ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.754「厚手のコートと欅と温泉と」    2015(平成27)年11月30日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、駅の方に向かって、高齢の女性が歩いていました。腰が悪いようで、両手を後ろへ伸ばしながらゆっくりした歩み。荷物は手で持たなくてもいいよう背中に小さなリュック、厚手のコートで防寒は万全です。少々寒くても、積極的に外へ出るの素敵なこと。
 愛本橋を過ぎてすぐ大きな欅の木があり、その高さは家の倍以上にも。赤く染まっていた葉の上半分は散り、残っているのは下にチラホラ。暑い時期日陰を作ってくれた葉は、その役目を全うしたようで、あの欅もいよいよ冬ごもりか。ゆっくり休んで、また来春に。
 さて、空気がピリッと感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、みんなが働いているとき休みをとり、いささかのんびりし過ぎたこの身、ゆっくり慣らし運転など省略しエンジン全開で走り出すことを、考えるというのも。。。



No.753「ゴミ袋と大根と温泉と」    2015(平成27)年11月20日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、ゴミを両手に持った男性が、ゴミステーションの方へ向かっていました。今日は、もやせるゴミを捨てる日で、収集時間に間に合うよう家を。その先には、小さなゴミ袋を手にした女性の姿が。ゴミを捨てるのに男女の差別なし、なんだ当たり前のことか。
 そこから少し進んだ道路沿いの車庫に、丸々とした白い大根が干してありました。中央部分を縛り、それを横にして、一列縦に6本です。そして、それが、横に6列並んで。あそこは、昨日の朝まで干し柿が下げられていたところ。世代交代ではなく、下げ物交代か。
 さて、朝なのに暗く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、長い間同じことをやっていると、このやり方が一番と思い新しいことに二の足を踏んでばかり、そんな進歩のかけらもないこの頭、ここは一つ新鮮な風を全身で受けることを、考えるのも。。。



No.752「上下服とビニール袋と温泉と」    2015(平成27)年11月19日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、少し先、道路を横断中の女性がいました。真紅の上下服を着ており、見ただけでこちらまでが、元気になるような色。どんな若い人なのかと思って近づくと、いささかお年を召されたご婦人。鮮やかな色の服を着るのは若い人の特権でなく、年配者だって負けてなんか。
 地域のコミュニティーセンターを過ぎたあたりで、左側の歩道に立って車の往来を見ている女性が一人。いくつか柿の入った、透明のビニール袋を手にしてです。反対側の歩道には若い女性が立ち止まっていましたから、今朝収穫した柿を、嫁ぎ先の娘にでも渡すところだったのか。
 さて、雲が随分下がっているように感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いくらでも自分で買えるのに、誰かに向かってあれが食べたいこれが欲しいなどとねだり、ただで手に入れようとする卑しい心を持つこの体、どうしたら自分の身を削ってでも本当に困っている人を助けられるか、考えるのも。。。



No.751「一輪車といちょうと温泉と」    2015(平成27)年11月18日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、畑へ行く細い道路の真ん中に、濃い緑色の一輪車が置かれていました。見渡したのですが、周りに人影は見えず。一輪車の持ち主、農作業の途中雨が強くなり、そのままにして家へ帰ったか。それとも、このぐらいの小雨ならと、しゃがんで仕事を続行中か。
 交差点に近づいた頃、斜め前の方にある、大きないちょうの木に目が止まりました。いちょうの葉っぱが、上から下まで、それは見事な黄色。このあたり葉が赤や茶色系の木が多いため、黄色は目立ちます。落葉した木も多く、里の秋はいよいよ終盤にかかったようで。
 さて、山のところどころにもやがかり幻想的な景色が心に染みるこんな日は、あったかい温泉に入り、分をわきまえ自分に与えられた以上のことをきちんとこなす、それは、若い人でも年配者でも同じ、人生の終盤まではまだ時間があるだろうと思っていたのに、しっかり年だけは重ねてきたこの体、周りの期待以上の働きをしてきたか、考えるのも。。。



