ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.714「交通指導員と松と温泉と」    2015(平成27)年9月30日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路のすぐ横に白いヘルメットをかぶり薄い水色のシャツを着た、交通指導員が立っていました。今日は、交通安全週間の最終日。いつも見かける指導員の人で、車の中から頭を下げると手に持った黄色い旗を上げて返礼。あの人のいるあの場所でしたら、きっと交通事故はゼロ。
 職場に近づいた頃、大きな松の木のすぐ前が片道通行。すぐ側に、クレーン車が止まっており、見上げると箱のような中に人がいて作業中。どうやら、葉や枝の剪定などをしていたよう。あの松は、御前林といわれている松並木の中で残っている、貴重な一本。大事にしなければ。
 さて、ヒンヤリした風が、秋を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、そのままにしておくと消えてなくなってしまうことがある古の知恵、失ってから取り戻せないことに気づく前、まずは身近なところで後世に残すべきものをリストアップすることから、考えるというのも。。。



No.713「コスモスと水たまりと温泉と」    2015(平成27)年9月29日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路のすぐ近くにピンク色のコスモスが咲いていました。背が随分高く、何本もまとまってです。あれは、きっと土地の所有者が植えたもの。今の時期、花を目にすることは多いのですが、一時の元気さは見られないようで。紅葉まで、もう少しか。
 職場へ近づいた頃、道路側にある田んぼの隅あたりに、水たまりがあるのに気がつきました。あれは、稲刈りをした時に、コンバインが動いた跡。降った雨水がたまり、それがあんなに残って。稲刈り時期に雨が何日も続きましたが、まさかあんなにぬかるんでいたとは。
 さて、高い青空が秋を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも上辺だけで判断しがちなこの身、人の心の奥に潜むものまで感じられるよう自分を磨くにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.712「腕章とブルーシートと温泉と」    2015(平成27)年9月28日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、公共施設へ近づいた頃、紺色上下ジャージ姿の女子学生が一人で道路を。通りすがりに見ると、中学校高学年ぐらいの学生さん。左腕に黄色い腕章をしていたのですが、文字までは見えず。委員名かボランティアなどが印字され、その活動のためどこかへ行く途中だったか。
 信号機で止まった時、洗濯物を出している女性が目に入りました。その女性、洗濯物が終わると、かがんでブルーシートを広げている様子。すぐ側に、紙製の米袋がいくつか置いてあり、あの中身も広げて干すつもりのよう。今日なら、雨を心配せずに干せますので。
 さて、スキッとした空気を気持よく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、頭と体に、いささか湿り気をおびてきたよう気がするこの身、たまには外へ出て、お天道様の力で余計なものをそぎ落とすことを、考えるというのも。。。



No.711「メタボとわらと温泉と」    2015(平成27)年9月25日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路横にある家の玄関から出てきた、一人の中年男性。赤い半袖ポロシャツはスマートなのですが、ふっくらした体型でお腹を見るとポコッ。あれだと、いわゆるメタボに間違いなし。運動不足は否めないようですが、自動車通勤は止められないか。
 信号に近づいた頃、道路に面している田んぼで、刈り取られたわらが何カ所か山積みにされていました。あのわらは、腐らせて田んぼの肥料にするはず。そう言えば、子供の頃わらを細かく切る「押し切り」という器具を使い、田んぼ全体にまいてた覚えが。
 さて、山に霧がかかりいつもと違った景色になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、朝早くから夜遅くまで体を使うことをいとわず文句も言わずに働いていたあの時代の人たちの、せめて足下へ近づくためにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.710「収集車とパトカーと温泉と」    2015(平成27)年9月24日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路近くにあるゴミステーションに、大きな青色の収集車が止まっていました。出されたゴミを積んでいる途中のようで、非常灯がチカチカと点滅。あそこは道路から離れたところにありますから、点ける必要はないと思うのですが。そうか、念のためにか。
 職場に近づいたあたりで、左側の方にパトカーが停車。場所は、田んぼ2枚ほど離れた道路上で、すぐ横に警察官が立っていました。その警官、田んぼを上からをのぞき込んでおり、あそこで何かあったのかも。ただ、赤色灯は点滅しておらず、重大事件ではなさそう。
 さて、シャツ1枚で心地よく感じる陽気のこんな日は、あったかい温泉に入り、運転途中パトカーを見るとビクッとするのは、心にやましいことがあるから、遅いようでもせめて今日から法令遵守の安全運転でいくことを、考えるのも。。。



