ブログ「・・と温泉」 

本波 隆(ほんなみ たかし)が、2012(平成24)年10月18日〜ふなみの湯「ふれあい温泉」ブログに書いているものです。出勤日に、温泉と絡めて、毎日更新中。ブログ原文に一部手を加えてご紹介。。。


No.671「保冷ボックスと稲穂と温泉と」    2015(平成27)年7月31日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路側にある駐車場の車の中から、ちょうど高齢の男性が降りたところ。手に白と青色の、小さな箱を持ってです。あの形や色からすると、保冷ボックスか。箱の中には、冷たい飲み物や弁当などが入っているのでは。世の中、便利なものが出回って。
 職場へ近づいてきた頃、道路沿いの田んぼの色が、全体に白っぽくなっているのに気がつきました。葉は黄緑色なのですが、稲穂の色が白っぽいため、その違いが目につきます。これで暑い日が続くと、穂が少しずつ黄金色に変わっていくはずなのですが。そう、明日から、もう8月か。
 さて、薄い雲が空全体を覆っているこんな日は、あったかい温泉に入り、何かをやってもやらなくても一日は一日、時間つぶしのおしゃべりは慎んで、後で悔いを残さないため少しの時間だけでも何かのため真剣に取り組むことを、考えるというのも。。。

No.670「トウモロコシと石と温泉と」    2015(平成27)年7月30日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある畑でトウモロコシの花が芽を出しているのに気がつきました。大きな畑一面にトウモロコシが植えてあり、その上の部分と幹の途中から、白い花や綿のようなものが伸びて。あれは紛れもなくトウモロコシです。でも、今からだとお盆まで収穫できるかどうか。
 トンネル手前にある信号機付近に、卵形の石が落ちていました。それも30センチほどもある大きいものです。落ちていた場所は、反対側の車線。斜面から落ちてきたのか、それとも、トラックの荷台などから転げ落ちたのか。どちらにしても、危ない危ない。
 さて、車の窓から入る風がヒンヤリ感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分だけ注意してれば大丈夫だろうと勘違いの多いこの身、普段から周りへの注意を欠かさず物事に対処しているか、考えるのも。。。



No.669「風鈴とラジコンヘリと温泉と」    2015(平成27)年7月29日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある家から風鈴の音が聞こえてきました。風はそれほどありませんでしたから、誰かが手で触れ鳴ってしまったのかも知れません。音色からして、あれは鉄製の風鈴。そう言えば昔に比べ、窓際に風鈴にを見かけること、あまりなくなったような気が。
 職場へ近づいた頃、道路沿いにあるあちこちの田んぼに、小さな赤い三角旗が立てられているのが目に入りました。新聞に挟まれていたチラシによると、ラジコンヘリで何かを散布する田んぼの目印だとか。手作業で撒いてたことを思うと、なんて便利な世の中に。
 さて、日射しが少し和らいでいるような気がするこんな日は、あったかい温泉に入り、額に汗することが当たり前だと思っていたのは、ついこの間までのことなのに、楽ばかり追い求めるようになっている怠け者のこの身、冷たい水でも頭からかぶって心を入れ替えることを、真剣に考えるというのも。。。



No.668「七夕飾りと甚平と温泉と」    2015(平成27)年7月27日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、ある寺院の前に、赤や黄色い短冊、提灯などが飾られた七夕飾りが上がっていました。あれっと思ったのは七夕の日です。7月7日だと過ぎてもう20日。旧暦だと8月20日で、ちょっと早すぎるし、8月7日にしてもまだ10日。でも、そんなことは、まぁいいか。
 橋を過ぎたあたりで、杖を手にした高齢の男性が歩いており、白いイヤホンコードが耳から。あれは、ラジオなどを聞いていたのでしょうか。その男性、白地に紺色模様の入った甚平スタイル。七部袖にズボンも七部丈、肩の部分が開いており見るからに涼しそう。
 さて、太陽の日射しが真夏日を予感させるこんな日は、あったかい温泉に入り、暑い暑いと言う前に、おしゃれとは無縁の白いランニングとステテコに着替えてから、窓を全開にし打ち水をすれば、少しは涼しくなるかも。そうそう、去年残った蚊取り線香をどこで使うか、考えるのも。。。