No.750「柚子と塗装と温泉と」    2015(平成27)年11月17日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、手紙をポストへ入れるため郵便局に立ち寄ったのですが、隣の庭にある小さな木に目が止まりました。そこには、黄緑色した柚子の実たくさん実っているでは。寒くなるこれからが、鍋のシーズン。あの柚子を入れると、さぞかしおいしいだろうなと。
 しばらく進んだ家の前に、トラックが止まっていました。1階の基礎部分がコンクリートで高くなっている家です。ブルーシートの上には、塗装用の缶がいくつか。側に上下つなぎの服を着た男性がいたのですが、前面白いペンキだらけ。あれこそ、立派な仕事の勲章。
 さて、空気が妙に暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、上っ面だけを見て外面が汚れているからと、内面の輝きを見落としていることが多いこの身、真実の姿を見極める心の目を持ち続けるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.749「電気カートとジェット雲と温泉と」    2015(平成27)年11月16日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、電気カートに乗った高齢の男性が、こちらへ向かってやって来ました。それが、右の歩道側をです。確か、自転車は左側通行になったはずだよなと考えていたら、別の対向車が。電気カートを避け、少しだけ慌てて中央車線をはみ出さないようにハンドルを操作。運転中の考えごとは、いけません。
 目を山の上の方へ向けると、白いジェット雲が右から左側へ向かって一直線。青い空に、定規で描いたような白い線です。どこへ向かっているのかなと思いながら職場に近づくと、雲は日本海方面へ。そして、それと直角に、別の飛行機がやってくるでは。今日、雲の上は賑やかなようで。
 さて、雲がやけに高く感じる感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、仕事をやるのは静かな環境で、そんな理想と現実は違っていても、文句を百回言う前現実を素直に受け止め、微力なこの身なれど、どう改善していくかを、考えるのも。。。



No.748「ランドセルと杖と温泉と」    2015(平成27)年11月14日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、歩道横に黒いランドセルを背負った小学生の姿がありました。土曜日なのにどうしてかなと思ったら、すぐ先に緑色の帽子と上着を着た交通指導の人たち。どうやら、今日は登校日のよう。昔は土曜でも学校があったもの、それなら、今あってもちっとも不思議では。
 職場に近づいた頃、たんぼ道を歩いている高齢の女性が一人。両手に杖を持っての散歩です。その杖、右手が黒色、左手が銀色のもの。2本とも同じ杖でないというところが、あの人のこだわりか。歩くのに、杖1本あればありがたく、それが2本なら、なおさらのはず。
 さて、今にも雨が降りだしそうなこんな日は、あったかい温泉に入り、元気な時は何とも思わなくても、不都合なところがあれば、そのありがたさに気づくことだって、少々ひねたこの体、誰かの杖の代わりにはなれないけれど、せめて困っている人に優しい言葉の一つぐらいかけることを、考えるのも。。。



No.747「杖とぬいぐるみと温泉と」    2015(平成27)年11月13日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路脇、杖を片手に歩いている高齢の女性がいました。右足の具合が悪そうで、少し引きずりながらです。見ると、杖を持った手の下あたりから、小さな物が紐で下がって。あれは、出かけた時、他の誰かの杖と間違えないようにという目印なのか。
 坂道の途中付近、女性高校生が駅の方へ向かって歩いていたのですが、あの時間だと登校時間に遅れるよう。首から鼻のすぐ下まで、暖かそうなチェック模様のマフラーをしてです。通り過ぎてバックミラーを見ると、リュックの下に、小さなぬいぐるみが下げられて。
 さて、やわらかな日射しが秋の終盤を感じさせられるこんな日は、あったかい温泉に入り、いくつになってもおしゃれ、いえいえ、おしゃれごころは大切なもの、おしゃれとは縁遠いこの身は承知のすけなれど、いつまでも感性豊かでいられるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.746「雪吊りと送電線と温泉と」    2015(平成27)年11月12日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、公民館前で、樹木の雪吊り作業をしていた高齢の男性。紺色の野球帽に、西部劇に出てくるような、茶色いベルトを腰に巻いてです。ベルトの後ろに、道具をいくつか下げて、長靴履き。見ただけで、この人へなら安心して仕事を任せられるかのよう、サマに。
 愛本橋へ近づくと、真上を走っている送電線が目に入りました。太陽の光を浴びて、どれも真っ白なのです。まるで、飛行機雲のように。それにしても、白すぎるなと思って見たら、一部違う色も。送電線って、どうやら同じ種類ではなさそう。あれは、用途によってか。
 さて、青空に白い雲がまぶしく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、まず格好でいいから内容はその後に、なんて教えられたのは、新入社員の頃だったかも、今更格好で認められないのは納得しているこの身なれど、その場に応じた服装や話し方をしていたか、考えるのも。。。