No.709「猫と耕耘機と温泉と」    2015(平成27)年9月23日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、歩道付近を、白い毛に黒色まだら模様の猫が歩いていました。昔、猫や犬が外を歩いている姿をよく見かけたもの。最近、飼う人が少なくなったか、それとも家の中で飼うようになったのか。そう言えば、野良猫という言葉も耳にしなくなって久しいような。
 そこから少し進んだところにある斜面で、小さな耕耘機を運転している高齢の男性が。斜面の先には、田んぼや畑がある場所です。傾斜が急なため、まるで手で押しながらのよう。耕耘機は乗用型ではなく小さなものでしたが、あの場所だとあの大きさで限界なのかも。
 さて、優しい色を感じる青空が秋を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、大きいばかりがいいとは限らず、時には小さい方がいいことだって、それを見極めるための判断力をどうやって身につけるか、考えるのも。。。



No.708「ダンボールとナンバーと温泉と」    2015(平成27)年9月21日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路側にある小屋の玄関扉が、ダンボールで覆われていました。すぐ横にある駐車場に、建築関係作業服姿の男性2人がいて、祝祭日でも仕事は休まないよう。あのダンボール、新しい扉のガラスなどを保護するためのもので、どんなものか興味津々。
 信号で止まっていると、前から来た大型バスのナンバーが富士山。見間違いかなと思ったのですが、そうではなさそう。愛本橋を過ぎたところに停車していた車が岩手ナンバー。そして、坂を登り切ったところですれ違ったのが品川ナンバー。わずかな時間で、日本各地の車を目に。
 さて、青空に白い雲が眩しく見えるこんな日は、あったかい温泉に入り、休みでも働いている人がいて、そんな人たちのお陰で休日を楽しめることを、頭の隅でほんのちょっとだけでも、考えるのも。。。



No.707「モミジと長髪と温泉と」    2015(平成27)年9月19日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側あるモミジが、茶色く色づき始めているのに気がつきました。そのうちの葉の何枚かは、もう真っ赤に。ただ、木全体からすると緑色の葉がほとんどで、紅葉するのはまだ先のようです。すぐ向こう側にあった柿の実、こちらは色が黄色くなっており、もう少しで熟すか。
 ある公共施設の駐車場で、歩きながら携帯に触っている若い男性。上下揃いの白っぽい作業服を着て、頭には帽子です。帽子の後ろ側から、縛った長い髪の毛が肩胛骨のあたりまで伸びて。おしゃれは女性だけの特権ではなく男性だって。あの男性、そのことを率先してか。
 さて、窓から入ってくる風が寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、いつも既成概念にとらわれ、こうあるべきと思い込んでいる古い心の持ち主であるこの私、髪でも洗って心の中に新しい風を吹き込むことを、考えるというのも。。。



No.706「ガードレールとサドルと温泉と」    2015(平成27)年9月18日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、歩道側に生えている草が、ガードレールを超え、道路側へはみ出しているのに気がつきました。それも、小さな子供ぐらいの大きさです。あれ以上になると、車の邪魔になるはず。でも、毎日通っている道路なのに、これまでどうして気がつかなかったのかなと。
 橋を過ぎた坂の上り口付近で、自転車のライトをつけ駅の方へ向かっている男子高校生が。そのすぐ後ろ、白いブラウスに紺色のベストを着た女子高生が、自転車のサドルから腰を半分浮かせ、懸命にペダルを。どうやら、電車の出発時間が近づいていたようで。
 さて、通学途中半袖シャツ姿の小学生を見て、寒くないのかなとちょっと心配になったこんな日は、あったかい温泉に入り、締め切り間際にならないと本気を出さないこの怠け者、いささか遅いようでも心を入れ替え、今取り組んでいることに全力を尽くすことを、考えるのも。。。



