかぶってです。その小さな犬、暖かそうなベストを着させてもらい嬉しそうに雪の上を走り回って。こんなに寒くても、やはり犬は喜びのようで。
 さて、駐車場全体が凍っており、転びそうになったこんな日は、あったかい温泉に入り、自分が好きだから他の人も同じはずだと思い込んでいる単純なこの頭、好きな人ばかりでなく中には嫌いな人だっていることを理解し、これまで無理強いするようなことはなかったか、考えるのも。。。



No.801「黄緑色の葉と小さなカーブミラーと温泉と」    2016(平成28)年2月5日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、8センチほどです。
 出勤途中、道路沿いの庭に植えてある木に、黄緑色した小さな葉っぱが顔を出しているのに気がつきました。木の高さは1階の屋根ぐらいまであり、枝は細め。ついてる葉は枝の先の方に多くあり、まだどこか初々しさが。こんな田舎にも、春の足音が一歩ずつ近づいて来ているようで。
 職場へ近づいた頃、道路に面している車庫に小さなカーブミラーが取り付けられているのが目に入りました。大きさは直径20センチぐらいで、それほど大きなものでは。車庫の入り口が道路のすぐ横ですから、車が出入りする時あるのとないのでは大違い。注意はどれだけしても、し過ぎということは。
 さて、コートを1枚脱いでもそれほど寒く感じないこんな日は、あったかい温泉に入り、これまで大きな問題にならなかったから大丈夫だろうと、ついつい手抜きに走りがちなこの身、いつか手痛いしっぺ返しをくらう前、やってることの全面見直しを本気で、考えるのも。。。



No.800「落下用防止柵と三つ手ちりとりと温泉と」    2016(平成28)年2月4日掲載
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 今朝は、曇り。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、しゃがんで膝をつきながら、側溝の中にある落下防止用の柵を手にしている男性が。ゴミなどが詰まり、それを取り除くため作業を始めたところだったのでしょうか。手にしていたゴム手袋は茶色い防水のもので、あれだったら少々のことでは濡れないだろうなと。
 交差点に近づいた時、ほうきを手にした男性が、歩道付近を掃いているのが目に入りました。もう片方の手には三つ手ちりとりを持っており、掃いたそばからゴミ集めです。あのちりとりだと、かがまなくてもいいから便利。でも冬のこの時期、朝から外仕事ができるなんて。
 さて、空気がやわらかく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分のことだけでなく身の回りのことさえきちんと掃除や整理ができていないこの身、せめて、人をねたむ心、やましい心、そんな誰にも見せられない積もり積もった悪い固まりを心の中から一掃することを、考えるのも。。。



No.799「黒塗りのタクシーと庭木の葉っぱと温泉と」    2016(平成28)年2月3日掲載
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 今朝は、晴れ。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、黒塗りのタクシーとすれ違いました。朝の時間帯タクシーを利用する人はほとんど見かけないのですが、よんどころない事情があったか。後部座席にいたのは、よそ行きの服を召したちょっと高齢の女性。道路が凍っており、歩くのに危ないからと頼んだのかも。
 坂を登り切って少し進んだところにある家の、背の低い庭木の葉っぱがゆらゆら揺れているのに気がつきました。強い風が吹いてるのかなと思って周りを見渡しても、全くその気配なし。もしかすると、暖房機器などの排気口があり、そこからの風があの木めがけて吹きつけていたか。
 さて、水の残っていたところが凍っており滑らないよう気をつけながら歩いてきたこんな日は、あったかい温泉に入り、ついつい思い込みだけで判断していることが多いこの身、常に物事の本質を見極め確かな判断のもと押し進めるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.798「保温弁当と立ち煙草と温泉と」    2016(平成28)年2月2日掲載
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 今朝は、小雪。積雪は、約10センチです。
 出勤途中、公民館の方へ向かって歩いている、女性がいました。右手にバッグ、左手に弁当箱らしき小さな袋を持ってです。弁当の袋は、手作りのようで青と赤の模様が入ったもの。最近の弁当は保温などがしっかりしており、温かいまま口にできるので昼の楽しみが倍増。
 道路沿いにある会社の駐車場、車のすぐ後ろに立っている若い男性が。携帯をしているのかと思って見ると、顔の周辺に白い煙が見えました。あれは、煙草です。職場内が禁煙のため、寒いのを我慢しながら外での喫煙なのでしょう。煙草者にとっては、今は年中真冬のようで。
 さて、細かい雪が舞っているこんな日は、あったかい温泉に入り、いろりの前で紫煙をくゆらしながら満足そうな顔をしている年寄りの顔を見てたのは随分前のこと、健康保持のため嫌われてでもあの人に禁煙することで冬からの脱出を図るよう勧めることを、考えるのも。。。



No.797「スーパーのカゴと黄色い旗と温泉と」    2016(平成28)年2月1日掲載
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 今朝は、雪。積雪は、約15センチです。
 出勤途中、公民館の方へ向かって歩いている、一人の高齢の女性が。赤い傘をさし、手にしていたのは、バッグとピンク色した小さなカゴです。そのカゴは、スーパーで買い物する時に使うのと同じ形で、あれを小さくしたもの。ちょっとした物を入れるには、便利なようで。
 中学校近くの横断歩道に、白いヘルメットをかぶって立っている交通指導の男性。紺色厚手のコートは着ているのですが、顔に覆いはないため、降っている雪がそのまま直に。ボランティアとは言えさぞ寒かろうにと思いながら頭を下げたら、手にした黄色い旗を上げてすぐ返礼が。
 さて、細かな雪になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、1か月経ってからあの時はありがとうございましたと言っても、本当に感謝しているのかと疑われるだけ、文句だったらすぐ出るくせにお礼の言葉はなかなかのこの身、気がついたらすぐありがとうの五文字を口にすることを、考えるのも。。。














本波 隆(ほんなみ たかし)

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