No.745「白い花と側溝と温泉と」    2015(平成27)年11月11日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路に面している庭の木に、小さな白い花が咲いているのが目に入りました。見たところ、まるで桜のよう。まさかと思ったのですが、確か昨年の今頃も見たぞ、と記憶がよみがえって。散る花もあれば、これから咲く花も。だから、自然は素晴らしいものだなと。
 少し進んだ坂の途中、道路の左端で腰を曲げしゃがんでいる高齢の女性が。暖かそうな黒っぽいベストを着てです。横を通り過ぎバックミラー越しに見ると、橙色した果実らしき物を側溝へ捨てているでは。いけません。人の手本になるべき年配の人が、あんなことをするなんて。
 さて、霧のように細かな雨が降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、人の手本になれないことは、はなから承知しているこの身なれど、せめてお天道様の下を大手を振って歩ける日を重ねていたか、考えるのも。。。



No.744「電気工事とトレーラーと温泉と」    2015(平成27)年11月10日掲載
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 今朝は、小雨。
 出勤途中、学校近くの電柱の下で、何やら作業をしている若い男性が。白いヘルメットに、上下緑色のカッパを着てです。近くに軽ワゴン車が止められており、後ろのドアが大きく開けられたままで、電柱に設置されている箱を開いて。そうか、緊急事態で呼ばれたか。
 愛本トンネル手前、左側から大きく右折してくる、大きなトレーラー。荷台には、コンクリートの長いブロックのようなものが積まれており、あれは見るからに相当な重量。その後ろにも別の一台が続いており、どこかで大きな工事があるよう。どうか、事故などありませんように。
 さて、小さな雨が降っているこんな日は、あったかい温泉に入り、小さな仕事がきちんとできない人に、大きな仕事ができるはずなんて、目配り気配りが誰より劣っていることを自覚しているこの身、せめてやることだけでもきちんとやっていたか、考えるのも。。。



No.743「生け垣とカリンと温泉と」    2015(平成27)年11月9日掲載
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 今朝は、曇り。
 勤途途中、道路に面している生け垣が、真っ赤に紅葉しそれは見事なくらい。葉は小さいのですが、赤色が強く、向こうから目に飛び込んできます。何軒かの家にある生け垣、この時期のために植えてあると言っても、あながち間違いでは。紅葉が、いよいよ里へも到来か。
 道路沿い、あずまやの近くに、何本かの木が植えてあります。普段、見過ごしているのですが、薄い緑色の大きなリンゴのような果実が、たくさんなっているに気がつきました。どうやら、あれは、カリン。でも、あれだけ大きくなるまで、気がつかないなんて。
 さて、空気が生暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、うっかりしたからと笑って許される場合もあれば、それでは済まないことも、小さなミスも重なれば大きなものに、そんなミスを防ぐため、つたないこの頭をどうフル回転させておくか、考えるのも。。。



No.742「畑仕事と煙と温泉と」    2015(平成27)年11月7日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路横に見慣れた自転車が、置かれていました。少し離れたところにある鉄塔の下、高齢の女性が立ったまま腰を曲げ畑作業。頭に白い手ぬぐいをかぶっているのが、遠目にもはっきりです。雪が随分下りてますから、今年頑張った畑仕事も、そろそろ終盤に近づいてきたかなと。
 愛本橋に近づいた頃、白い煙がモクモク。煙の方に目をやると、それは、ある家の後ろに置かれたドラム缶から。近くに人の姿は見えなかったのですが、枯れ木や落ち葉などを燃やしていたのでしょう。この時期、火を見るとなんだか、心まで引きつけられるようで。
 さて、穏やかな秋の日を感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、黙っていてもその人の側へみんな集まってくるのは人徳というもの、物や金、肩書きなどに関係なく人を引きつける魅力のある人間になるにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.741「リュックと猿と温泉と」    2015(平成27)年11月6日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、駅の方へ向かって歩いている高齢の男女とすれ違いました。つばのある帽子をかぶり、女性は背中にリュック、男性は肩からバックを提げてです。服装などからして、紅葉でも見に行くのか。夫婦のようでしたが、先を歩いていたのは女性、男性は後から追いかけるように。
 坂の途中へ来た時、右側斜面下に黒っぽい固まりのようなものが動いているでは。近づくと、小さな猿2匹がじゃれあうようにしながら斜面を上の方へ。あれは、おそらく兄弟、エサを探して里まで下りてきたのでしょう。朝食、ちゃんと採れたのならいいのですが。
 さて、空気が生暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、食卓につくと、黙っていても食事が出るものだと勘違いをしているこの身、たまには少々まずい料理でも作って誰かさんをびっくりさせることなど、考えるのも。。。