No.667「ヒマワリと稲穂と温泉と」    2015(平成27)年7月25日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路側にある空き地に、大きなヒマワリが咲いてました。それも、まとまって十本以上です。昨年も同じ場所で見かけましたから、あそこには根っこが残っているのかも。黄色いヒマワリのバックが緑色の木々で、色の対比がそれはみごとなこと。
 職場へ近づいた頃、道路に面している田んぼに稲の穂が出ているのに気がつきました。あれは、たぶん早稲品種。見るとまだ薄い緑色した稲穂で、黄金色になるまでは、まだまだ時間がかかりそう。太陽と水の恵み、そして、農家の人たちの温かいお世話で、今年もきっと豊作に。
 さて、車の窓から入る風がさわやかに感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、年だけは人並み重ねていても人間として一人前になっているかと問われると、冷や汗が音を立てて流れ出そうなこの身、お世話になった人たちにせめて「ありがとう」と感謝の言葉を口にしていたか、考えるのも。。。



No.666「ブラウスと道路ミラーと温泉と」    2015(平成27)年7月24日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、白いブラウスに紺のズボンを履いた若い女性が、道路を歩いていました。背中に肩ひもを長くした、今風の茶色いリュックを背負ってです。向かっていたのは公共施設方面で、見るからに勤めて間もない人かそれとも大学生。はつらつとしていて、いいなと。
 運転中道路に設置してある、ミラーに目が止まりました。どれも同じだと思っていたら、長方形と丸い形の2種類です。道路の片側が長方形で、向かい側が丸い形のところも。そして、支柱とミラーの後ろ側は全て橙色。追い越し禁止車線と同じで、目立つように、統一したのか。
 さて、窓から入ってくる風が少し暖かく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、自分がそうされていることにも気がつかず、あの人は駄目だとレッテルを貼っているこの身、その人の本質をきちんと見極めてから対処していたか、考えるのも。。。



No.665「花壇とマラソンと温泉と」    2015(平成27)年7月23日掲載
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 今朝は、雨。
 出勤途中、トンネル前にある花壇に花が植えられているのに気がつきました。黄色や橙、赤に薄い紫色などの小さな花が、一面敷き詰められるように。旅行シーズンに入りましたから、遠方からのお客さんを目でも楽しませようと計画的に植えたのでしょう。
 愛本橋にさしかかるすぐ手前、若い男性が、右側の道路から走ってこちらの側へ向かって。白い帽子に、黒っぽい上下ウィンドブレーカーのような服を着てです。あれは、傘を忘れて走っているのではなくマラソンの練習中。雨の中でも走る姿に、ただ敬服です。
 久しぶりの雨になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、冷暖房の効いた所にいながら、やれ暑いの寒いのだのと不満たらたらのこの身、外で黙々と汗を流している人たちのことを思い、少々の不平や不満があってもグッと飲み込むようにしていたか、考えるのも。。。



No.664「トランニングシャツと編み笠と温泉と」    2015(平成27)年7月21日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、道路側にある家の前で、白髪交じりの男性が自転車サドル部分に手をかけ、何かをしている最中。その男性、白いランニングシャツに半ズボン姿でです。夏はランニングシャツが定番だったものですが、最近はTシャツなどに変わっており、珍しいなと。
 少し進んだところで、道路から見上げる所にある田んぼの畔を、黒い長靴を履いて歩いている男性が。かぶっていたのが、円錐形の編み笠。あの笠だと、野球帽などと違い蒸れないし、あご紐がついてますから少々の風でも飛んていくことは。昔のものでも、いい物はいつまでも。
 さて、太陽の光が夏日を感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、昔の物だから昔の人だから駄目と、見向きもしなくなっている気がする昨今、捨てようとしているあれについて先人の知恵と経験の積み重ねに思いをはせながら、最良の使い方を考えるというのも。。。



No.663「トウモロコシとブラウスと温泉と」    2015(平成27)年7月18日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側にある畑で、50センチほどの高さまで成長した野菜が目につきました。葉っぱや茎の形状などからして、トウモロコシに似ているような気はしたのですが何なのかは。大きな畑一面に整然と植えつけられており、収穫時期が今から楽しみです。
 学校に近づいた頃、透明のビニール傘を手に持ち、白いブラウスを着た女子高生が歩いていました。今日、学校は休みのはずなのですが、肩から紺色の大きなバックを下げ、ブラウスはスカートの中ではなく、外側に。それで、高校生だと気がついたのですが。
 さて、降った雨のお陰で涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、面倒だからを言い訳に見た目の無頓着を決め込んでいるこの身、流行の物は身につけられなくても、せめて洗濯のきいた清潔な物を着用するようにしているか、考えるのも。。。