No.705「トラックと釣り人と温泉と」    2015(平成27)年9月17日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、大きなトラックがこちらへ向かって進んできました。やけに目立つなと思ったら、前照灯と後部両側にライトをつけていたから。ライトを点けねばならないほど暗くは感じなかったのですが、安全のためには。専門の運転手さん、やはり基本に忠実だなと。
 愛本橋の上から下流側を見たら、釣り人が雨具もつけず、竿を手にしていました。昨日までは、何人かの人たちが釣りをしていたのですが、さすがに今日はその一人だけ。釣りは、晴れや曇りの日でなければと思い込んでおり、知らないということは恥ずかしいもの。
 さて、車の窓をほんの少し開けただけでも寒く感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中なんてこんなものだと知ったかぶりをしているこの身、疑問に感じた時はいつでも辞書を取り出せるよう準備をしておくことについて、考えるというのも。。。



No.704「アサガオとヘルメットと温泉と」    2015(平成27)年9月16日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いの家の前に、青色のアサガオが咲いているが目に入りました。葉がところどころ枯れて茶色くなっており、全体に覇気がなさそう。あれだけ暑い夏を乗り切ったため、弱ってくるのも当然か。力を振り絞って咲くアサガオに、頑張れよとちょっと応援。
 信号で止まると、すぐ先にある空き地の隅で、白いヘルメット姿の男性3人が作業中。道路側に紅白の三角ポールがいくつか並べられており、2人は長方形に掘られた穴の中。深さは股の下ぐらいで、ちょっと深め。指さしながら打ち合わせをしており、何の工事なのかなと。
 さて、昨日まで黄金色の稲穂が実っていた田んぼが、もう半分近くも刈り取られていたこんな日は、あったかい温泉に入り、さしたる努力もせず、自分の力はこんなものだと変に割り切っているこの身、持てる力を総動員し小さくてもいい感動できる花を咲かせることを、考えるのも。。。



No.703「すすきともみと温泉と」    2015(平成27)年9月15日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路側に、すすきの穂があるのに気がつきました。それも、まとまってです。近くに葉が黄色く染まり始めている木も目に入り、秋の足音がすぐそこまで。中秋の名月は27日だとか。店でダンゴでも買ってすすきを飾り、満月を見ながら秋を満喫するのも。
 職場へ近づくと、遠くの田んぼにコンバインが入り、稲刈りが始まっていました。道路には、軽四トラックが4台並んで止まっており、刈り取ったもみの運搬態勢は万全のよう。開けた車の窓から、稲を刈ったあとの匂いが、ぷーんと鼻に。今日は、稲刈り日和。
 さて、雲がやけに高く見えるこんな日は、あったかい温泉に入り、やれる時にやりもせず、後からやればいいやと甘く考え、最終的にあたふた満足できない結果を連発しているこの身、せめて今取り組んでいるあのことぐらい、完全に近い形にするため早く汗を流すことを、考えるというのも。。。



No.702「2本の杖と鎌と温泉と」    2015(平成27)年9月14日掲載
_
 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある低い石塀に、高齢の女性が二人腰かけておしゃべり中。あそこに座っているのは、いつも一人なのですが、今日は連れがあるためか、にこにこ。二人とも、足が悪いようで横に杖を置いてです。お出かけも、誰かと一緒だと楽しいようで。
 坂を登り切り少し進んだところにある田んぼに、コンバインが止められていました。ただ、田んぼに水が残っており、人影も見えず、あの田んぼでの稲刈りはちょっと先になるか。その先、米を運搬する軽四トラックの側で、高齢の男性が田んぼの隅を鎌で稲刈り中。
 さて、濃い青空に真っ白な雲が目に飛び込んでくるこんな日は、あったかい温泉に入り、どれだけ準備をしていても駄目なことがあるもの、そんな時いつもうじうじしているこの身なれど、そんな時こそ無い頭を絞って次の一手をどう進めるか、考えるのも。。。