No.740「大根と百合と温泉と」    2015(平成27)年11月5日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路側にある畑で、20センチほど白い頭を出している大根に目が止まりました。これからの時季、大根は煮物や漬け物などいろんな料理に使えます。あの太さだと、もう少しで収穫できそう。雪の下から掘り出す大根もおいしいとか、それもまた楽しみで。
 坂の上り口付近に小さな祠があり、その前に白い百合の花が供えられていました。花瓶の中には、他にもいろんな種類の花が。百合が咲く時期、ちょっと違うような気はするのですが、今は年中手に入るのかも。供えられた花を見ると、心の中に誰かの優しさが伝わって来るようで。
 さて、青空の下、山の紅葉がどんどん近づいているのが分かるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも打算だけで動いている気がするこの身、たまには代償を求めず、誰かや何かのためこの体と頭を使うことを、考えるのも。。。



No.739「雪吊りと煙草と温泉と」    2015(平成27)年11月4日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路側にある家の庭で、カッパのフードをかぶった高齢の女性が、庭木の雪吊り作業をしていました。大人の胸の高さぐらいある木で、緑色の葉が山のような丸い形に刈り揃えられて。そこに、竹が斜めに立てかけられており、これから縄で縛る作業が始まるよう。
 愛本橋を過ぎたあたりで、向こうから一台の車がこちら側へ向かって。車の窓が四分の一ほど開いており、寒いだろうにと思って見ると、運転席で煙草を片手に持った女性が。窓を閉めたまま煙草を吸うと、車の中に臭いがこもるため、やはり新鮮な空気が必要のようで。
 さて、遠くに見える山の随分下まで雪が見えたこんな日は、あったかい温泉に入り、これまでやっていたやり方こそ一番と、改革のかの字も考えず、ただ漫然と日を重ねてきているこの身、ここは一つ頭の中に新しい風を吹き込み画期的な方法を探ることを、考えるのも。。。



No.738「干し柿と駐車と温泉と」    2015(平成27)年11月3日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路近くにある屋根付き駐車場の左右に、干し柿が下げられているのが目に入りました。それが、まるですだれのように端から端まで。色は黒っぽくなり始めたばかりで、おいしく食べられにはまだ時間がかかるよう。太陽の恵みは、こんな所にも。
 職場に近づいた頃、道路にくっついた車庫の前に、車が1台斜めに止められていました。女性が車庫のシャッターを閉めどこかへ出かけようとしていた所。でも、車を道路の真ん中に止めているので、向こう側から来た車が進めず停車。どうして、車をきちんと出してから、やらないのかなと。
 さて、青空が気持ちよく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、人の痛みは百年でも我慢できるもの、しかし我が身にささったとげだと、どんなに小さくてもその痛みは全身で感じます、この身から周りの誰かにとげを乱発していなかったか、考えるのも。。。



No.737「自転車と肥料と温泉と」    2015(平成27)年11月2日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、道路側にある家の駐車場シャッターを、半分開けて出てきたのが、男子中学生。登校時間が、少しばかり遅くなったようです。自転車で、頭には白いヘルメット、上着はカッパを着用してるのですがズボンは雨具なし。そうか、濡れることを厭わないのも若さというものか。
 交差点に近づいた頃、道路に面している田んぼのあちこちに、キャベツらしき葉が撒かれていました。濃い緑色した葉で見る限りまだ食べられそうですが、収穫の際不要になったよう。化学肥料のほか自然に腐敗した野菜なども、田んぼにとってはとてもいい栄養。
 さて、雨のため寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、化学肥料が出回る前の頃、田んぼや畑の肥料は身近にあるものを有効に活用、今、あの時のように体を動かし知恵を絞って仕事に立ち向かっているか、考えるのも。。。








本波 隆(ほんなみ たかし)

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