No.662「帽子とヒマワリと温泉と」    2015(平成27)年7月17日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、帽子をかぶりリュックを背負って、自転車に乗っている女性が道路に。つばの広い灰色の帽子で、リュックは黒っぽい色です。太陽は顔を出しておらず、一日中曇り予報ですから帽子は必要ないと思うのですが、紫外線対策に万全を期してか。
 愛本橋を過ぎたあたりで、山側にある畑の隅に、ヒマワリが咲いているのが目に入りました。大人の背丈ぐらいの高さの所に、大きなヒマワリが一輪。一輪だけですが、背筋を伸ばしたようにすっと立っている姿が、遠目からもなんだから凛々しく見えて。
 さて、窓から入る風が心地よく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、物ごとを行うにあたり、たとえ自分一人だけであっても、余計な雑音に惑わされることなく、しっかりした意志を持ち続け、信じる道を歩んできたか、考えるのも。。。



No.661「外階段とアサガオと温泉と」    2015(平成27)年7月16日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側にあるコンクリート建物の外階段に目が止まりました。2階から屋上へ鉄の階段があり、それが真っ赤に錆びていたのです。屋上では洗濯物を干してるようですから、階段を使うことは頻繁なはず。老婆心ながら壊れる前、早めに手当をした方が。
 そこからしばらく進んだ家の前、アサガオのつるが3本2階まで伸びていました。アサガオのための網が張られており、つるはそこを伝って2階の軒先まで。花の姿はまだ見えませんでしたから、あの家できれいなアサガオを見られるのは、もう少し経ってからか。
 さて、雨が降ったお陰で涼しくなっているこんな日は、あったかい温泉に入り、成長が止まって随分年月が経つこの身なれど、せめて精神面だけでも停滞後戻りせず前へ進むにはどうしたらいいか、ゆっくり考えるのも。。。



No.660「移植ごてとトマトと温泉と」    2015(平成27)年7月15日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、小さな犬を連れた高齢の男性が、歩道を歩いていました。右手に園芸用スコップを持ってです。あれは、移植ごてとも言い、本来苗の植え付けなどにつかう物。あの男性、散歩の途中、子犬がしたうんちを取るために持っていたようで、使い方も様々。
 しばらく進んだ左側にある畑に、大きなトマトがなっているのが目に入りました。色は、まだ薄い緑色なのですが、何個もほらほら状態。あとしばらくで熟すはずですから、新鮮なトマトを口にできるのはもうすぐ。畑仕事の苦労が実って、いよいよその成果が。
 さて、窓から入る風が少しだけ涼しさを感じさせるこんな日は、あったかい温泉に入り、苦労もせず結果だけを追い求めている情けないこの身、野菜などが我が家へ届くまでにかかった農家の方々の苦労を噛みしめ、仕事上避けて通っていた苦労という二文字に敢えて挑戦することを、考えるというのも。。。



No.659「自動販売機とタオルと温泉と」    2015(平成27)年7月14日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある商店前で、女性が自動販売機に品物を補充していました。下に置いたダンボール箱から取り出していたのは、缶コーヒー。外へ出て喉が渇いた時、飲み物が欲しくなることがあります。そんな時、冷たい飲み物が手に入る販売機が近くあれば嬉しいもの。
 少し進んだ所で、前の方から自転車に乗ってやって来た高齢の女性。仕事へ行く途中のようで、左肩に白いタオルを下げてです。タオルは縦に4つ折りしただけで長いままなのですが、それを肩の前と後ろへ半分ずつ分けるように。あれは、すぐ汗をふけるようにか。
 さて、暑いという言葉だけでは表現しきれない太陽の熱を感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、欲しい物があった時すぐ取り出せるようなっていればいいのは分かっていても、整理整頓とは縁遠いこの身、せめていつも使っている引き出しの中ぐらい、きちんとすることを、考えるのも。。。