No.701「甘ウリと稲の倒伏と温泉と」    2015(平成27)年9月11日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側の畑の隅に、片づけられたツルと一緒に、黄色い甘ウリが数個あるのが見えました。色具合からして、ちょうど熟れて食べ頃かなと。畑の持ち主の家では、食べる人がいなく処分したよう。おいしくても、時季を過ぎると見向きもされないなんて。
 しばらく進んだ道路から、下の方に見える田んぼの稲が、何カ所か倒れそうに。その部分だけ黒っぽくなっていますから、目につきます。収穫間近、あれだけ雨が続きましたから、稲が倒伏するのも止む得ないか。天を仰いで、なんとか耐えてくれないかなと。
 さて、頬をなでる風がちょっと寒さを感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、世の中、自分の力だけでなんとかなると自信過剰なこの身、人間の力なんてごく小さなものだとを認め、人智の及ばぬことに遭遇したとき心の中で両手を合わせることを、考えるというのも。。。



No.700「ピンポン球と濁った水と温泉と」    2015(平成27)年9月10日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路側にある空き地に、橙色した丸い物が落ちていました。色からしてピンポン球かなと思ったのですが、どう見てもちょっと大きめ。すぐ横に大きな柿の木があり、熟す前枝から落ちたようです。もう少し頑張って耐えれば、熟したはずなのに。
 愛本橋の上から下流側を見ると、薄茶色に濁った水が流れていました。水量は普段より少し多いぐらいなのですが、いつもの清流とは異なりなんだか荒々しい様相。雨のため上流の方で土砂崩れなどがおきたのかも知れません。大きな被害、なければいいのですが。
 さて、小さな雨粒が気持ちよく感じられるこんな日は、あったかい温泉に入り、上や強い人には弱いくせ、おとなしく静かな人だと横柄な態度をとることがあるこの身、垂れるほどの重い頭は持ちあわせてないけれど、謙虚の二文字を忘れないためにどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.699「緑色のベストと軽四ワゴンと温泉と」    2015(平成27)年9月9日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、道路右側の歩道を、緑色のベストに緑色の帽子をかぶった男性が、同じ方向へ向かって歩いていました。いつも見慣れた、交通指導員の人。通り過ぎるとき運転席で頭を下げると、その指導員左手をちょっと上げ合図を返してくれたのが、バックミラー越しにはっきりと。
 しばらく進んだ愛本橋を過ぎたすぐ先にあるゴミ箱前に、軽四ワゴン車が停車中。その横で、しゃがんで何かをしている高齢の男性が。パンクなどのトラブルではなさそうでしたが、車の下の方を見ており落とし物でもしたのか。出かけた先で問題が起こると、何かと困るもので。
 さて、小ぶりの雨でも上着が必要かなと感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、問題が起きた場合に備え万全の準備をしている人から、お前は何もしてない怠け者だと罵られても、ただ下を向いて黙っているしかないこの身、せめて今日予定のあのことについて、漏れがないか念を入れもう一度見直すことを、考えるというのも。。。



No.698「マイクロバスと杖と温泉と」    2015(平成27)年9月8日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある公共施設の駐車場に、白地に赤色線が入っているマイクロバスが止まっていました。外見からして、役所関係の所有バスではなさそう。何日か前から同じ場所にあり、何かの理由で止めているようです。でも、いったいどこの車なのか。
 少し進むと、前の方に道路を横断している高齢の女性が。右手に杖を持ち、左手に大きなきんちゃく袋を提げてです。歩く速度はゆっくりでしたが、車が来るのを見つけ少しだけ早足に。腰が90度近く曲がっており、長い年月頑張って働いてきたことが、遠目からもはっきりと。
 さて、山の中腹あたりまで雲が下がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、体だけでなく頭さえ使っていないくせに、やれこんなに大変だと言いたい放題口にしているこの身、あの高齢女性の爪の垢をほんの少々頂戴し、大いに頑張ることを考えるというのも。。。