No.658「玄関と携帯と温泉と」    2015(平成27)年7月13日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある会社の玄関前で、黒色半袖ポロシャツに灰色のベストを着た女性社員が、ほうきを手にし窓ガラスを掃除していました。出勤時にクモの巣などに気がつき、きれいにしていたのでしょう。汚れは気がついた時にとっておけば、後で残ったりしませんから。
 愛本橋を少し過ぎたあたりで、黒っぽい車がこちらへ向かってやって来ました。見ると運転席の若い男性、耳元に携帯電話を持ち、何やらおしゃべりの真っ最中。あれだけ、運転中の携帯電話使用が禁止と言われているのに、それが守られないとはいやはや困ったもので。
 さて、車の窓を開けるとムーッとする熱風が入ってくるこんな日は、あったかい温泉に入り、決められたことは必ず守っていると自信を持って言えないこの身なれど、せめて誰かさんと交わした約束だけでも忘れずに実行できるか、考えるのも。。。



No.657「坂道と杖と温泉と」    2015(平成27)年7月11日掲載
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 今朝は、快晴。
 出勤途中、緩い坂の上り口付近、大人用三輪自転車を押しながら上がっている高齢の女性が。それほど年配ではなさそうでしたが、あの坂を自転車の乗って上がるのはつらかったよう。若い人たちだと、簡単に上れるのところなのですが、足腰が弱ってくるとそれがなかなか。
 その坂を登り切った少し先の歩道を、杖を片手に歩いている高齢の男性。あの杖は、足の具合が悪くなった時に使う物ではなく、スキーのストックに似たタイプ。その杖の先を前の方へトントンと突きながら、軽やかに歩いていました。楽しい、朝の散歩のようで。
 さて、久しぶりに朝から真っ青な空が広がっているこんな日は、あったかい温泉に入り、他人の痛みだとこれっぽっちも感じないくせに、ほんのちょっとした痛みがあると大げさに吹聴している情けないこの身、どうしたら弱い人たちの痛みを自分のものとして捉えることができるか、考えるのも。。。



No.656「松葉と工事と温泉と」    2015(平成27)年7月10日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路すぐ側にある庭先、脚立の上で松葉の剪定をしている男性。紺色上下のつなぎ服を着、松葉を一本ずつ手で取っていたようで細かな作業です。周りにある松は、丸い形に整えられており、これまで時間をかけて世話したことが、ちょっと見ただけでも。
 坂の上り口付近に差しかかった頃、道路の中央で交通指導をしている人が。どうやら、工事が始まるよう。少し進むと、車の高さぐらいの大きなケーブルが2本置いてあり、そのすぐ先に、電力会社工事の車両が停車中。朝早くから、電線の交換作業を始めたか。
 さて、愛本橋から上流側に目をやると、白い雲の間に青空が広がっているのが見えるこんな日は、あったかい温泉に入り、地道なことは面倒だと手抜きばかりしているこの身、やらねばならないあのことぐらい、お茶を飲んでゆっくりしてからなどと言わず、今すぐにでも取りかかることを、考えるのも。。。



No.655「リュックと三角ポールと温泉と」    2015(平成27)年7月9日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路に面している家から出て、車庫へ向かおうとしている一人の若い女性。黒地に赤い線の入った、リュックを背負ってです。ただ、そのリュックの肩ひもが右肩だけで、下側をベルトのように腰で巻いているもの。あれは、最近、たまに見かける形。
 少し進んだ右側に、紅白の三角ポールが立っていました。その場所、昨日までは、庭木か小屋があったはずですが、今日は更地に。どうやら、昨日、機械を使って整地したようです。でも、毎日通っているのに、昨日までそこにあったものを思い出せないとは。
 さて、霧が山にかかって幻想的に感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、うっかりで済むなら結構、でも、世の中そうでないことが多く、忘れ物だらけのこの頭、何かあればメモをするため、筆記具とメモ用紙をポケットに入れてすぐ書けるようにしていたか、考えるのも。。。



No.654「塗装と竿と温泉と」    2015(平成27)年7月8日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路側にある家の2階付近で、職人さんが壁を塗っている最中。家の前面はしっかりとした足場が組まれており、二人の職員さん灰色がかったベストを着ての作業中。塗装の色は白く、足下付近に大きな缶が置かれていました。白色ですから、あそこは土壁か。
 愛本橋へ差しかかった時、下流の方を見ると釣り人が二人、右岸側と左岸側に、それぞれ一人ずつ相向かいになる形で竿を垂らしていました。黒部川の水の色は、すっかり元へ戻っており、ダム排砂に耐えた魚たち、元気に川の中を泳いでいるのでしょう。
 さて、黒い雲が雨を予感させるこんな日は、あったかい温泉に入り、ほんのささいなことでも、大変だ大変だと口にしているこの身、あの濁流に黙って耐えた魚たちを見習って、どうすればこの軽い口にチャックが出来るか、考えるのも。。。



No.653「子供と自転車と温泉と」    2015(平成27)年7月7日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、歩道を小さな子供と一緒の、親子二人連れが歩いていました。子供は、よちよち歩きでしたから、満一歳を過ぎたぐらいか。ゆっくりした歩きで、二人の周辺だけ時間が止まっているかのよう。見ていたら、心がなんだかほんわりと温かくなって。
 少し進んだところで、自転車に草刈り機をつけた高齢の男性。後部荷台にエンジン部分を載せ、棒の部分を肩に背負ってです。ここのところ雨の日がありましたから、雑草が元気になってどんどん伸びています。空模様を見て、草刈りで汗を流すことに決めたのか。
 さて、曇って涼しい日になっているこんな日は、あったかい温泉に入り、誰かに守られていたことに気がつきもせず、自分一人だけでここまで来たと勘違いをしている恩知らずのこの身、誰かが流してくれた汗の一滴一滴に思いをはせ、せめて心の中に浮かんだ何人かにどうやって感謝を表すか、考えるというのも。。。



No.652「ほうきと進入禁止看板と温泉と」    2015(平成27)年7月6日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、道路沿いにある家の前で、長い柄のほうきを手にした高齢の女性が。そのほうき、見ると掃く部分が、なんとピンク色、どうやら樹脂製の物だったようです。ほうきの材質は、ワラなどの薄茶色だと頭にこびりついてますので、強い色を見てなんだか妙な気分に。
 職場へ近づいた頃、地元で花火大会があるため、道路中央に車進入禁止の立て看板。その手前には、迂回路表示の看板が立てられており、車が順調に流れるよう配慮がなされていました。今夜、雨にはならないようですから、年に1回の花火大会は、きっと成功かと。
 さて、曇っているためかちょっと涼しく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、これまで舟見花火大会の世話をしてきた全ての人に敬意を表し、第61回目の今夜の大会も大成功するよう念じながら、小さなこの身、大輪のとはおこがましくて言わないけれど、小さくてもいいしっかり開くためにはどんな努力が必要か、考えるのも。。。



No.651「スパナと田の草取りと温泉と」    2015(平成27)年7月3日掲載
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 今朝は、曇り。
 出勤途中、オレンジ色の長袖Tシャツを着て、道路を歩いている若い男性が一人。手にスパナを持ってましたから、仕事の途中だったのか。家庭大工で使うには大きすぎるスパナで、近くに改築中の家があり、そこで使うためのよう。暑くても半袖ではなく、長袖がその道のプロか。
 職場が近づいてきた頃、道路側にある田んぼの中へ入り、腰をかがめている高齢の男性が。どうやら田の草取りをしていたようで、見ると腰の左側あたりにある田植えカゴの中は、取っった草でいっぱい。あの男性、昨日もあの田んぼで、朝から草取りをしてましたっけ。
 さて、暑くもなければ寒くもなく、しのぎやすく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、これまでの人生、楽な道ばかり選んできたような気がするこの身、苦労という名の下に潜んで見逃した宝物を探すため、ちょっとではなく大いに汗を流すことを、考えるのも。。。



No.650「道具と濁流と温泉と」    2015(平成27)年7月2日掲載
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 今朝は、晴れ。
 出勤途中、道路沿いにある公共施設の前、周りをレンガで囲われている所に植えてある木の前で、何かの作業をしている人が。服装から見て、あれは庭師の人たちか。地面にそれらしき道具が置かれており、丸い形にさっぱりと整えられた木は、隣と比べると一目瞭然。
 愛本橋の上に差しかかると、いつもとは違った様子。黒部川が濁っており、灰色がかった茶色い水がゴウゴウと流れていました。あれは、上流のダムにたまった汚泥などを流したよう。毎年梅雨時に排砂されており、雨の降水量などから判断して、今日がその日だったのか。
 さて、朝から青空が目にまぶしく感じるこんな日は、あったかい温泉に入り、たまったウミは早く処理しないと悪化することがあるもの、だったら、あのことが原因で心の中に出来はじめている小さなしこり、少々痛くてもそろそろ本気でつぶすことを、考えるのも。。。




本波 隆(ほんなみ たかし)

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