No.697「長袖シャツとこまざらいと温泉と」    2015(平成27)年9月7日掲載
_
 今朝は、雨。
 出勤途中、黒い傘を手に持ち、歩道を歩いている高齢の女性がいました。長袖シャツに、裏地のついているような暖かそうなベストを着てです。荷物は持っていませんでしたから、知人の家へでも行くところだったか。なんだか寒くさえ感じますから、高齢者は暖かくしなければ。
 橋を過ぎしばらく進んだところで、山側の斜面手前に立って手を動かしている一人の男性が。長い柄のこまざらいを持っており、刈り取った草を集めていたよう。雨は本降りになる前でしたが、カッパなどの雨具は身につけておらず、あのままだと濡れるだろうなと。
 さて、じっとしてると肌寒く、暖房器具が必要かなと思うようなこんな日は、あったかい温泉に入り、「雨で濡れることもいとわず働く気構えを持っているか」と問われると、真っ赤な顔をしてすごすご退かなければならないことを自覚しているこの身、自信を持って「はい」と答えられるためにはどうすべきか、考えるのも。。。



No.696「カンナと稲刈りと温泉と」    2015(平成27)年9月4日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある小屋の入り口付近に、カンナをかけ終わったばかりのような柱が横に何本も置かれていました。整地された土地が小屋の隣にあり、あそこに何かを建てるよう。小屋の中では、白っぽいTシャツ姿の若い大工さんが、立って仕事の真っ最中。
 坂を登り切って少し進んだ左側にある田んぼの稲刈りが、終わっていました。早稲(わせ)品種が植えられており、黄色くなっていてましたから、そろそろかなとは思っていたのですが、やはり。刈り取られた田んぼは5枚で、乾燥脱穀した後、口へ入るのはもうすぐ。
 さて、愛本トンネルの上に霧がかかっていたこんな日は、あったかい温泉に入り、収穫は一日ごとの積み重ね、八十八回のうち、たとえ一日でもおろそかにすると豊作にはつながらないもの、怠け者の我が身とすれば八十八回全てとは言わないけれど、せめて今日一日だけでも手抜きをせずに働くことを、考えるのも。。。



No.695「カラスとヒエと温泉と」    2015(平成27)年9月3日掲載
_
 今朝は、曇り。
 出勤途中、公園前の歩道で、ちょっと太めのカラスが上の方を見上げ、首をかしげて何やら考えにふけっている様子。視線の先にあったのは、葉っぱに覆われている大きな木だけ。まだ済んでいない朝食のため、目を凝らしてエサを探していたのかも。朝からお腹が空いたままでは。
 職場へ近づくと、黄色く色づき始めている田んぼの中、背の高い穂が何本か顔を出しているのに気がつきました。一見すると、まるで麦の穂。でも、あそこはお米を作っている田んぼなので、麦なんてあるはずが。除草剤の力を持ってしても、ヒエは生き残ったか。
 さて、山の方に黒い雲が目立ち始めているこんな日は、あったかい温泉に入り、あれだけのことをしているからもう安心だと、見返すこともせず手抜きをしまくっているこの身、絶対は無いことを肝に銘じ、常に振り返えることを忘ないためにはどうしたらいいか、考えるのも。。。



No.694「大人用三輪車と黄色い旗と温泉と」    2015(平成27)年9月1日掲載
_
 今朝は、小雨。
 出勤途中、道路から少し離れた所にある畑への細い道に、大人用三輪自転車が置かれていました。後ろの荷台には、丸い編み笠らしきものが置かれて。あの自転車の所有者、ポツポツとはいえ雨の中、畑仕事をしていたよう。晴れた日でも大変なのに、熱心だなと。
 少し進んだところに、白い上下のカッパを着、白いヘルメットをかぶった交通指導員が立って。手に黄色い旗を持ち、カッパの上から緑と白色の腕章をしてです。それを見て、今日1日が交通指導の日だったというのを思い出しました。地域の方々のため、雨風に関係なく立つ姿にただただ敬意をです。
 さて、涼しくてそろそろ長袖シャツに代えようかなと思うこんな日は、あったかい温泉に入り、やれ暑いから寒いからと、仕事をしないことの屁理屈の一つに天気を選んでいる大怠けのこの身、たまには雨の中傘を持たずに外へ出て、外で働いている人たちはどんな気持でいるか、考えるというのも。。。






本波 隆(ほんなみ たかし)

前のページに戻ります
トップページに行きます